※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
Android端末でExcelを編集したり確認できたりすると、仕事の効率が上がります。タブレット向けExcelは2014年11月に、スマートフォン向けExcelは2015年6月に正式にリリースされ、現在はAndroid端末でも自由にExcelを使用可能です。
WordやExcelなどのいわゆる「Officeソフト」と呼ばれるものは、これまではパソコンで利用するのが一般的でした。
しかし、タブレットやスマートフォンの普及に伴い、モバイル端末での利用の重要性が増し、それぞれに最適化されたExcelの開発が進み、Androidのモバイル端末でのExcel利用も可能になっています。
そこで今回は、Androidのタブレット、スマートフォン向けのExcelの利用方法についてご紹介。Androidのモバイル端末でExcelの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
”この記事のまとめ”
”この記事のまとめ”
AndroidのタブレットでMicrosoft Excelを利用するための条件
Androidのタブレット端末でExcelを利用するためには、次の諸条件を満たしていることが必須です。
・画面サイズが10.1インチ以下のタブレット
・OSバージョン:KitKat(4.4.X)以降
・1GB以上のRAM
・無料のMicrosoftアカウントを使ってサインインする必要があります。(アカウントをお持ちでない場合は登録)
・全機能を利用するためには、Office365のインストールが必要。
・無料版は、非営利目的のみ。
アプリをインストールした時点で、使用条件に同意したものとみなされ、使用権限が与えられます。
Microsoft Excelでは、表示はもちろん新規作成・編集といった基本的な機能を利用できるほか、Excelの主な機能である「数式入力」や「テーブル」「グラフ」「ピボットテーブル」「条件付き書式」「スパークライン」「コメント」などのすべての機能が利用可能。
ドラッグ操作で行列を移動することも簡単に編集作業ができるところが嬉しい限りです。
なんといっても、重たいパソコンを持ち歩いて・・・などと負担をかけることなく仕事の効率を上げることも可能です。「Microsoft公式」の純正アプリであることも安心して利用できる大きなポイントとして存在します。
Microsoft Excelの利用方法
1.Microsoft Excelをダウンロード・インストールして起動する。
2.初期設定でサインインのためのMicrosoftアカウントを入力(お持ちでない方は新規登録)します。
メールアドレスもしくは電話番号・パスワード設定が必要です。
ブックを新規作成するには、画面右上にある「新規」ボタンをタッチします。
「空白のブック」のほか、各種テンプレートを利用することもできます。利用したいテンプレートをタッチしてExcelブックを作成します。
データ入力
文字入力をする場合、セルをダブルタッチしてから入力を行います。入力が終わったら、画面右上のチェックマークをタッチして確定します。
書式設定
太字・罫線・塗りつぶしなどの詳細なセルの書式設定は、画面右上の「Aと鉛筆のマーク」をタッチして表示されるメニューから行います。「フォント変更」や「セル内の文字配置」「スタイル」「表示形式」「関数」など、Excel上のすべてのメニューはここから選択することができます。
行列調整
行の高さと列幅は、タッチ操作をつかって調整します。行の高さは、調整したい行番号をタッチし、「=」が表示されたら、そのまま下にドラッグすることで調整することができます。列幅は、行と同様に調整したい列番号をタッチし、「||」が表示されたらそのまま右にドラッグすることで調整することができます。
行の移動は、移動したい行番号をロングタッチし、そのまま移動したい位置までドラッグします。列の移動は、行と同じように移動したい列番号をロングタッチし、そのまま移動したい位置までドラッグします。
保存
ブックに「名前を付けて保存」するには、左上の「三」をタッチ→「名前を付けて保存」します。保存方法は、「OneDrive」「Dropbox」「Androidスマホ」から選ぶことができます。対応ファイル形式は「.xls」「.xlsx」です。上書き保存は画面右上のフロッピーマークのアイコンをタッチするか、左上の「三」ボタンをタッチしてメニューから「上書き保存」を選ぶ方法があります。
共有
ブックを共有するには、フロッピーアイコン右の「共有アイコン」をタッチします。共有したいアプリを選んでタッチします。「Bluetooth」「Dropbox」「Evernote」「Gmail」などから選ぶことができます。
上記以外にも「マクロ」機能以外はパソコンと同じように編集・操作することができますので、普段パソコンでExcelを使っている方なら、すぐに活用することが可能です。
スマートフォンのAndroid端末でExcelを利用する方法
元来は、Androidスマートフォン向けに「Microsoft Office Mobile」というアプリが提供されており、Word,Excel,Powerpointの閲覧編集を行うことができました。しかし、こちらのアプリは表のずれなどのエラーが頻繁にあり、利便性に難がありました。
上述の通り、最初は2014年11月ころにiOS端末とAndroidタブレット端末に最適化されたアプリケーションが発表され、これらの端末ではスムーズにExcelを利用することが可能になりました。そして、2015年6月にWord,Excel,PowerpointのAndroidスマートフォン端末に最適化されたアプリケーションが発表されています。
また、「Microsoft Office Mobile」と比較しても表のずれなどはなく、非常に快適に利用できる上、基本的には無料で利用できるようになっているのも嬉しいところです。
Androidスマートフォン向けExcelで嬉しいこと
機能として特に嬉しいところは下記の2点です。
1.代表的なクラウドストレージに保存することができる
Excelファイルは、代表的なクラウドストレージ「DropBox」「Googleドライブ」「OneDrive」などに保存することもできます。つまり、パソコンやタブレットで編集保存しているExcelファイルをスマートフォンでも編集保存できるようになるということです。
移動のちょっとした時間でも作業できる様になるのは非常に嬉しいですね。
2.通常のExcelと同様の表計算やグラフ作成が可能
ファイルはxlsやxlsxとして取り扱うことができ、パソコンのExcelと同様に基本的な表計算やグラフ作成も快適に利用することができます。
ある程度大きな画面のAndroidスマートフォンであれば、Bluetoothでキーボードをつなげて、本格的に編集に使用しても良いかもしれません。
無料版で利用できる機能が充実している
Androidのスマートフォンで利用可能なExcelアプリは、無料版と有料版があります。
無料版でも下記の機能を利用することができます。
- ファイルの閲覧、編集、新規作成、保存
- 数式、関数の利用
- フィルタ・並び替え機能
簡単なExcelの利用だけなら、無料版の機能で十分対応することができます。
外出先でExcelを確認したいなど、限定的な用途での利用を考えている方は、とりあえずExcelアプリをインストールしておくと良いでしょう。
そのほかExcle(表計算)が使えるおすすめアプリ一覧
今回紹介している「Microsoft Excel」以外にも、似たような表計算アプリは存在します。そこで今回は、おすすめのExcel(表計算)アプリもいくつかピックアップしてご紹介。
Google スプレッドシート
「Google スプレッドシート」は、グーグルが提供している無料の表計算アプリ。パソコン版とスマホ版が用意されており、グーグルアカウントさえあれば誰でも利用可能です。
機能は「Microsoft Excel」よりも劣る部分はあるかもしれませんが、閲覧・編集・保存のほか一通りのことを行えます。最大の魅力は、複数人で共有できる点。
インターネット環境で「Google スプレッドシート」を使用する場合は入力のたびに自動保存(同期)されるので保存の必要もないほか、間違って消した場合でも編集履歴から時間を遡って元のデータを戻せるため、バックアップが常にされる状態です。
また、複数人が同じファイルを操作していても常に同期可能。時間のかかるファイル制作でも共同で作業が行えるほか、気になる部分にコメントを残せたり返信したりできるので、疑問の提案から解決までスピーディに行えます。
なお、共有する場合は権限も設定できるため、閲覧用データから編集用まで区別することも可能。共有で人に見せる場合はファイルの中を部分的に権限設定できるのも魅力です。
OfficeSuite + PDF Editor
ほとんどのオフィスファイル形式に対応する無料のアプリ。ExcelはもちろんWordからPowerPointまで幅広く開き、閲覧・編集が行えます。そのほか、開いたファイルのPDFにすることも可能。
紙媒体やデータとしてほかの人に共有する場合にも役立つのが魅力です。スペルチェック機能もあるので、作成したファイルの誤字脱字を見つけ出せるのもポイント。閲覧ファイルにマーカーを引いたりメモを残せたりもします。
ファイルマネージャーが優秀で、ファイルの一部を表示するため視覚的に目的のデータを見つけやすいのも嬉しい配慮です。
Docs To Go – Free Office Suite
「Docs To Go – Free Office Suite」は、Excel・Word・PowerPointに関するオフィスデータの閲覧から編集まで無料で行えるアプリ。独特なUIを持っているのが特徴です。
閲覧・編集だけでは物足りない方なら、有料課金もおすすめ。課金することで複数のクラウドストレージとの共有機能が解放されたり、デスクトップファイルとの同期やパスワード保護が行えたりする機能が使えます。
Google スプレッドシートが似たような機能で無料で使えるものの、グーグル以外のサービスとも連携したいという方ならおすすめです。
Polaris Office
「Polaris Office」は、Microsoftのオフィスと互換性が高いアプリ。アプリ自体が軽快に動作するほか、MSファイルをレイアウトが崩れることなく表示できるのが魅力です。
DropboxやGoogleドライブといったクラウドストレージとの連携もできるため、パソコンとの共有も簡単。スマホで撮影した写真をその場で貼り付けられるのが嬉しいアプリ。
よくある質問とその回答例
Q1. Android端末でExcelを使うにはどうすればいいですか?
A1. Microsoft ExcelアプリをGoogle Playストアからダウンロードし、Microsoftアカウントでサインインするだけで利用可能です。無料版でも基本機能は利用できます。
Q2. 無料版でどんな機能が使えますか?
A2. 無料版では、ファイルの閲覧、編集、新規作成、保存のほか、数式や関数の利用、フィルタ機能もサポートされています。
Q3. Office 365が必要ですか?
A3. 基本的な機能は無料で利用できますが、全機能を利用したい場合はOffice 365のサブスクリプションが必要です。
Q4. Excelファイルはどこに保存できますか?
A4. OneDriveやGoogleドライブ、Dropboxなどのクラウドストレージ、または端末内に保存できます。
Q5. スマートフォンでの操作は使いやすいですか?
A5. タッチ操作に最適化されており、行列の移動や書式設定が簡単に行えます。大画面の端末では、Bluetoothキーボードを使って本格的な作業も可能です。
まとめ
Microsoft Excelやそのほか表計算アプリを使うことで、デバイス間の分け隔てなく作業環境を構築することが可能。そうなればどこでも仕事ができるので、集中したいときは自宅やオフィス、リラックスしながらマイペースにやるときはコーヒーショップに行くなど、好みのスタイルを築けます。
今回はスマホ・タブレットなどでExcelを使う方法などを紹介したので、ぜひ試して作業しやすい環境を手に入れてください。