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Macを使用していると、いつからか起動に時間がかかるようになってしまったことはありませんか? その原因として考えられるのは、何らかのハードウェア障害だったり、ソフトウェアに問題が出ている場合だったりします。
本稿ではMacの起動が遅いときに確認すべき事項について説明します。
「この記事のまとめ」
「この記事のまとめ」
まずは再起動してみる
とりあえず、まずは再起動をしてみましょう。再起動をすることで、不具合がおきているアプリケーションや、不必要に動いているプロセスを終了させることができます。次回起動させる時には、終了したうえで起動するため、起動の時間が短くなる可能性があります。
OSやアプリケーションを最新のものにする
古いバージョンのアプリケーションが、現在のOSとの相性が悪く、起動の妨げとなっている場合があります。逆に、最新のアプリケーションをいれたがために、現在のOSと相性が悪い場合もあります。OSもアプリケーションも最新の状態にアップデートしてみましょう。
HDDやSSDの空き容量を増やす
MacのHDDに空き容量が少ない場合、起動が遅くなります。空き容量の目安は全体の10~20%程度。画像や動画の保存で内部容量が圧迫している場合は、クラウドサービスなどを利用してデータを外で保管するようにしましょう。
確認の方法は、メニューバーの「Appleマーク」をクリック、「アップルメニュー」の「このMacについて」をクリック、「ストレージ」をクリックすることで現在のディスク容量がわかります。
起動ディスクの状態を確認する
起動ディスクに問題があることで起動に時間がかかっている可能性があります。起動ディスクの状態を確認するには、以下の手順にしたがってください。
1. 「ディスクユーティリティ」を起動します。ディスクユーティリティは「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダの中にあります。Spotlightで「ディスクユーティリティ」と検索して起動することもできます。
2. ディスクユーティリティで起動ディスクを選択し、メニューバーの「ファイル」から「First Aidを実行…」を選択します。
First Aidで起動ディスクに問題が見つかっても、その起動ディスクで起動している間はディスクの修復が行えない場合があります。その場合、OS X復元システムを使用してディスクの修復を行います。
OS X復元システムで起動するには、以下の手順にしたがってください。
1. Macの電源を入れるか、電源が入っている場合は再起動します。
2. 電源投入直後、起動音が鳴る前にCommandキーとRキーを押しっぱなしにします。
OS X復元システムで起動すると、
– Time Machineバックアップから復元
– OS Xを再インストール
– ヘルプ情報をオンラインで取得
– ディスクユーティリティ
とメニューが表示されるので、「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」をクリックしてください。ディスクユーティリティが起動するので、前述と同様の手順でFirst Aidを実行してください。
周辺機器の状態を確認する
Macに接続している周辺機器(外付けのHDDやプリンタ等)に問題があると起動が遅くなる可能性があります。
一度周辺機器をすべて外して起動にかかる時間を調べてみてください。起動時間に改善が見られる場合、周辺機器の中に問題のあるものが含まれている可能性があります。その場合、今度はひとつずつ周辺機器を接続して起動時間を調べ、どの機器に問題があるのかを特定します。
問題のある周辺機器が特定できたら、ハードウェア的な問題なのか、ソフトウェア的な問題なのかを調べます。
外付けのディスクに問題がある場合、前節と同様の手順でディスクの状態を確認してください。
別のMacがあればそれに周辺機器を接続して確かめてみたり、別の接続ケーブルがあればそれを使用するなどして、ハードウェア的な問題かどうかを判断します。あるいは、周辺機器を制御するドライバ等に問題がないか、新しいバージョンのドライバがリリースされていないかを確認してください。
セーフモードで起動する
セーフモードで起動することで問題を修正できる可能性があります。セーフモード起動はディスクの検証、修復やキャッシュの削除を行います。そのため、セーフモードでの起動自体にはふだんより時間がかかることに注意してください。
Macの電源投入時にShiftキーを押しっぱなしにすることでセーフモードで起動することができます。セーフモードでの起動が完了したら通常の再起動を行い、起動時間を調べます。
セーフモードについては別記事「Macをセーフモードで起動する方法」で解説しているので、そちらもあわせて参照してください。
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