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【2026年最新版】MacのArchive Utility圧縮・解凍設定完全ガイド

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【2026年最新版】MacのArchive Utility圧縮・解凍設定完全ガイド

Macでファイルを圧縮・解凍するとき、何気なくダブルクリックしているだけという方も多いでしょう。しかし、macOSに標準搭載されている「Archive Utility(アーカイブユーティリティ)」を正しく理解することで、より効率的にファイルを管理できます。

この記事では、Archive Utilityの基本操作から、パスワード付きZIP作成、tar.gz形式の扱い、圧縮形式の選び方まで、Mac上でのファイル圧縮・解凍を完全解説します。

この記事でわかること

  • Archive Utilityの場所と起動方法
  • ZIPファイルの作成・解凍の基本操作
  • tar.gz・tar.bz2形式の扱い方
  • パスワード付きZIPの作成方法(ターミナル経由)
  • 圧縮形式の特徴比較(ZIP / RAR / 7z / tar.gz)
  • 大容量ファイルの分割圧縮方法
圧縮ファイル作成手順画面

Archive Utilityとは?場所と起動方法

Archive Utility(アーカイブユーティリティ)は、macOSに標準搭載されているファイル圧縮・解凍アプリケーションです。普段は意識することなく使っている方がほとんどですが、このアプリが圧縮・解凍のすべての処理を担っています。

Archive Utilityの場所

Archive Utilityは以下の場所にあります:

/System/Library/CoreServices/Applications/Archive Utility.app

このパスをFinderのアドレスバーに入力(Command + Shift + G)することで直接アクセスできます。

Archive Utilityの起動方法

通常、Archive Utilityを直接起動することはほとんどありません。以下の操作を行うと自動的にArchive Utilityが動作します。

  • ZIPファイルや tar.gz ファイルをダブルクリックする
  • Finderでファイルやフォルダを右クリックして「圧縮」を選択する
  • ターミナルで展開コマンドを実行する

Archive Utilityの環境設定

Archive Utilityの動作をカスタマイズするには、直接アプリを起動して設定を変更します。

  1. Finderで Command + Shift + G を押し、/System/Library/CoreServices/Applications/ に移動します。
  2. 「Archive Utility.app」を開きます。
  3. メニューバーの「Archive Utility」→「設定」(またはPreferences)を開きます。
  4. 解凍後の動作(元のアーカイブを残す・削除するなど)を設定できます。

ZIPファイルの作成方法

方法1:Finderの右クリックメニューで圧縮

最も一般的で簡単な方法です。

  1. 圧縮したいファイルやフォルダをFinderで選択します。
  2. 右クリック(または Control + クリック)してコンテキストメニューを開きます。
  3. 「”ファイル名” を圧縮」または「X項目を圧縮」を選択します。
  4. 同じ場所に「Archive.zip」または元のファイル名の .zip ファイルが作成されます。
ポイント: 複数ファイルを選択して圧縮すると「Archive.zip」という名前になります。単一ファイルを圧縮すると「ファイル名.zip」となります。

方法2:ターミナルでZIPを作成する

ターミナルを使うと、圧縮レベルの指定や隠しファイルの除外など細かい制御ができます。

基本コマンド:

zip -r archive.zip フォルダ名/

オプション一覧:

オプション 意味
-r フォルダを再帰的に圧縮 zip -r out.zip folder/
-9 最大圧縮率(遅い) zip -r -9 out.zip folder/
-1 最速圧縮(圧縮率低) zip -r -1 out.zip folder/
-x 特定ファイルを除外 zip -r out.zip folder/ -x “*.DS_Store”
-e パスワードを設定 zip -r -e out.zip folder/

ZIPファイルの解凍方法

方法1:ダブルクリックで解凍

  1. ZIPファイルをダブルクリックします。
  2. Archive Utilityが自動的に起動し、同じ場所に解凍されたフォルダが作成されます。

方法2:ターミナルで解凍

unzip archive.zip -d 解凍先フォルダ/
ZIP・tar.gz形式の使い方

tar.gz・tar.bz2形式の扱い方

LinuxやmacOSの開発環境でよく使われるtar.gzおよびtar.bz2形式の扱い方を解説します。

tar.gzファイルの解凍

ダブルクリックでArchive Utilityが自動解凍しますが、ターミナルでの操作が一般的です。

tar -xzf archive.tar.gz

tarコマンドのよく使うオプション:

コマンド 操作 説明
tar -xzf file.tar.gz 解凍 gzip圧縮のtarを解凍
tar -xjf file.tar.bz2 解凍 bzip2圧縮のtarを解凍
tar -czf out.tar.gz folder/ 圧縮 フォルダをtar.gzに圧縮
tar -cjf out.tar.bz2 folder/ 圧縮 フォルダをtar.bz2に圧縮
tar -tzf file.tar.gz 一覧表示 解凍せずに中身を確認
tar -xzf file.tar.gz -C /path/ 解凍(場所指定) 指定ディレクトリに解凍

パスワード付きZIPの作成方法

Macの標準機能(Finderの右クリック圧縮)ではパスワード付きZIPを作成できません。ターミナルを使う必要があります。

ターミナルでパスワード付きZIPを作成する手順

  1. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。
  2. 圧縮したいファイルのある場所に移動します:
    cd ~/Desktop
  3. 以下のコマンドでパスワード付きZIPを作成します:
    zip -r -e protected.zip 対象フォルダ名/
  4. 「Enter password:」と表示されたら、設定したいパスワードを入力してEnterを押します。
  5. 「Verify password:」と表示されたら、同じパスワードを再入力してEnterを押します。
  6. パスワード付きの「protected.zip」が作成されます。
注意: macOS標準のzipコマンドはZipCrypto暗号化を使用します。これはセキュリティ強度がAES-256と比べて低いため、重要なファイルの保護には7-Zip(AES-256)を使用することをおすすめします。

より安全なパスワード付き圧縮(7-Zip使用)

Homebrewがインストール済みの場合、p7zipを使ってAES-256暗号化の7zファイルを作成できます。

7z a -p -mhe=on archive.7z 対象フォルダ/

パスワードを求めるプロンプトが表示されるので入力します。-mhe=on はファイル名も暗号化するオプションです。

圧縮形式の特徴比較

形式 圧縮率 速度 Macで作成 パスワード おすすめ用途
ZIP 速い ○(標準) △(弱い暗号) 汎用・他OSとのやりとり
tar.gz 中〜高 普通 ○(ターミナル) × Linux/Macの開発ファイル
tar.bz2 遅い ○(ターミナル) × サイズ優先のバックアップ
RAR 普通 △(有料ツール必要) ○(AES) 分割圧縮・修復機能
7z 非常に高い 遅い △(p7zip必要) ◎(AES-256) 最大圧縮・パスワード保護
tar.xz 非常に高い 非常に遅い ○(ターミナル) × ソフトウェア配布パッケージ

どの形式を選ぶべきか?

  • Windowsユーザーとやりとりする:ZIP一択。Windows標準で解凍可能
  • Mac同士でのやりとり:ZIP または tar.gz どちらでもOK
  • パスワード保護が必要:7z(AES-256)が最も安全
  • 圧縮率を最優先:7z または tar.bz2
  • 開発環境のバックアップ:tar.gz(Linux互換性が高い)
パスワード保護圧縮方法

大容量ファイルの分割圧縮

メールやファイル転送サービスの容量制限に引っかかる大容量ファイルは、分割圧縮で対応できます。

ZIPで分割圧縮する方法(ターミナル)

zip -r -s 500m archive.zip 対象フォルダ/

この例では500MB単位で分割します。「-s 100m」なら100MB単位、「-s 1g」なら1GB単位になります。

実行すると以下のファイルが作成されます:

  • archive.z01(1番目の分割ファイル)
  • archive.z02(2番目の分割ファイル)
  • archive.zip(最後の分割ファイル・ヘッダー含む)

分割ZIPの解凍方法

zip -s 0 archive.zip --out combined.zip
unzip combined.zip

まず分割ファイルを結合してから解凍します。すべての分割ファイル(.z01、.z02、.zip)が同じフォルダに必要です。

splitコマンドで任意サイズに分割する

# まず圧縮
tar -czf archive.tar.gz 対象フォルダ/
# 次に分割(500MB単位)
split -b 500m archive.tar.gz archive.tar.gz.part_

結合して解凍する場合:

cat archive.tar.gz.part_* > archive.tar.gz
tar -xzf archive.tar.gz

macOSの圧縮で注意すべき点

DS_Storeファイルの混入問題

macOSでZIPを作成すると、Finderのメタデータを保存する「.DS_Store」ファイルが含まれてしまいます。Windowsユーザーに送る場合は特に注意が必要です。

DS_Storeを除いて圧縮するコマンド:

zip -r archive.zip 対象フォルダ/ -x "*/.DS_Store" -x "__MACOSX"

文字化け問題(Windows との互換性)

macOSで作成したZIPファイルにはUTF-8のファイル名が含まれます。古いWindowsのZIPツールではファイル名が文字化けする場合があります。対策としては、ファイル名を英数字のみにするか、7-Zipなどのツールを使って互換性の高い形式で圧縮することが有効です。

よくある質問(FAQ)

Q1. MacでRARファイルを解凍するにはどうすればよいですか?
A. macOS標準ではRAR形式に対応していません。「The Unarchiver」(Mac App Storeで無料配布)をインストールすると、RARを含むほぼすべての圧縮形式を解凍できます。ダブルクリックするだけで解凍できて便利です。
Q2. ZIPの解凍後に元のZIPファイルを自動削除する設定はありますか?
A. Archive Utilityの設定で「解凍後にアーカイブを削除する」オプションを有効にすると自動削除されます。Archive Utilityを直接起動し、「設定」→「アーカイブを展開後」で「アーカイブを削除する」を選択してください。
Q3. Macで作ったZIPファイルをWindowsで開くと文字化けします。対処法は?
A. macOSはUTF-8でファイル名を保存しますが、古いWindowsツールはShift-JISを期待するため文字化けが起きます。対処法は①ファイル名を英数字のみにする、②7-Zipを使って圧縮する(Windowsの7-Zipでも問題なく開ける)、③The Archiverなどの互換性ツールを使う、のいずれかです。
Q4. パスワード付きZIPをダブルクリックで解凍するとパスワードを求められますか?
A. はい、パスワード付きZIPをダブルクリックすると、Archive Utilityがパスワード入力ダイアログを表示します。正しいパスワードを入力すると解凍が始まります。
Q5. 圧縮したファイルが壊れていないか確認する方法はありますか?
A. ターミナルで zip -T archive.zip コマンドを実行すると、ZIPファイルの整合性チェックができます。「test of archive.zip OK」と表示されれば正常です。tar.gzの場合は tar -tzf archive.tar.gz で内容一覧が表示できれば正常です。
Q6. 圧縮時にファイルが増えてしまいます。なぜですか?
A. すでに圧縮済みの形式(JPG・MP4・MP3・PDF等)は、再圧縮してもサイズがほとんど変わらず、逆に少し増えることがあります。これらのファイルはすでに内部で圧縮されているためです。写真・動画・音楽ファイルのサイズ削減には、専用の変換ツールを使う方が効果的です。
Q7. Homebrewなしで7zファイルを扱うには?
A. Mac App Storeで「The Unarchiver」または「Keka」を検索してください。どちらも7zの解凍・作成に対応しており、GUIで操作できます。Kekaは特に圧縮機能が充実しています。
Q8. 解凍したらフォルダではなく大量のファイルが展開されました。防ぐ方法は?
A. ZIPファイルの中身がフォルダでまとめられていない場合に起こります。解凍前にターミナルで unzip -l archive.zip と実行すると中身の構成を確認できます。解凍先フォルダを指定する場合は unzip archive.zip -d 新フォルダ名/ で特定フォルダに解凍できます。
Q9. メールに添付する際の推奨ファイルサイズ制限はありますか?
A. 一般的なメールサービスの添付ファイル上限はGmailで25MB、Outlookで20MBです。これを超える場合はGoogle DriveやiCloud Driveにアップロードしてリンクを共有するか、分割圧縮を使用してください。
Q10. tar.gzとtar.bz2はどちらを使えばいいですか?
A. 一般的にはtar.gzをおすすめします。圧縮・解凍が速く、Linux・Macどちらでも標準対応しています。tar.bz2は圧縮率は高いものの時間がかかります。近年はtar.xzも普及していますが、使い慣れたtar.gzで十分な場面がほとんどです。

まとめ

MacのArchive Utilityは、普段意識しなくても裏側でZIPやtar.gzの圧縮・解凍を担っている重要なツールです。Finderの右クリックで簡単にZIPを作成できる一方、ターミナルを活用することでパスワード付きZIP、DS_Storeの除外、分割圧縮など高度な操作も可能です。

Windowsとのやりとりが多い場合はZIP形式が最も互換性が高く、セキュリティを重視する場合は7z形式(AES-256暗号化)が推奨されます。圧縮形式の特徴を理解して、用途に応じた最適な選択をすることで、ファイル管理の効率が大きく向上します。

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