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【2026年最新版】MacのAutomatorでクイックアクションを作る方法【完全ガイド】
「MacでPDFを毎回手作業で結合しているけど、もっと簡単にできないかな…」「大量のファイルを一括でリネームしたい」「画像を右クリックで即座にリサイズできたら便利なのに」と思ったことはありませんか?
MacにはAutomatorという強力な自動化ツールが標準搭載されています。Automatorのクイックアクション機能を使えば、Finderの右クリックメニューから一瞬で定型作業を実行できるようになります。プログラミング知識は不要で、直感的な操作で自分だけのショートカット機能を作れます。

この記事でわかること
- MacのAutomatorとは何か・何ができるか
- クイックアクションの概要と活用メリット
- クイックアクションを作成する基本手順
- 実用的なクイックアクション例(PDF結合・ファイル名変更・画像リサイズ)
- 作成したクイックアクションの管理・削除方法
- トラブルシューティング
Automatorとは?基礎知識
Automatorの概要
Automatorは、macOSに標準搭載されているワークフロー自動化アプリです。Mac OS X Tiger(10.4)から搭載されており、現在のmacOS(Sequoiaを含む)でも引き続き利用できます。
プログラミングなしで、ドラッグ&ドロップでアクションを組み合わせることで、繰り返し作業を自動化できます。ファイル操作・テキスト処理・画像変換・ウェブ操作など、幅広い用途に対応しています。
Automatorで作れるドキュメントの種類
| 種類 | 説明 | 起動方法 |
|---|---|---|
| ワークフロー | Automator上で手動実行するもの | Automatorアプリから実行 |
| アプリケーション | ダブルクリックで実行できるアプリ | アプリとして保存・起動 |
| クイックアクション | 右クリックメニューから実行 | Finderの「クイックアクション」メニュー |
| フォルダアクション | 特定フォルダにファイルを追加したとき自動実行 | フォルダへのファイル追加をトリガー |
| プリントプラグイン | 印刷ダイアログから実行 | 印刷メニューから起動 |
| カレンダーアラーム | カレンダーのイベント時刻に自動実行 | カレンダーアプリと連携 |
| イメージキャプチャプラグイン | 画像取り込み時に自動実行 | イメージキャプチャアプリと連携 |
クイックアクションの特徴
クイックアクションは、Finderで右クリックしたときに表示されるメニュー(または「クイックアクション」のサブメニュー)から呼び出せるワークフローです。macOS Mojave(10.14)以降では、Finderウィンドウの下部にある「クイックアクションツールバー」からも実行できます。
選択したファイルやフォルダに対して即座にアクションを実行できるため、「このファイルを変換したい」「このPDFを結合したい」という作業が数クリックで完了します。
クイックアクションを作成する基本手順
ステップ1:Automatorを起動する
Finderで「アプリケーション」フォルダを開き、「Automator」をダブルクリックして起動します。または、Spotlightで「Automator」と検索してもすぐに見つかります。
起動すると、新規ドキュメントの種類を選択するウィンドウが表示されます。
ステップ2:「クイックアクション」を選択する
新規ドキュメントの選択画面で「クイックアクション」(歯車アイコン)を選択し、「選択」ボタンをクリックします。
エディタが開くと、上部に「ワークフローが受け取るもの」という設定欄があります。ここで、このクイックアクションが対象とするファイルの種類を指定します。
ステップ3:受け取るファイルの種類を設定する
「ワークフローが受け取るもの」のドロップダウンから、対象を選択します。
- PDFファイル:PDF操作のクイックアクションの場合
- イメージファイル:画像変換・リサイズの場合
- ファイルまたはフォルダ:汎用的なファイル操作の場合
- テキスト:テキスト処理の場合
「受け取る場所」は「Finder.app」を選択しておくと、Finderの右クリックメニューに表示されます。
ステップ4:アクションを追加する
左側の「アクション」パネルから、実行したいアクションをドラッグして右側のワークフローエリアに追加します。アクションは上から下へ順番に実行されます。
左パネル上部の検索ボックスでアクション名を検索できます。目的のアクションを見つけてワークフローエリアにドラッグ&ドロップすれば追加完了です。

ステップ5:保存する
ワークフローが完成したら、「ファイル」メニューから「保存」を選択します。名前を入力して保存するだけで、クイックアクションとして登録されます。
保存場所は自動的に ~/Library/Services/ フォルダになります。これがFinder等のサービスメニューに反映されます。
ステップ6:Finderでクイックアクションを確認する
保存後、Finderでファイルを選択して右クリック → 「クイックアクション」サブメニューを確認します。作成したクイックアクションが表示されていれば成功です。
表示されない場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」→「Finderの機能拡張」から、作成したクイックアクションが有効になっているか確認してください。
実用的なクイックアクション作成例
実用例1:複数のPDFを結合する
複数のPDFファイルを選択して、ワンクリックで1つのPDFに結合するクイックアクションです。
設定:
- ワークフローが受け取るもの:PDFファイル(複数)
- 受け取る場所:Finder.app
追加するアクション(順番通りに):
- 「Finder項目を並び替え」:ファイル名順に並べる(オプション)
- 「PDFページを結合」:複数のPDFを1つにまとめる
- 「Finder項目を移動」:保存先を指定(例:デスクトップ)
保存名を「PDFを結合」にしておくと、右クリックメニューで分かりやすく表示されます。
実用例2:ファイルのタイムスタンプをファイル名に追加する
ファイル名の先頭に日付(YYYYMMDD形式)を追加するクイックアクションです。写真や書類の整理に便利です。
追加するアクション:
- 「Finder項目を取得」:選択したファイルを取得
- 「Finder項目の名前を変更」:「日付または時刻を追加」を選択し、フォーマットをカスタマイズ
「名前を変更」アクションは柔軟なオプションがあり、「テキストを追加」「テキストを置換」「順番をつける」など様々な変名パターンを選べます。
実用例3:画像をリサイズする
選択した画像ファイルを指定のサイズに一括リサイズするクイックアクションです。ウェブ用に画像を圧縮したいときに便利です。
設定:
- ワークフローが受け取るもの:イメージファイル
追加するアクション:
- 「イメージをコピー」:元のファイルを保護するためコピーを作成
- 「イメージのサイズを変更」:幅・高さのピクセル数または割合を指定
- 「Finder項目を移動」:保存先を指定
幅を「1200」ピクセルに設定し「縦横比を保持」にチェックを入れると、横1200px・縦は自動計算でリサイズされます。
実用例4:選択テキストをメールで送る
テキストを選択した状態でクイックアクションを実行すると、そのテキストを本文としてMailアプリが開くアクションです。
設定:
- ワークフローが受け取るもの:テキスト
- 受け取る場所:任意のアプリケーション
追加するアクション:
- 「新規Mailメッセージ」:受け取ったテキストを本文に入れて新規メール作成

クイックアクションの管理・編集・削除
既存のクイックアクションを編集する
作成済みのクイックアクションを修正したい場合は、Automatorを起動して「ファイル」→「開く」から ~/Library/Services/ フォルダを開き、該当ファイルを選択します。
または、Finderで「移動」メニューを押しながら「ライブラリ」→「Services」フォルダに移動し、.workflowファイルをAutomatorで開くことができます。
クイックアクションを削除する
不要になったクイックアクションは以下の手順で削除できます。
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」→「Finderの機能拡張」を開く
- 削除したいクイックアクションのチェックを外す(これで非表示になる)
- 完全に削除する場合は、
~/Library/Services/フォルダから該当の .workflow ファイルをゴミ箱に移動する
クイックアクションの表示/非表示を切り替える
作成したクイックアクションが多くなった場合、使わないものは「システム設定」→「拡張機能」→「Finderの機能拡張」でチェックを外すことで、メニューに表示されなくなります。ファイル自体は残るため、後から再度有効にすることも可能です。
Automatorの主なアクション一覧
| カテゴリ | 代表的なアクション | 用途例 |
|---|---|---|
| ファイルとフォルダ | Finder項目を移動・コピー・名前変更 | ファイル整理・一括リネーム |
| PDFページを結合・分割・圧縮 | PDF管理・圧縮 | |
| イメージ | サイズ変更・形式変換・トリミング | 画像一括変換・リサイズ |
| テキスト | テキストを結合・フォーマット・置換 | テキスト処理・変換 |
| インターネット | URLを取得・Webページをダウンロード | ウェブコンテンツ取得 |
| ユーティリティ | シェルスクリプトを実行・変数を設定 | 高度な自動化・スクリプト実行 |
| 連絡先 | 連絡先を検索・グループ追加 | 連絡先管理 |
| カレンダー | カレンダーイベントを追加・取得 | スケジュール自動登録 |
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よくある質問(FAQ)
Q1. AutomatorはmacOS Ventura以降でも使えますか?
はい、macOS Ventura(13)・Sonoma(14)・Sequoia(15)でもAutomatorは引き続き利用できます。ただし、AppleはShortcuts(ショートカット)アプリをMacにも展開しており、将来的にAutomatorの一部機能が移行される可能性があります。現時点ではどちらも利用可能です。
Q2. クイックアクションがFinderの右クリックメニューに表示されない場合は?
「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」→「Finderの機能拡張」を開き、作成したクイックアクションにチェックが入っているか確認してください。チェックが入っていない場合はオンにすると表示されるようになります。
Q3. シェルスクリプトをクイックアクションで実行できますか?
はい、「ユーティリティ」カテゴリにある「シェルスクリプトを実行」アクションを使えば、bashやzshのスクリプトをクイックアクションとして実行できます。より高度な自動化が必要な場合に便利です。
Q4. AutomatorとmacOSのショートカットアプリの違いは?
AutomatorはmacOS専用の自動化ツールで、ファイル操作・PDF処理など高度なシステム操作が得意です。一方、ショートカットアプリ(Shortcuts)はiOS/iPadOS/macOSで共通して使え、他のアプリとの連携やトリガー設定が柔軟です。複雑なファイル処理はAutomator、クロスデバイス自動化はショートカットが向いています。
Q5. 作成したクイックアクションを他のMacに移す方法は?
~/Library/Services/ フォルダにある .workflow ファイルをコピーして、別のMacの同じフォルダに配置するだけで使えるようになります。AirDropやUSBメモリ、クラウドストレージで転送できます。
Q6. クイックアクションでエラーが出た場合はどう対処しますか?
Automatorでエラーが出た場合は、各アクションの設定(入力ファイルの種類・保存先のアクセス権限など)を見直してください。「Automator」メニューから「ワークフローを実行」でテスト実行し、どのアクションでエラーが出ているか確認できます。また、macOSのバージョンアップ後に一部のアクションが動作しなくなることがあるため、その場合は代替アクションに置き換えてみてください。
まとめ
MacのAutomatorクイックアクション機能を使えば、PDF結合・ファイル名変更・画像リサイズなどの定型作業を右クリックのワンタップで実行できるようになります。プログラミング不要で、ドラッグ&ドロップで直感的にワークフローを組み立てられるのが大きな魅力です。
まずは日常で繰り返している作業を1つAutomatorで自動化してみましょう。最初は「画像リサイズ」や「PDFを結合」など単純なものから始め、慣れてきたら複数のアクションを組み合わせた高度な自動化にも挑戦してみてください。一度作ってしまえば、その後は何百回でも再利用できる強力なツールになります。
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