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PCが突然フリーズ・ブルースクリーン…原因はメモリかもしれません
「PCが突然フリーズする」「ブルースクリーン(BSOD)が頻繁に出る」「起動時にビープ音が鳴る」「メモリを認識しない」——これらの症状はメモリ(RAM)の接触不良が原因である場合が非常に多くあります。
メモリの接触不良は、経年による酸化・ほこりの堆積・静電気などが原因で起こります。そして驚くことに、メモリを一度抜いて掃除して差し直すだけで改善するケースが多いのです。修理業者に依頼する前に、まずこの方法を試してみてください。
- メモリの接触不良が原因と考えられる症状の見分け方
- メモリの掃除・差し直しに必要なものと手順
- デスクトップPC・ノートPCそれぞれの手順
- メモリスロットの確認方法と増設の基礎知識
- Windowsメモリ診断ツールの使い方

接触不良の症状チェックリスト
以下の症状が複数当てはまる場合、メモリの接触不良が原因である可能性が高いです。
| 症状 | 接触不良の可能性 |
|---|---|
| PCが起動しない(電源は入るが画面が映らない) | 非常に高い |
| 起動時に「ビー」というビープ音が鳴る | 非常に高い |
| ブルースクリーン(BSOD)が頻繁に出る | 高い |
| 搭載しているはずのメモリ容量が表示されない | 非常に高い |
| アプリが頻繁にクラッシュする | 中程度 |
| PCが重い・フリーズする | 中程度 |
| 最近PCを移動させた・振動が加わった | 高い |
メモリ容量の確認方法
現在認識されているメモリ容量を確認します。搭載量と一致していなければ接触不良の疑いがあります。
Windows の場合:
- 「スタート」ボタンを右クリック→「システム」を選択
- 「RAM」の欄に認識されている容量が表示される
- 搭載量(例:16GB)と一致しているか確認する
Mac の場合:
- Appleメニュー→「このMacについて」をクリック
- 「メモリ」の欄を確認する
掃除・差し直しに必要なもの
- プラスドライバー(PCケースを開けるため)
- 静電気防止手袋(必須)または静電気防止リストバンド
- 消しゴム(金接点部分の酸化膜除去用)
- エアダスター(ほこり除去用)
- 乾いた布または綿棒(スロット内のほこり除去)
メモリは静電気に非常に弱い精密部品です。作業前には必ず静電気防止手袋を着用するか、金属フレームに触れて静電気を放電してください。カーペットや毛布の上での作業は避けてください。
デスクトップPCでの手順
Step 1: 電源を完全にオフにして電源ケーブルを抜く
- Windowsをシャットダウンする
- 電源ケーブルを本体背面から抜く
- 電源ボタンを5〜10秒押して残留電気を放電させる
Step 2: PCケースを開ける
- PCを横向きに置く(マザーボードが見える側を上にする)
- サイドパネルを固定しているネジ(通常2〜3本)を外す
- パネルをスライドさせて取り外す
Step 3: メモリを取り外す
- マザーボード上の細長い緑・黒のスロットにメモリが刺さっている
- スロット両端の白いラッチを左右に押し開く(パチンと音がする)
- メモリが少し上に浮き上がるので、金接点部分を触らないように端を持って取り外す
- 複数枚ある場合はすべて取り外す(どのスロットに何が刺さっていたかメモしておく)
Step 4: 金接点部分を消しゴムで磨く
- メモリの下部にある金色の接点部分(端子)を確認する
- 消しゴム(できれば白い新しいもの)で端子を優しく1方向に数回こする
- こすった後のカスをエアダスターで吹き飛ばす
- 端子に指で触れないよう注意する(皮脂が酸化の原因になる)
Step 5: スロット内のほこりを除去する
- エアダスターでスロット内のほこりを吹き飛ばす
- 綿棒でスロット内を優しく掃除する(力を入れすぎない)
Step 6: メモリを差し直す
- メモリの切り欠き(ノッチ)とスロットの突起を合わせる
- メモリを真上から均等に力を込めて押し込む
- 両端のラッチが「パチン」と音を立てて閉じればOK
- 複数枚の場合、デュアルチャンネル構成になるよう元のスロットに戻す

Step 7: 起動確認
- ケースを閉じる前に電源ケーブルを接続して起動テストを行う
- Windowsが正常に起動し、メモリ容量が正しく認識されているか確認する
- 問題なければケースを閉じる
ノートPCでの手順
ノートPCはデスクトップより作業スペースが狭く、機種によって手順が異なります。
注意事項
- 薄型ノートPC(MacBook Air・Surface Laptopなど)はメモリがマザーボードに直接ハンダ付けされており、交換・差し直しは不可
- メモリ交換可能な機種か事前に確認する(サービスマニュアルを参照)
- バッテリーを内蔵している場合は、底面カバーを開けた後にバッテリーコネクタを外す
Step 1: 電源をオフにしてバッテリーを外す
- 完全にシャットダウンする
- 電源ケーブルを抜く
- 底面のネジを外してカバーを開ける
- バッテリーコネクタを外す(取り外せる場合)
Step 2: メモリスロットを確認する
ノートPC用メモリ(SO-DIMM)はデスクトップより小さく、斜め(約30度)に刺さっています。
- メモリモジュールの両端の留め金(クリップ)を左右に開く
- メモリが斜めに持ち上がる
- 斜めのまま引き抜く
Step 3〜6: デスクトップと同様の手順で掃除・差し直しを行う
金接点の清掃・スロットのほこり除去・差し直しはデスクトップと同様です。ノートPCはメモリを斜め(約30度)に差し込んでから押し下げてロックします。
メモリスロットの確認と増設の基礎
搭載スロット数と空きスロットの確認
CPU-Zというフリーソフトを使うと、搭載メモリの詳細情報が確認できます。
- CPU-Zを公式サイトからダウンロードして起動
- 「Memory」タブでメモリの種類・容量・動作クロックを確認
- 「SPD」タブでスロットごとの搭載状況を確認
デュアルチャンネル構成について
メモリを2枚使う場合、デュアルチャンネル構成にするとパフォーマンスが向上します。
- 同じ容量・同じ規格のメモリを2枚用意する
- マザーボードの説明書に記載されているスロット番号(通常はA2・B2 または 1・3番スロット)に差す
- 誤ったスロットに差すと、デュアルチャンネルが有効にならない
Windowsメモリ診断ツールの使い方
差し直し後もエラーが続く場合は、メモリ自体が故障している可能性があります。Windowsに標準搭載の診断ツールで確認しましょう。
Windowsメモリ診断の手順
- スタートメニューで「Windowsメモリ診断」と検索して起動
- 「今すぐ再起動して問題を確認する(推奨)」をクリック
- PCが再起動し、自動的にメモリテストが実行される(数分〜数十分)
- テスト完了後にWindowsが起動し、結果が通知される
MemTest86による高精度テスト
Windowsメモリ診断より精度の高いテストを行いたい場合は、無料ツール「MemTest86」が有効です。
- MemTest86公式サイトからUSBブート版をダウンロード
- USBメモリに書き込んでPCをUSBから起動
- 自動的にテストが開始される(完全テストは数時間かかる場合あり)
- エラーが0件であればメモリは正常、エラーが出た場合はメモリの交換を検討する

よくある質問(FAQ)
Q1. 消しゴムで端子を磨いても大丈夫ですか?
A. 一般的な消しゴムで問題ありません。力を入れすぎず、一方向に軽くこする程度で十分です。消しゴムのカスが残ると接触不良の原因になるため、必ずエアダスターで吹き飛ばしてください。
Q2. メモリを差し直したらPCが起動しなくなりました。どうすればいいですか?
A. メモリがスロットに完全に刺さっていない可能性が高いです。一度取り外して再度差し込み、両端のラッチがしっかり閉じているか確認してください。また、複数枚ある場合は1枚ずつ差して起動確認すると問題の切り分けができます。
Q3. ビープ音の種類によって意味が違いますか?
A. はい。マザーボードのBIOSメーカーによって異なりますが、「短音×3回」や「長音×1回+短音×3回」などのパターンでメモリエラーを示す場合が多いです。マザーボードの説明書でビープ音コードを確認してください。
Q4. メモリを増設したら元のメモリと規格が違っていました。動きますか?
A. DDR4とDDR5など異なる世代の規格は物理的に形状が異なり、混在させることはできません。同世代でも動作クロックが違う場合は、低い方のクロックで動作します。できるだけ同じ規格・同じ容量・同じメーカーで揃えることを推奨します。
Q5. ノートPCのメモリも差し直せますか?
A. 機種によります。メモリがソケット型(SO-DIMM)で搭載されている機種は差し直しが可能です。ただし、最近の薄型ノートPCはメモリがマザーボードに直接ハンダ付け(オンボード)されており、この場合は差し直しも増設もできません。
Q6. メモリを掃除しても改善しない場合は?
A. メモリ自体が故障している可能性があります。MemTest86などのメモリテストツールでエラーを確認し、エラーが出た場合はメモリを交換してください。それでも改善しない場合は、マザーボード側のスロットが故障している可能性があります。
Q7. 掃除の頻度はどのくらいが適切ですか?
A. 特にトラブルがなければ年に1回程度で十分です。PCを頻繁に移動させる環境、ほこりの多い場所で使用している場合は半年に1回程度が目安です。
まとめ
PCのメモリ(RAM)の掃除と差し直しについてまとめます。
- フリーズ・BSOD・起動不良はまずメモリを疑う:接触不良は意外と多い原因
- 消しゴムで端子を磨き、エアダスターで清掃:酸化膜を除去して接触を改善
- 静電気対策は必須:手袋または金属への触れて放電してから作業する
- 差し直し後は必ず認識確認:システム情報でメモリ容量を確認する
- 改善しない場合はメモリ診断ツールを使う:MemTest86でエラーを確認し、必要なら交換
メモリの差し直しは難しい作業ではありません。正しい手順と静電気対策を守れば、初心者でも安全に実施できます。修理業者に依頼する前に、ぜひ一度試してみてください。
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