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上記の方法では表示されない、Microsoft社の著作権保護の対象となっている画像や文書などを見るためには、やはりWindowsを購入してMacにインストールすることになります。IEは標準搭載なのでもれなくついてきます。
まず初めに、お使いのMacをソフトウェアアップデートで最新の状態にしておきましょう。アップデートは、画面下のDockから「App Store」のアイコンをクリックし、開いた画面上の「Updates」から行えます。
Windowsのインストール方法には、Intel CPUを搭載したMacに標準搭載されているBoot Campアシスタンスというアプリケーションを使う方法と、仮想化ソフトをダウンロードして構築する仮想マシン上にインストールする方法の2通りがあります。
それでは、Windowsを購入してIEを使う方法を説明します。
Windowsのライセンスを購入
Boot Campを使う場合は、最初にお使いのMacがどのバージョンのWindowsに対応しているかを確認しましょう。Apple社のサポートページから確認できます。
MacにBoot CampでWindowsをインストールするためのシステム条件
Windowsは、インストールディスク、USBフラッシュドライブ、もしくはダウンロード版を購入します。店頭やMicrosoft社の公式ホームページの他、オンライン通販サイトなどでも購入することができます。
Parallels等を利用して仮想インストール
Windowsを仮想環境で動かすために、仮想化ソフトをダウンロード、インストールします。仮想化ソフトには、代表的なものとして、Parallels Desktop、VMware Fusion、VirtualBoxなどがあります。
Appleストアからライト版を入手できるものもありますが、通常版は発行元からダウンロードして入手することができます。パッケージ版は発行元はもちろんオンライン通販サイトからも購入することもできます。
Parallels Desktop(有料)
VMware Fusion(有料)
VMware社VMwareのダウンロードページ
VirtualBox(無料)
Oracle社VirtualBox製品のホームページ
オンライン通販サイトAmazonから購入
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インストールの方法は、Finderで「downloads」フォルダを開き、仮想化ソフトのファイルから、インストーラーを実行、表示されたウィザードに従って行います。
VirtualBoxの例
インストールが終了すると、そのまま新規の仮想マシンを作成する流れになっているものもありますが、それについては、下の「Windowsをセットアップ」の<仮想化ソフトを使用する場合>で説明しますので、一旦終了しましょう。
Windowsをセットアップ
・Finderで「アプリケーション」フォルダを開き、「ユーティリティ」フォルダの中の「Boot Campアシスタント」を実行する。
・表示されたウィザードに従ってWindowsをインストールする。
Boot Campを使ってWindowsをインストールする方法
<仮想化ソフトを使用する場合>
①新規でWindowsをインストールする場合
・Finderの「アプリケーション」フォルダから仮想化ソフトを起動して、ファイルを選択するメニューから「新規」を選ぶ。
・ウィザードに従って仮想マシンを作成する。
VirtualBoxの例
・Windowsのディスクやファイルを挿入し、表示されたウィザードに従ってインストールする。
②Boot Campで既にWindowsをインストール済みの場合
無料で配布されている仮想化ソフトでは、このやり方は少し複雑になります。内蔵ストレージを区切ってWindowsに割り当てた領域に、仮想化ソフトがアクセスできるよう、パーテーションの権限を変更する必要があります。また、Windowsのライセンスも仮想マシン用にもう一つ必要になってきます。
しかし、VMware FusionやParallels Desktopなどの有料の仮想化ソフトでは、Boot CampのWindowsのライセンス一つだけでよく、比較的楽に設定ができるものがあるので、ここではそちらのやり方を説明します。
・Finderの「アプリケーション」フォルダから仮想化ソフトを起動する。
・VMware Fusionの場合、左上の「+」から「新しいBoot Camp」を選択する。
・Parallels Desktopの場合、左上の「ファイル」から「新規」を選択し、開いたParallelsウィザードから、右の「Boot CampからWindowsを使用」を選択する。
・新しく作成する仮想マシンの名前や保存する場所などをウィザードに従って入力する。
・Toolsの自動インストールが終われば、仮想環境上でのWindowsの起動が実行される。
今後、Boot Campは使用せず、仮想マシン上でのみWindowsの起動を行う場合は、Boot Camp領域のWindowsをローカルハードディスクにインポートして使用できます。その場合、内蔵ストレージのBoot Camp領域の区切りを削除し、ハードディスクの使用可能領域を増やすことができます。
Boot Camp領域のWindowsをローカルハードディスクにインポートする方法は次の通りです。・Finderの「アプリケーション」から仮想化ソフトを起動する。
・VMware Fusionを使ってインポートする場合、「ウィンドウ」から「仮想マシン ライブラリ」を選択し、ライブラリを開く。「Boot Campエントリ」を右クリック(Controlキーを押しながらクリック)、「インポート」を選ぶ。お使いのコンピューターの管理者のユーザー名とパスワードを入力し、OKをクリック、新しい仮想マシンの保存場所を選択し「保存」をクリック。
VMware Fusion での Boot Camp パーティションのインポート
・Paralles Desktopの場合、「ウィンドウ」メニューから「Parallelsコントロールセンター」を選択し、Parallesコントロールセンターを開く。Boot Camp領域上のWindowsを右クリック(Controlキーを押しながらクリック)し、「Boot Campのインポート」を選択する。Windowsとデータを保存する場所を選び、「選択」をクリック、インポートが完了する。
Parallels Desktop で Boot Camp を使用
見た目も機能も同じIEが使える
Windowsのパソコンを使っているのと同じように快適に動作します。IEの機能だけでなく付属のOfficeなどのソフトも問題なく使えるので便利です。
・Macの内蔵ストレージ内を区切ってWindows用の容量を割り当てるので、使用可能なストレージの残りの容量が少なくなる点に注意しましょう。
・MacとWindowsを切り替えるためには、その都度再起動の必要があります。
<仮想化ソフトを使った方法>
・内蔵ストレージの区分けがないので、その分使用可能な容量が増えます。
・MacのOSの上で、ソフトウェアのようにWindowsを使用するため、OSの切り替えがしやすく、再起動は必要ありません。
お金がかかるデメリットも
先述1の章で説明した、ユーザーエージェントの変更によりMacでIEを使えるようにする方法が無料なのに対し、この方法ではWindowsのOSを正規購入するのでもちろん有料になります。
また、仮想ソフトを使う場合、ダウンロードには有料のものが多く、アップグレードも有料になっています。
ブラウザをIEにしたいというだけではないく、OfficeやWindows専用のソフトも使いたいなど、Windowsのパソコン同様の機能を存分に使いたい場合は、お金を払う価値があると言えます。