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パソコンがあまり得意でないという無い方は、HDD・OSの初期化と言われてもあまりピンと来ないかもしれません。しかし、今の時代パソコンが無ければなかなか仕事もままならないという方も多いはず。この機会にWindowsXPのHDD・OSの初期化についても知識として知っておきましょう。
WindowsXPはすでにサポート期限も切れているため、新しいOS(最新だとWindows10)に移行している方も多いかと思いますが、まだWindowsXPを使っているという方もいるはずです。
長年使っているパソコンは、さまざまデータが溜まったり不具合が出来てきたりと、何かと不便も多いと思います。OSの初期化ではそういった問題を解決出来る可能性がありますので知っておいて損はありません。
また、HDDの初期化はお持ちのパソコンのデータ容量が足りなくなってしまった時など、HDDの増設をしなければならない時には必要な手段となってきますので、いざという時に困らないようWindowsXPのパソコンをお持ちの方は、きちんと理解しておきましょう。
”この記事のまとめ”
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WindowsXPの初期化の種類
WindowsXPのOSでは、初期化といっても2種類の初期化があります。まずはその違いをきちんと理解していきましょう。どうしてもWindowsXPのパソコンを初期化しないといけない!なんて自体になった時に、インターネットで調べてもどちらの初期化をすれば良いのか分からないと混乱してしまう人も多いようです。
少し紛らわしいですが、WindowsXPのHDD・OSそれぞれの初期化の意味をしっかりと理解しておけば困ることはありません。では、各初期化の意味と詳細について詳しくご紹介していきます。
HDDの初期化
まずは、そもそもHDDの初期化とは何なのかをみていきましょう。HDDの初期化は、HDD(ハードディスク)を再フォーマットともいいます。実際にやることは、文字のままでHDDを”初期化”するということなのですが、新しくHDDを増設したりする場合に必要な作業となってきます。
普段パソコンを使っている際には特に必要は無い作業ですが、パソコン大きなデータを扱う方や長くパソコンを使っていて、既存のデータを消したく無いという方は新しいHDDを購入する機会もあるかもしれませんので、おおまかな作業概要ぐらいはきちんと覚えておきましょう。
OSの初期化(リカバリー)
次にWindowsのOS初期化とは何かをご説明します。WindowsのOS初期化とは、WindowsのOS(WindowsXP,Windows,Windows10など)を初期の状態に戻すことをいいます。そんなこと必要あるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、OSの初期化にはいくつかのメリットがあります。
WindowsのOS初期化を行うメリットとして、パソコンの動作が改善するという点があげられます。パソコンも長く使っていればデータがどんどん溜まっていき、使えるメモリの容量も減っていきます。すると、アプリケーションを使ったり、ファイルを操作したりといった動作がだんだん遅くなっていきます。
皆さんの中にも、パソコンの動作が重くてイライラする!多くのファイルを開いていたらパソコン画面がフリーズしてしまった!なんて経験をしたことがある人も多いのでは無いでしょうか。そういった場合には、WindowsのOS初期化が効果的な場合がありますので、一度試してみるのも良いかもしれません。
また、WindowsのOS初期化をすることで、OSの不具合を改善することが出来る可能性もあります。WindowsのOSも完璧ではありません。特定のソフトウェアとの相性や組み合わせ、または特定の操作をした際に不具合を起こしてしまう可能性もあります。あるアプリケーションを立ち上げると、たまに強制終了してしまうなんてことを経験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、OS初期化をすることでのメリットのもう一つがセキュリティ面のリスクを改善出来るという点です。知らず知らずのうちにパソコン内に入ってしまっていたウイルスやスパイウェアを排除することが出来ます。
インターネット上からダウンロードしたファイルには、悪質なウイルスが入り込んでいる場合も多いので、いつの間にかパソコンに入ってしまっているなんてことも多いです。セキュリティ面のリスクを軽減出来るという点は、パソコンのOS初期化の大きなメリットです。
WindowsXPのHDDの初期化とは
ではWindowsXPのHDDの初期化とは、どういったことを意味するのでしょうか?WindowsXPのパソコンには当然ながら、HDDが内蔵されています。WindowsXPでは、この内臓HDDを初期化(再フォーマット)することが出来ます。WindowsXPのHDDの初期化というと、この内臓HDDの初期化を意味することが多いです。
新しいHDDを認識させる時に使う
WindowsXPのHDDの初期化を行うのはどういった場合に必要となってくるのでしょうか?パソコンにはHDDが搭載されていますが、当然容量には限界があります。日常的に大きなサイズのデータを扱っていたり、長い期間パソコンを使い続けていれば、その内臓HDDの容量が足りなくなってしまうことがあります。
パソコンに内蔵されているHDDの容量が足りなくなってしまった場合、一つの対応手段としてパソコン内の不要なデータを消して容量の空きを作るということがあげられますが、消して良いデータが無かったり、たとえ消して少し空きが出来てもパソコンを使い続けていれば、またすぐにHDDの容量がいっぱいになってしまうということもあるかと思います。
そういった場合には、新しくHDDを購入してパソコンに繋ぎ、HDDの増設をするということが出来ます。HDDを増設すれば今あるデータを消さなくても、容量不足にならずにパソコンを使い続けることが出来ます。しかし1点問題なのが、新しく購入したHDDをただパソコンに繋いでもパソコン側が新しいHDDを認識してくれないのです。
パソコンに繋げばすぐに使える!なんていうものなら簡単なことですが、パソコンやHDDにも色んな種類や規格があるので、そう簡単にはいかないのです。それを解決するために、HDDの初期化が必要となってきます。
HDD初期化を行うことで、WindowsXPに内蔵されているHDDと新しく購入したHDDのフォーマットを合わせてお互いに認識できるようになります。ちょっと面倒な作業ではありますが、きちんと手順を踏めば難しい作業ではないのできちんとやり方を覚えておきましょう。手順は、後述でも詳しく説明していきます。
HDDのデータをコピーする時に使う
WindowsXPのHDDの初期化を行う場合として、もう1つあげられるのがHDDのデータをコピーする場合です。HDDのデータをコピーするってどんな時?と疑問に思うかもいらっしゃるかもしれませんが、何らかの理由で外付けのHDDにデータのバックアップをとっていて、それをパソコンのHDDに復元したい場合などに必要となってきます。
パソコンもいくら性能が良くても不具合は起こりますし、落雷や物理的な衝撃によって壊れてしまったり、ウイルスやスパイウェア、ハッキングによってデータが破壊されてしまったりと、懸念点をあげればきりがありません。いつそういったことが起こっても大丈夫なように、データのバックアップを取っておくことは非常に重要です。
パソコンにもしものことがあった場合、事前にHDDにバックアップを取っておいたデータをパソコンに復元する際には、前述の新しいHDDを取り付ける場合と同様に、今度はパソコン側の内臓HDDを初期化(再フォーマット)する必要があるのです。
WindowsXPのOSの初期化(リカバリー)とは
WindowsXPのOSの初期化(リカバリー)がどんなことを意味するかというと、前述したWindowsのOS初期化のことを意味します。OSを初期化することで、パソコンの動作を軽くしたり、知らない間に入ってしまっていたウイルスやスパイウェアを除去したりすることが出来ます。こちらは、後述でも詳しく説明していきます。
WindowsXPのパソコンであれば、最近の最新モデルのパソコンと比べると、それなりに古い型のパソコンである場合が多いと思いますので、長く使っている場合や動作が鈍いといった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。絶対とは言えませんが、WindowsXPのOSの初期化をすることで動作が改善するかもしれません。
OSの不具合がある時使う
OSの初期化(リカバリー)をすることで、OS自体の不具合を改善出来る可能性があります。パソコンを使っていて、ある日突然パソコンが立ち上がらなくなってしまったり、アプリケーションを使っていると急に電源が落ちてしまう、頻繁に画面がフリーズしてしまうなどの不具合を経験されたことがある方もいらっしゃると思います。
WindowsXPのOSの初期化をすることによって、そういったOSの不具合を改善する改善出来るかもしれません。今までそのような不具合の経験が無いという方も、いつなんどきパソコンの不具合が起こるか分かりません。今のうちに対処法をしっかりと理解しておくことが大切です。
ウイルスの感染等がある時使う
WindowsのOS初期化をすることで、パソコンに入り込んでしまった悪意のあるウイルスやスパイウェアを除去することが出来ます。最近のインターネットでは、色々なフリーソフトがあったり、さまざまな便利なオンラインサービスがあったりと非常に便利な世の中となっています。
しかしその一方で、悪質なウイルスやスパイウェアが蔓延しているのも非常に大きな問題となってきています。皆さんもニュースで大規模な個人情報流出なんてニュースを耳にしたりするのではないでしょうか。誰もが知っているような大企業のサービスでも、そのような大きなセキュリティ被害を受けているのです。
もちろん各企業もセキュリティ対策を怠っているわけではありません。しっかりとしたセキュリティ対策をしているのですが、それ以上に悪質なウイルスやスパイウェアの進化が凄まじいのです。そう考えると、皆さんの普段使っているパソコンのセキュリティソフトレベルでは太刀打ちできないというのが良く分かると思います。
普段皆さんの使っているパソコンが、急に変な動作をしたり、インターネットからファイルをダウンロードした際に変なファイルがインストールされてしまったなんて兆候があればウイルスやスパイウェアの感染を疑う必要があります。
また、そういったことが無くてもいつの間にかパソコン内に悪質なファイルが紛れ込んでしまっていることも多いので注意が必要です。ウイルスやスパイウェアがパソコンに入り込めば、個人情報流出やパソコン内のデータが悪用されたりといった被害が考えられます。心当たりのある方は、一度WindowsのOS初期化を試してみることをおすすめします。
WindowsXPのHDDの初期化手順
WindowsXPのHDDの初期化手順についてご説明します。手順は下記のようになります。
【WindowsXPのHDDの初期化手順】
-
- 1.デスクトップ画面を表示
- 2.「スタート」メニューを表示
- 3.「マイコンピュータ」を右クリックし「管理」を選択
- 4.「コンピューターの管理」というウインドウが開くので「ディスクの管理」を選択する
- 5.「ディスクの初期化」ウインドウが表示されるので「OK」を選択
- 6.次に初期化したドライブの「未割り当て」と表記のある部分を右クリックします
- 7.メニューの中から「新しいパーティション」を選択
- 8.「新しいパーティションウィザード」ウィンドウが表示されるので「次へ」をクリック
- 9.「プライマリパーティション」にチェックを入れて「次へ」をクリックします
- 10.作成するパーティションのサイズを「最大ディスク領域」と同じ数値して「次へ」をクリック
- 11.「次のドライブ文字を割り当てる」にチェックを入れ「次へ」をクリック(ドライブの文字は適当なものを選択)
- 12.以下の設定でドライブをフォーマット
「このパーティションを以下の設定でフォーマットする」にチェックを入れる
「ファイルシステム」を『NTFS」に変更
「アロケーションユニットサイズ」を「既定値」
「クイックフォーマットする」にチェックを入れる
- 13.確認のウィンドウが表示されるので「完了」をクリック
WindowsXPのOSの初期化手順
では、WindowsXPのOSの初期化手順についてご紹介していきます。
リカバリーCDを挿入し、再起動をする
パソコン購入時に付属のリカバリーCDというCDがあります。このディスクをパソコンに挿入することで初期化を行っていきます。ディスクを挿入後は、パソコンを再起動して画面の指示に従って操作していきましょう。
インターネット接続する
インターネットの接続も再度設定が必要となりますので、初期にネット回線を引いた時と同様に設定をしていきます。
アプリケーションのアップデートをする
WindowsXPのOSを初期化後は、各アプリケーションも初期の状態に戻ってしまっています。各アプリケーションのアップデート作業を行っていきましょう。普段使わないアプリケーションも忘れずに行っておきましょう。
メール等の個別設定をする
メールなどのツールの設定も初期値に戻ってしまっていますので、忘れずにおこなっておきましょう。
Windows XPのサポート終了とその影響
Windows XPは、2001年にリリースされ、多くのユーザーに愛されてきたオペレーティングシステムです。しかし、マイクロソフトは2014年4月8日にWindows XPの公式サポートを終了しました。これは、今後セキュリティ更新プログラムが提供されないことを意味し、ユーザーが様々なリスクにさらされる可能性があることを理解する必要があります。
サポート終了によるセキュリティリスク
サポート終了後、Windows XPを使用し続けると、新しいウイルスやマルウェアに対する保護がなくなります。これにより、セキュリティ脆弱性が発生しやすく、ハッカーの標的になるリスクが増大します。特に、インターネットに接続しているパソコンは常に攻撃を受ける危険性があります。
- 具体的なリスク例: ランサムウェア攻撃により、重要なデータをロックされ、解除するために金銭を要求されるケースが増加しています。Windows XPのユーザーは、これらの最新の脅威に対して防御手段がなくなってしまいます。
Windows XPを使用し続ける場合の対策
もし、どうしてもWindows XPを使用し続けたい場合、以下のような対策を講じることが推奨されます。
- インターネットからの切断: セキュリティリスクの多くはインターネットを通じて発生するため、XPを使うパソコンをインターネットから切断することで、外部からの攻撃リスクを減らすことができます。
- サードパーティ製セキュリティソフトの導入: マイクロソフトがサポートを提供しない中でも、サードパーティ製のウイルス対策ソフトウェアをインストールし、常に最新の状態に保つことでリスクを軽減できます。
- 外付けストレージでのバックアップ: 万が一、攻撃を受けたりデータが消失した場合に備え、外付けハードディスクやクラウドストレージに定期的にデータをバックアップしておくことが重要です。
Windows XPからの移行を検討する
Windows XPを使用し続けるリスクを考慮すると、最新のOSへの移行を強くお勧めします。最新のオペレーティングシステムには、パフォーマンスの向上や新しい機能、特に強化されたセキュリティが組み込まれており、サポート終了後の古いOSに比べて非常に安心です。
互換性のある新しいOSの選び方
最新のWindows 11や他のOSに移行することで、今後も安全にパソコンを使い続けることができます。移行にあたっては、以下のような手順を検討してみてください。
- システム要件を確認: パソコンのスペックが、最新のWindowsバージョンに対応しているか確認しましょう。もし対応していない場合は、パソコン自体の買い替えを検討する必要があるかもしれません。
- データのバックアップと移行: 移行の際には、データを外付けHDDやクラウドにバックアップし、新しいOSインストール後にそのデータを復元することが重要です。
- ソフトウェアの互換性: 現在使用しているソフトウェアが、最新のOSで動作するかどうかを確認してください。古いソフトウェアが新しいOSで動かない場合、代替ソフトウェアを検討する必要があります。
HDDとOSの初期化後の設定
HDDやOSの初期化が完了した後は、いくつかの重要な設定を行うことが推奨されます。これにより、パソコンの性能を最大限に引き出し、より快適な作業環境を整えることができます。
初期化後のWindows XP設定手順
- ウイルス対策ソフトのインストール: すぐにウイルス対策ソフトをインストールし、定期的に更新することが重要です。これにより、基本的なセキュリティ対策を確立できます。
- Windows Updateの実行: サポート終了以前にリリースされたすべての更新プログラムをインストールすることで、ある程度のセキュリティ対策を行えます。特にSP3(Service Pack 3)を適用しておくことが推奨されます。
- ドライバの再インストール: 初期化により、パソコンに接続されたデバイス(プリンター、マウス、キーボードなど)のドライバが消えている可能性があるため、最新のドライバをインストールし、正しく動作させる必要があります。
- ネットワーク設定の再構築: インターネット接続のために、Wi-Fiやイーサネット接続の設定を再構築する必要があります。特にルーターとの接続設定や、セキュリティ対策としてパスワードの変更も考慮しましょう。
よくある質問とその回答
- 質問: HDDの初期化をするとすべてのデータが消えてしまいますか?
回答: はい、HDDの初期化を行うと、すべてのデータが削除されます。そのため、初期化を行う前に重要なデータは必ず外付けHDDやクラウドにバックアップしてください。 - 質問: OSの初期化をすると、インストールしたアプリケーションも消えてしまいますか?
回答: そうです。OSの初期化(リカバリー)を行うと、すべてのアプリケーションや設定が消え、購入時の状態に戻ります。アプリやデータはバックアップを取っておくことをお勧めします。 - 質問: 初期化後、ウイルス対策ソフトも再インストールが必要ですか?
回答: はい。OS初期化後はウイルス対策ソフトやその他のソフトウェアを再度インストールする必要があります。
まとめ
WindowsXPのHDD・OSの初期化についてご理解いただけたでしょうか?HDD・OSの初期化は慣れないとなかなか面倒な作業であったりもしますが、快適にパソコンを使うためには必要なことです。きちんと手順を覚えて、いざという時に備えましょう。