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Windowsの起動時に不要なプログラムが自動的に実行されないようにすることで、コンピューターのパフォーマンスを向上させることができます。
AutoRuns for Windowsは無料のツールでマイクロソフト社のWebサイトよりダウンロードすることができます。これはWindowsの起動時に実行される全てのプログラムとプロセスを表示します。
【AutoRums for Windows】プログラムを開き、プログラムの名前の隣にあるチェックボックスをオフにすれば、Windowsの起動時に自動的に表示されているプログラムが起動しないようにすることができます。AutoRuns for Windowsは上級ユーザー向けのプログラムです。
ショートカットで素早くシャットダウンできるようにしましょう
デスクトップのアイコンの無いところで右クリックをし、【新規作成】をクリックし、【ショートカット】を選択します。表示される入力箇所に「C:\Windows\System32\shutdown.exe(半角スペース)/s(半角スペース)/t(半角スペース)1」と入力をし、保存すれば、シャットダウンのショートカットを作成することができます。
(※1)【デバイスドライバー】とは、パソコン内部の装置や、外部に接続された周辺機器を正しく動作させるためのソフトウェアのことです。
(※2)【アンインストール】とは、プログラムやアプリケーションなどのソフトウェアをシステムから削除し、導入前の状態に戻すことです。
(※3)【Windows Defender】とは、Windowsに標準装備されたセキュリティ機能のひとつのことです。マルウェアとも呼ばれ、悪意のあるソフトウェア(ウイルスやスパイウェアなど)及び、疑わしいアプリケーションを検出し、削除することができます。
WindowsUpdateが実行されている
「WindowsUpdate」は起動する時に実行されるものと、シャットダウンや再起動をする時に実行されるものがあります。
シャットダウンの時にWindwosの更新作業が行われている場合には、更新が完了するまでシャットダウンが完了することはありません。
アップデート内容にもよりますが、長くても10分程度で更新は完了します。更新が終われば自動的に電源も落ちますので、しばらく放置しておくのが良いでしょう。
セキュリティソフトなど稼働中のアプリの影響
セキュリティソフトなど、CPUやメモリの利用率が高いアプリの影響で、Windwosのシャットダウンが遅れてしまう場合があります。
Windowsの電源を切るためには、稼働中の全てのプログラムを終了させる必要があります。
しかし、利用率の高いプログラムが重複して稼働しており、CPUやメモリが100%に近い稼働状態になっていると、終了の処理も正常に完了できない場合があります。
この場合は、反応しないプログラムを見つけて強制的に終了をさせてから、再度シャットダウンを試してみてください。
最新のトラブルシューティング手法
最近のWindows 11およびWindows 10では、トラブルシューティングのオプションが拡充されています。特に、シャットダウンや起動に関する問題を解決するための新機能が追加されています。以下では、これらの最新の手法を具体的に紹介します。
1. スタートアップ修復を利用する
スタートアップ修復機能は、Windowsの起動時に発生する問題を自動で検出し修復するツールです。この機能を使うことで、起動が遅くなったり、シャットダウンに時間がかかる原因を特定しやすくなります。
手順:
- PCを再起動し、Windowsが起動する前にF11キーを押して「トラブルシューティング」メニューを表示します。
- 「詳細オプション」を選択し、「スタートアップ修復」をクリックします。
- 修復プロセスが完了するのを待ちます。
この機能は、起動の際に特定のエラーが検出された場合に特に効果的です。
2. 設定からのシャットダウン最適化
Windows 10/11には、シャットダウンプロセスを最適化するための設定が含まれています。「高速スタートアップ」機能を無効にすることで、シャットダウンが改善されることがあります。
手順:
- 「設定」を開き、「システム」を選択します。
- 「電源とスリープ」をクリックし、「追加の電源設定」を選びます。
- 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」を選びます。
- 「現在利用できない設定を変更します」をクリックし、「高速スタートアップを有効にする」をオフにします。
- 設定を保存してPCを再起動します。
3. Windowsのトラブルシューティングツールを利用
Windows 11には、特定の問題を検出し、解決するための専用のトラブルシューティングツールが含まれています。これを利用することで、シャットダウンや起動の遅延の原因を特定することができます。
手順:
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選択します。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選び、「追加のトラブルシューティングツール」をクリックします。
- 「電源」を選択し、「トラブルシューティングを実行」をクリックします。
- 指示に従い、問題を解決します。
このツールは、電源設定やハードウェアの問題を診断する際に非常に役立ちます。
よくある質問とその回答例
Q1. Windowsのシャットダウンが遅くなった原因は何ですか?
A1. Windowsのシャットダウンが遅くなる原因は、実行中のプログラムやデバイスドライバーがシャットダウンのプロセスに干渉している場合が多いです。特に、セキュリティソフトやバックグラウンドで稼働しているプログラムが原因となることがあります。また、Windowsの更新(Windows Update)がシャットダウン時に実行されている場合も時間がかかることがあります。
Q2. プログラムやドライバーが原因の場合、どうすればよいですか?
A2. まず、シャットダウン前にすべてのプログラムを手動で閉じることを試してください。また、該当するプログラムやドライバーが最新のバージョンであるかを確認し、製造元に問い合わせてアップデートを行うと改善される場合があります。問題が続く場合は、互換性のないプログラムやドライバーをアンインストールすることも検討してください。
Q3. Windowsの起動が遅い場合の対処方法は?
A3. 起動時に不要なプログラムが自動的に実行されていることが原因で、起動が遅くなる場合があります。これを防ぐために、AutoRuns for Windowsというツールを使用して、自動実行されるプログラムを無効にすることができます。また、定期的なシステムアップデートやドライバーの確認も推奨されます。
Q4. Windows Update中にシャットダウンが遅い場合はどうすればいいですか?
A4. Windows Updateが進行中のときは、更新作業が完了するまでシャットダウンを待つしかありません。更新内容にもよりますが、10分程度で終わることがほとんどです。強制的にシャットダウンすると、システムに不具合が発生する可能性があるため、放置して待つのが最善です。
Q5. シャットダウンを素早く行うショートカットは作成できますか?
A5. はい、できます。デスクトップ上で右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」を選択し、パスに「C:\Windows\System32\shutdown.exe /s /t 1」と入力してショートカットを作成すれば、1秒後にシャットダウンするアイコンを作ることができます。
まとめ
作業を終えようとしてWindowsをシャットダウンしようとした際に、通常以上に時間がかかってしまう原因は、プログラムあるいは、デバイスドライバーがWindowsの電源設定に干渉していることが原因の場合があります。
これを解消するには、まずどのプログラムまたはドライバーが問題を発生させているのか調べるために、パフォーマンスの問題を確認します。そして、該当するプログラムを「シャットダウンの前にそのプログラムを閉じる」か、「該当プログラムまたはドライバーの製造元に、最新のアップデートについて問い合わせてみる」方法をとります。
「シャットダウンの前にそのプログラムを閉じる」は、該当プログラムが実行されている時に問題が発生している可能性があるからです。
「該当プログラムまたはドライバーの製造元に、最新のアップデートについて問い合わせてみる」は、新しいバージョンではその問題が解決されている可能性があるためです。
これらの方法を実行しても、改善されない場合は、Windowsと互換性のないプログラムまたはドライバーがある場合がありますので、それらをアンインストールします。
パソコンの性能やネットワークの速度や質が向上し便利になる分、ちょっとした動作の遅さが大きなストレスになることがあります。わずか1分程度待つこともストレスに感じることがありますので、極力事前に対応、もしくは予備知識を持っておき、シャットダウンもしくは起動時に時間がかかったとしても、冷静に対処できるようにしておきましょう。
細かい不明点、詳細などに関しては、マイクロソフト社に直接お尋ねください。
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