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Macのスリープ機能を解除する設定方法

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Macにも通常のコンピュータと同様にスリープ機能が搭載されています。一定時間ユーザからの操作がなかった場合などに、電力消費を抑えるためにコンピュータはスリープ状態に移行します。

スリープは、完全に電源をオフにする場合よりも多少電力は消費しますが、すばやく作業再開できることがメリットです。このように作業を途中で中断する時には便利なスリープ機能ですが、作業中に少しだけ席を離れる場合や、容量の大きいアプリケーションをインストールする場合など、途中でスリープ状態になってしまうと困ってしまうことがあります。

本稿ではMacでスリープ機能を解除する設定方法について説明します。Macのスリープ機能についての理解を深め、より便利にMacを扱えるようになりましょう。

Macのスリープ機能の種類

Macがスリープ状態に移行するとき、現在の状態がメモリに保存されます。CPUは低電力モードになり、多くの装置が停止します。これによって電力消費が大幅に少なくなります。スリープからの復帰時にはメモリからスリープ前の状態が読み込まれ、すばやく作業を再開することができます。

しかし、メモリはストレージには保存されないため、不意に電源が落ちてしまうとメモリに保持していたデータの内容は損失してしまいます。これを防ぐため、Macではディープスリープと呼ばれる機能がついており、メモリに保持している内容をストレージにも書き込んでいます。通常のスリープとディープスリープを合わせることによって、不意の電源消失においてもデータが保持されるようにしているのです。

特にMacBookやMacBookAir系のノートPC型Macでは、これらの二つのスリープ機能が合わさりセーフスリープ機能と呼ばれる機能になっています。

Macbookなどのノートパソコン型のMacでのスリープモード

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ノートブック型のMacには「セーフスリープ」と呼ばれる機能も搭載されています。セーフスリープは、その時の状態をメモリに保持しつつ、スリープ移行時にHDD等のストレージに情報を保存します。復帰時にはストレージにアクセスせずメモリからセーフスリープ前の状態を読み込みます。

メモリは電力が途切れると内容が失われますが、HDD等のストレージは電力がない場合でも内容は保持されています。そのため、セーフスリープでは、復旧の速度も早く、かつ完全に電源を落としてもHDDに内容が保存され、データの損失を防ぐことが可能になります。

ノートブック型のMacがスリープ中にバッテリーが切れそうになった場合などに、自動でセーフスリープへ移行し、情報が失われるのを回避することができます。ただし、電源が落ちてしまった場合はHDD等のストレージはメモリよりもアクセスが遅いため、復帰には多少時間がかかります。

macでスリープ機能を解除する方法

スリープ機能を解除するには、

1. メニューバーのアップルメニューから「システム環境設定…」をクリックする。

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2. システム環境設定から「省エネルギー」環境設定をクリックする。

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3. 省エネルギー環境設定の「コンピュータのスリープ」のスライダを操作し、「しない」に設定する

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Macをスリープさせたくはないが、ディスプレイは見えなくてもよいという場合は、同じ省エネルギー環境設定にある「ディスプレイのスリープ」を設定してみてください。ディスプレイだけをスリープさせて電力消費を抑えることができます。ディスプレイがスリープしている状態から復帰するには、通常のスリープからの復帰と同様、マウスやキーボードを操作してください。

スリープ機能を解除したあとも、任意のタイミングでスリープに移行させることは可能です。メニューバーのアップルメニューから「スリープ」を選択してください。

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ノートブック型の場合はディスプレイを閉じればいつでもスリープさせることが可能です。

不特定多数のひとが出入りするような場所で長時間席を離れるような場合、それでも電源を完全に落としたくはない場合は、スリープからの復帰にパスワードを要求するように設定してからMacをスリープさせるとよいでしょう。

スリープからの復帰にパスワードを要求するように設定するには、

1. メニューバーのアップルメニューから「システム環境設定…」を選択する。
2. システム環境設定の「セキュリティとプライバシー」環境設定をクリックする。

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3. セキュリティとプライバシー環境設定の「一般」タブを選択し、「スリープとスクリーンセーバの解除にパスワードを要求」にチェックを入れる。

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4. 「開始後」でスリープが開始してどれだけ経ってからパスワードを要求するのかを設定する。

セキュリティを考えるならば「開始後」の設定は、スリープ以降後即座にパスワードを要求する「すぐに」にしておくべきです。

他ユーザーと共有している場合の注意点

Macを共有で利用している場合、リモートアクセスでスリープ設定の解除をされてしまう場合があります。

この問題を解決するためにはネットワークアクセス設定からスリープ解除ができないように下記の手順で設定することが必要になります。

  • アップルメニューを開く
  • システム環境設定を選択
  • ノートブックの場合は「バッテリー」を選択し、「電源アダプタ」の「ネットワークアクセスによるスリープ解除」のチェックを解除する
  • デスクトップの場合は「省エネルギー」を選択し「ネットワークアクセスによるスリープ解除」のチェックを解除する

次ページ:スリープ機能を利用できるMacのショートカットキー

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