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【2026年最新版】Excelの条件付き書式でアイコンセットを使う方法【完全ガイド】
Excelで大量のデータを扱うとき、数値の大小や傾向を一瞬で把握したいと思ったことはありませんか。条件付き書式の「アイコンセット」機能を使えば、矢印・信号・星・旗などのアイコンをセルに自動表示して、データの状態を視覚的に伝えることができます。
本記事では、アイコンセットの基本的な設定方法から、しきい値のカスタマイズ、アイコンのみ表示、データバー・カラースケールとの使い分けまで、実務ですぐ使えるテクニックを網羅的に解説します。

この記事でわかること
- アイコンセットの種類と選び方
- アイコンセットを設定・適用する手順
- しきい値(パーセンテージ・数値・数式)のカスタマイズ方法
- 負の数に対するアイコン反転の設定
- アイコンのみ表示して数値を隠す方法
- データバー・カラースケールとの使い分け
- よくあるトラブルと解決策
アイコンセットとは何か
アイコンセットとは、条件付き書式の一種で、セルの値に応じて矢印・信号・記号・評価などのアイコンを自動的に表示する機能です。数値を見なくてもアイコンの色や形でデータの状態(高い・普通・低い)を直感的に理解できるため、売上レポート・進捗管理・評価シートなどで特に有効です。
アイコンセットの種類
| カテゴリ | アイコン例 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 方向(矢印) | ↑ → ↓(3種類)、↗ → ↘ など | 前月比・増減トレンドの表示 |
| 図形(信号) | 緑丸・黄丸・赤丸 | プロジェクト進捗・リスク管理 |
| 評価(星・旗) | ★★★ / 旗(赤・黄・白) | 優先度・評価スコアの表示 |
| インジケーター | チェック・感嘆符・バツ印 | 完了・注意・未対応の状態表示 |
アイコンセットを設定する基本手順
Step 1: 対象セルを選択する
アイコンを表示したいセル範囲をドラッグして選択します。例として、C2:C20のような売上金額の列を選択してください。
Step 2: 条件付き書式メニューを開く
Excelのリボンから「ホーム」タブをクリックし、「スタイル」グループ内の「条件付き書式」ボタンをクリックします。表示されたメニューから「アイコンセット」にマウスを合わせると、サブメニューにアイコンの一覧が表示されます。
Step 3: アイコンセットを選択する
使用したいアイコンセットをクリックします。例えば「3つの矢印(色分け)」を選ぶと、高い値には緑の上矢印、中程度の値には黄色の横矢印、低い値には赤の下矢印が自動的に付きます。

しきい値のカスタマイズ方法
アイコンセットを適用した直後は、パーセンタイルに基づいてアイコンが自動割り当てされます。実務ではこのデフォルト設定が実態に合わないことが多いため、しきい値を手動で調整することが重要です。
ルールの管理からカスタマイズする手順
- 条件付き書式が設定されたセル範囲を選択する
- 「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールの管理」をクリック
- 「条件付き書式ルールの管理」ダイアログが開く
- アイコンセットのルールを選択し、「ルールの編集」をクリック
- 「書式ルールの編集」ダイアログで各アイコンのしきい値を変更する
しきい値の種類
| 種類 | 説明 | 活用例 |
|---|---|---|
| パーセンテージ | 範囲内の最小〜最大値に対する割合 | データの相対的な位置づけを見たいとき |
| パーセンタイル | 全データの順位に基づく割合 | 外れ値の影響を受けずに分布を見たいとき |
| 数値 | 固定の数値でしきい値を指定 | 目標値(例:80点以上は緑)が決まっているとき |
| 数式 | 別セルの値や計算式でしきい値を動的に指定 | 基準値を他のシートで管理したいとき |
数値によるしきい値の設定例
例えば「80以上なら緑、60〜79なら黄、60未満なら赤」に設定する場合の手順を示します。
- 「書式ルールの編集」ダイアログを開く
- 1番上のアイコン(緑の上矢印)の「種類」を「数値」に変更し、「値」に「80」を入力
- 2番目のアイコン(黄の横矢印)の「種類」を「数値」に変更し、「値」に「60」を入力
- 「OK」をクリックして設定を反映する
数式によるしきい値の設定例
しきい値をE1セルに入力した基準値で管理したい場合、「種類」を「数式」にして「値」欄に「=$E$1」と入力します。E1セルの値を変えるだけでアイコンの条件が連動して変わるため、柔軟な管理が可能です。
負の数のアイコンを反転させる方法
売上増減率など、マイナス値が「悪い状態」を表すデータに対しては、アイコンの向きや色を反転させると視覚的にわかりやすくなります。
反転設定の手順
- 「書式ルールの編集」ダイアログを開く
- 「アイコンと値の順序を逆にする」チェックボックスにチェックを入れる
- これにより、最も大きな値に赤のアイコン、最も小さな値に緑のアイコンが割り当てられる
また、「負の値と軸」ボタンをクリックすると、負の値のアイコンと正の値のアイコンを個別に設定する詳細ダイアログが開きます。特定のアイコンをマイナス値専用に割り当てることで、プラス・マイナスの状況を色と形で明確に区別できます。
アイコンのみ表示して数値を隠す方法
ダッシュボードやプレゼン資料では、数値を見せずにアイコンだけで状態を伝えたいケースがあります。Excelにはアイコンのみ表示するオプションが用意されています。
設定手順
- 「書式ルールの編集」ダイアログを開く
- 「セルのアイコンのみ表示」チェックボックスにチェックを入れる
- 「OK」をクリック
この設定を有効にすると、セルの数値が非表示になりアイコンだけが残ります。数値が非表示なだけで実際のデータは保持されているため、数式や集計には影響しません。
データバー・カラースケールとの使い分け

条件付き書式には「アイコンセット」のほかに「データバー」と「カラースケール」があります。それぞれ得意な表現が異なるため、用途に合わせて選択することが重要です。
| 種類 | 特徴 | 最適な場面 |
|---|---|---|
| アイコンセット | 区分(高・中・低)をシンボルで表現 | 状態を3〜5段階に分類したいとき |
| データバー | 値の大きさをバーの長さで表現 | 値の相対的な大小を一目で比較したいとき |
| カラースケール | 値のグラデーションで連続的な分布を表現 | ヒートマップ的に分布全体を把握したいとき |
複数の条件付き書式を同時に適用する
アイコンセットとデータバーを同じセル範囲に重ねて設定することも可能です。「ルールの管理」ダイアログで複数のルールを追加し、「上のルールが真の場合は停止」のチェックボックスを適切に設定することで、目的のビジュアルを作成できます。ただし、複数の条件付き書式が重なるとセルが見づらくなることもあるため、用途に合わせてシンプルな構成を心がけましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q1. アイコンセットを削除するにはどうすればよいですか?
「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールのクリア」から「選択したセルのルールをクリア」を選ぶと、選択範囲のアイコンセットを削除できます。「シート全体のルールをクリア」を選ぶとシート上の全条件付き書式が削除されるため注意してください。
Q2. 条件に合うアイコンが表示されず空白になる場合はどうすればよいですか?
セルの値が文字列や空白の場合、アイコンが表示されないことがあります。データ型が数値になっているか確認し、文字列として保存されている場合は「データ」→「区切り位置」などで数値に変換してください。
Q3. アイコンのサイズを大きくできますか?
アイコンのサイズはフォントサイズと連動しています。セルのフォントサイズを大きくするとアイコンも大きくなります。ただし、アイコン単体のサイズだけを変更する設定は標準機能では用意されていません。
Q4. 特定のアイコンだけを「なし」にして非表示にできますか?
「書式ルールの編集」ダイアログで、表示したくないアイコンのドロップダウンから「セルアイコンなし」を選択すると、そのしきい値に該当する値のセルにはアイコンが表示されなくなります。全アイコンを表示しつつ特定の区分だけ非表示にしたいときに便利です。
Q5. アイコンセットの設定はExcel以外(GoogleスプレッドシートやLibreOffice)でも使えますか?
Googleスプレッドシートにはアイコンセットの機能がないため、ExcelのアイコンセットをGoogleスプレッドシートにインポートしてもアイコンは表示されません。LibreOffice Calcは一部のアイコンセットに対応していますが、Excelとの完全な互換性はないため、共有相手の環境に合わせてデータバーやカラースケールへの変更を検討してください。
まとめ
Excelの条件付き書式「アイコンセット」は、データの状態を直感的に伝えるための強力なビジュアル機能です。本記事で解説したポイントを振り返ります。
- アイコンセットは「矢印・信号・星・旗・インジケーター」など多彩な種類から選べる
- しきい値はパーセンテージ・数値・数式で柔軟にカスタマイズできる
- 負の数のアイコン反転で、増減率などのマイナス値も適切に表現できる
- 「セルのアイコンのみ表示」でダッシュボードや資料向けのスッキリしたビジュアルが作れる
- データバーやカラースケールと目的に応じて使い分けることが重要
アイコンセットを活用することで、Excelのシートが一目でわかる情報ダッシュボードに変わります。まずは身近なデータに試してみてください。
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