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スマホを使っていると必ず目にするのが文字。普段何気なく見ている文字はフォントと呼ばれる文字用のデザインが適用されており、スマホの機種やOSによってバラつきがあります。
そこで気になるのが、「フォントってどうやって変更するだろう?」というもの。スマホの機種を変更したら文字のデザインが変わってしまったり、そもそも読みにくいフォントで使っていたりするという方もいるかもしれません。
そこで今回は、Android OSに焦点を当ててフォントの変更方法をご紹介。自分に合ったフォントを使用することで、文字の視認性を上げてみてください。
フォント設定の重要性
スマートフォンやタブレットを使用する際、具体的な理由は分からなくても何故かしっくりこないことがあるもの。考えられる理由の1つとしては、フォント設定が好みに合っていない可能性が挙げられます。
フォントはAndroid全体に指定されているものに加え、アプリ単位で設定されているケースもあるので、場合によっては統一感が感じられないパターンも存在。見ているフォントがコロコロ変わると無意識に違和感を感じるのが普通です。
しかし画面表示に納得できない最も大きな原因は、Androidの工場出荷時の設定というものが考えられます。標準の設定はあくまでも端末のメーカーが使いやすさを重視して決めており、誰にとってもすんなりと受け入れられるとは限らないからです。
あまり気に入っていない状態で使っているということもあり得るので、好みでなければ思い切って設定を変えてみることをおすすめします。
Androidの見た目の変更は全てが設定アプリから行えるので、一度使い方を試してやり方を覚えると良いでしょう。設定からディスプレイを辿り、次にフォントの項目を選択すると、フォントサイズやスタイルが変更出来るようになります。
以下、詳しい説明は下記の通りです。
フォントの変更の仕方
Android端末では、全ての機種でフォントサイズを変更することができます。手順は下記の通りです。
- 「設定」アプリをタップ
- 「ディスプレイ」をタップ
- 「フォント」をタップ
- フォントの種類及びサイズを変更
文字の大きさを変更する方法は、「設定」画面を開き、「フォントサイズ」をタップします。すると小、中、大、極大の4種類から選ぶことが可能です。
なお、OSのバージョンによって手順が少し変わります。Android 9の場合は、「設定」「ユーザー補助」「フォントサイズ」と進めてください。
フォントを変更できる機種とできない機種
フォントの種類については、機種やシステムのバージョンによって変更ができる場合とできない場合があります。
フォントの種類も変えられる場合には、「設定」から「画面設定」を開くと「フォント変更」の項目が表示されます。この項目内にある複数のフォントから選ぶことができます。
ちなみにGalaxy、Xperia、富士通、SHARP製の一部のスマートフォンでは、設定画面からフォント変更ができるようになっています。その他メーカーのスマートフォンやタブレット端末の多くは、フォントを変えることができません。
フォント変更ができる機種であれば、デフォルト以外のフォントをダウンロードして使用することができます。
一覧に好みのデザインがない時、端末によっては新たにダウンロードして、標準では用意されていない種類を追加することも可能です。
有料のタイプも含まれますが、世界中には膨大なデザインがありますし、日々新しく追加されているので、高確率で好みに合うものと出合える期待感に結び付きます。
アプリを利用した変更方法
アプリを利用してフォントを変更する方法ですが、Google Playを起動して「フォント」で検索します。検索結果として、アルファベットや日本語、その他の言語のフォントアプリが表示されます。これらの中から好きな物を選んでインストールします。
インストール後にアプリを起動して、表示されるフォントの種類を変更します。
「設定」画面でフォントを変更できる機種であれば、フォントアプリを利用して自分の好きな文字に変更することができます。「設定」画面の中で「フォント変更」の項目が存在しない機種の場合は、基本的にユーザーがフォントを変更することができません。
新しいバージョンのAndroidシステムであればフォントを自由に変更できる機種がありますが、古いバージョンであれば自由にフォントを変更することができません。
また、フォントアプリではなく、一般的なアプリに関して、フォントの変更が適用されない場合もありますが、これはアプリの設定がOSよりも優先順位が高いからといえます。
このタイプのアプリは変更が困難なので、アプリのメーカーに要望を伝えたり、将来的な対応を待ったりするのが現実的です。ところが一般的なアプリの中には、表示がOSの設定と共通化されていたり、独自に変更機能を設けていたりする製品が少なからずあります。
つまり大抵の場合は見た目の変更が可能なので、試しにOSやアプリの設定を変更してみると、好みに合わせて変えられるかどうかが直ぐに分かります。
rootを使った裏技
どうしてもフォントを変更したい場合には、root化と呼ばれる処理を行う裏技があります。AndroidのシステムはLinuxをベースにして作成されているので、システムにログインする際のアカウントの種類によって権限を定めることができます。
最も権限が強いアカウントはrootで、システムに対して全ての変更や設定ができます。ところがAndroid端末を利用するユーザーはroot権限を持たず、メーカーのみがroot権限でログインできるように設定されています。
端末によってはroot権限によってユーザーがフォントの変更ができないように制限されています。端末の利用者(ユーザー)がroot権限を手に入れることができれば、自由にフォントの変更ができるようになります。
root化する方法はいくつかありますが、一番簡単な方法はroot化用のアプリをインストールして起動することです。root化アプリは機種ごとに使用できる場合とできない場合があるので、失敗したら別のアプリを試してみることができます。
どうしてもアプリで変更ができない場合には、パソコンにroot化のためのソフトウェアをインストールして、USB接続を行って端末の権限をroot化することができます。
root化に成功すれば通常はアクセスすることができない端末のシステムファイルを自由に変更することができるようになるので、フォントの変更ができるようになります。
注意すべき点ですが、端末のユーザー権限をroot化することは「改造」を行うのと同じで、メーカーのサポートが受けられなくなる恐れがあります。
さらに、Android端末はroot権限で使用するようには設計されていないため、何らかの不具合が発生する恐れがあります。最悪の場合、充電や使用時に発火したり、システムが起動しなくなったりする恐れもあります。
このため、端末のroot化をする場合には、自己責任で行うようにしましょう。
おすすめのフォントや文字設定
見た目を変えたい場合は、スタイルを変更するのが手っ取り早く、標準以外を選ぶことで大幅にAndroidの印象が変わります。
視覚的に可愛いポップ体
ポップは文字を丸く、見た目を可愛らしくしてくれるので、視覚的な可愛いもの好きの人に最適です。
プライベートでは良くても、ポップだと仕事に支障が出るという時は、標準に近い丸ゴシックがおすすめ出来ます。文字通り角が丸いデザインなので、毎日堅苦しい書類に目を通す人にとって、一時の癒やしとなる可能性があります。
また、万が一誰かに画面を見られたとしても、このフォントなら趣味の一環として、十分に受け入れられる余地があるでしょう。ポップでは流石に、可愛いを超えてやや子供っぽさが強調されますから、使用する状況を考えて設定することが必要です。
おすすめの文字設定
一方、老眼が進み小さな文字が見辛い場合は、サイズを変更すると好みに合わせやすくなります。
サイズは指でスライドさせるだけで変更可能ですから、無理なく見える大きさになるまで、調節しながら試行錯誤することがポイントです。
逆に文字を小さくし過ぎてしまうと、設定を戻すのに一苦労するので、指のスライド方向を間違わないことが肝心です。ただ、サイズを過剰に大きくしてしまえば、今度は大き過ぎて見辛い、といった結果にもなりかねません。
過剰は不足と変わらなくなりますから、標準よりも少し文字を大きく、この程度から最適を探し始めると効果的でしょう。更に大き過ぎるサイズは表示を崩してしまうので、表示のバランスを見ながら、使いやすいAndroidの形を見付けることが大切です。
おすすめフォントアプリをご紹介
おすすめのフォントアプリをいくつか紹介します。注意点として、お使いの機種によっては使えないことを覚えておいてください。
「HiFont –クールフォントテキスト無料+スタイリッシュFlipFont」【root化必要】
個性的な日本語フォントを含む4000以上を内蔵する人気のアプリ。手書き風はもちろんかわいい丸文字、習字のようなフォントまで幅広く揃っています。
フォントはカラーが選べるほか、カテゴリごとに分けられているため好みのものを見つけるのに苦労しないのが魅力。お気に入りを見つけたらすぐにダウンロードすれば、簡単に使えます。
なお、root化が必要という点には注意です。
AR浪漫明朝体U【SHARP用】
シャープ製スマホに使えるフォント。スマホの文字を大正浪漫風にすることができ、雰囲気を変えられるのが魅力です。フォント自体が古風な見た目になるので、落ち着いた印象がよい方におすすめ。
なお、フォントを利用する場合は「フォントマネージャー」が必要とのことです。
FontFix (Free) for Superuser
4300字近い英字フォントを収録するアプリ。並んだフォントのデザインを一覧で確認できるほか、気になるものを見つけたらプレビュー表示でさらに細かく選べます。
なお、英字フォントだけで日本語は含まれないのが難点。頻繁に英語の文章を読むという方に相性のよいアプリです。
使用時はroot化が必要なのも注意点。一応サムスンやHTCといった一部メーカーのスマホであればroot化せずに使えるので、気になる方は使ってみてください。
iFont
手書きのかわいいフォントが利用できるアプリ。英字がメインですが、日本語向けも用意されている優秀さを持ちます。
含まれているフォントは言語ごとに分かれており、10以上の国を万遍なく含んでいるのも魅力。
使用したい言語に合わせて選べます。
フォント変更でスマホをおしゃれに!
Androidのフォント変更方法について、標準のやり方からアプリを使った方法、root化まで幅広くお伝えしました。フォント変更といえばパソコンなら割と自由にできるものの、スマホでやろうとするとまだまだユーザー側の権利が薄いのが現状。
それでもフォント変更がしたいという方は、今回紹介した方法をぜひお試しください。なお、root化に関しては本当によく調べてから実行するのがおすすめ。
一度実行したら元に戻せないと考え、メインで使っている機種ではなくサブ機があるなら実験として取り入れたうえ検討してみるという方法もあります。
よくある質問とその回答
Q: すべてのAndroid端末でフォントを変更できますか?
A: 一部の端末では、フォントの種類を変更できない場合があります。GalaxyやXperiaなどの一部の機種では可能ですが、他の端末ではroot化が必要です。
Q: フォントを変更するとアプリ内の文字も変わりますか?
A: 基本的にはOS全体のフォントが変更されますが、アプリによっては独自のフォント設定が優先されるため、変更が反映されないこともあります。
Q: root化すると何がリスクですか?
A: root化は端末の改造にあたるため、メーカー保証が無効になったり、不具合が発生する可能性があります。
2024年最新情報|Androidで利用できるおすすめフォント変更アプリ
フォントの変更は、Androidデバイスを個性的かつ視覚的に魅力的にするカスタマイズの一つです。2024年現在、フォント変更に役立つさまざまなアプリやサービスが登場しています。以下は最新の情報を盛り込んだおすすめのアプリとその特徴を紹介します。
1. iFont (Expert of Fonts)
iFontは長年人気を集めているフォント変更アプリで、2024年もその地位を保っています。以下の理由から、フォント変更に最適です。
- 豊富なフォントライブラリ:日本語、英語、中国語など多言語対応のフォントをダウンロードでき、使いやすいインターフェースが特徴です。
- システムフォントの簡単適用:ルート化されたデバイスであれば、システム全体のフォントを簡単に変更できます。
- カスタムフォントのインポート:Google Fontsや自分のPCから好きなフォントをインポートして利用することも可能です。
2. ZFont3
ZFont3は、Android 12以降でも使える便利なフォント変更アプリです。新しいセキュリティ対策が取られている最新のAndroidバージョンでも使用できるため、フォントを自由に変更したいユーザーにおすすめです。
- テーマごとのフォント変更:特定のアプリやシステム全体で異なるフォントを設定できるカスタマイズ性があります。
- ルート化不要:多くのデバイスでルート化せずにフォントを変更できる点が他のアプリと比べて優れています。
3. HiFont
HiFontも2024年において人気が高いフォントアプリです。特に使いやすさとシンプルな操作性が評価されています。
- 初心者向けのインターフェース:使い方がシンプルで、初心者でもすぐにフォントを変更できます。
- 豊富な無料フォント:様々なスタイルのフォントが無料で提供されており、広告も少ないのが特徴です。
フォント変更に関する注意点
2024年のAndroidアップデートでは、セキュリティ対策が強化され、一部の端末ではシステムフォントの変更が制限されています。これは、ルート化を行わない限り、システム全体のフォント変更が困難になっていることを意味します。これにより、フォント変更の自由度が制限される可能性があります。
- 最新のAndroidバージョンでのフォント変更の制約:特にSamsungやGoogle Pixelの端末では、標準の設定ではシステムフォントを変更できない場合が多くなっています。その場合、上記のアプリを活用してルート化せずに一部アプリや画面でフォントをカスタマイズすることが推奨されます。
- フォント変更後の不具合:フォント変更後にアプリがクラッシュする、または文字化けするケースも稀に報告されています。特に日本語などの多言語対応フォントを使う場合、システム全体での検証が行われていないフォントは避けるのが安全です。
フォント変更のメリットとデメリット
フォント変更は、デバイスのカスタマイズ性を高める素晴らしい手段ですが、いくつかの注意点も考慮する必要があります。
メリット
- 視覚的に魅力的なカスタマイズ:自分好みのフォントに変更することで、デバイスのデザイン性が向上します。
- 文字の読みやすさ向上:視認性に優れたフォントを選ぶことで、文字が読みやすくなり、目の負担が軽減される場合があります。
デメリット
- パフォーマンスの低下:一部のカスタムフォントは、デバイスの動作を遅くしたり、バッテリーの消耗を早めたりする可能性があります。
- 互換性の問題:特定のフォントを利用すると、アプリやウェブサイトの表示が崩れることがあります。特にシステム全体のフォントを変更する際は慎重に選びましょう。
まとめ
2024年のAndroid端末では、フォント変更が引き続き人気のカスタマイズ手段です。iFontやZFont3、HiFontのようなアプリを利用することで、ルート化なしで簡単にフォントを変更できます。しかし、最新のAndroidバージョンではフォント変更が制限されることもあり、慎重な選択が求められます。視覚的なデザインだけでなく、実際の使いやすさやデバイスパフォーマンスに与える影響も考慮しながら、最適なフォントを選んでカスタマイズしましょう。