※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
Androidの通話音質を最大限に引き上げる方法がある
「通話中に相手の声がこもって聞こえる」「電話をかけると音が遠く感じる」——こうした通話品質の問題は、実はスマートフォンの設定や回線の種類によって大きく改善できます。
HD Voice(高音質通話)・VoLTE(Voice over LTE)・Wi-Fiコーリングといった技術を正しく設定するだけで、通話の音質は格段に向上します。特にPixelシリーズはGoogle独自の通話処理技術を搭載しており、他のAndroid端末と比べて一歩進んだ音質改善が期待できます。
本記事では、Android・Pixelで高音質通話を実現するための設定方法から、通話品質が悪化する原因と対処法まで、わかりやすく解説します。
![]()
- HD Voice(高音質通話)・VoLTE・Wi-Fiコーリングの仕組みと違い
- VoLTEの有効化手順とWi-Fiコーリングの設定方法
- 通話品質インジケーターの見方
- 音質が突然悪化する原因と対処法
- Pixel Call Screenとの組み合わせ活用法
HD Voice(高音質通話)とは何か
HD Voice(ハイデフィニション・ボイス)は、従来の音声通話よりも広い周波数帯域を使って音声を伝送する技術です。従来の通話(AMR-NB)は300〜3,400Hzの帯域を使っていましたが、HD Voiceは50〜7,000Hz(AMR-WBコーデック)まで拡張されており、声が自然でクリアに聞こえます。
主なコーデックの違い
- AMR-NB(Adaptive Multi-Rate Narrowband):従来の3G通話。300〜3,400Hz。こもった音質
- AMR-WB(Adaptive Multi-Rate Wideband):HD Voice。50〜7,000Hz。クリアで自然な音質
- EVS(Enhanced Voice Services):さらに進んだコーデック。20〜20,000Hz対応。音楽に近い音質
HD VoiceはVoLTE(4G LTE経由の音声通話)の上で動作します。そのため、VoLTEが有効でないとHD Voiceも使えません。
VoLTE(Voice over LTE)とは
VoLTEは4G LTE回線を使って音声通話を行う技術です。従来の通話(PSTN・3G回線ベース)と違い、データ通信と同じ4G回線を使うため、以下のメリットがあります。
- 接続が速い(呼び出し音が鳴るまでの時間が短縮)
- HD Voiceによる高音質通話が可能
- 通話中もデータ通信が継続できる(3Gへの切り替えが不要)
- バッテリー消費が比較的少ない
VoLTEの確認・有効化方法
Step 1:設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリドロワーから「設定」アプリを開きます。
Step 2:「ネットワークとインターネット」を選択
設定メニューから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」(SIMカードが2枚の場合は使用するSIMを選択)の順に進みます。
Step 3:VoLTEの設定を確認・オンにする
「高品質通話」「VoLTE」「拡張型4G LTE」「HD通話」などの名称でトグルスイッチが表示されます(端末・キャリアによって表記が異なります)。これをオンにします。
Step 4:再起動して確認
設定変更後、端末を再起動します。通話中に画面上部にHDアイコン(「HD」または「VoLTE」マーク)が表示されれば有効になっています。
![]()
Wi-Fiコーリング(WiFi Calling)の設定方法
Wi-Fiコーリングは、携帯電波の届かない場所でもWi-Fi経由で音声通話を行える機能です。地下・ビル内・山間部など電波の弱いエリアで特に効果を発揮します。
Step 1:設定 → モバイルネットワーク
VoLTEの設定と同じく「設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク」を開きます。
Step 2:「Wi-Fiコーリング」または「Wi-Fi通話」をオンにする
「Wi-Fiコーリング」のトグルをオンにします。Wi-Fiコーリングはキャリアの対応が必要です。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要4キャリアは対応済みですが、一部の格安SIM(MVNO)では非対応の場合があります。
Step 3:優先度の設定
Wi-Fiコーリングを有効にすると「Wi-Fi優先」「モバイルネットワーク優先」「Wi-Fiのみ」の3つのモードを選べる場合があります。電波状況に応じて自動切り替えさせたい場合は「Wi-Fi優先」を選ぶと便利です。
通話品質インジケーターの見方
通話中は画面上部のステータスバーに通話の種類を示すアイコンが表示されます。主なアイコンの意味は以下のとおりです。
- 「HD」マーク:HD Voice(AMR-WB)で高音質通話中
- 「VoLTE」マーク:VoLTE通話中(HD Voiceも含む場合あり)
- 「WiFi」マーク(通話中):Wi-Fiコーリング使用中
- マークなし(3G・H+表示):従来の音声通話。音質は低くなる
HDコールを邪魔する要因
VoLTEを有効にしていても、以下の条件が揃わないとHD Voiceにならない場合があります。
- 相手端末がVoLTE非対応:発着信どちらかがVoLTE非対応だと、従来通話にフォールバック
- 相手が格安SIM(MVNO)でVoLTE無効:キャリアによってはVoLTE設定が必要
- 4G LTE電波が弱い:3Gへ切り替わるとHD Voiceも切れる
- 国際ローミング中:海外では対応状況がキャリアと現地回線によって異なる
Pixel Call Screen(コールスクリーン)との組み合わせ
Pixel端末独自の機能「コールスクリーン」は、着信時にGoogle AIが代わりに応答し、相手の用件をテキストでリアルタイム表示する機能です。HD Voice対応通話でもコールスクリーンは動作します。
設定方法は「電話アプリ → 設定 → コールスクリーン」から有効化できます。迷惑電話・セールス電話を効率よくフィルタリングしながら、必要な電話だけHD Voiceで受けるという使い方が快適です。
通話音量の最適化
ハードウェアレベルの音量調整に加え、Androidには以下の音質改善設定があります。
- 電話音量:通話中に音量ボタンで調整(最大まで上げても歪まないのがHD Voiceの特徴)
- 「ノイズキャンセル」設定(一部端末):設定 → アクセシビリティ → ノイズキャンセルまたは音声強化
- 「通話中のサウンドイコライザー」(Pixel 8以降):音声の周波数特性を微調整できる
通話方式の音質・安定性比較表
| 通話方式 | 音質 | 必要な回線 | 相手の要件 | 消費電力 |
|---|---|---|---|---|
| 3G通話(旧来型) | 標準(300〜3,400Hz) | 3G(WCDMA) | なし(どの端末でも可) | 高め |
| VoLTE(HD Voice) | 高音質(50〜7,000Hz) | 4G LTE | 相手もVoLTE必要 | 中程度 |
| Wi-Fiコーリング | 高音質(Wi-Fi環境依存) | Wi-Fi | 原則不要(キャリア転送) | 低め |
| EVSコーデック | 最高音質(20〜20,000Hz) | 4G LTE / 5G | 相手もEVS対応必要 | 中程度 |
| VoNR(5G音声) | 最高音質・低遅延 | 5G SA(スタンドアロン) | 相手も5G SA対応必要 | 低め(5G SA時) |
![]()
Android高音質通話関連のおすすめ商品
Amazon おすすめ商品
- 📱 Google Pixel 9シリーズ — VoLTE・Wi-Fiコーリング・コールスクリーンを最大限活用できる端末
- 🎧 高音質通話対応Bluetoothイヤホン — HD Voice対応端末と組み合わせて通話品質をさらに向上
- 📡 Wi-Fi 6E対応ルーター — Wi-Fiコーリングの安定性を高める高速Wi-Fi環境の構築に
🛒 関連商品をAmazonでチェック
よくある質問(FAQ)
- Q1. HD通話は相手もVoLTE対応端末でないと使えませんか?
- はい、HD Voice(VoLTE高音質通話)は発着信の両方がVoLTE対応端末かつVoLTEを有効化している必要があります。どちらか一方でもVoLTEが使えない場合(古い端末・3Gのみの回線など)、自動的に従来の3G通話にフォールバックします。Wi-Fiコーリングの場合は相手の回線種別を問わず通話できます。
- Q2. Wi-Fiコーリング使用中に電話代は発生しますか?
- 通常の通話と同様に、キャリアの通話プランに従って料金が発生します。Wi-Fi接続自体のデータ通信料はかかりませんが(Wi-Fiは無料で使っている前提)、通話時間に対する通話料は通常どおり発生します。ただし、楽天モバイルのように国内通話無料プランの場合はWi-Fiコーリングでも無料になります。
- Q3. VoLTEがオンにならない場合の対処法は?
- まずキャリアがVoLTEに対応しているか確認してください。格安SIM(MVNO)では対応状況がキャリアによって異なります。次にSIMカードを抜き差しして再起動を試みてください。それでもオンにならない場合は、APN設定が正しいか確認するか、キャリアのサポートに問い合わせてください。一部の古いSIMカードはVoLTE非対応のため、SIM再発行が必要なケースもあります。
- Q4. 通話中に音質が突然悪化する場合の原因は?
- 主な原因は4G LTE電波の急激な弱体化です。LTE電波が弱くなるとVoLTE(HD通話)から3G通話にフォールバックし、音質が低下します。移動中や建物の奥に入ったときに起こりやすい現象です。Wi-Fiコーリングを有効にしておくと、LTE電波が弱いときにWi-Fiに切り替わり音質の維持ができます。また、相手側の回線状況が悪化している場合も音質低下の原因になります。
- Q5. 格安SIM(MVNO)でもVoLTEは使えますか?
- 対応している格安SIMであれば使えます。IIJmio・OCNモバイルONE・mineo・LINEMO・ahamo・povo・UQ mobileなど多くのMVNOがVoLTEに対応しています。ただし、端末とSIMの組み合わせによっては動作しない場合があります。使用しているMVNOの公式ページで「VoLTE対応端末一覧」を確認することを推奨します。
- Q6. PixelのHD通話と他メーカーAndroidの違いは?
- 基本的なVoLTE・HD Voiceの仕様はAndroid共通ですが、Pixelは独自のGoogle AI処理(Clear Calling・コールスクリーン)が加わる点が異なります。Clear Callingは通話中のバックグラウンドノイズをAIがリアルタイムで除去する機能で、Pixel 8以降で利用できます。この機能により、カフェや駅などの騒がしい場所での通話明瞭度が向上します。
- Q7. 5Gエリアでの通話はVoLTEより音質がいいですか?
- 5G SA(スタンドアロン)方式のVoNR(Voice over NR)に対応した環境では、VoLTEよりも高音質・低遅延な通話が実現します。ただし、日本国内では2026年時点で5G SAの普及はまだ限定的であり、多くの5G端末は通話時にVoLTE(4G)にフォールバックしています。完全な5G音声通話の恩恵を受けられる環境はまだ拡大途中です。
まとめ
AndroidスマートフォンのHD通話(高音質通話)は、正しい設定をするだけで劇的に改善できます。
本記事のポイントをまとめます。
- HD Voiceは50〜7,000Hzの広帯域音声でクリアな通話を実現する(VoLTE上で動作)
- VoLTEは「設定 → モバイルネットワーク → 高品質通話」でオンにできる
- Wi-Fiコーリングは電波の弱い場所でWi-Fi経由の音声通話を可能にする
- HD通話には発着信の両方がVoLTE対応端末であることが必要
- Pixelの「Clear Calling」はAIノイズ除去で通話明瞭度をさらに向上させる
- 5G SA環境では将来的にさらに高品質なVoNRが利用できる
まずはVoLTEがオンになっているか確認し、次にWi-Fiコーリングを有効化することから始めてみてください。日常の通話品質が一段階上がるはずです。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!