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電子機器内部のコイル(インダクタ)が、流れる電流に応じて微振動し「ジー」「キーン」という高音を発する現象。テレビ・PC・電源アダプターなどで起こり、多くは故障ではない。
詳しい解説
コイル鳴き(コイル鳴り)は、電子機器の内部にあるコイル部品が、電流の変化によって細かく振動し、「ジー」「キーン」「ピー」といった高めの音を出す現象です。英語ではCoil Whineと呼びます。テレビ・パソコン・グラフィックボード・ACアダプター・LED照明など、電源回路を持つ多くの機器で発生します。
原因は、コイルに流れる電流が高速でオン・オフを繰り返す(スイッチング)際に、磁力でコイルの巻線や周辺部品がわずかに伸縮・振動し、それが空気を震わせて音になることです。とくに高負荷時や特定の画面表示・特定のフレームレートのときに鳴きやすく、負荷が変わると音程や大きさが変化するのが特徴です。
重要なのは、コイル鳴きの多くは安全上の問題がなく、故障でもないという点です。部品の個体差で鳴きやすいものがあり、新品でも発生します。気になる場合の対処としては、①機器の負荷を下げる(テレビなら明るさ・特定の映像モードを変える、PCならフレームレート上限を設定する)、②設置面を変えて共振を抑える(ゴム足や防振マットを敷く)、③電源タップやアダプターを変えてみる、などがあります。
ただし、「ジー」音に加えて、焦げ臭いにおい・異常な発熱・画面の乱れ・電源が落ちるといった症状を伴う場合は、コイル鳴きではなく電源回路の故障の可能性があります。その際は使用を中止してメーカーや修理窓口に相談してください。正常なコイル鳴きと危険な異音を切り分けることが大切です。
新しく買ったテレビを点けると、画面によっては「ジー」という小さな高音が聞こえる――という場面を想像してください。音量を上げると消え、明るい画面で鳴きやすいなら、多くはコイル鳴きで故障ではありません。映像モードや明るさを調整したり、設置場所の共振を抑えると軽減することがあります。一方で、焦げ臭さや異常な熱を伴うなら別問題なので、すぐに使用を止めて点検を依頼するのが安全です。
別の呼び方
Coil Whine
ジー音
高周波音
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