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macOSがアプリへのプライバシー許可(カメラ・マイク・画面収録など)を管理するSQLiteデータベースファイル。破損するとアクセス許可が正常に機能しなくなる。
詳しい解説
TCC.dbは「Transparency, Consent, and Control(透明性・同意・制御)」の略称であるTCCフレームワークが使用するSQLiteデータベースです。macOSはこのファイルに、カメラ・マイク・連絡先・カレンダー・画面収録・フルディスクアクセスなど、センシティブなリソースへのアプリごとの許可状態を記録しています。
TCC.dbは主に2か所に存在します。ユーザーレベルの許可を管理するファイルが `~/Library/Application Support/com.apple.TCC/TCC.db`、システム全体の許可を管理するファイルが `/Library/Application Support/com.apple.TCC/TCC.db` です。通常は自動的に管理されるため直接操作することはありませんが、macOSのアップデートや異常終了をきっかけに破損することがあります。
破損した場合の典型的な症状としては、一度許可したはずのカメラやマイクのアクセスが毎回求められる、画面収録の許可がシステム環境設定に表示されない、特定のアプリがセキュリティ設定で認識されない、といった問題が発生します。
修復方法は複数あります。最も安全な方法は `tccutil reset <サービス名>` コマンドで特定サービスの許可をリセットし、再設定することです。より踏み込んだ修復(DBファイルを直接削除・再作成)にはSIP(System Integrity Protection)を一時的に無効化する必要があり、Macをリカバリーモードで起動して `csrutil disable` を実行します。ただしSIP無効化はセキュリティリスクを伴うため、作業後は必ず `csrutil enable` で再有効化することが重要です。
macOSをVenturaからSonomaにアップデートした直後から、Zoomを起動するたびに「カメラへのアクセスを求めています」という許可ダイアログが毎回表示されるようになったとします。これはTCC.dbに記録されていたZoomへの許可情報がアップデートで失われた可能性があり、ターミナルで `tccutil reset Camera com.zoom.us` を実行してカメラ許可をリセットし、Zoomを再起動して改めて許可を付与することで解消できます。
別の呼び方
プライバシー許可DB
Transparency Consent Control
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