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室内アンテナは電波の受信が難しい
屋外のアンテナと比較して、室内アンテナは電波をしっかりと受信することが難しい傾向にあります。そのため、室内アンテナを設置しても実際に正常に地デジ放送を受信し、視聴できるかどうかはわからない場合がほとんどです。
屋内で使用する室内アンテナで正常に地デジ放送を視聴するために、室内アンテナを選ぶ際には特に下記の点を頭に入れておきましょう。
1.指向性と非指向性
室内アンテナには指向性と非指向性というものがあります。指向性の強い製品とは、特定の方向の電波だけを強く受信する製品のことです。反対に、非指向性の製品は広い方角で電波を受信することができるものの、強い電波でないと正常に受信できないという傾向があります。
電波塔の方向が分かっている場合には、指向性の強い製品を電波塔の方向に向けて使用することで、正常に受信できる可能性が高くなるでしょう。また、メーカーによってはブースターを用意している場合もあるので、電波の受信レベルが心配な場合には合わせてブースターを設置して、受信している電波を増幅させましょう。
指向性の強い製品を使用する場合には、方向調整が特に大切です。電波塔の位置を確認し、微調整を繰り返しながら一番強く電波を受信できる方向に合わせましょう。
2.コンクリートか木造家屋か
地デジ電波などの電波は、鉄筋コンクリートよりも木造家屋の方が通りやすい傾向にあります。そのため、住宅が木造である場合の方が室内アンテナで十分に視聴できる可能性が高くなります。また、窓ガラスに鉄線などが入っている場合は、これも電波を遮断してしまう原因になりますので注意が必要です。
3.大きさとデザイン
また、正常に電波を受信できるかだけでなく、継続して長く利用するためには部屋に合った大きさとデザインの製品を選ぶことが大切です。部屋に合っておらず、違和感を覚え、結局屋外アンテナを設置することになった場合などは二重でコストがかかってしまいます。室内にあっても違和感のない製品がなければ、初めから屋外アンテナの方向で動いた方が良いでしょう。
室内用アンテナが機能するかは一種の賭け
室内用のアンテナを設置するにあたって、一つ注意したいことは、設置したからと言って必ずしも映るとは限らないということです。購入して映らなかったからといって、返品するということはできないので、一種の賭けに近い状況になります。室内は、電波を受信する環境としては当然感度が下がるので、その辺を考慮しておく必要があるでしょう。
ある程度は可能性をチェックできる
まずは、ワンセグテレビが映るかどうかをチェックしましょう。ワンセグすら映らない状況であれば、室内アンテナを設置しても映りません。携帯やポータブルテレビ、またはカーナビなどを用いて試すとよいでしょう。ただし、ワンセグが映ったからと言って、地デジが映るとは限りません。カーナビならば、フルセグ対応のものが多いので、フルセグ受信ができれば映る可能性が大きいでしょう。
物件に入居する前に確認をしよう
基本的には屋外アンテナで地デジを受信できることが一番です。そのため、物件に入居する前にまずは屋外アンテナがあるのか、ない場合は設置することに問題がないかを確認すると良いでしょう。室内アンテナでの地デジ放送の視聴には様々な壁があるので、まずは正攻法で対応できるように動いてみるのが良いでしょう。
平面アンテナを使うのも一つの手段
電波塔からの距離があり、室内アンテナで地デジの電波を正常に受信できない場合には、「平面アンテナ」を検討するのもおすすめです。
平面アンテナは、素子アンテナと比較すると受信感度は弱い傾向がありますが、戸建などの壁の側面に設置することができ、そのスタイリッシュな見た目から家の経験を損なうこともありません。
室内アンテナよりも、屋外にある分受信感度は高めになりますので、室内アンテナでは弱いけれど、素子アンテナは設置したくない方は、一度平面アンテナを検討してみてください。
電界強度を確認する
電界強度とは、その地域で受信できる電波の強度を示したもので、下記に分類されます。
- 強電界地域
- 中電界地域
- 弱電界地域
地デジアンテナは、その他の受信方式のアンテナと比較して電波を受信する能力が低いため、基本的に「強電界地域」でしか使用できないと考えておく方が賢明です。
室内アンテナを使用している地域の電界強度を確認したい場合には、一般社団法人運営A-PABの「地デジの放送エリアの目安」確認サイトからチェックしてみると良いでしょう。
https://tv-area.jp/#/
主要な電波塔からどの程度距離があるかを確認できます。
もしより詳細に調査したい場合には、専門業者に依頼してBER値やMER値などを電界強度計で調べてもらってください。
おすすめ地デジ用室内アンテナ
日本アンテナ「UDF85B」
リーズナブルな価格でブースター内蔵の室内用アンテナとして使用できるのが日本アンテナの「UDF85B」です。
室内・屋外両用で使うことができ、壁掛けフックもあるので地面に収納スペースを設ける必要もありません。
筆者も実際に使用しておりますが、設置も簡単ですぐに視聴開始できたので本当におすすめです!
色々試して受信できる場所を探してみる
購入したけれど、結局映らなかったという状況になってしまっても、返品することはできないので、何とかして受信しやすい場所を探してみましょう。窓際付近は外からの電波が届く可能性があるので、一番最初に試してみたいところです。購入前に電波の発信所の位置も確認しておけば、指向性・無指向性のどちらを購入するかの選択もしやすいでしょう。
最新の室内アンテナ技術と選び方のポイント
最近の室内アンテナ技術は大きく進化しており、従来の製品と比べてより高感度でコンパクトなデザインの製品が増えてきています。特に、ブースター内蔵型の室内アンテナは、電波が弱い地域でも地デジの受信がしやすくなっており、価格も手ごろなものが多いです。また、Wi-Fiとの干渉を防ぐ技術も搭載されているため、インターネット環境が充実している家庭でも問題なく使用できます。
4K・8K対応室内アンテナの必要性
地デジだけでなく、4Kや8K放送を視聴する際には、対応したアンテナが必要です。これらの高精細な放送を受信するためには、UHFだけでなく、VHFやBS/CSの電波もキャッチできるマルチバンド対応のアンテナが必要となります。最新の室内アンテナでは、これらに対応した製品も販売されており、特に都市部では強力な電波を受信できるモデルが多く登場しています。
5G時代に向けた電波環境の変化
5Gネットワークの導入が進む中で、電波環境も大きく変化しています。特に、5G基地局が増えることで電波の密度が高まる地域では、従来のアンテナでは受信が不安定になる場合もあります。最新の室内アンテナでは、このような電波の影響を最小限に抑えるためのフィルタリング技術や、高感度のアンテナが開発されています。これにより、より安定した地デジ受信が可能になり、将来の放送規格にも対応することができます。
よくある質問例
- Q: 室内アンテナでも4Kや8K放送は視聴できますか?
- A: はい、対応した室内アンテナを使用すれば、4Kや8K放送も視聴可能です。対応モデルを選ぶ際には、UHFやVHFの他に、BS/CSにも対応した製品を選ぶと良いでしょう。
- Q: 5Gの普及が地デジ受信に影響を与えるのですか?
- A: 一部地域では、5Gの電波が従来の地デジ放送に干渉することがありますが、最新の室内アンテナはこれに対応した製品が多く、安定した受信が可能です。
よくある質問と回答
Q: 室内アンテナで地デジが受信できない場合、どうすればよいですか?
A: ワンセグやフルセグで受信状況を確認し、平面アンテナを検討することが有効です。
Q: 室内アンテナの受信感度を改善する方法は?
A: 電波塔の方向を確認し、アンテナをその方向に向けて設置すると改善する場合があります。
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