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MacOSをアップグレードする前に必ず確認すべき点と注意事項

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Mac OS Xは、アルファベットのX(エックス)ではなく、ローマ数字のX(テン)です。Mac OSの10番目のOSです。(実は、5番目は存在しないのですが)

また、Appleの正式な表記は、Ver.10.7(Lion)から頭にあるMacが取れ「OS X」となっています。(ここでは、わかりやすくMac OS Xと表記させていただきます。Apple社でもLionをMac OS Xと表現している部分もあります)

Mac OS Xは、10.0(Cheeta)が2001年にリリースされましたが、広く業務用途にも利用できるようになったのは、2002年リリースの10.2(Jaguar)からだと言われています。

Mac OS Xは、故スティーブ・ジョブズがApple社を追われて創業したNeXT社で開発したUNIXベースのOSであるNeXTSTEPがベースとなっています。UIは、透明感のあるAquaに始まり、金属的なタッチのBrushedMetalデザインを経て、今ではiOSとの共通性を重視したフラットデザインが採用されています。

2015年リリースの10.11(El Capitan)まで、10.4から10.7までの一時期を除き、ほぼ毎年のようにバージョンアップ(以下、「Ver.10.x」部分の更新をアップグレードと表現させていただきます)がリリースされてきました。頻繁にアップグレードが行われていると思われる方も多いと思います。

しかし、Mac OS Xのアップグレードでは、利用者に直接関係するUIデザインや操作性については、利用者に混乱を与えないよう急激な変化を避け、ユーザーエキスペアレンスの継続性が保たれています。内部的には、旧アプリを動作させるためのClassic環境が切り捨てられたり、OSの完全64ビット化や、インテルCPUへ完全移行されたり、OSの軽量化が図られるなど、時に確認的な更新が行われることもあります。

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MacOS Xのアップグレードに備えて確認すべきことのステップ1

前述のように、Mac OS Xのアップグレードでは、時に大きな変革が内在している時もあります。また、10.10(Yosemite)から10.11(El Capitan)へのアップグレードのようにどこが変わったかの識別も難しい場合もあります。アップグレードを行う前に事前の確認作業はとても重要なことですので、以下に説明する内容を必ず確認するようにしてください。

ご利用のMacがアップグレード対象の機器であるか?

比較的最近の購入された新製品のMacであれば問題はないのですが、古い機種では新しいMac OS Xで動作対象外となってしまう場合があります。その判断にはApple社が提供している「ハードウェア条件」及び「システム条件」を参照して確認してください。現在のEl Capitanで検証してみましょう。
OS X El Capitanへのアップグレード

OS X 10.11(El Capitan)でのハードウェア条件

Macの場合、OS Xをアップグレードするにはハードウェアの条件が決まっています。例えば、OS X El Capitanでは、MacBook Proの場合、動作対象機種は、Mid / Late 2007以降の機種です。また、MacBookでは、Late 2008 アルミニウム製、または、Ealry 2009以降の機種となります

。このようにApple社のWebサイトに条件が示されていますので確認するようにしましょう。また一部の機能についても機種による制限が発生します。OS X El Capitanでは、HandoffやInstant Hotspotなどの機能が古いMacの機種では動作しません。対象機種は上記Webサイトに示されています。
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OS X 10.11(El Capitan)でのシステム条件

ハードウェア条件の次は、ハードドライブの空き容量、搭載メモリ、現OS Xのバージョンなどによる制限です。システム条件により制限は、事前の準備、アップグレードの手法によりクリアできる場合があります。

ハードドライブの空き容量は、不要なデータファイルやプログラムの削除で確保することができます。場合によっては、より容量の大きいハードドライブへ換装する方法もあります。搭載メモリは、増設も可能です。ただし、MacBookAirのように、メモリやハードドライブの交換が不可能な場合もあります。

現在搭載しているOS Xからのアップグレードが不可能な場合は、新しいOSの起動用ディスクを作成しアップグレードでなく、クリーンインストールする方法もあります。ただしこの場合は、現在のデータは消去されますので必要なデータをあらかじめバックアップして準備が必要です。ちなみに、OS X El Capitanへのアップグレードの際のシステム条件としては、

・OS Xがバージョンが10.6.8(Snow Leopard)以降であること

・2GB以上のメモリが実装されていること

・8.8GB以上のハードドライブの空き容量

が必要となります。

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ハードウェア条件およびシステム条件の確認方法

現在使用しているMacの仕様を確認する方法は、Appleメニューから[このMacについて]を実行します。ご利用のMacの製造時期、搭載メモリ、現在のOSのバージョンは、この画面から分かります。

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ハードドライブの空き容量は、「このMacについて」の「ストレージ」タブで調べることができます。

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ご注意してほしいこと

ハードウェア条件、システム条件をかろうじてクリアできるMacをお使いの場合は、OS Xをアップグレードしても快適に利用出来ると期待してはいけません。条件にギリギリのMacをアップグレードした場合、元のままの方が快適であったと後悔することも多いと思われます。

それでも試してみようとする場合は、Time Machineでプログラムとデータのフルバックアップをとり、併せて、元のOS Xの起動可能なインストーラ(USBメモリ等で)を作成しておき、万が一の場合にいつでも元の状態に戻せるようにしておくことをお勧めします。

MacOS Xのアップグレードに備えて確認すべきことステップ2

ステップ1で確認した条件は、Apple社が指定した最低限の絶対条件です。プリンタその他、Apple社の純正品以外の周辺機器、他社製アプリ等を使用している場合は、このステップ2の記載内容を参考に動作状況の確認を行ってください。

OS Xのアップグレードに伴い発生が予想されるトラブル

・これまで利用してきたアプリケーションが一部または全部が動作しない

・プリンタ、スキャナ、複合機等の周辺機器のドライバソフトが正常に動作しない

・デジカメ等を接続して制御するアプリケーションが動作しない

・その他、NAS、Wi-Fiルーター等の設定アプリが動作しない

といったトラブルの発生の危険性が考えられます。

プリンタ、スキャナなどのドライバソフト

Apple社の純正アプリ、または、AppStoreでアプリ側で新しいOS Xへの対応が表明されていても、プリンタのドライバソフトが対応してくれない場合は印刷ができない、あるいは、一部の印刷が乱れるといったトラブルが発生します。

プリンタメーカーのWebサイト等で必ず確認を行いましょう。新しいOS Xへの対応時期が遅れたり、最悪対応予定なしといったことが、機種型番により異なる対応となる場合があります。家庭で使われるような一般的なインクジェットプリンタの対応は比較的早く行われます。また、一部対応できないと言っても特殊な機能だけが動作せず、通常のプリンタ出力はできるといったケースもあります。

特に注意を要するのは、業務用で使用されることが多い多用途の複合機です。プリンタ機能以外にも、Fax、スキャナ、コピーといった機能を有する業務用のプリンタ機器です。この複合機における新しいOS Xのドライバソフトのリリースが半年先の予定であったり、最悪、対応予定なし、といった宣告がされてしまう場合もあります。事業所で使っている業務用の機器については十分注意しましょう。

デジカメなどの周辺機器をコントロールするユーティリティに注意

意外と盲点なのがデジカメからの接続です。デジカメで撮影した画像をMacに取り込むとき、メモリカードからダイレクトに画像ファイルを取り込むという方法もありますが、画像ファイル名の命名管理などに、デジカメメーカー側から供給されている専用アプリを利用されている方も多くいると思います。

また、Macからメーカー提供の専用アプリでデジカメを制御して撮影されている方もいらっしゃいます。これらのアプリについて、メーカー側の対応も半年程度遅れる場合もあることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。大手メーカーのデジカメだからといって安心してはいけません。

主に利用しているアプリにトラブルは発生していないか

Apple純正のアプリであれば、よほどのこと(古いアプリ)がない限り新しいOS Xには対応してくれます。また、仕事での利用が多い方は、Microsoft社のOffice系アプリに不具合が発生していないかということに注視しましょう。Microsoft Officeもほぼ間違いなく動作する場合が多いのですが、時にトラブルが発生することもあります。

ちなみに、Mas OS XのEl Capitanへのアップグレード時は、Microsoft Office2016がクラッシュするという問題が発生したことがありました。このトラブルでは、El Capitanのリリース後もトラブルを引きづることとなり、Microsoft社側だけでなくApple社のOS X側もOSの修正を余儀なくされてこともありました。利用者側は、Mac OS Xのアップグレードを優先するか、Microsoft Officeのアップグレードを優先するかで悩まされたのです。

パブリックベータを利用して自分で確かめてみましょう

Appleでは、新しいOSの完成度が上がってくると、開発者だけでなく、一般の利用者向けにもパブリックベータというMac OS Xの試行利用版が提供されます。最終完成版とは完全に一致しない部分もありますが、現在利用している周辺機器やアプリの基本的な動作確認を行うことはできます。パブリックベータで動作するのであれば、最終製品版でもまず間違いなく動くことになると言ってよいでしょう。

ただし、パブリックベータ版は提供開始当初はかなり不具合が生じるのが常です。完成度も段階的に上がっていきますが、ご自身で試してみる場合は、サブで利用しているMacを利用するようにしてください。

万が一の場合への備え

Mac OS Xがアップグレードされる際には、インターネット、コンピュータ関連雑誌、その他様々な情報が入手可能です。時に誤った情報が出る場合おあります。
自分のMacは自分で守るを肝に銘じ準備しておきましょう。

アップグレード前に行うことは、まず、現利用のバージョンへいつでも戻せるよう、データおよびインストールアプリをTime Machineを利用したフルバックアップの作成、そして現在利用しているMacの「OS Xの起動可能なインストーラを作成」しておくことです。

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