地デジブースターの効果と選び方

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地デジの電波は、日本全国へ余すことなく送られていますが、地形や受信環境により、うまく受信できない場合もあります。電波の発信所からの距離が遠かったり、発信所との間に高層ビルや山に阻まれて電波を受信できない時に役に立つのがブースターです。

ブースターは微弱になった電波を増幅して、視聴できるレベルにまで補強してくれます。ブースターにもいくつか種類があり、電波の受信状況によってタイプが異なるため、状況別に応じたブースターの選び方を紹介していきましょう。

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地デジブースターが必要となる時

地デジの受信電波が弱くなると、特定のチャンネルが受信レベルが低いため視聴できなくなったり、画面にモザイクがかかるようなノイズが発生します。このような状態は受信電波が弱いことで引き起こされている可能性が高いため、地デジブースターを利用することで受信電波を増幅し、正常に映像を視聴できるようになります。

発信基地の電波がそもそも弱い場合などや、アンテナの方向に誤りがある場合はアンテナ設置当初からこのような状態になるため、最初に対応する必要があります。また、近くに大型のビルが建設されたりするなど、電波を妨げる状況の変化が起きた場合もこのような問題が生じる場合があります。

ブースターの効果と注意点

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出典:テレビアンテナ実験室 〜ブースターを使う

ブースターは、設置することで受信した地デジなどの放送電波を増幅してくれる役割があります。一家に複数台のテレビを視聴できるようにするためには、分配器を用いる必要がありますが、電波に関しては分配すると弱くなってしまう性質があるのです。そのため、受信電波が弱い時や、3台以上のテレビを設置する場合にはブースターの設置が必要になります。

地デジブースターの効果

地デジブースターの効果には主に二つのものがあります。それぞれの効果を見ていきましょう。

一つ目の効果は、分配器による分配損失の補填です。分配器によって電波を分けると、入力した電波と比較して出力される分配された電波は、その信号の大きさが減衰してしまいます。この損失値を分配損失といいます。

分配損失が生じることによって、電波の強度が地デジ放送を正常に表示させるために必要な値より下回る場合があり、その場合ブロックノイズやE201エラーなどが表示され、正常に地デジ放送を視聴することができなくなります。このような場合には、地デジブースターによって電波を増幅させ、分配され減衰した後の電波であっても、必要な電波強度を維持させることが必要になります。

この分配損失を補填し正常な範囲に電波を増幅させるのが地デジブースターの一つ目の効果です。

二つ目の効果はケーブル損失の補填です。10m以上のアンテナケーブルが接続されている場合は、その範囲の中で一定の電波の損失が生じます。一般的な値としては10mあたり3dbのケーブル損失が発生するため、長い距離のケーブルを使用している場合は、地デジブースターによって電波を増幅させ、補填する必要があります。

こちらも分配損失と同様に損失の補填となりますが、地デジブースターを設置することで、これらの損失を補填し正常に地デジ放送を受信できるようになります。

ブースターの効果の確認方法

地デジブースターの効果の確認方法としては、電波強度とは別に、総雑音指数を見る方法もあります。総雑音指数は受信品質と相関があり、総雑音指数が改善されることで、受信強度が改善していることと同等になります。

ブースターは電波を増幅させるため、入力する電波に雑音が含まれている場合は、その雑音自体も増幅させてしまいます。そのため、分配器やケーブルなど、雑音がより含まれる可能性のある機器や端末の前に(アンテナ側に)ブースターを設置することで、より雑音の少ない時の電波を増幅させることができます。

ブースターを設置することで電波強度が改善したにもかかわらず、それでも依然としてブロックノイズなどがテレビに表示されてしまう場合には、この総雑音指数がどうなっているのか、設置箇所に誤りがないかを確認してみることが大切になります。

地デジブースターの効果を最大限発揮する設置場所

ブースターは基本的にはアンテナに近い部分に設置することが大切です。複数台テレビを設置するために分配器を使用する場合でも、ブースターで電波を増幅させてから分配器で電波を分けることで最大限の効果を発揮します。ベストな設置箇所はアンテナ直下ですが、その場合は雨風にさらされるため、防水型の地デジブースターである必要があります。

分配器やケーブルよりも、地デジブースターはアンテナに近いところに設置する必要があるため、卓上型の地デジブースターなど、室内で設置できる地デジブースターよりも、屋外のアンテナ直下に設置できる地デジブースターの方が、正常に地デジ放送を視聴できる可能性がより高くなります。

地デジブースターの設置を検討している方は、可能な限り屋外対応の製品を選び、アンテナに近いところに設置するようにしましょう。

受信電波が強すぎる場合は、逆に視聴できなくなることも

微弱な放送電波を増幅して、視聴できるレベルにまで上げてくれる便利なブースターですが、電波状況が改善されたなどの場合には、逆に電波が強くなりすぎて受信不可能になるケースもあります。最近のタイプでは、電波の状況に合わせて自動調整してくれるタイプのものもあるようです。

電波の弱いエリアでブースターを直列で繋ぐダブルブースターを試みようとする人もいるかもしれませんが、これは却って逆効果になるので、一つのブースターで収められるように、適正な製品を選ぶようにしましょう。

屋内用と屋外用の2種類がある

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出典:アンテナ工事とテレビの配線カテゴリー:電気屋さんのホームページ活用日誌

ブースターには屋内用と屋外用とがあり、電波の受信状態によって使い分けができます。しかし、ブースターとしての効果は屋外用の方が圧倒的に高いので、受信レベルが著しく低い場合は屋外用を選択しましょう。もう少し補強したいといった状況においては、工事費用の掛からない屋内用で済ませることも可能です。

家庭内に複数のテレビを設置するときには、受信した電波を分配器で分けますが、この時に電波が弱まってしまう場合があります。このような状態の時には室内用の卓上型のブースターを分配器の手前(アンテナ側)に装着して利用しても良いでしょう。

ブースターの購入前に確認すること

ブースターを購入する前に、アンテナとテレビの接続状況を確認しておきましょう。もし全く映らないという状況であれば、アンテナの調整や接続機器の具合をまず確認する必要があります。場合によってはアンテナやケーブルの交換で済む場合もあるので、余計な工事をしてしまう前にチェックをしておくのがよいでしょう。

ブースター選びのポイント

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出典:厳選!おすすめの地デジ・BS・CS兼用テレビブースター | 地デジでテレビ!

ブースターを選ぶ上では、いくつかのポイントがあります。

・雑音指数(NFと呼ばれているもの)の少ないものを選ぶ。

・利得(Gain:信号を大きくする能力)の多きものを選ぶ。

・定格出力の大きいものを選ぶ

・BS/CSも対応しているか

といったことが挙げられます。

いくつかの製品を比較して選ぶことが大切

ブースター選びにおいては、いくつかの製品との比較検討が欠かせません。事前にリサーチしておいて、選ぶためのポイントの基準値を把握しておき、高いレベルで満足する製品を選んでいきましょう。

また、店頭で購入する場合とインターネットで購入する場合とで価格差がある場合も少なくありません。お得に購入できるように、事前のリサーチを怠らないようにしましょう。

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