Windows用のキーボードをMacでも円滑に使用する方法

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Macを使うメリットの一つに、macOSの上でWindowsを動かすことができるという点があります。Pallarels DesktopやVMware Fusionという仮想化ソフトを使うことにより、macOSを使いながらWindowsが利用できるということです。ただし、MacとWindowsの大きな違いの一つにキーボードが異なるということがあります。

本稿では、Mac上でWindowsを使いたい人、あるいは、WindowsからMacに切り替えたいのだけれど、慣れるまでの間Windowsキーボードが使えないだろうかと思われている方向けに、MacでWindowsキーボードを使う方法を紹介します。

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Windowsキーボードの接続と設定

Windowsキーボードには、現在ではレガシーとなっているPS2キーボード、USBケーブル接続のもの、USB端子を使ったワイヤレスキーボード、Broutooth接続のキーボードがありますが、Macに接続するのであればUSBケーブルタイプのものが良いでしょう。

USB端子を使ったワイヤレスキーボードで「Windows用」となっていてもDongleという無線受信部をMacのUSBポートに装着すれば、キーボードとして認識されることもありますので、お持ちの方は試してみる価値はあります。次に説明する「キーボード設定アシスタント」が起動すれば利用することができます。

Windowsキーボードの設定

Macに未使用のUSBキーボードをセットすると「キーボード設定アシスタント」は自動的に起動します。二度目以降の接続の場合や、「キーボード設定アシスタント」が自動的に起動しない場合は、システム環境設定の「キーボード」を開くと「キーボードの種類を変更…」ボタンが表示されていますので、ボタンをクリックすると「キーボード設定アシスタント」が起動します。(キーボードが認識されない場合は、この「キーボードの種類を変更…」ボタンは表示されません)

001_assistant

「キーボード設定アシスタント」で行うこと

画面のメッセージに従って設定を行なっていきますが、最初に左shiftキーの右隣のキーを押し、続けて右shiftキーの左隣のキーを押すよう指示されますので、画面の指示に従ってください。

002_assistant

これでWindowsキーボードが認識されます。もし、利用するキーボードタイプが誤って認識されている場合は、画面下のラジオボタンで正しいキーボードを指定します。通常の日本語入力を行うキーボードでは「JISキーボード」を利用するので、以下のような表示になります。キーボード配列が101、102キーボード(「:(コロン)」、「;(セミコロン)」等の記号キーの位置がJISキーボードと異なります)の場合は、二番目の「ANSIキーボード」を選びましょう。

003_assistant

VMware FusionでWindowsを動かした場合の使い方

Windowsキーボードは、ほぼそのまま利用が可能です。

MacでWindfowsを利用されている方では、外付けディスプレイでVMwareFusionのWindowsを動かし、内蔵ディスプレイでmacOSを動かすこともあります。このような場合、USBポートにWindowsキーボードを差し込んでおき、Windowsを操作する場合はWindowsキーボード、Macを操作する時はMac標準キーボードを使うことも可能です。

特殊キーの設定

MacとWindowsのキーボードの違いで戸惑うところは、Macの commandキー、optionキー、controlキー、Windowsでは、Windowsキー、無変換・変換キー、Altキー、Backspaceキーが代表的です。この特殊キーの役割を変更する機能がMacには備わっています。

003b_windowskey01

[システム環境設定]ー[キーボード]の「キーボード」タブ画面の右下に「修飾キー…」ボタンがあり、ここでキーの役割を変更することができます。

004_keysettings

複数のキーボードが利用可能な状態では、最上部の「キーボードを選択」から変更したいキーボードを選びます。

ただし、この「修飾キー」の設定変更では、Windowsキーボードの左右にあるWindowsキー、Ctrlキー、Altキーを別々に設定変更することはできません。左右の特殊キーを別々に変更する場合は、次に紹介するフリーのキーボードカスタマイズツール「Karabiner-Elements」を使うことをお勧めします。

キーボードカスタマイズツール「Karabiner-Elements」

macOS Sierra(10.12)から、キーボードカスタマイズツールは「Karabiner-Elements」を使います。(以前のバージョンのKarabinerやSeilは使用できなくなっていますので注意してください。)Karabiner-Elementsは、GitHubからダウンロードできます。
GitHubのKarabiner-Elementsのダウンロードサイト

005_github-karabiner01

下記画面の赤枠部分からダウンロードしてください。

006_github-karabiner02

Karabiner-Elements利用上の注意事項

Karabiner-Elementsをインストールすると、標準キーボードの設定が「ANSIキーボード」となり、記号等でJISキーボードと異なってしまいます。(例えば、「@」キーを押すと「;」が表示されます)
最初にKarabiner-Elementsを起動し、次の手順でキーボード設定をJISに指定しておいてください。

007_keytype

Karabiner-Elementsが起動したら、「Virtual Keyboard」タブで、「Keyboard Type」を「JIS」に変更しておきます。(なお、この設定は執筆時点での使用となりますので、今後変更される可能性があります。)

キーボードカスタマイズの例

Karabiner-Elementsは、全てのキーの設定を変更することができます。今回は、Windowsキーボードの左「Ctrlキー」を使って、Ctrl + Cでコピー、Ctrl + Vでペーストが機能するよう変更する方法を紹介します。

なお、この方法では、左「Ctrlキー」と「Windowsキー」を入れ替えますので、左「Windowsキー」では、Windowsのメニューが表示されなくなります。そこで、右「Windowsキー」を設定変更せずに残しておくことにより、Windowsのメニュー表示を可能にしておきます。

カスタマイズするキーボードの選択

最初に、Karabiner-Elementsの「Device」タブからカスタマイズするキーボードを選びます。ここでは下の画面のように「USBキーボード」のみ選択します。Apple Internal Keyboardは選ばないようにしてください。

008_usb_keyselect

次に「Simple Modifications」タブへ移動し、下の画面のように、左「commandキー」と左「controlキー」の設定を入れ替えます。(Windowsキーボードでは、commandキーが「Windowsキー」を意味します。)

009_modifykey

Windowsにおけるファンクションキーの有効化

Macの仮想環境でWindowsを動かしている場合、標準キーについては特に設定することなく利用可能ですが、ファンクションキーについては、macOSとして動作してしまいます。このような場合は、Karabiner-Elementsの「Function Keys」タブで、画面下の「Use all F1,F2,etc …..」部分のチェックを入れておきます。

010_funckey

これによりWindows利用時に、F6からF10の日本語変換にかかる機能を利用することができるようになります。

まとめ

WindowsからMacへ移行された方が最初に戸惑うのは、キーボードです。そこでWindowsキーをそのまま使いたいと思われる方が多くいます。緊急避難的に利用されるのであればMacでWindowsキーボードを使うのも良いでしょう。でもやはりこれからずっとMacを使って行こうと思われるのであれば、Macキーボードに早く慣れることをお勧めします。

また、Mac利用の目的の一つに、MacでWindowsが使えるというメリットがあります。MacとWIndowsを両方使いたい、あるいは、使わなければならない、そんな方にとっては、一台のMacさえあれば両方使うことができます。

MacでParallels DesktopやVMware Fusionを使ってWindowsを動かす時、もちろんMacキーボードでも操作可能ですが、特殊キーではWindowsキーボードで使えるようにするのはやはり便利でKarabiner-Elements等を使ってキー設定を変更されると便利です。

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