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Android端末を使っているとたまに起こるのがフリーズ。負荷に耐えられなかったり何らかのエラーが生じたりすることで画面が固まり、一切の操作を受け付けない状態になります。そんなフリーズ状態に陥ると、何をやっても復帰できないためどうしていいかわからなくなるのが難点。
そこで今回は、Androidがフリーズした場合の強制起動方法について解説します。そのほかフリーズの原因や別の対処法についても紹介するので、遭遇した場合の参考にしてみてください。
この記事のまとめ
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Androidを強制再起動する方法
Android端末を再起動したいときは、電源ボタンを長押しして表示される「再起動」をタップするのが一般的。一方で端末がフリーズしたことでまったく操作を受け付けない状態になったときは、強制再起動が必要です。
そこで今回は、Android端末を強制再起動する方法をいくつか紹介します。
作業中のデータの保存も忘れないようにしよう
Androidを再起動する前に、フリーズしておらず作業が可能な場合には、作業中のデータを保存してから再起動することが大切です。
保存しないままAndroidを再起動してしまうと、保存されていないデータは消えてしまい、復元することができませんのでご注意ください。
Androidの強制再起動方法
強制起動は、どの端末でも電源ボタンと音量調節キーの同時長押しで行えます。注意点として、端末の種類によって音量キーの上下どちらを押すかが変わったり秒数が変わったりする点に留意してください。
例えばXperiaなら、電源ボタン&音量キーの上を約8秒長押しで強制終了が可能。その後に電源を入れれば使えます。ギャラクシーの場合は音量キーが下で、秒数は8秒程度。ファーウェイは電源ボタンのみ約10秒押せば行えます。
このようにAndroidと言っても種類ごとに若干異なるので、わからないときは同時押しのボタンと秒数を試行してみてください。
Androidメーカーごとの強制再起動の方法
- Xperia:電源ボタン+音量ボタン(上)を10秒程度長押しし、本体が3回振動したらボタンを離す
- Galaxy:電源ボタン+音量ボタン(下)を10秒程度長押しし、本体が1回振動したらボタンを離す
- AQUOS:電源ボタンを10秒程度長押しする
- Arrows:電源ボタン+音量ボタン(上)を10秒程度長押しして強制終了、その後電源ボタンを長押しして再起動
- OPPO:電源ボタン+音量ボタン(上)を10秒程度長押し
SIMカードを抜いてみる
SIMカードは、Android端末に含まれるICチップのようなもの。回線契約する場合には必ず必要で、電話番号といった情報を持ちます。
Android端末にもよりますが、SIMカードを抜くと強制的に再起動する仕組みが存在。フリーズした場合でもSIMカードを抜いたら再起動できるかもしれないので、お試しください。
なお、経験上は必ずしもフリーズ状態から復帰するとは限りません。
バッテリーの取り外し
Android端末はバッテリーを取り外せば電気を得られず強制終了をかけられます。ただ、最近の端末は内蔵バッテリーの取り外しが基本的にできないため、この方法はあまり使えません。
Androidのスマートフォンがフリーズした時の強制再起動以外の対処法
ここでは、強制再起動以外の、フリーズ対処方法について紹介いたします。
対処法.アプリを強制終了する
スマートフォンがフリーズした場合は、アプリを強制終了させることで、状況が改善される場合があります。アプリを強制終了したい場合は、Androidスマートフォンのディスプレイ下にある、アプリの履歴を表示できるキーをタップしましょう。
タップすると、使用したアプリ画面が一覧表示されますので、左右のどちらかにスワイプすれば、アプリを強制終了させることができます。フリーズしてアプリの履歴キーが動かせる場合は、アプリの強制終了をおこないましょう。
対処法.電池パックを取り外してみる
電池パックの出し入れが可能なAndroidスマートフォンであれば、1度電池パックを取り外してみましょう。長時間アプリやタスクなどを使用していることで、CPUが熱を持ちスマートフォンがフリーズしている場合があります。
バッテリーを取り外して、放熱することにより状況が改善される場合があります。電池パックを取り外し、しばらく置いて、再度電池パックをスマートフォンに取り付けることで、フリーズ状態が解消され、通常通りに動くようになることがあります。
対処法.セーフモードで起動してみる
スマートフォンの各端末によりセーフモードで起動する操作方法が異なりますが、セーフモードで起動できた場合は、インストールしたアプリやデータに問題がある可能性があります。間近にインストールしたアプリなどがあれば、それらをアンインストールすることで、フリーズ状態が改善されることがあります。
もし、セーフモードの起動ができない場合は、端末自体の故障の可能性がありますので、修理に出すと良いでしょう。例えばエクスペリアのセーフモードの起動方法は、次の通りです。電源キーを1秒以上長押しすると、エクスペリアのロゴが表示されます。
エクスペリアロゴが表示されたら、音量キーの「−」を長押しします。これにより、画面の左下に「セーフモード」という文字が表示され、セーフモードの起動が成功した証拠になります。再起動すると「セーフモード」の文字はなくなります。
対処法.初期化する
最終的な方法となりますが、初期化することで通常通りスマートフォンを使えるようになる場合があります。しかし、初期化することで、購入したときと同じ状態に戻りますので、すべてのデータが削除されてしまいます。
端末によって初期化する方法は多少異なりますが、アプリケーションマネージャーから設定を開き、「バックアップとリセット」を選択します。初期化すると、それまでのデータがすべて消去されてしまいますので、必ず初期化の前にバックアップを取るようにしましょう。初期化は最終手段ですので、安易に実施しないようにしてください。
Androidスマートフォンがフリーズしないようにするための予防策
ここでは、スマートフォンがフリーズしないようするための予防策を紹介いたします。
そもそもフリーズする原因は?
Androidスマートフォンがフリーズする場合、不要なキャッシュや履歴が蓄積されていたり、容量の大きいアプリをインストールしすぎていたり、いくつものアプリを開いて作業していたり、スマートフォン端末にたくさんのデータを保存しているときなどにフリーズすることがあります。
長く使用続けたり、空き容量が少ないときにフリーズ現象が起きやすいですので、下記、方法でフリーズしないよう定期的に予防していきます。
予防策.アプリやキャッシュを定期的にクリアする
スマートフォンを使っていくことで、アプリやブラウザなどに多くの履歴が溜まっていきます。あまりにも多くのキャッシュが溜まると、スマートフォンがフリーズする原因になってしまいます。これらのキャッシュを定期的に削除することにより、フリーズを防ぐことができます。
1週間に1度程度は削除して軽くするようにしましょう。キャッシュを削除したい場合は、本体設定からストレージを開き、「キャッシュデータ」を選択すれば、キャッシュの一括削除をおこなうことができます。
予防策.アプリを使用する
Androidにたまった不要キャッシュといったファイルに関しては、アプリを使って排除することも可能です。使用するのは、一般的に「メモリ解放アプリ」などと呼ばれるもの。メモリ解放アプリを使うと、CPUの負荷やストレージの状態から不要なキャッシュファイルまで視覚的に確認できます。
たまったキャッシュファイルワンタッチで削除できるほか、バッテリーを節約する機能といった付随する能力も存在。簡単かつフリーズ対策を時短できるので、予防策のなかでも特に優秀です。
興味がある方は、Google Playで「メモリ解放」などと検索してみてください。
予防策.不要なアプリはアンインストールする
スマートフォンの内の不要なアプリはどんどん削除し、アンインストールするようにしましょう。アプリを多くインストールすることでスマートフォンの空き容量が少なくなり、それが原因でフリーズすることがあります。あまり使わないアプリはインストールしたままにせず、削除してアンインストールしましょう。
動作も軽くなりますので、定期的にアプリをチェックすると良いでしょう。
予防策.定期的にスマートフォンを再起動する
定期的にスマートフォンを再起動することで、不要なデータの蓄積やシステムの不具合を解消することができます。1週間〜2週間に1度は、再起動してみてください。通常スマートフォンはスリープ状態が続いていますので、これだけでフリーズを予防することができます。
予防策.メモリの大きなスマートフォンを使う
メモリとは、スペックで見るとRAMという欄に記載されているもの。メモリが多いほどAndroid端末でアプリやブラウザの多重起動してもスムーズな動作が可能になり、最近では4から10GB程度のモデルまで存在します。
一方メモリが少ない場合、容量が足りないため動作が重くなったりカクついたりするのが一般的。フリーズに関してもメモリに大きな負荷がかかることで処理しきれずに発生するというパターンもあるので、容量が多いモデルを使うというのは予防策と言えます。
ちなみにAndroidのメモリは、自分で増やすことはできないので新端末に変えるほか融通が効きません。パソコンなら自分で増やせるので、Androidスマホのダメな部分です。
予防策.携帯ショップ・修理店に持っていく
フリーズにより動作がおかしくなったり強制再起動が機能しなくなったりした場合は、スマホのキャリアショップや修理店に持ち込む必要があります。キャリアショップや修理店であればプロなので原因特定にも役立ち、早急な対処が可能。
ただし保証などがなければ修理にお金がかかるため、金銭的ダメージを受けるのが難点です。場合によっては機種変更したほうが安く済むという可能性もあるので、Android端末自体が古くなっているようなら変更してみることもおすすめします。
Androidの強制再起動で起こりうる弊害
Androidの強制再起動はフリーズをなかったことにできる最終手段の位置づけであり、ほかに対処法があるならなるべく避けたいもの。強制再起動をした場合に起こりうる弊害を紹介するので、それを踏まえて自己責任で行ってください。
直前のデータが消失
フリーズが起きた際に強制再起動すると、直前に行っていた操作が消失する可能性があります。
例えばカメラを使っていた場合、撮影していた写真がなかったことになる可能性が存在。アプリで遊んでいたという場合でも、せっかくレベル上げしていたり何かアイテムを手に入れたりしてもデータが消失して巻き戻しが発生します。
フリーズ自体がいつくるかわかるものではないので、なるべく負荷を下げておくかこまめにデータ保存するなどして対処するしかありません。
アプリやシステムの破損
データの消失だけなら可愛いものですが、最悪の場合はアプリやシステムのデータが破損する可能性もあります。アプリが破損してしまうと再インストールをする必要があり、最悪完全にデータが消失するのが難点。
システム自体が破損した場合はAndroid端末の不具合やそもそも起動自体しなくなるというケースもあるので、なかなか危険です。
よくある質問(FAQ)
Q1: Androidスマートフォンがフリーズした時、最初に試すべき対処法は何ですか? A1: 最初に試すべき対処法は強制再起動です。一般的に、電源ボタンと音量ボタン(上または下)を同時に10秒程度長押しすることで実行できます。ただし、機種によって操作方法が異なる場合があります。
Q2: フリーズを防ぐための日常的なケアは何がありますか? A2: 日常的なケアとしては以下があります:
- 定期的なキャッシュクリア(週1回程度)
- 不要なアプリのアンインストール
- スマートフォンの定期的な再起動(1〜2週間に1回)
- メモリ解放アプリの使用
Q3: 強制再起動のリスクはありますか? A3: はい、リスクがあります。主なリスクとして、直前のデータ消失やアプリ・システムの破損が挙げられます。そのため、強制再起動は最終手段として考え、他の方法を先に試すことをおすすめします。
Q4: フリーズが頻繁に起こる場合、どうすべきですか? A4: フリーズが頻繁に起こる場合は、以下の対策を検討してください:
- 端末の使用状況を見直し、負荷を軽減する
- 不要なアプリや大容量のデータを削除し、空き容量を増やす
- メモリ容量の大きな端末への機種変更を検討する
- キャリアショップや修理店で専門的な診断を受ける
Q5: セーフモードとは何ですか?どのように使用しますか? A5: セーフモードは、サードパーティ製アプリを無効にしてAndroid端末を起動するモードです。フリーズの原因が特定のアプリにある場合に有効です。起動方法は機種によって異なりますが、一般的には電源を入れる際に音量ボタンを長押しすることで起動できます。セーフモードで問題が解決する場合、最近インストールしたアプリが原因の可能性が高いです。
これらの質問と回答は、多くのAndroidユーザーが直面する一般的な問題に対応しています。ユーザーがこの情報を参考にすることで、フリーズ問題に対してより効果的に対処できるでしょう。
まとめ
今回は、Androidがフリーズした時に強制再起動する方法や強制再起動以外の対処法、予防策について紹介いたしました。AndroidのスマートフォンはiPhoneよりもフリーズしやすいと言われてもいますので、常日頃からキャッシュや履歴の削除、不要なアプリのアンインストール、スマートフォンの再起動などおこなうようにしておきましょう。
フリーズしてしまうと直るまでに時間がかかったりする場合がありますので、もしものためにフリーズした際の対応方法については、把握しておくようにすると良いでしょう。