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Googleが開発を始めたUDPベースの通信プロトコルで、のちにIETFで標準化され、HTTP/3の土台として使われています。接続開始の待ち時間を減らし、暗号化を標準で組み込む設計が特徴とされ、ChromeではQUIC関連のエラー表示の原因となることもあります。
詳しい解説
QUIC(クイック)は、インターネット上でデータをやり取りするためのトランスポートプロトコルの一つです。もともとGoogleが自社サービスの高速化のために開発を始め、その後IETF(インターネット技術の標準化団体)で標準化されました。最新のWeb通信規格であるHTTP/3は、このQUICの上で動く仕組みになっています。
従来のWeb通信で広く使われてきたTCPと異なり、QUICはUDPという軽量な仕組みの上に、独自の信頼性確保や暗号化(TLS 1.3相当)を組み込んでいます。これにより、接続開始時のやり取り(ハンドシェイク)を減らしてページ表示を速くしたり、一つのデータの遅れがほかのデータの受信を巻き込みにくくしたりする効果が期待できるとされています。
ChromeやEdgeなどの主要ブラウザや、多くの大手Webサービスで利用が広がっているといわれています。利用者が意識して設定する必要は基本的になく、対応するブラウザとサーバーの間で自動的に使われます。
一方で、ルーターやセキュリティソフトがUDP通信を制限している環境では、QUICでの接続がうまくいかず、Chromeに「ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR」のようなエラーが表示されることがあります。その場合は、ブラウザの設定やセキュリティソフト、ネットワーク機器の状態を確認するのが一般的です。
対応状況や細かな仕様は今後も変わる可能性があるため、最新の情報は各ブラウザの公式情報やIETFの公開資料を確認することをおすすめします。
自宅のパソコンでChromeを使っていて、特定のサイトだけ「ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR」と表示されて開けない——そんなときに裏側で関係しているのがQUICです。セキュリティソフトやルーターがUDP通信を止めていると、QUICでの接続が失敗してこのエラーが出ることがあります。画面には名前が出にくい存在ですが、ふだんの快適なWeb閲覧を支えている縁の下の力持ちといえる技術です。
別の呼び方
クイック
Quick UDP Internet Connections
QUICプロトコル
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