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【2026年最新版】MacのShortcutsアプリワークフロー自動化完全ガイド
繰り返し行う作業を自動化できたら、どれだけ時間が節約できるでしょうか?MacのShortcuts(ショートカット)アプリを使えば、プログラミング不要で日常のワークフローを自動化できます。
ファイルの整理、メール送信、スクリーンショットの変換、翻訳——これらの作業をワンタップ・ワン音声コマンドで完了できるようになります。この記事ではShortcutsアプリの基本から実践的な使い方まで、完全ガイドをお届けします。
- Shortcutsアプリの基本インターフェースと操作方法
- ショートカット作成の手順(アクション追加・条件分岐)
- メニューバーへのショートカット追加方法
- Siriと音声コマンドとの連携設定
- すぐ使える実用的ショートカット5選
- Automatorから移行する方法

MacのShortcutsアプリとは?
Shortcuts(ショートカット)アプリは、もともとiPhone・iPad向けに開発された自動化ツールです。macOS Monterey(2021年)からMacにも搭載され、iPhone/iPadと同じショートカットをMacでも実行できるようになりました。
AutomatorとShortcutsの違い
| 比較項目 | Shortcuts | Automator |
|---|---|---|
| 対応OS | macOS Monterey以降 / iOS / iPadOS | macOSのみ(現在も利用可) |
| iCloudSync | ○(全デバイスで共有) | × |
| Siri連携 | ○ | × |
| 操作の直感度 | 高い(ビジュアル) | 中程度 |
| Mac専用機能 | △(一部制限あり) | ◎(Finderアクションなど豊富) |
| 今後の方向性 | Appleが積極開発中 | メンテナンスモード(新機能なし) |
Shortcutsアプリの起動と基本インターフェース
Shortcutsアプリの起動方法
- DockまたはLaunchpadで「ショートカット」を検索して起動します。
- またはSpotlight検索(Command + Space)で「ショートカット」と入力して起動します。
インターフェースの構成
Shortcutsアプリは3つのエリアで構成されています。
- 左サイドバー:ショートカットのカテゴリ(マイショートカット、ギャラリーなど)
- 中央エリア:作成したショートカットの一覧
- 右エリア(編集時):ショートカットのアクション編集パネル
ショートカットの作成手順
ステップ1:新しいショートカットを作成する
- Shortcutsアプリを開き、左サイドバーで「マイショートカット」を選択します。
- 右上の「+」ボタンをクリックします。
- 新しいショートカットの編集画面が開きます。
ステップ2:アクションを追加する
- 編集画面右側のアクション検索バーにキーワードを入力します(例:「テキスト」「ファイル」「翻訳」)。
- 使いたいアクションをクリックしてショートカットに追加します。
- 複数のアクションを順番に追加することで、処理の流れ(ワークフロー)が作成されます。
ステップ3:アクションの設定を変更する
- 追加したアクションをクリックすると、設定オプションが表示されます。
- テキストボックスや選択肢で動作を細かくカスタマイズします。
- 前のアクションの出力結果を次のアクションの入力として渡す(パイプライン処理)こともできます。

条件分岐(If文)の追加方法
条件に応じて処理を分岐させることができます。
- アクション検索で「if」と入力します。
- 「If」アクションを追加します。
- 「If」の条件(入力が「特定の値と等しい」「含む」など)を設定します。
- 「If」と「Otherwise」の間にそれぞれの処理を追加します。
- 「End If」で分岐を終了します。
繰り返し処理(Repeat)の使い方
- アクション検索で「繰り返し」と入力します。
- 「繰り返す」アクションを追加し、繰り返し回数を設定します。
- 「繰り返す」と「繰り返しを終了する」の間に繰り返す処理を追加します。
メニューバーへのショートカット追加
よく使うショートカットをメニューバーからワンクリックで実行できるように設定できます。
メニューバーへの追加手順
- Shortcutsアプリで、メニューバーに追加したいショートカットを右クリックします。
- 「詳細」をクリックします。
- 「メニューバーにピン留めする」にチェックを入れます。
- メニューバーにShortcutsアイコンが表示され、そこからショートカットを選んで実行できるようになります。
キーボードショートカットの割り当て
- ショートカットの詳細画面を開きます。
- 「キーボードショートカットを追加」をクリックします。
- 割り当てたいキーの組み合わせを入力します(例:⌘⌥T など)。
- 以降は、そのキーの組み合わせを押すだけでショートカットが実行されます。
Siri・音声コマンドとの連携
Siriでショートカットを実行する方法
- Shortcutsアプリでショートカットの名前をわかりやすいものにします(例:「スクショを整理して」)。
- 「Hey Siri、スクショを整理して」と話しかけるだけで実行されます。
- 名前にスペースや日本語を含めても正常に認識されます。
Siri起動語句のカスタマイズ
- ショートカットの詳細設定を開きます。
- 「Siriに追加」をクリックします。
- Siri起動フレーズを録音・設定できます(「〇〇して」と自分の声で登録)。
実用的なショートカット5選
例1:スクリーンショット整理ショートカット
目的:デスクトップに散らかったスクリーンショットを日付別フォルダに自動整理する
アクション手順:
- 「Finderアイテムを取得」→デスクトップのスクリーンショット(.png ファイル)を取得
- 「繰り返す」→取得した各ファイルに対して
- 「ファイルの詳細を取得」→作成日を取得
- 「日付をフォーマット」→「YYYY-MM」形式に変換(月フォルダ名)
- 「フォルダを作成」→Pictures内にフォルダを作成(存在しなければ)
- 「Finderアイテムを移動」→作成したフォルダにファイルを移動
- 「繰り返しを終了する」
例2:ファイル形式変換ショートカット
目的:選択した画像をWebP形式に一括変換する
アクション手順:
- 「Finderアイテムを取得」→選択中のファイルを取得(ショートカットを右クリックメニューから実行する場合はこのアクションを調整)
- 「繰り返す」→各ファイルに対して
- 「イメージを変換」→WebP形式を選択、品質を85%に設定
- 「ファイルを保存」→元のファイルと同じフォルダに保存
- 「繰り返しを終了する」
例3:定型メール送信ショートカット
目的:毎週同じ内容のメールを素早く送信する
アクション手順:
- 「テキスト」→メール本文を入力(変数を使って今日の日付を自動挿入)
- 「現在の日付を取得」→今日の日付を取得
- 「日付をフォーマット」→「YYYY年MM月DD日」形式に変換
- 「テキストを結合」→日付と本文を組み合わせる
- 「メールを送信」→宛先・件名・本文を設定
例4:テキスト翻訳ショートカット
目的:クリップボードのテキストを日本語に翻訳してクリップボードにコピーする
アクション手順:
- 「クリップボードを取得」→クリップボードのテキストを取得
- 「テキストを翻訳」→翻訳先言語を「日本語」に設定
- 「クリップボードにコピー」→翻訳結果をクリップボードにコピー
- 「通知を表示」→「翻訳完了」と通知(オプション)
例5:作業開始ルーティンショートカット
目的:毎朝の仕事開始時に必要なアプリを一括起動する
アクション手順:
- 「アプリを開く」→Slack
- 「アプリを開く」→メールアプリ
- 「アプリを開く」→カレンダー
- 「URLを開く」→よく使うWebサービスのURL
- 「通知を表示」→「おはようございます。今日も頑張りましょう!」

Automatorからショートカットへの移行
既存のAutomatorワークフローをShortcutsに移行する方法と注意点を解説します。
直接インポートはできない
AutomatorのワークフローファイルをShortcutsに直接インポートする機能はありません。移行は手動で行う必要があります。
移行の手順
- Automatorで既存のワークフローを開き、どんなアクションが使われているか確認します。
- Shortcutsアプリでギャラリーを検索し、同等の機能があるかを調べます。
- Automatorの各ステップをShortcutsのアクションに1つずつ置き換えて作り直します。
Automatorの機能で代替が難しいものの対処法
| Automator機能 | Shortcutsでの代替 |
|---|---|
| フォルダアクション(監視) | Shortcutsの自動化トリガーで代替可能(部分的) |
| PDF処理 | Shortcuts の「PDFを作成」アクションで対応 |
| Finderの複雑な操作 | シェルスクリプト実行アクションで補完 |
| 複雑なファイル名変換 | 「ファイルの名前を変更」アクション+テキスト処理 |
| スクリプトエディタ実行 | 「シェルスクリプトを実行」または「AppleScriptを実行」 |
AppleScriptとShellスクリプトの組み込み
ShortcutsにはAppleScriptやシェルスクリプトを実行するアクションも用意されています。Automatorの高度な機能をShortcutsに移行できない場合は、スクリプトアクションで補完できます。
- アクション検索で「シェルスクリプトを実行」または「AppleScriptを実行」を検索します。
- 該当アクションを追加し、スクリプトを入力します。
- スクリプトの出力を次のアクションに渡すことができます。
よくある質問(FAQ)
A. いいえ、Shortcutsアプリ(ショートカット)はmacOS Monterey(12.0)以降でのみ利用できます。macOS Big Sur以前では引き続きAutomatorを使用してください。
A. はい、iCloudを通じて同期されます。ただし、iPhone専用のアクション(カメラへのアクセスなど)はMacでは動作しない場合があります。Mac・iPhone・iPad共通のアクションを中心に作れば、どのデバイスでも動作します。
A. ギャラリーはAppleとサードパーティが提供するショートカットのテンプレート集です。Shortcutsアプリの左サイドバーから「ギャラリー」を選ぶと、カテゴリ別に便利なショートカットが多数揃っています。そのまま追加して使えます。
A. はい。ショートカットを右クリック→「共有」から共有リンクを生成できます。リンクを受け取った人はそのリンクを開くだけでショートカットを自分のデバイスに追加できます。
A. はい。ショートカットの詳細設定で「Finder上でファイルに使用する」を有効にすると、Finderでファイルを右クリックした際のクイックアクションメニューにショートカットが表示されます。
A. 自動化トリガーは特定の条件が満たされたときにショートカットを自動実行する機能です。Macでは「アプリを開いたとき」「特定の時間」「Wi-Fiに接続したとき」などの条件でショートカットを自動実行できます(macOS Ventura以降で対応)。
A. 基本的にショートカットを実行するには起動操作が必要ですが、自動化トリガーを設定することでバックグラウンドでの自動実行が可能になります。ただし、一部のアクション(通知表示、確認ダイアログなど)はユーザーの操作が必要です。
A. ショートカットの編集画面で個別のアクションをクリックし「アクションをここまで実行」を選ぶと、そのアクションまでの処理を確認できます。また、「Quick Look」アクションを途中に挿入すると、その時点でのデータ内容を確認できます。
A. はい。「シェルスクリプトを実行」アクションを使えば、bashスクリプトやターミナルコマンドを実行できます。複雑なファイル操作や外部ツールの起動なども可能です。ただし、実行には適切な権限が必要です。
A. はい、macOS Sonoma(14.x)以降でもAutomatorは引き続き利用できます。ただし、Appleは今後Shortcutsを中心に開発を進めていくため、将来的にはShortcutsへの移行が推奨されています。
まとめ
MacのShortcutsアプリは、プログラミングの知識がなくても日常の繰り返し作業を自動化できる強力なツールです。スクリーンショットの整理、ファイル形式変換、定型メール送信、テキスト翻訳など、様々なワークフローを自動化することで作業時間を大幅に削減できます。
まずはShortcutsのギャラリーから既製のショートカットを試してみることをおすすめします。慣れてきたら自分でアクションを組み合わせてオリジナルのショートカットを作成してみてください。メニューバーへのピン留めやキーボードショートカットの割り当てで、さらに素早くアクセスできるようになります。
Automatorからの移行も、ShortcutsのAppleScriptやシェルスクリプト実行機能を使えばほぼすべての機能を移行できます。MacとiPhoneでショートカットが共有されるiCloud同期の利便性も活用して、マルチデバイス環境での自動化を最大限に活用してください。
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