テレビの視聴率ってどういう意味?視聴率の意味とテレビの視聴率を調べる方法

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テレビ番組では、主に数字が取れる番組という風な言い方をしますが、この数字とは視聴率の事を指しています。視聴率は平たく言うと、全体に対してどのくらいの人がその番組を見ていたかという数値を表しており、数字が高いほど良い番組という言い方もできるでしょう。

しかし、実際の所視聴率とはどのような形で統計・調査されているのか気になる人もいるかと思います。ここでは、視聴率についての諸知識をご紹介していきましょう。

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視聴率にも色々な種類がある

ただ単に視聴率と言っても、その種類は色々です。巷で言われている呼び方をまとめると以下のようになります。

視聴率

最初は「聴視率」とも呼ばれていました。これは調査対象となるモニター世帯において、電源が入っているいないに関わらず、調査時間帯に番組を視聴していた世帯数の割合で算出されます。例えば調査世帯数100世帯のうち、50世帯がテレビを視聴していた場合、その時間帯におけるトータルの視聴率は50%ということになるわけです。1分単位で算出され、そのトータルの平均値が視聴率となります。

瞬間最高視聴率

視聴率は1分単位で算出されますが、放送された番組の時間帯で最も視聴率が高かった1分間の事を指します。正しくは「毎分視聴率の最高値」と言い、瞬間最高視聴率という言葉は、マスコミによる造語です。

番組視聴占拠率

調査世帯全体の内、テレビの電源をつけていた世帯のみを調査対象として割り出す視聴率の事です。

録画視聴率

2014年7月から導入された数値で、番組の録画率を表す指標になります。

視聴率が持つ意味合い

視聴率は、単にテレビ番組の人気を表すものではありません。

国民の番組に対する関心の高さを知る

現状でどのような番組に関心が集まっているか、その動向を知る指標として用いられています。

視聴率の変化から社会の動きを知る

同じ番組でも月日の経過から視聴率が変化していきます。その変化によって、社会全体の関心の変化を知るための基準にすることが出来るでしょう。

スポンサーへの広告料を提示する根拠としての数値になる

テレビ局にとって一番重要なのは、スポンサーからの出資を得ることでしょう。視聴率は、制作を行う上で価値ある番組であることを示すと同時に、効率よく広告が出来ていることをスポンサーに示す数値にもなります。

視聴率を調べる方法

では、視聴率の調査方法はどのようになっているのでしょうか。昔はモニターとなる家庭に対して電話調査や直接記入する書面調査も行われていましたが、現在ではビデオリサーチ社のみが機械式の視聴率調査方法を用いて行っているのみです。

標本となる調査世帯の数は、関東地区で900世帯、関西・名古屋で600世帯、その他の地域では200世帯を対象として調査が行われており、全国11地区で毎日、16地区で月初めの2週間を対象としています。

機械式視聴率調査のやり方

調査対象となる世帯の通信回路に、「ミノル・メーター」という調査用の機器を設置することにより、オンラインで自動的に収集することができます。収集したデータを基にして、翌日には視聴率の集計が完了するので、リアルタイムでの毎日の調査が可能です。

毎回決まった世帯のみを調査するのではなく、毎月37,8世帯を入れ替えていき、ローテーションをすることでサンプリングの精度を上げています。およそ2~3年ですべての調査世帯が入れ替わる仕組みで、1世帯当たりの調査期間も2~3年と設定されているようです。調査対象となる世帯は、秘匿主義により対象となっていることを知らされることはありません。

これは、対象となっていることを知ることにより、視聴態度への変化があってはいけないということから、このような体制で行われているようです。また、公表されることにより、番組各局からの視聴率操作などの不正が行われないようにすることにもつながります。

調査方法に関する問題点

現状では、ビデオリサーチ社が視聴率調査業務を独占している状態で、その調査方法の詳細については公表されていません。そのため、そのデータの信ぴょう性が疑われているようです。他にも以下のような問題点があります。

標本数となる世帯数が少ない

通常、十分な標本数となるためには多ければ多いほど良いですが、少なくとも一つの地域で千件以上のデータが必要になるでしょう。

誤差の大きい抽出方法を使っている

実際の数値からのかい離が大きくなるため、真のデータ値となっているか、
・比較できる同質のデータが存在しない
・視聴質を度外視した統計になる可能性が高い
など、統計データに関して正しいデータであるかどうかを示すための欠点が指摘されています。

制作側も視聴率のみを追及しがちになる

視聴率は番組制作にあたって、最も重要な数字として扱われています。それだけに視聴率を稼ぐための過剰な演出や、視聴者への煽り、スポンサーのCMが最も良くみられるような番組構成にしたりするといった番組の質を度外視する傾向になる可能性も少なくありません。

現実に、わざと事件を起こすように仕向けてそれを一番に報道するなど、やらせやねつ造などをしていた節もあるようです。またスポンサーの意向に沿わないとして、人気番組を打ち切りにしたりするなど、制作陣の演出する方向性にも影響を与えることも少なくありません。

視聴率がどのくらいあったかを個人で調べる方法

視聴率は、ある程度人気の番組であるという基準にはなりますが、あくまでも参考程度の数字です。今話題の番組にはどんなものがあるのかという意味で、視聴率を調べることはあるでしょうが、数字に表れない要素、例えばどんな層の人達が見ているかなど、必ずしも自身の趣向に合うという数字ではないという事を理解しておきましょう。

また調査方法の所でも触れましたが、多少の誤差が生じるようになっているので、数パーセントのズレがあることも承知しておくことが大切です。

書籍化されている内容を参照する方法もある

最近の放送だけでなく、過去の視聴率について広範囲に調べたいのならば、書籍化されている視聴率の一覧を参照する方法もあります。この書籍は、1962年からテレビ放送の視聴率を調査した結果をまとめたもので、国立国会図書館に所蔵されているようです。

資料の請求方法などは、ホームページを参照していただきたいですが、この方法ならば、各テレビ局やビデオリサーチ社がまとめた視聴率の一覧よりも、詳しく調べることができるでしょう。ピンポイントで調べるには、まず番組が放送されていた期間や時間帯などを、あらかじめ調べてから資料を取り寄せると効率が良いです。

視聴率はあくまで参考程度

視聴率は、ある程度人気の番組であるという基準にはなりますが、あくまでも参考程度の数字です。今話題の番組にはどんなものがあるのかという意味で、視聴率を調べることはあるでしょうが、数字に表れない要素、例えばどんな層の人達が見ているかなど、必ずしも自身の趣向に合うという数字ではないという事を理解しておきましょう。

また調査方法の所でも触れましたが、多少の誤差が生じるようになっているので、数パーセントのズレがあることも承知しておくことが大切です。

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