Macで簡単にPDFを作成する方法｜標準機能をフル活用！Safariやプレビューで効率的に！

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Mac OS Xでは、初期状態でPDFファイルを作成する機能を有しています。Adobe社のAcrobatなどのソフトをインストールする必要はありません。

Macを買った時から、誰でも簡単にPDFファイルを作成することができます。プリント機能から、または、直接PDFとして書き出すといった機能が用意されています。それでは、その方法を紹介していきます。

Macのプリント（印刷）からPDFを作成する

Mac OS Xでは、インストールされたプリンタへ印刷するだけでなく、PDFファイルを書き出す機能がデフォルトで用意されています。

各アプリには、印刷する機能として、メニューから［ファイル］［プリント（アプリにより名称が変わることもあります）］と進むと、次のような画面が表示され、最下行の左側には、「PDF」メニューが表示されます。

そのメニューの中には、「PDFで保存」以外に「プレビューでPDFを開く」ですとか、Evernoteがインストールされていれば、「PDFでEvernoteに保存」、「PDFを”メッセージ”で送信」といったようにPDFファイルを作成するだけでなく、合わせて実行する処理を指定することができます。これは、Windowsにはない素晴らしい機能と言えるでしょう。

セキュリティオプションからパスワードを設定

印刷画面からファイルをPDFとして保存する場合、上記画像の「プリント」を選択した後に「セキュリティオプション」の選択肢が表示されます。

ここではPDFにパスワードを設定してセキュリティを高めることができますので、請求書など第三者に見られてはいけないものに対してはパスワードをかけるようにしましょう。

「名前をつけて保存」からファイル形式でPDFを選ぶ

WordやExcel、画像などをPDF化したい場合には、「名前をつけて保存」からPDFに変換するのが最も楽な方法です。

手順は次の通りです。

上記の手順を実行することで、簡単にPDFファイルとして保存することができます。

元のファイルも、元のファイル形式のまま保持されていますので、元ファイルも保持したい方にもおすすめです。

「Safari」からも簡単にPDFを作成

Safariを利用する場合は、上記の「プリント」からPDFを作成することもできますが、メニューから直接PDF出力を行うこともできます。

メニューから［ファイル］→［PDFとして書き出す］と進むと、保存先の場所（フォルダ）と書き出し名（ファイル名）を指定する画面が表示されます。ここで保存先を選択しファイル名を入力してください。Safariでは、当該ページのタイトル名はデフォルトのファイル名となっています。もちろん書き換えることも可能です。

「Safari」の［ファイル］→［プリント…］からのPDF作成

「Safari」の［ファイル］→［PDFとして書き出す…］からのPDFファイル作成

「プレビュー」や「メモ」アプリからPDFを作成

「プレビュー」アプリは、写真や図形の画像（jpgとかpng）ファイルを開き参照することができます。そしてその画像ファイルは、PDFファイルとしても保存することができます。メニューから［ファイル］→［PDFとして書き出す］と進みます。後は他のアプリと同様な操作でPDFファイルを作成することができます。

「プレビュー」でこの機能を使うと、PDFファイルを「プレビュー」で開いて、メモ書きや図形を追加して書き込み、その結果を別のPDFファイルとして保存するということもできます。

プレビューでPDFにパスワードを設定する方法

PDFを第三者に閲覧されないようにしたい時などは、パスワードを設定する方法がおすすめです。

プレビューアプリでは、下記の手順でファイルにパスワードをかけることができます。

取引先等にPDFを送信する際には、上記の方法でパスワード設定をするようにしてください。

Mac OS Xの標準機能を使ってプリントする要領で簡単にPDFを作成

Mac OS Xでは、文書や画像を作成編集するアプリでは、簡単にPDFを作成することができます。プリンタへ印刷するのと同じような感覚でPDFファイルを作ることができます。高度な編集を行わない限りAdobe社のAcrobatは必要ありません。ただし、Finderなどのユーティリティ・アプリやSublime Textエディタ、Atomエディタのように、元々印刷機能を有していないアプリもあります。でもこれは、Mac OS Xだけの話ではありません。

PDFファイルの圧縮方法

PDFファイルの圧縮でファイルサイズを削減する方法

大きなPDFファイルは、メール送信時やクラウドへのアップロードで時間がかかることがあります。Macでは、追加ソフトをインストールせずに簡単にPDFファイルを圧縮することが可能です。

手順は次の通りです：

1. 圧縮したいPDFファイルを開く
2. メニューから「ファイル」を選択
3. 「書き出す」をクリック
4. 「フォーマット」で「PDF」を選び、「Quartzフィルタ」の項目から「Reduce File Size（ファイルサイズを縮小）」を選択
5. 「保存」をクリックして完了

この手順でPDFのサイズを簡単に圧縮できます。圧縮後も内容の品質を維持しつつ、ファイルの容量を削減できるため、大きなファイルの取り扱いがスムーズになります。

クラウドサービスを使ったPDFの共有方法

iCloudやGoogleドライブでPDFを簡単に共有する

PDFファイルを他者と共有する際に、クラウドサービスを使うのは非常に便利です。MacユーザーはiCloud、Googleドライブ、Dropboxなどを活用することで、簡単にファイルをオンラインで共有できます。

具体的な手順（Googleドライブの場合）：

1. Googleドライブにアクセスしてアカウントにログイン
2. 「新規」ボタンをクリックし、「ファイルのアップロード」を選択
3. PDFファイルを選択してアップロード
4. アップロードが完了したら、ファイルを右クリックして「リンクの共有」を選択
5. 共有リンクをコピーし、メールやチャットで相手に送信

この方法を使えば、大容量のPDFファイルを安全に共有でき、他者と簡単に連携することが可能です。

よくある質問とその回答

Q1. MacでPDFを作成するのに特別なソフトは必要ですか？
A1. いいえ、Macには標準でPDF作成機能が搭載されているので、特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

Q2. PDFにパスワードをかけることはできますか？
A2. はい、プレビューアプリを使用して簡単にPDFにパスワードを設定することができます。

Q3. SafariでウェブページをPDFとして保存できますか？
A3. はい、Safariの「PDFとして書き出す」機能を使って、ウェブページをPDFとして保存することができます。