HDMI端子はサイズが5つもある！HDMIケーブルの長さ・種類・バージョン完全比較

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「HDMI端子」や「HDMIケーブル」という言葉を聞いたことはありませんか。

テレビやブルーレイプレイヤー、ゲーム機、デジカメなど、他にも多くの製品にHDMIが備わっており、HDMIがあることで高画質な映像を転送することが可能 になります。

ここでは HDMI端子の役割や選び方、おすすめ製品について紹介しています。この記事を読むことで、自分の用途に合ったHDMIを選べるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

HDMI端子の役割

ここでは、HDMIとはどんな機能を持ち、どのような役割があるのか基本的内容について確認をしていきましょう。

HDMIとは？映像や音声を劣化なく転送できる

HDMIは、High-Definition Multimedia Interfaceの略で、HDMI端子のある機器同士をHDMIケーブルで接続することで、映像や画像を転送することができます。

HDMIでは「映像」「音声」「制御信号」をデジタル信号でまとめて送受信ができるので、デジカメやスマホの映像や音声を劣化させずに、パソコンやテレビに転送することが可能です。

テレビやDVDプレイヤー、ブルーレイプレイヤー、ゲーム機、デジカメ、スマホ、タブレット、パソコン、車など、さまざまな機器で利用ができ、映画やドラマ鑑賞、音楽やゲーム、画像編集なども、より幅広いシーンで楽しめるようになります。

DVIケーブルから進化

HDMIはDVIを基礎として開発された出力規格です。

本来、DVIケーブルでは映像信号しか送信することができませんでしたが、HDMIの登場によって映像と音声を同時にデジタル信号として送信することができるようになりました。

5種類のHDMI端子の違い

HDMI端子には以下のようにタイプA〜Eまで5つの種類が存在します。これらのタイプの特徴・違いを知っておかないと、買い間違える可能性がありますので注意が必要です。ここでは、HDMI端子の種類について確認していきましょう。

タイプA

タイプAと言われるHDMI端子は、両端が通常のHDMI端子になっていて最も標準なタイプです。テレビやゲーム機、ブルーレイプレイヤー、ディスプレイなどの接続に使われています。

タイプB

タイプBは、タイプAよりも一回り幅広なサイズで、デュアルリンクに対応できるように作られたHDMI端子です。

タイプC

タイプCは、スマホやカメラなどの小型機器に対応した規格で、HDMIミニとも呼ばれます。デジカメなどで撮影した写真をテレビに映し出す際に使用します。

タイプD

タイプDは、タイプCよりも小さくスマホやタブレットに採用されているHDMI端子です。その小ささからHDMIマイクロとも呼ばれます。

タイプE

タイプEは、車載用のHDMI端子です。走行中の振動で抜けないように耐久性の高いラッチ構造になっています。

HDMI端子の購入時に気を付けたいポイント4つ

HDMI端子を選ぶ際は、どのような点に気をつければいいのでしょうか。ここでは、HDMI端子を選ぶ際のポイントについて確認していきましょう。

1.形状

前述のとおり、HDMI端子は、HDMIミニやHDMIマイクロなど、複数の形状が存在しています。変換コネクタも販売されていますが、余計なコストをかけないためにも接続機器に合った形状のHDMIを選ぶようにしましょう。

HDMI端子に種類があることを理解していないと、確認せずに合わないケーブルを購入してしまうことになります。

目視で差し込み口を確認しても不明な場合は、メーカー名と型番で商品検索すればHDMIのどのタイプかが製品仕様で確認できることがほとんどですので、若干の手間になりますがきちんと確認するようにしましょう。

また、似たものにUSBがありますが、USBポートとHDMIは似て非なるものですのでご注意ください。

2.ケーブルの長さ

HDMI端子の選び方の1つが、ケーブルの長さです。HDMIケーブルは、100mを超える長いものもあれば、0.3m程度の短いものもあります。長ければ良い短ければ悪いということはなく利用用途に合った長さを選ぶことが大事です。

接続したい機器・場所・目的を考え、最適な長さのHDMIケーブルを選びましょう。

3.スピード

HDMIは、以下のようにスピードが3種類存在します。

現在、販売されているHDMIはプレミアムハイスピードかハイスピードになるため、予算に問題がなければ、伝達速度の速いプレミアムハイスピードのHDMIを選ぶようにしましょう。

4.メーカー

HDMIを選ぶ際のポイントの1つが、信頼できるメーカーかどうかです。HDMIの有名なメーカーは、エレコムやパナソニック、ホーリック、サンワサプライなどがあります。長く使うものですし、製品によって映像・画像のキレイさも変わってきますので信頼できるメーカーのものを選びましょう。

おすすめHDMI端子9選

非常に多くのHDMI製品があるため、特に初めて購入する際は迷ってしまうものです。そこで、ここでは数あるHDMI製品の中から、おすすめの4製品について紹介しています。これから購入を検討している方は、参考にしてください。

1.タイムリー HDMI ver1.4対応ケーブル

タイムリー HDMI ver1.4対応ケーブルは、高解像度の4Kの映像伝送に対応しており、豊かな映像の再生が可能です。ケーブルの長さは1.2mあるので、さまざまな用途で問題なく使用できます。

HDRには対応していませんが、3D対応TVやブルーレイプレイヤー、液晶モニター、PS3などの3D対応ゲームなどには対応しています。価格も700〜800円とリーズナブルで、コスパの優れた製品です。 

2.エレコム HDMIケーブル ハイスピード 0.7m DH-HD14SS07BK

ELECOM HDMIケーブル DH-HD14SS07BK

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エレコム HDMIケーブル ハイスピード 0.7m DH-HD14SS07BKは、直径約3.2mmでコネクタも小さく配線しやすいスーパースリムケーブルです。

金メッキプラグの採用により、サビに強く信号劣化を抑えます。3DフルHDや4K2Kにも対応していて、高解像度の映像を楽しむことが可能です。価格も1,000円前後で販売されている場合もあり、比較的リーズナブルに購入できます。

3.Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8m HL-007342

Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8m HL-007342は、AmazonのオリジナルHDMIであり、600円程度のリーズナブルな価格が魅力です。

HDMI ver2.0に対応していて、伝送速度は18Gbps、ケーブルの長さは0.9m、1.8m。3.0mから選択できます。製品の質も高く価格も安いため、初めてHDMIを購入する人におすすめです。

4.サンワサプライ HDMI巻き取りケーブル 1.2m KM-HD20-M12

SANWA SUPPLY HDMI巻取りケーブル KM-HD20-M12

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巻き取り式のHDMIを探している方におすすめなのが、サンワサプライのHDMI巻き取りケーブル 1.2m KM-HD20-M12です。価格は2,000〜3,000円とやや高めですが、4K2K解像度にも対応していて、キレイな映像を映し出すことができます。

コンパクトサイズで持ち運びしやすいため、外出先でHDMIを利用する機会が多い方におすすめのHDMI製品です。 

5.HORIC ハイスピードHDMIケーブル 1.5m HDM15-891GD

ホーリック HDMIケーブル 3m シルバー HDM30-888SV(1コ入)

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HORICのHDMIケーブル。

一本のケーブルで忠実に伝送

こちらのケーブルが1本あるだけでテレビやレコーダー、ゲーム機など、あらゆる機器との接続が可能になります。鮮明な画像はもちろん、音質も非常にクリアになっておりハイクオリティなコンテンツにも対応。

豊富なカラーを取り揃えている

端子部分のメタルヘッドはゴールドを使用しており、デザイン性も高く評価されています。性能が全く同じの色違いケーブルも販売されていますので、接続機器によって色を変えることで簡単に見分けることができます。

ハイオクリティコンテンツに対応

高画質コンテンツ4、さらには18Gbpsの高速伝送と最高峰のコンテンツに対応しています。一本持っておけば、あらゆるコンテンツを心行くまで楽しむことができます。

6.Hanwha スリム 4.2mm HDMIケーブル 5m UMA-HDMI50T

Hanwha HDMIケーブル 1m 細線 4.2mm Ver2.0b スーパースリム ハイスピード 8K 4K 2K対応 UMA-HDMI10T

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HanwhaのHDMIケーブル。

シリーズ累計226万本超えの実績

2018年12月時点でのシリーズ累計売上数は226万本を記録。長年HDMIケーブルの販売を続け、信頼の実績と安心品質を提供し続けてきたメーカーです。製品保証では購入日より1年間の保証を受けることができます。

長いケーブルは機器配置も安心

5mケーブルと長めでありつつも、価格は670円とお買い得なのも特徴的。HDMIケーブルは1m～2m前後が人気になっていますが機器の配置によってはケーブルの長さが足りなくなってしまうこともあります。5mならかなりの余裕をもてるので安心ですね。

イーサネット対応の万能感

こちらのケーブルはイーサネットにも対応してるのでWi-Fi設定など必要ありません。ケーブルを繋ぐだけでイーサネット回線に接続することができるようになります。このお手軽感はとてもありがたいです。 

7.MEALINK ハイスピードHDMIケーブル 1.8M

MEALINKのHDMIケーブル。

最高速度18Gbpsの伝送速度

HDMIケーブルの通信速度は最高レベルの18Gbpsを実現。ハイクオリティな画像、音声を迅速に伝送します。美麗グラフィックを利用する最新ゲームでも安心して使うことができるケーブルです。

優れた耐久性を誇るケーブル

ケーブル部分にはナイロン網を使用しており、驚異の耐久性を誇ります。さらにプラグ部分には腐食を防ぐための金メッキを使用。耐久性も重視した設計により安心して長く使うことができます。

驚きの適用範囲

その利用範囲にも驚きです。パソコンやテレビ、各種ゲーム機を始めとしたあらゆる機器と接続することが可能。HDMI対応機器であればなんでもござれと言わんばかりです。

8.エレコム ハイスピード Premium HDMIケーブル 1.0m DH-HDPS14E10BK

エレコムのHDMIケーブル。

高速伝送＆高解像度対応

伝送速度18Gbps、解像度4K×2K(60p)対応。ハイオクリティなコンテンツもストレスなく楽しむことができるケーブルです。HDMIケーブルに求める品質を完全に満たしていると言えます。

3重シールド構造

ケーブルは3重のシールド構造になっています。外部からの高周波ノイズに対するシールドと低周波ノイズ用のシールドの組み合わせによってクリアな音声の伝送を実現します。

高めながらも信頼の品質

若干高価格ではありますが、Premium HDMI cable規格認証済だけあって品質は満足いくレベルです。エレコムからはプレミアムではないHDMIケーブルも販売されていますが、予算の余裕があるならこちらがおすすめです。 

9.JSAUX HDMIケーブル ハイスピード 2m

JSAUXのHDMIケーブル。

高画素＆高音質

4K/60Hz、HDR対応、フルHDの4倍の解像度に対応。さらには18Gbpsの伝送速度によって高画素、高音質の伝送を実現。

ノイズ干渉に強い

ケーブルはナイロン編みによって1万回以上の折り曲げ耐久試験に合格。一般的なケーブルよりも遥かに頑丈な強度を誇ります。腐食耐性に金メッキプラグも使用。1万回以上の差し込みも問題ありません。

幅広い互換性

あらゆる機器との接続が可能なのも魅力です。様々なHDMI対応機器との接続を果たします。

HDMIケーブルの選び方と最新バージョンの特徴

テレビやゲーム機、ストリーミングデバイスを接続する際、HDMIケーブルは欠かせない存在です。しかし、HDMIケーブルにはさまざまなバージョンや種類があり、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、HDMIケーブルの最新情報と選び方について具体的に解説します。

1. HDMIケーブルのバージョンごとの違い

HDMIケーブルには、使用するデバイスや目的に応じて選ぶべきバージョンがあります。最新のHDMI 2.1を含む、各バージョンの特徴を見ていきましょう。

• HDMI 1.4
  フルHD（1080p）の解像度に対応しており、3D映像やARC（オーディオリターンチャンネル）にも対応しています。しかし、4K映像の出力は限られているため、現在の4Kテレビには十分な対応力がありません。
• HDMI 2.0
  HDMI 2.0は、4K解像度（60Hz）に対応しており、4Kテレビやゲーム機に適した標準的なバージョンです。色深度や帯域幅も向上しているため、HDRコンテンツやDolby Atmosのような高品質の映像・音声に対応しています。
• HDMI 2.1
  2024年現在、最も進化したバージョンはHDMI 2.1です。このバージョンでは、8K解像度や4Kでの120Hzリフレッシュレートに対応しています。また、VRR（可変リフレッシュレート）やALLM（低遅延モード）にも対応しており、ゲーマーにとって非常に重要な機能を備えています。さらに、最大48Gbpsの帯域幅により、圧倒的なデータ転送量を誇ります。

2. プレミアムHDMIケーブルの必要性

高解像度コンテンツや高速リフレッシュレートを活かすためには、単にバージョンが合っているだけでなく、プレミアムHDMIケーブルを選ぶことが重要です。プレミアムケーブルは、より高いデータ転送能力を持ち、信号の劣化を最小限に抑えることができます。特に、4Kや8K映像を楽しむ場合、ケーブルの品質が視覚的な差に大きく影響します。

• プレミアムHDMI認証
  プレミアムHDMIケーブルには「プレミアム認証」があり、この認証を受けたケーブルは、4K/8K映像を安定して転送できることが保証されています。また、プレミアムHDMI認証ケーブルにはQRコードが付いており、正規の製品であるかどうかを簡単に確認することができます。
• 光ファイバHDMIケーブル
  長距離での信号劣化を防ぐため、光ファイバを使用したHDMIケーブルが登場しています。特に、10mを超えるような長さが必要な場合には、光ファイバケーブルが最適です。これにより、遠距離でも4Kや8K映像を遅延なく送信することが可能です。

3. HDMIケーブルの長さと信号の品質

HDMIケーブルを選ぶ際には、ケーブルの長さが重要な要素になります。短い距離ではどのケーブルもほぼ同じ性能を発揮しますが、長距離では信号の劣化が起こりやすくなります。

• 長距離用のアクティブHDMIケーブル
  通常のHDMIケーブルでは、5mを超えると信号が劣化し始めます。これを防ぐために、アクティブHDMIケーブルが用意されています。アクティブケーブルには、信号を補強するチップが内蔵されており、長距離でも高品質な映像と音声を保持することができます。
• 光ファイバHDMIケーブル
  さらに長い距離（10m以上）を必要とする場合には、光ファイバHDMIケーブルが適しています。光ファイバケーブルは、電気信号を光に変換することで、従来の銅線ケーブルに比べて信号の劣化が少なくなります。これにより、非常に長い距離でも4Kや8Kの高解像度映像を安定して転送することが可能です。

4. HDMIケーブルのメンテナンスと寿命

HDMIケーブルは物理的な劣化や経年劣化により、性能が低下することがあります。ケーブルの寿命やメンテナンスについて理解し、適切に管理することで、安定した視聴体験を維持できます。

• 接続部分の摩耗
  頻繁に抜き差しを行うと、HDMIケーブルの接続部分が摩耗し、接触不良や映像・音声の途切れが発生することがあります。定期的に接続部分を点検し、異常があれば早めに交換しましょう。
• ケーブルの曲げや折り曲げに注意
  HDMIケーブルは内部に繊細な銅線が含まれているため、無理に曲げたり折り曲げたりすると信号伝達に悪影響を与える可能性があります。ケーブルを使う際には、できるだけ直線的に設置し、無理な圧力をかけないようにすることが大切です。
• 定期的な交換
  高頻度で使用する場合、HDMIケーブルは2～3年で劣化することがあります。映像や音声に異常が見られる場合は、ケーブルを交換することで問題が解決することが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、HDMI端子の役割や選び方、おすすめ製品について紹介いたしました。HDMIがあることで、映像や音声を劣化させることなく、さまざまな機器へ転送できます。

HDMIによって、タイプA〜Eなどの形状や伝送速度などが異なりますので、接続機器や用途に合った製品を選ぶようにしましょう。

1,000円以下のリーズナブルな製品も多いですので、初めての方はできる限り予算を抑えることをおすすめします。