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Google Chromeはタブを多く開くほどメモリ(RAM)を大量に消費し、PCが重くなる原因になります。そこで登場したのがメモリセーバー(Memory Saver)モードです。2022年末に導入され、2026年現在も継続的に改善されているこの機能を使えば、非アクティブなタブのメモリを自動的に解放し、PCの動作を快適に保てます。
本記事では、Chromeのメモリセーバーモードの有効化方法・除外設定・効果の検証・注意点を詳しく解説します。省エネ設定(Energy Saver)との組み合わせも含めて、2026年最新版Chromeの節約機能を徹底活用しましょう。

この記事でわかること
- Chromeのメモリセーバーとは何か・どんな仕組みで動くか
- メモリセーバーを有効にする設定手順(Windows/Mac対応)
- 特定サイトを除外リストに追加する方法
- メモリ使用量の確認方法と効果の検証
- 省エネモード(Energy Saver)との違いと使い分け
- メモリセーバーが効かないときのトラブルシューティング
Chromeのメモリセーバーとは
メモリセーバー(Memory Saver)は、一定時間使っていないタブを「スリープ状態」にしてメモリを解放する機能です。スリープ状態になったタブは画面に表示されているスクリーンショットのような静止画が表示され、クリックすると再び読み込みが始まります。
Googleの公式発表によると、メモリセーバーを使用することで最大30〜40%のメモリ消費を削減できるとされています。タブを10〜20枚以上開く習慣がある方、RAMが8GB以下のPCを使っている方に特に効果的です。
メモリセーバーと省エネモードの違い
| 機能 | メモリセーバー | 省エネモード(Energy Saver) |
|---|---|---|
| 主な目的 | RAM消費の削減 | バッテリー消費の削減 |
| 動作のトリガー | 非アクティブタブを一定時間後 | バッテリー残量低下時・電源未接続時 |
| 画面への影響 | スリープタブの静止画表示 | アニメーション・動画の品質低下 |
| デスクトップPCでの効果 | あり | ほぼなし(電源常時接続のため) |
| ノートPCへの効果 | あり(RAM節約) | あり(バッテリー延長) |
メモリセーバーを有効にする方法
メモリセーバーはChromeのパフォーマンス設定から有効化できます。WindowsでもMacでも設定手順は同じです。
設定手順
- Google Chromeを起動します
- 右上の「︙(縦三点メニュー)」をクリックします
- メニューから「設定」をクリックします
- 左サイドバーの「パフォーマンス」をクリックします(見当たらない場合は「詳細設定」の中にあります)
- 「メモリセーバー」のトグルスイッチをオン(青色)にします
設定はすぐに有効になります。既に開いているタブには、しばらくすると適用されます。
Chrome設定画面の直接URL
アドレスバーに以下を入力すると設定画面に直接アクセスできます。
chrome://settings/performance

メモリセーバーのスリープまでの時間について
Chrome 108以降では、タブが一定時間操作されないとメモリセーバーによって自動的にスリープ状態になります。スリープになるまでの時間はChromeが自動判断しますが、一般的に数分〜数十分の非操作状態が続くとスリープします。スリープしたタブにはタブ名の横に「リーフマーク(🌿)」や「スリープ」アイコンが表示されます。
特定サイトをメモリセーバーの対象外にする方法
常に最新状態を保ちたいサイト(メール・チャット・音楽プレーヤーなど)は、メモリセーバーの対象外(除外リスト)に追加することで、スリープされなくなります。
除外サイトを追加する手順
- 「設定」→「パフォーマンス」→「メモリセーバー」を開きます
- 「メモリセーバーをオフにするサイト」セクションの「追加」ボタンをクリックします
- 除外したいサイトのURLを入力します(例:
mail.google.com、web.whatsapp.com) - 「追加」をクリックして保存します
追加後、そのサイトのタブは非アクティブになってもスリープされなくなります。
除外すべきサイトの例
- Gmail / Outlookなどのウェブメール:スリープされると新着メールの通知が届かない
- LINE / Slack / Teams(ウェブ版):メッセージをリアルタイムで受信できなくなる
- YouTube / Spotify(音楽再生):スリープされると再生が止まる
- Google Docs / Notion:自動保存機能が停止する可能性がある
- オンラインゲーム・Web会議ツール:接続が切れる可能性がある
メモリ使用量の確認方法
Chromeには内蔵のタスクマネージャーがあり、各タブやプロセスのメモリ使用量を確認できます。
ChromeのタスクマネージャーでRAM使用量を確認
- 「︙(縦三点メニュー)」→「その他のツール」→「タスクマネージャ」をクリックします
- またはShift+Escキーを押します(Macでは標準ショートカットなし)
- 「メモリフットプリント」列でタブごとのメモリ使用量を確認できます
- メモリセーバーでスリープしているタブは「メモリフットプリント」欄に「スリープ」と表示され、使用量が大幅に減っています

メモリセーバーの効果を数値で確認する方法
パフォーマンス設定の「メモリセーバー」セクションには、現在どれだけメモリが節約されているかを示す数値が表示されます。たとえば「現在 XXX MB を節約中」のように表示されます。タブを多く開くほど節約量が増えます。
省エネモード(Energy Saver)の設定
省エネモードはノートPCのバッテリーを長持ちさせる機能です。メモリセーバーと組み合わせることで、パフォーマンスとバッテリーの両方を節約できます。
省エネモードの有効化手順
- 「設定」→「パフォーマンス」を開きます
- 「省エネ」セクションのトグルをオンにします
- 省エネモードが有効になるタイミングを選択します:
- 「バッテリーが20%未満のとき」
- 「コンピューターを電源に接続していないとき」
省エネモードが有効になると、ページ上のアニメーションや動画の滑らかさが制限され、バッテリー消費が抑えられます。
メモリセーバーが効かないときのトラブルシューティング
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 設定がない・見つからない | Chromeのバージョンが古い | Chromeを最新版にアップデート(Chrome 108以降が必要) |
| タブがスリープされない | タブが除外リストに入っている | 除外リストを確認・削除する |
| スリープタブが多くてもRAMが減らない | 拡張機能のメモリ消費 | 不要な拡張機能を無効化・削除する |
| スリープ後のタブ再読み込みが遅い | ネット回線・サイト側の問題 | 常に開いておく必要があるサイトは除外リストへ |
| Chromeの設定ページが重い | プロファイルのデータ破損 | 新しいプロファイルを作成して試す |
Chromeをアップデートする手順
- 「︙(縦三点メニュー)」→「ヘルプ」→「Google Chrome について」をクリックします
- アップデートが利用可能な場合、自動的にダウンロードが始まります
- ダウンロード完了後「再起動」ボタンが表示されたらクリックします
メモリセーバーを使う際の注意点
メモリセーバーは便利な機能ですが、いくつかの注意点があります。
- 入力途中のフォームが消える可能性:スリープしたタブにフォームへの入力内容が残っていた場合、再読み込み時に消えることがあります。重要な入力は定期的に保存する習慣をつけましょう
- リアルタイム通知が届かない:ウェブ版のチャットツールやメールは除外リストに追加することを推奨します
- スリープ→再読み込みの通信量:モバイルホットスポット接続時など、通信量が制限されている環境では、頻繁な再読み込みがデータ消費につながる場合があります
- ログインセッションの維持:一部のサービスではスリープ後に再読み込みするとセッションが切れてログアウトされる場合があります
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よくある質問(FAQ)
Q. メモリセーバーはいつ有効にすべきですか?
A. 常にオンにしておくことをおすすめします。特にタブを5枚以上開く習慣がある方、RAMが8GB以下のPCをお使いの方は恩恵を感じやすいです。ゲームや動画編集など高負荷な作業と並行してChromeを使う場合も効果的です。
Q. スリープしたタブはどうやって見分けられますか?
A. スリープ状態のタブはタブのサムネイルに「リーフ(葉)アイコン🌿」が表示されます。また、Chromeのタスクマネージャーではメモリフットプリントがゼロまたは「スリープ」と表示されます。
Q. メモリセーバーをオンにするとChromeの動作が遅くなりますか?
A. 逆に速くなることがほとんどです。非アクティブタブのメモリが解放されることで、現在使用しているタブや他のアプリケーションが使えるメモリが増え、全体的なPC動作が軽快になります。
Q. メモリセーバーはiPhoneやAndroidのChromeでも使えますか?
A. 2026年時点では、メモリセーバーはデスクトップ版Chrome(Windows/Mac/Linux)のみの機能です。iOS版・Android版のChromeには搭載されていません。モバイル版のChromeはOSが独自のメモリ管理を行っています。
Q. Chromeのメモリ使用量をさらに減らす方法はありますか?
A. メモリセーバー以外にも、不要な拡張機能の削除、ハードウェアアクセラレーションの無効化(一部環境で効果的)、Chromeプロファイルのクリーンアップなどが有効です。また、Edge・Firefox・Brave等の他のブラウザはChromiumベースでも比較的メモリ効率が異なるため、用途に応じた使い分けも選択肢です。
Q. メモリセーバーとタブグループを併用できますか?
A. はい、併用できます。タブグループを作成してまとめて管理しながら、グループ内の非アクティブタブはメモリセーバーによりスリープされます。ただし、除外リストに登録したサイトはグループ内でもスリープされません。
まとめ
Google Chromeのメモリセーバーは、タブを多く開いてPCが重くなる問題を解決するシンプルで効果的な機能です。
- 「設定」→「パフォーマンス」からワンクリックで有効化できる
- 非アクティブタブのRAMを最大30〜40%削減できる
- メール・チャット・音楽再生など常時接続が必要なサイトは除外リストに追加する
- 省エネモードと組み合わせると、ノートPCのバッテリー消費も削減できる
- Chrome 108以降が必要。バージョンが古い場合はアップデートする
PCのメモリが不足しがちな方、タブを大量に開く作業スタイルの方は、ぜひメモリセーバーを有効にして快適なブラウジング環境を手に入れましょう。設定は30秒で完了し、リスクもないため、今すぐ試せる改善策です。
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