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わかりやすく解説!Webサービス、アプリを開発・ASP.NET入門

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ASP.NET入門

「ASP.NET」をご存知ですか。マイクロソフト社が提供しているフレームワークのことであり、ASP.NET Web FormsやMVC、Web API、Coreなど、いくつかの種類が存在します。

ASP.NETを使用することで、簡単にWebアプリケーションやWebサービスが開発できるようになります。

ここでは、ASP.NETの内容や特徴、Web FormsやMVCなどの種類について紹介しています。ASP.NETの基本的内容について知りたい方や、Webアプリケーション・Webサービス開発に関心を持ち始めた方は、参考にご覧ください。

1.ASP.NETとは

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ASP.NETとは、どのような内容・仕組みなのでしょうか。ここでは、ASP.NETの内容や特徴などについて見ていきましょう。

ASP.NETって?

ASP.NETとはマイクロソフト社が提供している、.NET Framework上のWebアプリケーション開発のフレームワークのことです。

マイクロソフト社が提供するVisualStudioと組み合わせることで、HTMLやHTTPなどのテクノロジーに精通していなくても簡単にWebアプリケーションの開発・運用などを行えます。

ASP.NETの特徴

ASP.NETの特徴は、HTMLやHTTPなどの基本的なWebテクノロジーの知識や仕組みに精通していなくても、GUIモデルでアプリケーション開発ができるようになっていることです。

HTTP POSTの仕組みを使い、PostBackができイベント駆動型プログラミングも可能です。ブラウザとサーバ間のやり取りなども抽象化されますが、HTML、HTTP、JavaScriptなどを実際には使用しているため、Webブラウザで表示もできます。

また、ブラウザを認識するため最適なHTMLを作り出し、ASPと比べて処理速度も上がっています。

動作や言語

ASP.NETの多くの動作設定は.configファイルが利用されており、言語についてはVisual BasicやC#、C++/CLI、JScript.NETなど、さまざまな言語の使用ができます。

3種のASP.NETをおさらい

ここでは、ASP.NETのWeb Forms、MVC、Web API、Coreについて見ていきましょう。

Web Forms

Web FormsはASP.NETの中で最も古く、以前はASP.NET=Web Formsのことを指していました。Web Formsを使えば、Visual Studioのフォームデザイナーからドラッグ&ドロップで簡単にWebアプリケーションを作ることができ、登場当時は多くの注目を集めました。

サーバーコントロールも非常に豊富でイベントドリブンモデルも採用しているため、Windowsアプリ開発のノウハウをASP.NETアプリ開発にそのまま活かせるというめ流動性もありました。

しかし、イベントドリブンモデルやPostBackなどの特徴があだとなってしまい、トレンドに取り残され、積極的に採用されるフレームワークではなくなってしまいました。

MVC/Web API

Web Formsがトレンドに取り残されてしまったときにMVCが登場、そして、モバイルアプリやSPAなどが普及することでWeb APIなども登場します。

ASP.NET MVCは、Visual Studio2010で標準で搭載されるサブフレームワークであり、トレンドを取り入れながらバージョンアップも重ね、ASP.NETの主流ともなっています。

ASP.NET MVCは、ASP.NETの独自機能をなくし、MVCパターンをベースとして開発されたWebアプリケーションフレームワークであり、アーキテクチャパターンはモデル、ビュー、コントローラの3つに分けられます。

ASP.NET Web APIは2012年に登場したHTTPサーバーを構築できるフレームワークで、SignalRと提供されています。

.NET Framework上でWeb APIのソフトウェアアーキテクチャのスタイルの1つであるRESTfulなアプリケーションを構築できます。このように、Web Forms後にMVCやWeb APIが登場してよりトレンドに合ったアプリケーション開発等が行えるようになりました。

Core

ASP.NET Coreは、クラウドベースアプリケーションを構築するためのオープンソースフレームワークです。

ASP.NET Coreは、これまでのようにWindowsだけでなく、MacOSやLinuxでも対応し、開発ツールを使用したり、WebアプリケーションやIoTアプリケーション、Webサービス、モバイルバックエンドの構築をしたり、.NET Framework上で実行するなどができます。

ASP.NET CoreはASP.NETを設計し直して開発されたものであり、アーキテクチャも変更されています。しかし、2017年6月にASP.NET Coreは.NET Frameworkのサポート終了をするなどしています。

2.ASP.NET入門編

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ここでは、ASP.NETのおすすめ言語や使用例、開発環境、プロジェクトの立ち上げ方法など、基本的内容について見ていきましょう。

入門者にオススメの言語

ASP.NETはいろいろなサポートがあるため、最初にどこから手をつけて良いのか迷ってしまうものです。いくつかの候補は考えられますが、C#がおすすめです。

これは、マイクロソフトの.NETがC#だからです。開発言語に迷った場合はC#を選べば無難と言えるでしょう。

ASP.NETは何に使うのか

ASP.NETは、WebアプリケーションやWebサービスの開発や運用等ができます。実際にマイクロソフトのホームページでも使用されています。

開発環境

ASP.NETは、基本的にはWindowsパソコンにVisual Studio Communityをインストールすれば開発環境が整います。MacOSの場合はVisual Studio for Mac、Linuxの場合はMonoDevelopが推奨されています。

プロジェクトの立ち上げ方法

開発環境が整ったあとは、ASP.NETのプロジェクト作成へと移ります。まずはVisual Studioを立ち上げ、以下の手順でプロジェクト作成をしていきます。

  1. メニューから「ファイル」を選択し「新規作成」から「プロジェクト」を選択します
  2. 「ASP.NET Webアプリケーション」を選択して「OK」ボタンをクリックします
  3. 「MVC」などテンプレートを選択します。MVC以外にもWeb APIやWeb Formsなどが選べます
  4. 実行ボタンを押し、Webアプリケーションが立ち上がるか確認をし、問題なければプロジェクト立ち上げの完了です

ASP.NETの学習方法

ASP.NETに限らず、システムの勉強をするには実際にプロダクトに触って何かしらの成果物を出すのが一番です。

しかし、何も事前知識がなくプロダクトに触っても、何から手をつけて良いのか分からないということになるでしょう。

そのため、下記の順番でASP.NETに触れてみるのがおすすめです。

  • ASP.NETの入門書を読む:体系的な知識を理解する
  • Webの情報から最新情報を拾う
  • 実際にソフトをインストールして何かを作る

開発の段階で不明点が出てきた場合などは、「Qiita」などで質問をしてみるのも良いでしょう。

ASP.NETを仕事に使いたい場合には、マイクロソフトの認定資格を受けてみるのもおすすめです。

ASP.NETの単体の資格であれば、「Developing ASP.NET MVC Web Applications」というものがあります。

まとめ

マイクロソフトが提供するフレームワークASP.NETを使用することで、WebアプリケーションやWebサービスが簡単に開発・運用ができるようになります。開発元のWindowsだけでなくMacOSやLinuxでも利用ができるためパソコンを選びません。

ASP.NETはWeb FormsやMVC、Web API、Coreなどがあり、それぞれ特徴が異なりますが、興味がある方は、すぐに利用ができますので、ぜひ試してみてください!

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