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「パソコンのストレージを増設したいけど、SSDとHDDどっちを選べばいいの?」「NVMeとSATAって何が違うの?」こうした疑問を抱えている方は非常に多いのではないでしょうか。
2026年現在、SSDの価格は年々下がり続け、1TBモデルでも1万円を切る製品が増えています。一方でHDDは大容量・低価格という強みを維持しており、用途によっては依然として最適な選択肢です。
この記事では、SSDとHDDの構造的な違いからスペック比較、用途別の選び方、さらにはSSD換装の手順まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。読み終わるころには、自分の用途にぴったりのストレージが明確にわかるようになります。

この記事でわかること
- SSDとHDDの構造・仕組みの根本的な違い
- 速度・耐久性・価格・容量・消費電力の徹底比較
- NVMe M.2 SSDとSATA SSDの違いと選び方
- TBW(書き込み寿命)の読み方と実際の寿命目安
- 用途別(OS用・データ保存・ゲーム・動画編集)のおすすめ構成
- HDD→SSD換装の具体的な手順(クローン方法含む)
- 2026年のおすすめ容量と予算の目安
SSDとHDDの基本的な仕組みの違い
SSDとHDDはどちらも「データを保存するストレージ」という同じ役割を担いますが、その内部構造はまったく異なります。ここでは、それぞれの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説します。
HDD(ハードディスクドライブ)の仕組み
HDDは1956年にIBMが開発した歴史ある記憶装置で、磁気ディスク(プラッタ)を高速回転させて、磁気ヘッドでデータを読み書きする仕組みです。
身近なもので例えると、レコードプレーヤーに似た構造と言えます。回転するディスクの上を針(磁気ヘッド)が移動してデータを読み取ります。
HDDの主な構成部品は次のとおりです。
- プラッタ(磁気ディスク):データが記録される円盤。アルミやガラス製で、表面に磁性体が塗布されている
- スピンドルモーター:プラッタを毎分5,400〜7,200回転(RPM)で回転させるモーター
- 磁気ヘッド:プラッタ表面から数ナノメートルの距離を浮遊しながら読み書きを行うパーツ
- アクチュエータアーム:磁気ヘッドを目的の位置に移動させるアーム
このように物理的に動く部品(可動部品)が多いため、衝撃や振動に弱いという弱点があります。また、データの読み書き速度はプラッタの回転速度とヘッドの移動速度に依存するため、SSDと比べると速度面で劣ります。
SSD(ソリッドステートドライブ)の仕組み
SSDはNANDフラッシュメモリという半導体チップにデータを電気的に記録する仕組みです。USBメモリやスマートフォンの内蔵ストレージと同じ技術が使われています。
HDDと違って可動部品が一切ないのが最大の特徴で、これにより以下のメリットが生まれます。
- 衝撃・振動に強い:物理的に動く部品がないため、落下や振動でデータが壊れにくい
- 高速アクセス:電気信号でデータにアクセスするため、HDDのようにヘッドが移動する待ち時間がない
- 無音動作:モーターやアームがないため、動作音がまったくしない
- 低消費電力:モーターを回す必要がないため、消費電力が少ない
SSDの内部にはコントローラー(データの読み書きを制御するCPUのようなチップ)、NANDフラッシュメモリチップ(データ保存場所)、DRAMキャッシュ(一部モデル。データの一時保管場所)が搭載されています。
NANDフラッシュの種類(SLC・MLC・TLC・QLC)
SSDに使われるNANDフラッシュメモリには、1つのセル(記憶の最小単位)に何ビットのデータを記録するかによって4つの種類があります。
| 種類 | セルあたりビット数 | 速度 | 耐久性 | 価格 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| SLC | 1ビット | 最速 | 最高 | 非常に高い | 企業向けサーバー |
| MLC | 2ビット | 速い | 高い | やや高い | ハイエンドPC |
| TLC | 3ビット | 標準 | 標準 | 手頃 | 一般的なPC |
| QLC | 4ビット | やや遅い | やや低い | 安い | 大容量データ保存 |
2026年現在、一般消費者向けSSDのほとんどはTLCが主流です。QLCは大容量モデル(2TB以上)で採用が増えていますが、書き込み耐久性がやや低い点に注意が必要です。
SSDとHDDのスペック徹底比較
ここからは、SSDとHDDの性能を各項目ごとに詳しく比較していきます。単純に「SSDの方が優れている」とは言い切れない部分もあるので、しっかり確認しましょう。

読み書き速度の比較
ストレージ選びで最も重視されるのが速度です。SSDとHDDでは圧倒的な差があります。
| 項目 | HDD(7200RPM) | SATA SSD | NVMe SSD(Gen3) | NVMe SSD(Gen4) | NVMe SSD(Gen5) |
|---|---|---|---|---|---|
| シーケンシャル読み取り | 約80〜160MB/s | 約500〜560MB/s | 約1,500〜3,500MB/s | 約5,000〜7,400MB/s | 約10,000〜14,000MB/s |
| シーケンシャル書き込み | 約80〜160MB/s | 約400〜530MB/s | 約1,000〜3,000MB/s | 約3,500〜6,900MB/s | 約8,000〜12,000MB/s |
| ランダム読み取り(IOPS) | 約75〜150 | 約70,000〜100,000 | 約200,000〜500,000 | 約500,000〜1,000,000 | 約1,000,000〜1,500,000 |
| ランダム書き込み(IOPS) | 約75〜150 | 約60,000〜90,000 | 約150,000〜400,000 | 約400,000〜800,000 | 約800,000〜1,200,000 |
シーケンシャル速度とは大きなファイル(動画など)を連続して読み書きするときの速度で、ランダム速度(IOPS)は細かいファイルをバラバラに読み書きするときの速度です。
特に注目すべきはランダム速度です。OSの起動やアプリの立ち上げではランダムアクセスが多発するため、ここがPCの「体感速度」に直結します。SSDはHDDの数百倍〜数千倍のランダム速度を持つため、OSをSSDに入れるだけでPCの動作が劇的に速くなります。
実使用での速度差の例
| 操作 | HDD | SATA SSD | NVMe SSD |
|---|---|---|---|
| Windows 11の起動 | 約60〜90秒 | 約15〜20秒 | 約8〜12秒 |
| 大型ゲームのロード | 約60〜120秒 | 約15〜30秒 | 約5〜15秒 |
| 50GBのファイルコピー | 約5〜10分 | 約1.5〜2分 | 約15〜30秒 |
| Photoshop起動 | 約30〜60秒 | 約5〜10秒 | 約3〜5秒 |
耐久性・寿命の比較
SSDとHDDでは「壊れ方」が異なります。
HDDの寿命要因:
- 可動部品の物理的な摩耗(モーター、ヘッド)
- 衝撃・振動による故障
- 磁気ディスクの経年劣化
- 平均寿命の目安:3〜5年(使用環境による)
SSDの寿命要因:
- NANDセルへの書き込み回数に上限がある(書き込み摩耗)
- コントローラーの故障
- 電源を入れない状態が長期間続くとデータが消失する可能性(データリテンション)
- 平均寿命の目安:5〜10年(一般的な使用量の場合)
意外に思われるかもしれませんが、一般的な使い方であればSSDの方がHDDよりも長寿命な傾向にあります。衝撃に弱いHDDはノートPCでの使用中に故障するケースが多いのに対し、SSDは可動部品がないため物理故障のリスクが低いためです。
SSDの寿命指標「TBW」の読み方
SSDの寿命を判断する重要な指標がTBW(Total Bytes Written=総書き込み量)です。これは「このSSDに何TB書き込むまで保証しますよ」という数値です。
TBWの計算例:
例えば、TBWが600TBのSSDを使う場合:
- 1日あたりの書き込み量が平均50GBだと仮定
- 600TB(600,000GB) ÷ 50GB/日 = 12,000日 ≒ 約32年
一般的なデスクワーク(文書作成、Web閲覧、動画視聴)であれば1日の書き込み量は20〜50GB程度です。動画編集など書き込みが多い用途でも100〜200GB/日程度ですので、TBWが300TB以上あれば通常の使い方で寿命を心配する必要はほとんどありません。
| 容量 | 一般的なTBW | 50GB/日使用で約何年 |
|---|---|---|
| 500GB | 300TBW | 約16年 |
| 1TB | 600TBW | 約32年 |
| 2TB | 1,200TBW | 約65年 |
価格の比較(2026年現在の相場)
| ストレージ | 500GB | 1TB | 2TB | 4TB | 8TB |
|---|---|---|---|---|---|
| HDD(3.5インチ) | – | 約4,500円 | 約6,000円 | 約9,000円 | 約15,000円 |
| SATA SSD(2.5インチ) | 約4,500円 | 約7,500円 | 約13,000円 | 約28,000円 | – |
| NVMe SSD(Gen4) | 約5,500円 | 約8,500円 | 約15,000円 | 約30,000円 | 約60,000円 |
| NVMe SSD(Gen5) | 約8,000円 | 約13,000円 | 約24,000円 | 約50,000円 | – |
2026年現在、NVMe Gen4 SSDの1TBが1万円以下で購入できるようになり、コストパフォーマンスが非常に良くなっています。一方、HDDは4TB以上の大容量帯でGB単価が圧倒的に安く、大量データ保存には依然として有利です。
その他の比較項目
| 比較項目 | HDD | SSD(SATA) | SSD(NVMe) |
|---|---|---|---|
| サイズ | 3.5インチ(デスクトップ)、2.5インチ(ノート) | 2.5インチ | M.2(2280:22mm × 80mm) |
| 重量 | 約400〜700g | 約50〜70g | 約7〜10g |
| 動作音 | あり(回転音、シーク音) | 無音 | 無音 |
| 消費電力 | 約6〜10W | 約2〜3W | 約3〜8W |
| 耐衝撃性 | 弱い | 強い | 強い |
| 発熱 | 低〜中程度 | 低い | 中〜高い(ヒートシンク推奨) |
| 最大容量 | 約22TB | 約8TB | 約8TB |
NVMe M.2 SSDとSATA SSDの違い
SSDを購入するとき、最も迷うのが「NVMe」と「SATA」のどちらを選ぶかという問題です。この2つはインターフェース(接続方式)が異なり、性能にも大きな差があります。
接続インターフェースの違い
SATA(Serial ATA)
- もともとHDD用に開発された接続規格
- 最大転送速度は600MB/s(SATA III)
- 2.5インチケースに入った製品が主流(一部M.2形状もあり)
- SATAケーブルと電源ケーブルの2本が必要(2.5インチの場合)
NVMe(Non-Volatile Memory Express)
- SSD専用に開発された高速プロトコル
- PCIeレーンを使用し、Gen3で約3,500MB/s、Gen4で約7,400MB/s、Gen5で約14,000MB/s
- M.2スロットに直接挿すだけで接続可能(ケーブル不要)
- キューの深さがSATAの32に対してNVMeは65,535と圧倒的
NVMe SSDの世代別の違い
| 世代 | 最大転送速度(理論値) | レーン構成 | 主な対応マザーボード |
|---|---|---|---|
| PCIe Gen3 x4 | 約3,940MB/s | PCIe 3.0 × 4レーン | 2017年以降の大半のPC |
| PCIe Gen4 x4 | 約7,880MB/s | PCIe 4.0 × 4レーン | AMD B550/X570以降、Intel 11世代以降 |
| PCIe Gen5 x4 | 約15,760MB/s | PCIe 5.0 × 4レーン | AMD X670E以降、Intel 13/14世代以降 |
重要なポイント:NVMe SSDは下位互換性があります。Gen5対応のSSDをGen4スロットに挿しても動作します(ただしGen4の速度が上限になります)。逆に、Gen3のSSDをGen5スロットに挿しても問題なく使えます。
SATA SSDとNVMe SSD、どちらを選ぶべき?
結論から言うと、2026年現在はNVMe Gen4 SSDが最もコストパフォーマンスに優れており、第一選択として最適です。
ただし、以下のケースではSATA SSDの方が適しています:
- 古いPCのアップグレード:M.2スロットがないPCでは、2.5インチSATA SSDが唯一の選択肢
- M.2スロットが埋まっている:追加のストレージとして2.5インチSATA SSDを使用
- できるだけ安く済ませたい:SATA SSDはNVMe SSDよりやや安い場合がある
体感速度の差について正直に言えば、日常的な使用(OS起動、アプリ起動、Web閲覧)ではSATA SSDとNVMe SSDの差はあまり感じません。大きなファイル(動画、ゲームデータなど)を頻繁にコピーする場合はNVMeの速度差を実感できます。
用途別のおすすめストレージ構成
「で、結局どれを買えばいいの?」という疑問に対して、用途別のおすすめ構成を紹介します。

1. 一般的なPC作業(文書・Web・動画視聴)
おすすめ構成:NVMe Gen4 SSD 1TB × 1台
- 予算目安:約8,000〜10,000円
- OS、アプリ、データすべてをこの1台に収める
- 写真や動画がたくさんある場合は2TBを検討
一般的な使い方であれば、1TBのSSD1台で十分です。SSDの価格が下がった2026年現在、わざわざHDDを追加する必要はありません。
2. ゲーミングPC
おすすめ構成:NVMe Gen4 SSD 2TB × 1台
- 予算目安:約14,000〜18,000円
- 最新のAAAタイトルは1本50〜100GB以上。複数タイトルをインストールすると1TBでは不足
- PS5はNVMe Gen4が必須(SATA SSD不可)
- PCIe Gen5はゲームロード時間にほぼ影響しないため、Gen4で十分
ゲームにおいて重要なのはランダム読み取り速度です。NVMe Gen4とGen5のランダム速度の差はシーケンシャル速度ほど大きくないため、ゲーム用途ではGen4がベストバイです。
3. 動画編集・クリエイティブ作業
おすすめ構成
- Cドライブ(OS・アプリ):NVMe Gen4 SSD 1TB
- 作業ドライブ:NVMe Gen4 SSD 2TB(編集中のプロジェクト用)
- 保存ドライブ:HDD 4〜8TB(完成データのアーカイブ用)
- 予算目安:SSD 約23,000円 + HDD 約10,000〜15,000円
4K・8K動画編集では大量のデータを高速に読み書きする必要があるため、作業ドライブにNVMe SSDを使うと効率が大幅に向上します。一方、完成した動画のアーカイブにはHDDの大容量・低価格が活きます。
4. NAS・ファイルサーバー
おすすめ構成:NAS向けHDD 4〜8TB × 2台以上(RAID構成)
- 予算目安:約20,000〜40,000円(ドライブのみ)
- 24時間365日稼働を想定したNAS向けHDD(WD Redシリーズ、Seagate IronWolfなど)を使用
- キャッシュ用にSSD(500GB程度)を追加すると体感速度が向上
5. 予算重視のストレージ構成
おすすめ構成
- Cドライブ:NVMe Gen4 SSD 500GB(OS・アプリ用)
- Dドライブ:HDD 2TB(データ保存用)
- 予算目安:SSD 約5,500円 + HDD 約6,000円 = 合計約11,500円
最もコスパの良い構成です。OSとアプリはSSDの高速性を活かし、写真・動画・ドキュメントなどのデータはHDDに保存します。この「SSD+HDD」の組み合わせは、予算に限りがある場合に最もバランスの取れた選択です。
HDD→SSD換装の手順(初心者向け)
既存のPCが遅い場合、HDDからSSDに交換(換装)するだけで劇的に快適になります。ここでは、初心者でも安心して実行できるよう、手順を詳しく解説します。
換装前に準備するもの
- 新しいSSD(NVMe M.2 または 2.5インチSATA。PCの対応規格を事前に確認)
- USBメモリ(8GB以上):Windowsの回復ドライブ作成用
- 精密ドライバーセット:PC本体の分解に必要
- クローンソフト:Macrium Reflect Free、Clonezilla、MiniTool Partition Wizardなど
- USB-SATA変換ケーブル(2.5インチSSDの場合)またはM.2 USBエンクロージャー(NVMe SSDの場合):クローン時に新SSDをPCに接続するために使用
Step 1:現在のPCのストレージ規格を確認する
まず、自分のPCがどのタイプのSSDに対応しているか確認します。
Windowsの場合:
- 「デバイスマネージャー」を開く(スタートボタン右クリック → デバイスマネージャー)
- 「ディスクドライブ」を展開して、現在のストレージの型番を確認
- 型番をWebで検索して、接続方式(SATA / NVMe)を確認
M.2スロットの有無を確認:
- PCの製品ページやマニュアルで「M.2スロット」の記載があるか確認
- M.2スロットがあればNVMe SSDが使える可能性が高い(M.2でもSATA接続の場合があるので注意)
- M.2スロットがなければ、2.5インチSATA SSDを選択
Step 2:データをバックアップする
換装作業の前に、必ず重要なデータをバックアップしてください。外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージなど、別の場所にコピーしておきましょう。
万が一クローンに失敗しても、バックアップがあればデータを復元できます。
Step 3:クローンソフトでディスクを複製する
クローンとは、現在のHDDの中身をまるごとSSDにコピーすることです。OSやアプリを再インストールする手間が省けます。
- 新しいSSDをUSBアダプター経由でPCに接続する
- クローンソフト(例:Macrium Reflect Free)をインストールして起動
- 「ディスクのクローン」を選択
- ソース(コピー元)に現在のHDDを選択
- ターゲット(コピー先)に新しいSSDを選択
- 「クローン開始」をクリックし、完了を待つ(容量にもよるが30分〜2時間程度)
注意点:
- SSDの容量が現在のHDDの使用済み容量以上であることを確認(500GB使用中なら500GB以上のSSDが必要)
- クローン中はPCを触らず、スリープにならないよう電源設定を確認
Step 4:SSDを物理的に取り付ける
デスクトップPCの場合(2.5インチSATA SSD):
- PCの電源を切り、電源ケーブルを抜く
- サイドパネルを開ける
- HDDに接続されているSATAケーブルと電源ケーブルを外す
- HDDを取り外し、同じ場所にSSDを取り付ける(2.5→3.5インチ変換ブラケットが必要な場合あり)
- SATAケーブルと電源ケーブルをSSDに接続
- サイドパネルを閉じる
デスクトップPCの場合(M.2 NVMe SSD):
- PCの電源を切り、電源ケーブルを抜く
- サイドパネルを開ける
- マザーボード上のM.2スロットを確認(マニュアル参照)
- M.2スロットのネジを外す
- SSDを30度の角度で差し込み、押し下げてネジで固定
- ヒートシンク(付属の場合)を取り付ける
- サイドパネルを閉じる
ノートPCの場合:
- PCの電源を切り、バッテリーを外す(外せる場合)
- 底面のネジを外してカバーを開ける
- 既存のストレージ(HDDまたはSSD)を取り外す
- 新しいSSDを同じスロットに取り付ける
- カバーを閉じてネジを締める
Step 5:起動確認と最適化設定
- PCの電源を入れ、正常にWindowsが起動するか確認
- 「ディスクの管理」を開き、SSDが認識されているか確認
- SSDの最適化設定を確認:
- TRIM機能:「デフラグとドライブの最適化」でSSDに対して「最適化」が有効になっているか確認(通常は自動で有効)
- AHCIモード:BIOS/UEFIでストレージモードがAHCI(SATAの場合)になっているか確認
SSD・HDD選びでよくある質問(FAQ)
Q1. SSDにすると本当にPCが速くなりますか?
はい、HDDからSSDへの換装はPC高速化で最も効果的な方法です。OS起動が60秒→15秒、アプリ起動が30秒→5秒など、体感で明確に違いを感じられます。特に古いPCでHDDを使い続けている場合、SSDに変えるだけで「新品のように速くなった」と感じる方がほとんどです。
Q2. SSDの容量は何GBを選べばいいですか?
2026年現在、最低でも500GB、できれば1TBをおすすめします。Windows 11自体が約30GB、一般的なアプリを数十本入れると100〜200GB使用します。写真や動画を保存する場合はすぐに容量が埋まるため、1TB以上が安心です。ゲーマーなら2TB以上を推奨します。
Q3. NVMe Gen5のSSDは買うべきですか?
一般的なユーザーにはGen4で十分です。Gen5はシーケンシャル速度が2倍になりますが、日常的な体感速度の差はわずかです。また、Gen5 SSDは発熱が大きくヒートシンクが必須であること、対応するマザーボードが限られること、価格がGen4の1.5〜2倍であることがデメリットです。大容量ファイルの転送が頻繁にある場合や、最新環境にこだわりたい方向けです。
Q4. SSDにはDRAMキャッシュ搭載モデルとDRAMレスモデルがありますが、どちらがいいですか?
OS用ドライブにはDRAMキャッシュ搭載モデルがおすすめです。DRAMキャッシュはSSD内のデータの場所を記録した「地図」(マッピングテーブル)を高速なDRAMに保持するため、ランダムアクセス性能が安定します。DRAMレスモデルでもHMB(ホストメモリバッファ)技術により性能が改善されていますが、大量の小さなファイルを扱う場合はDRAM搭載モデルの方が有利です。データ保存用ドライブであればDRAMレスモデルでも問題ありません。
Q5. SSDの「SLCキャッシュ」とは何ですか?速度低下と関係がありますか?
SLCキャッシュは、TLCやQLCのSSDが一部の領域をSLCモード(1セル1ビット)として使うことで、一時的に書き込み速度を高速化する技術です。キャッシュ容量を超えるとTLC/QLC本来の速度に低下します。例えば、1TBのSSDでSLCキャッシュが100GBの場合、100GBまでは5,000MB/sで書き込めますが、それを超えると1,000MB/s程度に低下することがあります。大容量ファイルを一気に書き込む作業が多い場合は、SLCキャッシュの容量が大きいモデルを選ぶと安心です。
Q6. HDDはもう不要ですか?SSDだけで大丈夫?
使い方によります。4TB以下のデータ量であればSSDだけで十分です。しかし、動画編集者やNAS運用者など大容量データを扱う場合は、HDDのGB単価の安さが依然として魅力的です。8TBのHDDが約15,000円に対して、8TBのSSDは約60,000円以上します。コスト面で大容量が必要な場合はHDDの出番があります。
Q7. SSDのTRIM機能は手動で設定する必要がありますか?
Windows 10/11であれば、通常は自動で有効になっています。TRIMはSSDに「このデータはもう不要だから消していい」と伝える機能で、SSDの速度維持と寿命延長に重要です。確認したい場合は、コマンドプロンプトを管理者として実行し、fsutil behavior query DisableDeleteNotify と入力します。結果が「0」ならTRIMが有効です。
Q8. SSDのデフラグは必要ですか?
SSDにデフラグ(断片化解消)は不要です。デフラグはHDDの磁気ヘッドの移動を減らすための最適化であり、SSDにはヘッドがないため意味がありません。Windows 10/11の「ドライブの最適化」機能はSSDに対しては自動的にTRIMを実行する設定になっているので、手動でデフラグを実行する必要はありません。むしろ、不必要なデフラグはSSDの書き込み寿命を消費するため避けるべきです。
Q9. 外付けSSDとして使えますか?
はい、使えます。USB 3.2 Gen2対応のSSDケースに2.5インチSATAまたはM.2 SSDを入れれば、最大10Gbps(約1,000MB/s)の外付けSSDとして使用可能です。USB4/Thunderbolt 4対応のケースであれば、さらに高速な転送(最大40Gbps)が可能です。既製品の外付けSSDを購入する方法もありますが、自分でSSD+ケースを組み合わせた方がコスパが良いケースが多いです。
Q10. PS5やNintendo SwitchにSSDは使えますか?
PS5は本体にM.2 NVMe SSD(PCIe Gen4、2230/2242/2260/2280サイズ)を増設できます。ヒートシンク付きが推奨されており、容量は1TB以上がおすすめです。Nintendo SwitchはmicroSDカードでの拡張のみで、SSDの直接接続はできません。ただし、PC版のゲームをSSDにインストールすることで、ロード時間は大幅に短縮できます。
まとめ:2026年のSSD・HDD選びのポイント
最後に、この記事の要点を整理します。
| 判断基準 | おすすめ |
|---|---|
| PCの速度を上げたい | NVMe Gen4 SSD(1TB以上) |
| ゲームを快適にプレイしたい | NVMe Gen4 SSD(2TB) |
| 動画編集をする | NVMe Gen4 SSD(作業用)+ HDD(アーカイブ用) |
| 大容量データを安く保存したい | HDD(4TB以上) |
| 予算を抑えたい | NVMe Gen4 SSD 500GB + HDD 2TB |
| 古いPCをアップグレード | SATA SSD(M.2スロットがない場合) |
2026年のストレージ選びの結論としては:
- OSとアプリは必ずSSDに入れる(これだけでPCの快適さが劇的に変わる)
- NVMe Gen4 SSDが価格・性能のバランスで最強(Gen5はまだ割高)
- 容量は最低500GB、できれば1TB以上を選ぶ
- 大容量データ保存にはHDDがまだ活躍(コスト面で4TB以上はHDDが有利)
- TBWは一般的な使い方なら心配不要(300TBW以上あれば10年以上使える計算)
SSDの価格下落により、かつては「贅沢品」だったSSDが2026年現在は「必須アイテム」になりました。まだHDDだけでPCを使っている方は、SSDへの換装を強くおすすめします。1万円以下の投資で、PCの快適さが劇的に向上するはずです。
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