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【2026年最新版】PCベンチマークの測り方と性能テスト方法【完全ガイド】

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「自分のPCって実際どれくらいの性能なの?」「ゲームが快適に動くか事前に確認したい」「パーツを交換したけど本当に速くなったの?」――そんな疑問を解決してくれるのがベンチマークテストです。

ベンチマークとは、PCの各パーツ(CPU・GPU・SSD・メモリなど)の性能を数値(スコア)で客観的に測定する方法のこと。スコアを見れば、自分のPCが他のPCと比べてどの程度の実力なのか、一目で把握できます。

この記事では、2026年現在よく使われている主要なベンチマークソフトの使い方を、初心者の方にもわかりやすくステップ形式で解説します。CPU・GPU・ストレージ・総合性能のそれぞれについて、無料で使えるツールを中心にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • ベンチマークテストとは何か・なぜ必要なのか
  • CPU・GPU・SSD・総合性能を測る代表的なツール
  • 各ベンチマークソフトのダウンロードから実行までの具体的な手順
  • スコアの見方と性能の目安
  • 正確な結果を出すための注意点とコツ
  • 目的別のおすすめベンチマークツールの選び方
主要ベンチマークツール一覧

ベンチマークとは?基礎知識をわかりやすく解説

ベンチマークの意味と目的

ベンチマーク(Benchmark)とは、もともと測量用語で「基準点」を意味する言葉です。PC分野では、ハードウェアやソフトウェアの性能を一定の基準で測定し、数値化することを指します。

ベンチマークテストを行う主な目的は以下のとおりです。

  • PCの現在の性能を客観的に把握する:体感だけでなく、数値で確認できる
  • パーツ交換・アップグレードの効果を確認する:メモリ増設やSSD換装の前後で比較できる
  • 購入前の性能比較に活用する:新しいPCやパーツを買う前に、スコアを参考にできる
  • 不具合の切り分けに使う:スコアが異常に低い場合、どこにボトルネックがあるか特定できる
  • ゲームや動画編集の快適度を予測する:要求スペックとスコアを照らし合わせて判断できる

ベンチマークの種類

ベンチマークテストは、測定する対象によって大きく4つの種類に分けられます。

種類 測定対象 代表的なツール こんな人向け
CPUベンチマーク プロセッサの計算性能 Cinebench、CPU-Z 動画編集、3Dレンダリングをする人
GPUベンチマーク グラフィック描画性能 3DMark、Unigine Heaven ゲーマー、映像クリエイター
ストレージベンチマーク SSD・HDDの読み書き速度 CrystalDiskMark SSD換装の効果を確認したい人
総合ベンチマーク PC全体の総合性能 PCMark、FINAL FANTASY XV ベンチ PCの総合力を把握したい人

それぞれのツールについて、次の章から詳しく使い方を解説していきます。

CPUベンチマーク:Cinebench R24の使い方

Cinebench R24とは

Cinebench(シネベンチ)は、ドイツのMaxon社が開発したCPU性能測定の定番ツールです。映画やCMの3DCG制作に使われる「Cinema 4D」のレンダリングエンジンをベースにしており、CPUの実際の処理能力を非常に正確に測定できます。

2026年現在の最新バージョンはCinebench R24(2024)で、最新のCPUアーキテクチャに対応した測定が可能です。無料で利用でき、Windows・macOSの両方に対応しています。

Cinebench R24のダウンロードとインストール

ステップ1:Maxon公式サイト(https://www.maxon.net/ja/cinebench)にアクセスします。

ステップ2:「無料ダウンロード」ボタンをクリックします。Windows版とMac版があるので、お使いのOSに合わせて選択してください。

ステップ3:ダウンロードしたファイルを展開(解凍)します。インストール不要のポータブル版なので、展開したフォルダ内の「Cinebench.exe」をダブルクリックするだけで起動できます。

Cinebench R24の実行手順

ステップ1:Cinebenchを起動すると、メイン画面が表示されます。左側に「CPU(Multi Core)」と「CPU(Single Core)」の2つのテスト項目があります。

ステップ2:まず「CPU(Multi Core)」の「Start」をクリックします。これはCPUの全コアを使った並列処理の性能を測定するテストです。3Dシーンのレンダリングが自動的に始まり、画面にCGが少しずつ描画されていきます。

ステップ3:テストが完了すると(通常5〜15分)、マルチコアスコアが表示されます。この数値が大きいほど、CPUの並列処理能力が高いことを意味します。

ステップ4:続いて「CPU(Single Core)」の「Start」をクリックします。これは1コアだけの性能を測定するテストで、ゲームや一般的なアプリケーションの体感速度に影響する指標です。

ステップ5:結果が表示されたら、スコアをメモしておきましょう。左下の「Ranking」を見ると、他のCPUとの比較もできます。

Cinebench R24 スコアの目安

CPU マルチコアスコア(目安) シングルコアスコア(目安) 性能レベル
Core i3-13100 相当 約450〜550 約90〜100 エントリー
Core i5-14600K 相当 約900〜1100 約110〜120 ミドルレンジ
Core i7-14700K 相当 約1200〜1500 約115〜125 ハイエンド
Core i9-14900K 相当 約1600〜1900 約125〜135 ウルトラハイエンド
Ryzen 7 7800X3D 相当 約1000〜1200 約105〜115 ゲーミング最適

※スコアはバージョンやテスト条件によって変動します。同じバージョンの同条件で比較することが重要です。

GPUベンチマーク:3DMarkの使い方

3DMarkとは

3DMark(スリーディーマーク)は、UL Solutions社が開発したGPU(グラフィックボード)性能測定の世界標準ツールです。ゲームに近い3Dグラフィックのレンダリングテストを実行し、グラフィック性能をスコアで数値化します。

Steam(Steamストア)から無料版(3DMark Basic Edition)をダウンロードでき、最も人気のある「Time Spy」テストを含む複数のテストが無料で利用可能です。

3DMarkのダウンロードとインストール

ステップ1:Steamクライアントを起動します。Steamをお持ちでない場合は、Steam公式サイト(https://store.steampowered.com/)から無料でダウンロード・インストールできます。

ステップ2:Steamの検索バーに「3DMark」と入力して検索します。

ステップ3:「3DMark」のストアページを開き、「デモをダウンロード」(無料版)をクリックします。有料版(Advanced Edition)もありますが、基本的なテストは無料版で十分です。

ステップ4:ダウンロードとインストールが自動的に行われます。容量は約4〜5GBあるので、回線速度によっては時間がかかることがあります。

ベンチマークの実行手順

3DMarkの実行手順(Time Spy)

ステップ1:Steamライブラリから3DMarkを起動します。初回起動時にはコンポーネントのインストールが行われる場合があります。

ステップ2:メイン画面で「Time Spy」を選択します。Time SpyはDirectX 12対応のテストで、現在最もよく使われているGPUベンチマークです。

ステップ3:「RUN」ボタンをクリックしてテストを開始します。画面に美麗な3Dグラフィックのデモシーンが表示され、自動的にテストが進行します。

ステップ4:テストは約5〜10分で完了します。テスト中はPCに負荷がかかるため、他のアプリケーションは閉じておいてください。

ステップ5:テスト完了後、総合スコア・Graphics Score・CPU Scoreの3つが表示されます。GPU性能を見るには「Graphics Score」を参照しましょう。

3DMark Time Spy スコアの目安

GPU Time Spyスコア(目安) ゲーム性能レベル
GeForce GTX 1650 約3,500〜4,000 軽量ゲームなら快適
GeForce RTX 4060 約10,000〜11,000 フルHDで快適にプレイ可能
GeForce RTX 4070 約17,000〜18,000 WQHDでも高画質プレイ可能
GeForce RTX 4080 約23,000〜25,000 4K高画質でも快適
GeForce RTX 4090 約35,000〜38,000 あらゆるゲームを最高設定でプレイ
Radeon RX 7800 XT 約17,000〜19,000 WQHD高画質でプレイ可能

ストレージベンチマーク:CrystalDiskMarkの使い方

CrystalDiskMarkとは

CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)は、日本人開発者の「ひよひよ」氏が作成したストレージ(SSD・HDD)の読み書き速度を測定するツールです。世界中で広く使われており、SSDのレビューでは必ずと言っていいほど登場するド定番のベンチマークソフトです。

完全無料で、日本語対応、Windows専用です。シンプルなインターフェースで、初心者でも迷わず使えるのが魅力です。

CrystalDiskMarkのダウンロードとインストール

ステップ1:公式サイト(https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskmark/)にアクセスします。

ステップ2:「ダウンロード」セクションから、通常版(インストーラー版)またはポータブル版を選んでダウンロードします。お好みで選んで構いません。

ステップ3:インストーラー版の場合はダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールします。ポータブル版の場合はZIPを解凍して「DiskMark64.exe」を実行するだけです。

CrystalDiskMarkの実行手順

ステップ1:CrystalDiskMarkを起動します。メイン画面はコンパクトなウィンドウで、上部に設定項目、中央にテスト結果が表示されるエリアがあります。

ステップ2:画面左上のドロップダウンでテスト回数(デフォルト:5)を確認します。5回が標準ですが、時間を短縮したい場合は3回でも十分です。

ステップ3:テストサイズ(デフォルト:1GiB)を確認します。通常はこのままで問題ありません。

ステップ4:テスト対象のドライブを右上のドロップダウンから選択します。Cドライブ(通常はOSが入っているSSD)がデフォルトで選ばれています。

ステップ5:左上の「All」ボタンをクリックすると、すべてのテストが順番に実行されます。個別に実行したい場合は、各テスト名の横にある緑色の「▶」ボタンをクリックします。

ステップ6:テスト完了後、Read(読み込み速度)Write(書き込み速度)がMB/s単位で表示されます。

CrystalDiskMarkの結果の見方

CrystalDiskMarkでは、4種類のテスト結果が表示されます。それぞれの意味を理解しておきましょう。

テスト名 説明 重要度
SEQ1M Q8T1 シーケンシャル読み書き(大きなファイルの連続転送)。カタログスペックに相当する最大速度 ★★★★☆
SEQ1M Q1T1 キュー1・スレッド1でのシーケンシャル。実利用に近い連続アクセス速度 ★★★☆☆
RND4K Q32T1 ランダム4KBアクセス(キュー32)。多数の小さなファイルを同時処理する速度 ★★★★☆
RND4K Q1T1 ランダム4KBアクセス(キュー1)。日常の体感速度に最も影響する、最重要指標 ★★★★★

ストレージ種類別 速度の目安

ストレージ種類 シーケンシャル読み込み(目安) 体感
HDD(7200rpm) 約100〜200 MB/s 起動・読み込みが遅い
SATA SSD 約500〜560 MB/s 十分快適
NVMe SSD(Gen3) 約2,000〜3,500 MB/s 高速で快適
NVMe SSD(Gen4) 約5,000〜7,000 MB/s 非常に高速
NVMe SSD(Gen5) 約10,000〜14,000 MB/s 超高速(大容量ファイル転送向き)

総合ベンチマーク:PCMark 10の使い方

PCMark 10とは

PCMark 10(ピーシーマーク テン)は、3DMarkと同じUL Solutions社が開発したPC総合性能測定ツールです。Webブラウジング、オフィス作業、ビデオ通話、写真・動画編集など、実際の使用シーンに近い作業をシミュレーションして、PCの総合力をスコア化します。

「ゲームは特にやらないけど、普段使いでどれくらい快適なのか知りたい」という方に最適なベンチマークです。3DMarkと同様にSteamから無料版をダウンロードできます。

PCMark 10の実行手順

ステップ1:Steamで「PCMark 10」を検索し、無料版(Basic Edition)をダウンロード・インストールします。

ステップ2:PCMark 10を起動し、メイン画面で「PCMark 10」テストを選択します(他にも「PCMark 10 Express」「PCMark 10 Extended」がありますが、無料版では「PCMark 10」が利用可能です)。

ステップ3:「RUN」ボタンをクリックしてテストを開始します。テストは「Essentials」「Productivity」「Digital Content Creation」の3つのカテゴリに分かれて順番に実行されます。

ステップ4:テスト完了後(約15〜20分)、総合スコアと各カテゴリのスコアが表示されます。

PCMark 10 スコアの見方

カテゴリ テスト内容 快適ライン(目安)
Essentials アプリ起動、Webブラウジング、ビデオ会議 4,100以上
Productivity 表計算、文書作成などオフィス作業 4,500以上
Digital Content Creation 写真編集、動画編集、3Dレンダリング 3,450以上
総合スコア 上記3カテゴリの加重平均 5,000以上で快適
スコアの見方と目安

その他の便利なベンチマークツール

CPU-Z(CPUの詳細情報+簡易ベンチマーク)

CPU-Zは、CPUの詳細情報(型番、コア数、クロック周波数、キャッシュ容量など)を確認できるツールです。「Bench」タブから簡易的なCPUベンチマークも実行でき、シングルスレッド・マルチスレッドの性能を手軽にチェックできます。

公式サイト(https://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html)から無料でダウンロード可能です。

GPU-Z(GPUの詳細情報確認)

GPU-Zは、グラフィックボードの詳細情報(GPU名、VRAMサイズ、クロック周波数、温度など)をリアルタイムで確認できるツールです。ベンチマーク機能はありませんが、GPU温度やクロック周波数の監視に便利で、ベンチマーク実行中の温度チェックに活用できます。

公式サイト(https://www.techpowerup.com/gpuz/)から無料でダウンロードできます。

HWMonitor(温度・電力モニタリング)

HWMonitorは、CPU・GPU・マザーボード・ストレージの温度、ファン回転数、電圧、消費電力をリアルタイムでモニタリングできるツールです。ベンチマーク実行中にPCの温度が危険な水準に達していないか確認するのに役立ちます。

公式サイト(https://www.cpuid.com/softwares/hwmonitor.html)から無料でダウンロードできます。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

スクウェア・エニックスが公式に提供しているゲーム系ベンチマークです。実際のゲームエンジンで動作するため、ゲーミングPCの性能を実際のゲームプレイに近い形で測定できます。「快適」「やや快適」「普通」「やや重い」「動作困難」など、日本語で直感的に結果が表示されるのが特徴です。

公式サイトから無料でダウンロード可能で、インストール不要で実行できます。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

FF14の最新拡張パック「黄金のレガシー」対応のベンチマークです。2026年現在、国内で最も利用者が多いゲームベンチマークの一つで、スコアに応じて「非常に快適」「快適」「やや快適」「普通」「設定変更を推奨」「設定変更が必要」「動作困難」の7段階で評価されます。

ベンチマーク時の注意点とコツ

ベンチマークテストで正確な結果を出すためには、いくつかの注意点があります。適当に実行してしまうとスコアが安定せず、正確な比較ができません。以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 常駐ソフト・バックグラウンドアプリを終了する

ベンチマーク実行前に、不要なアプリケーションをすべて閉じてください。Webブラウザ、チャットアプリ、クラウドストレージの同期ソフト(OneDrive、Dropbox等)、セキュリティソフトのリアルタイムスキャンなどがCPUやディスクに負荷をかけると、スコアが低くなります。

タスクバーの右下(システムトレイ)にあるアイコンを右クリックして「終了」で閉じるか、タスクマネージャー(CtrlShiftEsc)でCPU使用率が高いプロセスを確認しましょう。

2. 電源プランを「高パフォーマンス」に設定する

Windowsの電源プランが「バランス」や「省電力」になっていると、CPUの動作クロックが制限され、本来の性能が発揮されません。ベンチマーク時は以下の手順で「高パフォーマンス」に切り替えましょう。

手順:「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「電源モード」→「最適なパフォーマンス」を選択

※Windows 10の場合は「コントロールパネル」→「電源オプション」→「高パフォーマンス」

3. PCの温度を確認する(サーマルスロットリング対策)

CPUやGPUは高温になると、自動的に動作速度を落として熱を下げようとします。これを「サーマルスロットリング」と呼びます。すでにPC内部が高温の状態でベンチマークを実行すると、本来の性能よりも低いスコアが出てしまいます。

ベンチマーク前にHWMonitorなどでCPU温度を確認し、アイドル時に40〜50℃以下であることを確認しましょう。もし温度が高い場合は、PCの通気口にホコリが詰まっていないか確認してください。

4. ノートPCは電源アダプターを接続する

ノートPCをバッテリー駆動で使用していると、電力を節約するためにCPUやGPUの性能が制限されます。ベンチマークテスト時は、必ずACアダプターを接続した状態で実行してください。

5. 同じ条件で比較する

ベンチマークスコアを比較する際は、必ず同じソフトの同じバージョンを使ってください。例えば、Cinebench R23のスコアとCinebench R24のスコアは基準が異なるため、直接比較できません。また、テスト設定(解像度、品質設定など)も統一することが重要です。

6. 複数回実行して平均を取る

ベンチマークスコアは毎回わずかに変動します。より正確な結果を得るために、同じテストを2〜3回実行して平均値を取ることをおすすめします。極端に低いスコアが出た場合は、バックグラウンドで何かが動いていた可能性があるので、その回は除外しましょう。

主要ベンチマークツール比較表

ここまで紹介した主要なベンチマークツールを一覧で比較してみましょう。目的に合ったツールを選ぶ参考にしてください。

ツール名 測定対象 価格 対応OS 難易度 おすすめ用途
Cinebench R24 CPU 無料 Windows、macOS 初心者向け CPU性能の基本測定
3DMark GPU(CPU含む) 無料版あり Windows 初心者向け ゲーミング性能の測定
CrystalDiskMark SSD、HDD 無料 Windows 初心者向け ストレージ速度の測定
PCMark 10 PC総合 無料版あり Windows 初心者向け 日常作業の快適度測定
CPU-Z CPU(簡易) 無料 Windows 初心者向け CPU情報確認+簡易テスト
FF15ベンチマーク GPU(総合) 無料 Windows 初心者向け ゲーム性能を日本語で確認
FF14ベンチマーク GPU(総合) 無料 Windows 初心者向け FF14プレイ環境の確認
HWMonitor 温度・電力監視 無料 Windows 初心者向け ベンチマーク中の温度監視

目的別おすすめベンチマーク

「結局、自分はどのベンチマークを使えばいいの?」という方のために、目的別のおすすめをまとめました。

ゲームを快適にプレイしたい人

3DMark(Time Spy)でGPU性能を測定しましょう。加えて、プレイしたいゲームの公式ベンチマーク(FF14、FF15など)があれば、それも実行するとより具体的にわかります。

動画編集・3DCGをやりたい人

Cinebench R24でCPUのマルチコア性能を確認。動画編集ではCPUのマルチコア性能が重要です。GPUアクセラレーション対応のソフトを使う場合は、3DMarkも合わせて確認しましょう。

SSDを換装した・新しく買った人

CrystalDiskMark一択です。換装前と換装後のスコアを比較すれば、どれだけ速くなったか一目瞭然です。

普段使い(Web、Office、メール)が快適か知りたい人

PCMark 10がぴったりです。日常的な作業をシミュレーションしたスコアなので、「自分のPCは普段使いで快適なのか」が数値でわかります。

PCの総合的な健康状態を把握したい人

PCMark 10 + HWMonitorの組み合わせがおすすめです。PCMark 10で性能スコアを確認しつつ、HWMonitorで温度に異常がないか同時にチェックできます。

よくある質問(FAQ)

Q1. ベンチマークテストでPCが壊れることはありますか?

通常の使用では壊れることはありません。ベンチマークソフトはPCに高い負荷をかけますが、CPUやGPUには過熱時に自動的に速度を落とす安全機能(サーマルスロットリング)が備わっています。ただし、冷却が極端に不十分な状態(ファンが故障している、通気口が完全にふさがれているなど)で長時間高負荷テストを繰り返すことは避けてください。

Q2. ベンチマークスコアが他の人より低いのですが、故障でしょうか?

必ずしも故障とは限りません。まず以下を確認してください。

  • バックグラウンドで重いソフトが動いていなかったか
  • 電源プランが「省電力」になっていなかったか
  • ノートPCの場合、ACアダプターが接続されていたか
  • PC内部の温度が高すぎなかったか(HWMonitorで確認)
  • GPUドライバーが最新版になっているか

これらをすべて確認した上でスコアが明らかに低い場合は、ハードウェアの不具合の可能性があります。

Q3. 無料のベンチマークソフトと有料版の違いは何ですか?

3DMarkやPCMark 10の場合、無料版では一部のテストのみ実行可能で、有料版(Advanced Edition)では全テストの実行、カスタム設定、オフラインモードなどが利用できます。ただし、基本的な性能測定は無料版で十分です。Cinebench R24やCrystalDiskMarkは完全無料で全機能が使えます。

Q4. ベンチマークはどれくらいの頻度で実行すればいいですか?

日常的に定期実行する必要はありません。以下のタイミングで実行するのがおすすめです。

  • PCを新しく購入したとき:初期状態のスコアを記録しておく
  • パーツを交換・増設したとき:アップグレードの効果を確認
  • PCの動作が遅くなったと感じたとき:スコアの低下で原因を特定
  • ドライバーやBIOSをアップデートしたとき:性能の変化を確認

Q5. Macでも使えるベンチマークソフトはありますか?

はい、あります。Cinebench R24はmacOS対応で、Apple Silicon(M1〜M4チップ)のCPU性能も測定できます。また、Geekbench 6はWindows・macOS・Linux対応のクロスプラットフォームベンチマークで、CPU性能とGPU(Metal / Vulkan)性能を測定できます。3DMarkやCrystalDiskMarkはWindows専用なので、Macでは利用できません。

Q6. ベンチマーク中にPCがフリーズ・再起動しました。どうすればいいですか?

ベンチマーク中のフリーズや再起動は、以下の原因が考えられます。

  • 過熱:冷却が不十分でCPUやGPUが限界温度に達した
  • 電源不足:電源ユニットの容量がグラフィックボードの消費電力に対して不足している
  • ドライバーの不具合:GPUドライバーを最新版にアップデートしてみてください
  • メモリの不具合:メモリが正しく装着されていない、または故障している可能性

まずはPC内部の清掃と冷却の確認を行い、それでも改善しない場合はハードウェアの点検をおすすめします。

Q7. ベンチマークスコアを上げる方法はありますか?

ソフトウェア面では以下の方法が効果的です。

  • GPUドライバーを最新版に更新する
  • 電源プランを「高パフォーマンス」に設定する
  • 不要なバックグラウンドプロセスを終了する
  • BIOSでXMP(メモリオーバークロック)を有効にする
  • PC内部を清掃して冷却効率を改善する

ハードウェア面では、メモリの増設、SSDへの換装、グラフィックボードの交換が効果的です。ただし、オーバークロックは自己責任で行ってください。メーカー保証が無効になる場合があります。

Q8. ベンチマークのスコアとゲームのフレームレート(fps)は比例しますか?

おおむね比例しますが、完全には一致しません。ベンチマークはあくまで「標準的なテスト」であり、実際のゲームはタイトルごとにCPU依存・GPU依存の度合いが異なります。ベンチマークスコアは「性能の目安」として捉え、実際のゲームでのfpsは個別に確認するのが確実です。ゲーム内のベンチマーク機能やFPSカウンター(Steam標準搭載)を活用しましょう。

まとめ

この記事では、PCのベンチマークテストについて、基礎知識から主要ツールの使い方、スコアの見方、注意点まで詳しく解説しました。

この記事のポイント

  • CPU性能を測るなら → Cinebench R24(無料、Windows・macOS対応)
  • GPU性能を測るなら → 3DMark Time Spy(無料版あり、Steam経由)
  • ストレージ速度を測るなら → CrystalDiskMark(無料、最も定番)
  • PC総合性能を測るなら → PCMark 10(無料版あり、日常作業シミュレーション)
  • 正確な結果を得るには、常駐ソフトの終了・電源設定・温度管理が重要
  • スコアの比較は同じソフト・同じバージョン・同じ設定で行うこと

ベンチマークテストは、PCの性能を「なんとなく」ではなく「数値で」把握できる便利な方法です。パーツ交換の前後比較、新しいPCの購入判断、不具合の原因調査など、さまざまな場面で役立ちます。

どのツールも無料で手軽に使えるものばかりなので、ぜひ一度お使いのPCでベンチマークテストを実行してみてください。自分のPCの実力を数値で知ることで、より効果的な使い方やアップグレードの判断ができるようになるはずです。

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