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webページでエラーが出たら諦めてない?よく見る401エラーとは

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401エラーの原因

IDとパスワードの入力ミス

401エラー「401 Unauthorized」は、クライアントに(そのままでは)Webサイトを閲覧する権利がないことを意味するものでした。

これはクライアントが本来正しいログインID(ユーザ名)やパスワードを入力するという手順を踏むことでWebサイトを閲覧するための認証を得られるのにも関わらず、その手順を踏まずにアクセスしてきた場合に発生するエラー

もしくはブラウザがログインページや認証ダイアログを表示するも、ユーザが間違ったログインIDやパスワードを入力してしまった場合に、クライアントがHTTPステータス「401 Unauthorized」を受け取ることになり、再び入力を求められます。

以上より、表示されやすいのは会員登録制のWebサイトです。

サーバ側の問題

401エラーは、クライアントの問題だけでなくWebサーバ上の不具合が原因で発生する場合もあります。

ログインIDやパスワードなどの入力情報が正しいかどうかを確認するために、Webサーバはユーザ情報を格納するデータベースに接続して入力情報とユーザ情報を照らし合わせる作業を瞬時に行います。

しかし、時にはデータベースへの接続が上手くいかないことがあり、サーバ側でユーザー認証が上手く行かなかった結果、401エラーが発生するパターンも存在。

また、ユーザ情報の中でもパスワードはユーザが入力したものをハッシュ化して保存されます。ハッシュ化とはあるデータから一定の計算手順(ハッシュアルゴリズム)に従ってハッシュ値を求め、元のデータをハッシュ値へと置換することをいいます。

パスワードをハッシュ化することで、万が一ハッシュ化されたパスワードがデータベースから不正に流出しても(ハッシュ化の特殊な計算手順により)元のパスワードが特定されることはまず考えられないため、パスワードの保管にハッシュ化が用いられるのです。

そしてユーザのログイン認証の際には、サーバが入力されたパスワードをハッシュデータへ変換しなければなりませんが、この変換に問題があると401エラーとなってしまいWebサイトを閲覧することができないのです。

閲覧側で対応できない場合が多い

401エラーは、サイトのサーバー側で問題が発生している場合が多く、閲覧ユーザー側で対応できない場合が多く見受けられます。

普段利用しているサイトで401エラーが表示される場合は、Twitterなどで検索してみて、他にも同じように401エラーになっている人がいないか確認してみましょう。

大勢の人が同様のトラブルに見舞われている場合には、原因は閲覧者ではなくサイト運営側にあります。

この場合は復旧を待つしかないので、発生直後であればSNS等の連絡がつく方法でサイト運営者に知らせてあげてください。

401エラーへの対処法

ログイン

ログイン認証を必要とするWebサイトを閲覧するには、ユーザアカウントを作成し、ログインページにて正しいユーザ情報を入力しなければなりません。

また、間違ったログインID・パスワードを入力してもエラーメッセージが表示されてしまうだけなので、もしログインID・パスワードを忘れてしまった場合は新しく取得する必要があります。

WebサイトによってはログインIDさえ覚えていればそこからパスワードを照会してくれる場合もありますが、防犯の観点からログインID・パスワードを紛失してしまった場合は新しく取得するのがおすすめです。

ブラウザの変更

稀にWebサーバ側の設定で、特定のブラウザでしかアクセスを受け付けないようにしているサイトもあります。ログイン情報が正しいにも関わらずアクセスができない場合は、ブラウザを変更してみるのも対処の1つです。

知名度の低いブラウザを愛用している場合は省かれている可能性もあるので、Google ChromeやFirefoxといったメジャーなものを使ってみてください。

後でアクセスする

ログイン情報が正しく、ブラウザにも問題ないのにアクセスができないのであれば、Webサーバ側に不具合が発生しているかもしれません。この場合はクライアントから対処するのは不可能なので、時間を置いてみてください。

また、サーバ側が問題発生に気づいていいない可能性もあるので、お問い合わせなどから不具合報告をするのもおすすめです。

Internet Archivesで確認する

当該サイトの中身だけを確認できれば良いという場合には、インターネット上に過去のページ履歴を残しているアーカイブを参照するのも一つの手段です。

全ての変更履歴を保存している訳ではありませんが、特定時点でのそのページの表示内容を参照することができます。

アーカイブは下記の「Wayback machine」から見ることができますのでお試しください。

https://archive.org/

よく見られるHTTPステータスエラーを紹介

401エラー以外にも、よく見かけるものはあります。今回はその中でもクライアントからのリクエストが失敗した場合に表示される400番台をご紹介。加えて有名なものも解説します。

400 Bad Request

クライアントのリクエストに異常があると返ってくるエラーです。定義されていないメソッドなど、上級者が何らかのやり方を用いて弾かれる場合があります。

403 Forbidden

閲覧禁止を表すエラー。特定のアクセス者を弾いている場合に表示されます。

404 Not Found

ページが見つからない場合に表示されるエラー。「URLを手打ちで入力したところ誤りがあった」、「管理者側がページを削除またはURL変更した」、「削除やURL変化があったにもかかわらず検索結果が反映されていない」場合に表示されます。

503 Service Unavailable

サーバー側でトラフィックが急上昇したことで対応が追い付かなくなった場合のエラー。基本的にはサーバー側の問題ですが、高負荷をわざと与えるDOS攻撃を受けた際にも表示されます。

特定のページがSNSなどでバズを起こしている、世間を賑わすほどの大きなニュースが報道された、話題のチケットや商品の予約販売が始まる瞬間など、日常でよく見かけます。

504 Gateway Timeout

サーバー側で制限時間内に処理が終わらなかった場合に表示されるエラー。「503 Service Unavailable」と同じような場面で出てきます。

ログインを試みたら長い間待たされ、結果としてこのエラーが返ってくるという経験がある方も多いかもしれません。通販サイトで新商品を購入しようとしているときにも見られます。

まとめ

インターネットを利用しているのにエラー表示が出てしまうと、せっかくの楽しみがつまずいたようで不満が残ります。今回は「401エラー」の原因や対処法に加え、よく見られるHTTPステータスも簡単に紹介したので、今後のネットサーフィン等に役立ててください。

基本は、ちゃんとしたユーザーID・パスワードを用いたログインです。

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