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Android OSアップデート完全ガイド:メリットと注意点を徹底解説

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Googleが開発・提供するOSといえばAndroid。スマホ・タブレットに実装されるものですが、だいたい1年ごとに大きなアップデートを挟みます。

そこで気になるのがAndroidのバージョン。2018年に登場した最新バージョンはAndroid 9(Pie)ではあるものの、これまで積み重ねてきたそれぞれの違いなんかは正確に把握しきれません。

今回はそんなAndroidのバージョンに着目して、バージョンによる違いとアップデート時の注意点をメインに紹介していきます。

この記事のまとめ:

この記事のまとめ:

AndroidのOSバージョンは定期的にアップデートされ、新機能の追加やセキュリティの向上が行われます。最新バージョンを使用することで、新しいアプリの互換性が確保され、バグ修正やセキュリティ強化のメリットが得られます。しかし、古い端末では最新OSが動作しない場合があります。 バージョンアップの際は、Wi-Fi環境下で十分な電池残量と空き容量を確保し、重要なデータのバックアップを取ることが推奨されます。アップデート後は元のバージョンに戻すことが難しいため、事前に評判を確認するのも良いでしょう。 端末の設計寿命は2〜3年程度で、バージョンアップを重ねると動作が遅くなることがあります。これは買い替え時期の目安になることもあります。 最新のAndroid OSを使用することで、新機能や最新アプリを楽しめますが、端末の互換性や性能を考慮しながら、適切なタイミングでアップデートすることが大切です。

Androidのバージョンごとの違い

主にスマホ・タブレットで使われるAndroid OSは、iOSやWindows OSといったほかのシステムと同様に定期的なバージョンアップが行われます。

そしてAndroid OSは必ずしも手に入れた際に最新バージョンが使われているというわけではなく、オークションやフリマアプリなどで中古端末を購入すると過去バージョンの場合もあります。そのほか、比較的新しい端末であってもバージョンは古いままというパターンも存在。

それでは、Android OSのバージョンによる違いは何があるのか解説します。

現在のAndroidOSのバージョンを確認する方法

自分が使用しているAndroidスマートフォンのOSバージョンを確認する手順は下記の通りです。

  • 「設定」アプリを開く
  • 画面下部にスクロールして移動し「デバイス情報」をタップ
  • 「Androidバージョン」をタップ
  • Androidバージョンを確認する

インストールできるアプリが異なる

Android OSの場合はGoogle Playからアプリをインストールするのが一般的ですが、バージョンによっては対応・非対応の差があります。そしてアプリが使用端末のバージョンに対応していなければ、使用できないというのが難点です。

なお、アプリ自体が古く最新バージョンに対応していないという場合と、アプリが新しくて端末のバージョンが追い付いていないというパターンが存在。どのみちアプリバージョンの違いによってインストールできるアプリは異なるので、端末を購入する際は考慮する必要があります。

もちろん新しい端末で最新バージョンを搭載されたものを使うというのが得策ですが、上述の通りアプリが古くて使えないという場合もあるので注意です。オークションやフリマアプリなどで購入する場合は、遊びたいアプリと端末のバージョンについて確認してください。

古いパソコンなら最新OSインストールが可能!Androidは・・・

では、古い端末であっても最新のAndroidをインストールすることはできないのでしょうか。

たとえばパソコンの場合、かなり古い機種であっても最新のOSをインストールすることは不可能ではありません。Androidは基本的にフリーで利用できるOSなので、ユーザーが最新バージョンをダウンロードすることは可能です。

ただ、それを古い端末にインストールしても動かないことがほとんどです。

なぜかというと、スマートフォンにインストールされているAndroidはメーカーによって端末に合わせたカスタマイズをされていることがほとんどで、ネットからダウンロードできるものはそのカスタマイズがされていないため、正常に動作しないことが多いのです。

なので、メーカーが公式に配布しているOSでない限り、動かすことはできないと考えておいたほうが無難です。

スペックの差がある

Android OSのバージョンは頻繁にアップデートが行われているため、古い端末ほど古いバージョンが搭載。例外もありますが、新しい端末なら最新バージョンが搭載されるという傾向にあります。

そこで問題となるのが、スマホ自体のスペック。スマホ端末は毎年たくさんの新機種が各メーカーから販売されていて、新しいモデルほどスペックも高くなります。逆にいえば、古い端末はそれだけスペックも低いというのが現状です。

スマホのバージョンが低いほどスペックは低く、高ければ性能もよくなる傾向にあると覚えておいてください。また、古い端末で最新バージョンを使おうとした場合、スペックが足りずに実用できない可能性もあるのが難点です。

最新OSであることが最低条件

仮に古いバージョンのOSを搭載した端末でアプリをインストールしたいと思った場合、できるのでしょうか。答えは基本的にできません

というのも、Google Playからアプリをインストールしようとすると最初にバージョンチェックが行われます。このときアプリが対応するバージョンに該当していなければインストールが中止されるため、根本的に入れられません。

アプリの開発が精力的に行われているなら対応バージョンもそれだけ新しくなり、古いものは放置されます。以上より、みんながよく遊んでいるような開発がさかんなアプリを遊びたいなら最新OSであることが最低条件です。

なお、OSのバージョンアップの時期は逆にアプリの対応が追い付かないケースもあります。

古いOSなら古いバージョンを

ですが、そのアプリの古いバージョンは古いOSで動作している端末にインストールできる可能性があります。なので、それを入手すれば利用できるかもしれません。

ただ、古いアプリは公式マーケットでは配布されていないので、非公式のマーケットかあるいはアプリを制作した個人、あるいは会社のサイトなどから入手する必要があります。このうち、非公式マーケットからの入手はリスクがあります。

というのは、そのマーケットの運営者が勝手にアプリを改造している可能性がゼロではなく、不必要な権限がつけられて、スマートフォンの情報が勝手に送信されるといったことがあり得るからです。

なので、どうしても古いアプリを入手したい場合、できる限り、作者のサイトからダウンロードするようにしましょう。とはいえ、作者がやはり不要な権限をつけて配布する可能性もあるので、注意しなければならないことには変わりありません。

機能面の違いも存在

Android OSのバージョンによる違いは、機能面にも影響します。古いバージョンには搭載されていない機能が新しいバージョンに付加されていたり、使われない機能は排除されたりするからです。

代表的な機能といえば、マルチウインドウ。スマホ画面を分割してブラウザやアプリを2個同時に表示する機能ですが、実装されたのはAndroid 7からなので、それより古ければ搭載されていません。

ほかにも通知領域が拡張されることで直接返信ができるようになったり、画面のズーム機能や細かい機能面に違いが見られたりします。

新しい端末を使っていてサブ機として古いものを購入した場合、バージョンの違いで好みの機能が実装されていないというパターンにも遭遇するので注意が必要です。

Androidのバージョンアップ方法と効果

Androidを利用するスマートフォンやタブレット端末のシステムは、購入時期ごとに違うバージョンのOSがインストールされています。パソコンを使用しているとOSのセキュリティ更新を行う必要がありますが、スマートフォンやアンドロイドなどの携帯端末もパソコンと同じようにシステム(OS)を更新する必要があります。

OSのバージョンアップを行うことで、Androidシステムの更新をすることができます。

インストールの効果

バグ修正

システムを最新の状態に更新することで、セキュリティーの問題やプログラムのバグが修正されます。端末に保存されている個人情報や各種サイトのログインID・パスワードなどを守るためには、常に最新版のOSをインストールしておく必要があります。

最新アプリ

新しいバージョンのシステムをインストールすると機能が追加され、最新版のアプリが使えるようになります。 Androidではバージョンアップができるようになると、アプリの更新と同じように自動的にメッセージが表示されます。

新機能の追加

OSのアップデートには小さなものと大規模なものがあります。なかでも大規模なアップデートはバージョンの数値が上がるもので、目玉となる新機能の追加も用意されているのが一般的です。新機能を使いたい場合は当然バージョンアップは不可欠なので、おすすめします。

バージョンアップの方法

新しいバージョンが用意された場合は、基本的にスマホの通知として「ソフトウェアアップデート提供開始」といったものが表示されます。出てきたら通知をタップして、「今すぐ開始」などの文字をタップすればインストールは開始されるので簡単です。

そのほか、時間予約や設定画面からでもアップデートは行えます。アップデートの通知を「後で」をタップして逃してしまったという場合は、スマホの設定画面から端末情報などに入り、「ソフトウェアアップデート」といった部分を見つけてください。

Androidのバージョン更新前に注意すべきこと

システムの更新をするための操作は非常に簡単ですが、作業をする前にチェックすべき点があります。

Wi-Fi下で行う

最初に更新プログラムのダウンロードが行われますが、ファイルのサイズが大きいので電話回線ではなくてWi-Fi接続環境で通信するようにします。

キャリアの回線で行った場合は通信制限がかかったり、月額料金の増加の原因になったりもします。

電池残量に注意

Androidのバージョンアップ作業を行うと、重要なシステムファイルが書き替えられることがあります。もしも更新中に端末の電源が切れて作業が中断されてしまうと、システムが正常に起動できなくなってしまう恐れがあります。このため、電池の残容量が少ない時は更新作業を開始しないようにしましょう。

電池の残量が70%かそれ以上で、安定してWi-Fi接続ができる環境で作業を開始するようにします。電池容量が少ない場合には、USBケーブルを接続して充電しながら更新作業をすることもできます。

空き容量を確保

一時作業用のファイルを保管するために、一定のストレージ容量が必要です。このため、ストレージに数GB程度の空き容量がある状態で作業をしましょう。

更新作業は20分以上かかる場合があるので、この間は端末を操作しないようにします。作業が完了するとシステムが自動的に再起動して終了します。

バージョンは戻せない

注意点として、一度バージョンアップをすると以前のバージョンに戻すことができなくなります。システムを更新すると壁紙やフォントの形などが変わる場合があり、慣れるまで違和感を感じることがあります。

新たな機能が追加されて便利に使えるようになりますが、システムへの負担が大きくなることで動作が重くなってしまう場合があります。システムの更新は頻繁に行われるものではありませんが、何度か更新をすると動作が遅くなることがあります。

更新をする前に口コミサイトなどで既にバージョンアップした人の感想や評判を確認すると良いでしょう。

ちなみにバージョンは絶対に戻せないというわけではありません。ただし専用のツールが必要で、気軽にできるものではないので基本的に一方通行としてください。

念のためバックアップを

通常はシステムの更新をしてもストレージに保存されているファイルが消えることはありませんが、万一に備えて重要なファイルはSDカードやオンラインストレージなどの外部メモリにバックアップをしておくようにしましょう。

スマートフォンやタブレット端末の機械的な設計寿命は2~3年とパソコンよりも短いため、システムの更新を何度か経験して動作が遅くなる場合には、電池の劣化など端末自体の寿命で買い替え時期を迎えている可能性があります。

機械的な設計寿命を考慮すると、システムを更新することで極端に動作が遅くなる場合は本体の寿命と考えることができます。

起動中のアプリなどは切断

アップデート作業にはスマホ本体に多少の負荷がつきものです。アップデート時にアプリや何かを起動したままだと負荷が重なり、更新が止まったり固まったりなどの原因になる可能性があります。

可能であればアプリや何か起動しているなら停止。できればバックグラウンドで動いているものも停止するなどしてから、アップデートを開始するようにしてください。

よくある質問と回答

Q: 古い端末でも最新のAndroid OSにアップデートできますか? A: 基本的に難しいです。メーカーが公式に配布しているOSでないと、正常に動作しない可能性が高いです。

Q: バージョンアップ後、以前のバージョンに戻せますか? A: 通常は戻せません。専用ツールを使えば可能な場合もありますが、一般ユーザーにとっては難しい作業です。

Q: アップデートするとどんなメリットがありますか? A: セキュリティの向上、バグ修正、新機能の追加、最新アプリとの互換性確保などのメリットがあります。

Android 14の新機能と対応デバイス

Android 14(開発コード名:Upside Down Cake)は、2023年10月にリリースされた最新のAndroid OSです。以下に、主要な新機能と対応デバイスについて詳しく解説します。

主要な新機能

  1. AIによる高度な写真編集:
    • 写真アプリ内でAIを活用した高度な編集機能が追加されました。背景の削除や人物の表情変更などが簡単に行えます。
  2. セキュリティとプライバシーの強化:
    • アプリの権限管理がさらに細分化され、ユーザーが個々の権限をより詳細に制御できるようになりました。
    • 生体認証の精度が向上し、なりすまし防止機能が強化されています。
  3. バッテリー寿命の最適化:
    • 新しい省電力アルゴリズムにより、バックグラウンドプロセスの管理が改善され、バッテリー持続時間が約15%向上しました。
  4. ユーザーインターフェースの改善:
    • 新しいマテリアルYouデザインが採用され、よりパーソナライズされたUI体験を提供します。
    • 大画面デバイス向けの最適化が行われ、タブレットやフォルダブルデバイスでの操作性が向上しています。
  5. 言語サポートの拡充:
    • 60以上の新しい言語がサポートされ、グローバルユーザーのアクセシビリティが向上しました。

対応デバイス

Android 14は、以下のデバイスで利用可能です(2023年11月時点):

  1. Google Pixel シリーズ:
    • Pixel 5以降のすべてのモデル
  2. Samsung Galaxy シリーズ:
    • Galaxy S21以降のフラッグシップモデル
    • 一部のGalaxy AシリーズとGalaxy Mシリーズ
  3. OnePlus:
    • OnePlus 9以降のモデル
  4. Xiaomi:
    • Xiaomi 12シリーズ以降
    • 一部のRedmiモデル
  5. OPPO:
    • Find X3シリーズ以降
  6. その他のメーカー:
    • 各メーカーの最新フラッグシップモデルを中心に順次展開

ただし、実際のアップデート時期はデバイスメーカーやキャリアによって異なる場合があります。お使いのデバイスのAndroid 14対応状況については、メーカーの公式サイトで確認することをおすすめします。

まとめ

Android OSのバージョンによる違いからアップデート方法、注意点まで紹介させていただきました。バージョン自体は古いよりも最新のほうがおすすめですが、「特定のアプリを遊びたい」といった理由があれば例外も考えられます。

アップデート自体は非常に簡単に行えるので、ぜひやってみてください。

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