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Windowsメディアプレイヤーの基礎知識と活用方法

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最近はCDプレイヤーよりMP3プレイヤーやスマホで音楽を聴く機会の方が多いので、こちらの方がよく使うかもしれません。

1.CDからリッピングする方法

リッピングとは、DVDやCDのデータを、そのままの形あるいはデータ形式を変換して、データとしてパソコン内に取り込むことを指します。この作業を行うアプリは「リッパ-」と呼ばれます。Windows Media Playerもリッパ-ということになります。

【リッピングの手順】

1.Windows Media Playerを起動し、CD/DVDドライブに音楽CDを挿入します。さらに、左のメニューバーからCD/DVDドライブを選んで、曲情報を表示させます。

2.リッピングの前に取込の設定をしておきます。メニューバーの”>>”をクリックし、「取込の設定」→「その他オプション」を選択します。

3.「オプション」ウインドウが開きますので「音楽の取込み」タブをクリックします。

4.オプションウインドウで、各種設定を行います。
〇取り込んだ音楽を保存する場所

デフォルトでは、C:\Users\(ログインユーザー名)\Musicとなっています。変更する場合は「変更(H)」ボタンをおして任意の保存場所を指定してください。

取込の設定

形式(F)

取り込む音楽のファイル形式を指定します。一般的には、MP3が無難かと思います。

「取り込みの設定」欄について

CDの取り込みを自動的に開始する(R)
チェックを入れておくと、CD/DVDドライブに音楽CDを入れた途端に書き込みが始まります。便利なようですが、単に再生したいだけの時も勝手に取りこんでしまうので、チェックを外しておくことをお勧めします。

取り込み後にCDを取り出す(E)
チェックを入れておくと、CDの取込が終わると同時にドライブが開き、CDを排出するようになります。

音質(U)
取り込みの音質を、スライドバーで設定(4段階)します。右へ行くほど高品質になりますが、それだけ容量も大きく(CD一枚あたり、最小サイズ57MBに対して144MB)なります。通常用途なら、最小サイズでも問題ないと思います。

設定が終わったら、「適用(A)」→「OK」、または「OK」ボタンを押します。なお、これらの設定は自動的に保存されます。次回以降変更したい場合は、都度設定しなおしてください。

5.トラック番号(#)の左にあるチェックボックスのオン/オフで、取り込む曲を選択します。一番上のチェックボックスのオン/オフで、全曲のチェックオン/オフができます。

6.メニューバーの”>>”から、「CDの取込み」を選択すると、取込が始まります。

7.「取込の状態」欄に、現在の状況が緑のインジケータバーで表示され、終わると「ライブラリに取込済」と表示されます。

8.エクスプローラから「ミュージック」を開くと、ファイルができています。

3.音楽ファイルの種類

ここで、上記の取込設定で出てきた音楽ファイル形式について、簡単に説明します。

1.WindowsMediaオーディオ

WindowsMediaオーディオ(WMA)は、MicroSoft社が開発した圧縮音声フォーマットのことで、データを圧縮することでデータ容量を下げたものです。圧縮すると音質は下がりますが、聴覚での音質はCD並みと言われています。(ファイル名).wmaの形で表されます。

2.WindowsMediaオーディオ プロ

WindowsMediaオーディオ プロは、スタンダードのWindowsMediaオーディオと比べ、圧縮による音質劣化が小さいといわれていますが、実使用上ではほとんど変わりありません。(ファイル名).wmaで表示されるので、見ただけではWindowsMediaオーディオとの区別は付きません。

3.Windows Media オーディオ(可変ビット レート)

WindowsMediaオーディオ(含むプロ)が固定ビットレート(1秒当たりのデータ量(=ビットレート)が一定)であるのに対し、Windows Media オーディオ(可変ビット レート)は、ビットレートをファイルの場所場所で変更することができます。データ変動の激しい箇所ではビットレートを高く、穏やかな個所では低くできるので、高品質な圧縮ができます。こちらも(ファイル名).wmaで示され、上記2者と見ただけでは区別がつきません。

4.Windows Media オーディオ ロスレス

上記3種類のWindows Media オーディオが非可逆圧縮(元に戻せない)のに対し、Windows Media オーディオ ロスレスは可逆圧縮(元に戻せる)となっています。ただし、圧縮率はそれほど高くなく、1/2~1/3程度となります。表示形式はこちらも(ファイル名).wmaです。

5.MP3

MP3は現在、世界で最も普及しているオーディオ圧縮形式で、(ファイル名).MP3の形で表される音楽データです。上記WindowsMediaオーディオ3種より音質は劣るものの、多数の機器に対応しています。容量も小さ目ですのでよほどのことがない限り、この形式を選んでおくのが無難と言えます。

6.WAV

WAVは、圧縮を全くしていない音楽ファイルで、(ファイル名).wavの形で示されます。非圧縮のため容量が大きく、取扱いには注意を要します。

7.形式によるデータ容量の違い

音楽CDの一枚当たりのデータ容量は700MBです。これを取り込んだ場合、WAVではそのままなので700MBです。一方、最も圧縮率の高いMP3では最小サイズで57MBと、約1/12となります。用途によりますが、音質によほどこだわる場合を除き、容量は小さい方が無難だと思われます。

4.メディアプレイヤーが正しく動かないとき

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