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外付けSSDが認識されない・速度が遅い原因と対策【完全ガイド】

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外付けSSDが認識されない・速度が遅い原因と対策【完全ガイド】

外付けSSDをパソコンにつないだのに「認識されない」「速度が思ったより遅い」——こうしたトラブルは、実は故障よりも”設定や接続の問題”で起きているケースがほとんどです。

よくある原因は、USBケーブルの品質や給電不足、ディスクの未初期化、ファイルシステムの不一致、USB 2.0への速度交渉落ちなど。いずれも正しい手順を踏めば、初心者の方でも自力で解決できます。

この記事では、外付けSSDの基礎知識から、「認識されない場合の10の原因と対策」「速度が遅い場合の改善策」、そしてWindows・macOS両対応の具体的な操作手順まで、2025年最新情報を含めて徹底解説します。


⚠ 最初に確認!「データの重要度」で行動を分けよう

トラブルシューティングに入る前に、必ず確認してほしいことが1つあります。

それは「そのSSDの中に、消えたら困るデータがあるかどうか」です。

外付けSSDのトラブルでは、対処の順番を間違えるとデータ消失につながりやすいという特徴があります。特にWindowsの「ディスクの管理」で「初期化しますか?」「フォーマットしますか?」と表示されても、データが必要なら絶対に即実行しないでください

データが重要な場合(消えたら困る)

まず書き込みを止めることが最優先です。コピー・移動・修復アプリの多用は避けましょう。

次に、別のケーブル・別のUSBポート・可能なら別のパソコンで「読み取りだけでもできる状態」を探します。これは接続不良や電力不足の切り分けにも有効です。

macOSのディスクユーティリティにある「First Aid」は有効な修復手段ですが、Appleの公式サポートでも「修復でファイル復元が必要になる可能性があるため、事前に最新バックアップを推奨」と明記されています。First Aidの前に、読める範囲のデータ退避を優先してください。

データが不要な場合(使えるようになればOK)

トラブルシューティングを進めつつ、必要に応じて「初期化→パーティション作成→フォーマット」を行えばOKです。ただし「消去」は確実に全データが失われますので、本当に不要か再確認してから実行しましょう。


外付けSSDの基礎知識

SSDとHDDの違いをざっくり理解

SSD(ソリッドステートドライブ)はフラッシュメモリにデータを電気的に記録する装置です。HDD(ハードディスクドライブ)のような回転する円盤や読み取りヘッドといった機械部品がないため、速度・耐久性・静音性のすべてにおいて大きな優位性があります。

速度の違いを具体的な数値で見てみましょう。

項目 HDD SATA SSD NVMe SSD(PCIe 4.0)
連続読み込み速度 100〜200MB/s 最大550MB/s 最大7,000MB/s以上
OS起動時間の目安 30〜60秒 15〜25秒 10〜15秒
ランダムアクセス 遅い 速い 非常に速い

SSDは可動部品がないため衝撃にも強く、持ち運び中に落としても壊れにくいのもメリットです。モーター音もなく完全に静音で、消費電力も低いためノートPCのバッテリー持続時間も向上します。

一方、容量あたりの単価はSSDの方が高く、1TBのSSDが約1万〜1.6万円に対してHDDは約4,000円(2025年前半時点)。大量の動画や写真の保管など、大容量が必要な用途ではHDDの方がコストパフォーマンスに優れます。

外付けSSDの主なタイプ

外付けSSDには大きく3つのタイプがあります。

ポータブルSSDは最も人気のタイプで、カードサイズ〜名刺サイズのコンパクトな製品です。Samsung T7/T9、SanDisk Extreme V2、Crucial X9/X10などが代表的。IP55以上の防塵防水対応モデルもあります。

スティック型SSDはUSBメモリのような形状で、PCに直接挿せるケーブルレス設計が特徴です。バッファロー SSD-PUTシリーズ(約17g)やIODATA SSPS-USシリーズが人気です。小型ゆえに放熱が課題で、長時間連続使用では速度低下の可能性がある点は覚えておきましょう。

M.2エンクロージャーはM.2 SSDを別途購入して外付けケースに装着する自作派向け製品です。SSD選択の自由度が高くコストパフォーマンスにも優れますが、NVMeとSATAで互換性がないため、ケースとSSDの規格一致が必須です(これが不一致だと認識しません)。

接続規格と速度の関係を押さえよう

外付けSSDの速度は、接続規格に大きく左右されます。**覚え方のコツは「Gen 1 = 5Gbps」「Gen 2 = 10Gbps」**と、USBのバージョン番号を無視してGenの数値だけ見ることです。

USB-IF(規格策定団体)も利用者の混乱を受けて、「USB 3.2 Gen2」のような世代名ではなく「USB 10Gbps」のような速度表記を推奨する方向に動いています。

規格名 速度表記 最大速度 実効速度の目安 端子形状
USB 2.0 USB 480Mbps 480Mbps 約35MB/s Type-A
USB 3.0 / 3.2 Gen1 USB 5Gbps 5Gbps 約400〜500MB/s Type-A / Type-C
USB 3.2 Gen2 USB 10Gbps 10Gbps 約800〜1,050MB/s Type-A / Type-C
USB 3.2 Gen2x2 USB 20Gbps 20Gbps 約1,700〜2,000MB/s Type-Cのみ
USB4 USB 40Gbps 40Gbps 約3,500〜4,000MB/s Type-Cのみ
Thunderbolt 3/4 40Gbps 約3,500〜4,000MB/s Type-Cのみ
Thunderbolt 5 80Gbps 約6,000〜7,000MB/s Type-Cのみ

**最も重要な原則:SSDの性能を最大限発揮するには、PC側のポート・ケーブル・SSD本体の3つすべてが同じ規格に対応している必要があります。**速度は「いちばん遅い部品」に引きずられます。

USBポートの見分け方も知っておくと便利です。USB 2.0は端子内部が黒色、USB 3.0以降は青色(「SS」マーク付き)、Thunderbolt 3/4は**稲妻マーク(⚡)**が付いています。ただし色による判別はメーカーによって異なる場合がある点にご注意ください。


「認識されない」は故障とは限らない——5つの関門を理解しよう

「認識されない」と一口に言っても、実はどこで止まっているかによって原因と対策が全く違います。ここを理解すると、対策が「やみくも」から「狙い撃ち」に変わります。

関門1:物理的な接続(電気・給電) ケーブルやハブ、延長ケーブルで電力が足りない、接触が悪い状態。SSD側が十分動けず、OSも見つけられません。

関門2:USBデバイスとしての認識 OSは機器を検出しても、ストレージ用のドライバー/プロトコルで正しく扱えていない状態。Windowsでは「BOT(旧方式)」と「UAS/UASP(新方式)」の2種類の通信方式があります。

関門3:ディスクとしての構造 OSにディスクとして見えても、パーティションやボリュームがない状態。新品SSDや初期化されていないSSDは「未割り当て」等で、エクスプローラー/Finderに表示されません。

関門4:ファイルシステムの互換性 ディスク構造はあるが、相手のOSで読めない形式になっている状態。macOSのAPFSはWindowsで認識されず、WindowsのNTFSはmacOSでは読み取り専用になります。

関門5:表示設定 実はマウントもできているのに、Finder/エクスプローラーの表示設定がオフで「見えない」だけの状態。macOSではFinderの設定で外部ディスク表示をオンにする必要があります。


外付けSSDが認識されない10の原因と対策

効率よくトラブルを解決するため、以下の順番で確認していきましょう。

原因1:USBケーブルの不良・充電専用ケーブルの混同

最も多い原因がケーブルの問題です。外見では分からない内部断線も多く、特にUSB-Cケーブルは「充電はできるのにデータ転送ができない」充電専用ケーブルとの混同が起きやすいです。

また、端子形状がUSB-Cでも中身はUSB 2.0〜USB4まで幅があることにも要注意。「USB-C = 高速」という思い込みは、速度トラブルの原因になります。

対策: SSD付属の純正ケーブルに戻して接続してみてください。それだけで解決するケースが非常に多いです。ケーブルを買い替える場合は「データ転送対応」「USB 10Gbps」など速度表記があるものを選びましょう。

原因2:USBハブ・延長ケーブル経由の接続

USBハブや延長ケーブルを経由すると、電力不足や信号劣化で認識しないことがあります。

対策: まずはPC本体のUSBポートに直接接続して切り分けを行います。デスクトップPCの場合は前面より背面ポートの方が安定した電力を供給できることが多いです。

原因3:新品SSDの初期化が未実施

購入したばかりのSSDが認識されないケースは非常に多いですが、これは故障ではなく正常な状態です。新品SSDはフォーマットされていないため、エクスプローラー(macOSではFinder)には表示されません。

Windowsの対策:

  1. スタートボタンを右クリック →「ディスクの管理」を開く
  2. 「初期化されていません」「未割り当て」と表示されるディスクを探す
  3. ディスクの初期化(パーティションスタイルはGPT推奨)を実行
  4. 未割り当て領域を右クリック →「新しいシンプルボリューム」でフォーマット

macOSの対策:

  1. 「ディスクユーティリティ」を開く
  2. メニューバーの「表示」→「すべてのデバイスを表示」を選択(これが重要!)
  3. 対象ディスクを選択 →「消去」でフォーマット

重要: 「初期化されていない」「未割り当て」が出ても、中に大切なデータがある可能性があるならフォーマットしないでください。データ復旧を先に検討してください。

原因4:ファイルシステムの互換性問題

WindowsとmacOSでは対応するファイルシステムが異なり、これが「認識しない」「書き込めない」原因になります。

ファイルシステム Windows macOS 用途
NTFS 読み書き○ 読み取りのみ(書き込み不可) Windows専用のSSD
exFAT 読み書き○ 読み書き○ Windows/Mac両対応
APFS 非対応 読み書き○ Mac専用のSSD
HFS+(Mac OS拡張) 非対応 読み書き○ 古いMac向け

対策: WindowsとMac両方で使う場合はexFATが最善の選択肢です。ただし、Western Digitalが注意しているように、exFATはジャーナリング機能がないため、安全でない取り外しや停電による破損リスクがNTFS/APFSより高い点に留意してください。exFAT運用では安全な取り外しこまめなバックアップがセットで必要です。

原因5:電力不足(バスパワー問題)

ポータブルSSDの多くはUSBポートからの給電(バスパワー)で動作します。USB 2.0は最大500mA、USB 3.0は最大900mAの電力を供給できますが、バスパワーのUSBハブ経由だと1ポートあたりの給電が大幅に低下し、SSDが動作できないことがあります。

対策: PC本体のUSBポートに直接接続するか、ACアダプタ付きのセルフパワーUSBハブを使いましょう。

原因6:ドライバーの問題

Windowsの対策:

  1. Windows + X →「デバイスマネージャー」を開く
  2. 「ディスクドライブ」を展開して外付けSSDが表示されているか確認
  3. 黄色い三角形(!) = ドライバーに問題あり、赤い× = デバイス無効化
  4. 該当デバイスを右クリック →「ドライバーの更新」→「ドライバーを自動的に検索」
  5. 改善しなければ「デバイスのアンインストール」後にPCを再起動(自動で再インストールされます)

macOSの対策: 基本的にドライバーは自動管理されますが、macOS更新後に認識しなくなった場合はSMCリセット・NVRAMリセットを試してみてください。

原因7:Finder/エクスプローラーの表示設定

意外と見落としがちなのが、OS側の表示設定がオフになっているだけというケースです。

macOSの対策:

  1. Finderを開き、メニューバーの「Finder」→「設定」を選択
  2. 「一般」タブで「外部ディスク」にチェックを入れる(デスクトップに表示したい場合)
  3. 「サイドバー」タブでも「外部ディスク」にチェック

原因8:高速スタートアップの影響(Windows)

Windowsの高速スタートアップ機能が外付けデバイスの認識に問題を起こすことがあります。

対策:「コントロールパネル → 電源オプション → 電源ボタンの動作を選択 → 現在利用可能ではない設定を変更」で「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外してみてください。

原因9:USBの電源管理設定

省電力設定により、WindowsがUSBポートの電源を自動的にオフにしていることがあります。Microsoftは「USB選択的一時停止(Selective Suspend)」が省電力のために個別ポートを休止できる機能だと説明しています。

対策: デバイスマネージャー →「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」→ USBルートハブのプロパティ →「電源の管理」タブ →「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。

原因10:SSD自体の故障・寿命

上記すべてを試しても認識しない場合は、SSD本体の故障が疑われます。別のPC(可能なら別のOS)で試しても認識しなければ、SSD側の問題の可能性が高いです。

SSDの寿命はTBW(Total Bytes Written=総書き込み可能量)で表され、1TBモデルで一般的に300〜600TBW。1日あたり100GBの書き込みなら約8〜16年使用可能な計算です。

CrystalDiskInfo(Windows、無料)を使えば、S.M.A.R.T.情報から「正常」「注意」「異常」のステータスを確認できます。故障の前兆としては、読み書き速度の著しい低下、ファイルの突然の消失、「フォーマットしてください」エラーの頻発などがあります。


外付けSSDの速度が遅い原因と改善策

速度の問題は、SSD本体の性能よりも「接続チェーン」に支配されていることが大半です。PC側ポート・ケーブル・ハブ・SSD/ケース・設定のどれか1つでも遅いと、全体が遅くなります。

改善策1:USB規格のミスマッチを解消する(最優先)

USB 3.0対応のSSD(実効約400〜500MB/s)をUSB 2.0ポート(実効約35MB/s)に接続すると、速度が10分の1以下に制限されます。USBは下位互換性があるため物理的には接続できてしまいますが、速度は低い方の規格に合わせられます。

PC側のUSBポートの色やSSマークを確認し、SSDの対応規格と合っているか確かめましょう。

ケーブルの規格にも要注意。 USB 2.0ケーブルとUSB 3.0ケーブルは見た目が似ていても性能が全く違います。ケーブルの長さも重要で、USB 3.0は約3m、USB 3.2 Gen2(10Gbps)は1m以下が推奨されます。

改善策2:取り外しポリシーを変更する(Windows)

Windowsの取り外しポリシーには2つの設定があり、速度に影響します。

設定 特徴 速度 取り外し
クイック削除(デフォルト) 書き込みキャッシュ無効 やや遅い そのまま抜ける
パフォーマンスの向上 書き込みキャッシュ有効 速い 安全な取り外し必須

速度を優先する場合は「パフォーマンスの向上」に変更し、必ず「ハードウェアの安全な取り外し」を行う運用にしましょう。

設定手順: ディスクの管理で対象SSDのプロパティ →「ポリシー」タブ →「パフォーマンスの向上」を選択 →「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」にチェック。

改善策3:UASP対応で最大70%の速度向上

UASP(USB Attached SCSI Protocol)は、従来のBOT方式を大幅に上回る高速転送プロトコルです。Microsoftの説明では、UAS(Uaspstor.sys)はオーバーヘッド削減やNCQ相当の並列処理で性能改善を狙う設計とされています。

確認方法: デバイスマネージャーの「記憶域コントローラー」で**「USB接続SCSI(UAS)マスストレージデバイス」**と表示されていればUASP有効。「USB大容量記憶装置」ならBOTモードです。

ケースやホストが対応していないと効果がないため、「対応ケース+対応環境」の両方が揃って初めて効きます。

改善策4:TRIM機能と空き容量の最適化

TRIMは、OSがSSDに「このデータはもう不要」と通知する仕組みです。SSDはデータを直接上書きできず「消去→書き込み」の2ステップが必要なため、TRIMで事前に不要データを消去しておくことで書き込みが高速になります。

TRIMの確認方法(Windows): 管理者コマンドプロンプトで fsutil behavior query DisableDeleteNotify を実行。結果が 0 なら有効、1 なら無効。

空き容量も速度に直結します。 Kingstonは性能と寿命の維持のために全体容量の10%以上の空きを確保することを推奨しています。空き容量が不足すると、高速書き込み用のSLCキャッシュ領域が縮小し、書き込み速度が大幅に低下します。

改善策5:省電力設定の見直し

Windows: 省電力モードではCPUクロックやUSB電力が制限され、転送速度に影響します。電源プランを「高パフォーマンス」に変更し、「USB設定 → USBのセレクティブサスペンドの設定」を「無効」にしてみてください。

macOS: Appleの公式設定にある「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」がオンだと、外付けドライブの不意の切断や速度低下が起きることがあります。症状が出る場合は一時的にオフにして切り分けます。

改善策6:サーマルスロットリング対策

SSDの温度が約70℃を超えると、自動的に性能を抑制する保護機能(サーマルスロットリング)が作動し、速度が大幅に低下します。特にNVMe SSDは高速な分だけ発熱も大きく、小型のスティック型SSDでも長時間使用で起きやすい問題です。

対策: 放熱性の良いアルミ筐体のケースを選ぶ、通気性の良い場所で使う、長時間の連続書き込みを避ける。CrystalDiskInfoでリアルタイムの温度監視も可能です。


トラブルシューティングの具体的手順

Windowsでの診断ステップ

ディスクの管理は外付けSSDトラブルの最重要ツールです。

  1. スタートボタン右クリック →「ディスクの管理」を開く
  2. SSDが表示されているか確認
    • **「オフライン」**と表示 → 右クリック →「オンライン」
    • **「未割り当て」**と表示 → 右クリック →「新しいシンプルボリューム」(データ不要の場合)
    • **「RAW」**と表示 → ファイルシステム破損。データ不要ならフォーマット、必要なら復旧を検討
    • ドライブ文字がない → 右クリック →「ドライブ文字とパスの変更」から割り当て

コマンドプロンプト(管理者権限)での診断:

  • diskpartlist disk で全ディスクを一覧表示し、外付けSSDが認識されているか確認
  • chkdsk E: /f(E:は対象ドライブ)でファイルシステムのエラーを修復(SSDでは /r オプションは通常不要で /f で十分)

安全な取り外し: Microsoftはタスクトレイの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」から外す手順を案内しています。特に「パフォーマンスの向上」ポリシーを選んでいる場合は必須です。

macOSでの診断ステップ

ディスクユーティリティが中心ツールです。

  1. Finder →「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」
  2. 「表示」→「すべてのデバイスを表示」を必ず選択(デフォルトではボリュームのみの表示で物理ディスクの情報が見えません)
  3. 対象ディスク/ボリュームを選び「First Aid」を実行

First Aidの実行順序: ボリューム → コンテナ → 物理ディスクの順(下から上へ)で行うのがApple公式推奨の手順です。

フォーマットが必要な場合の選択肢:

  • macOS専用:APFS(SSD最適化、暗号化対応)
  • Mac/Windows両対応:exFAT
  • 方式:GUIDパーティションマップ

ターミナルでの確認: diskutil list external で外付けデバイスのみを表示し、system_profiler SPUSBDataType でUSB接続デバイスの速度や製造元情報を取得できます。


よくある質問(FAQ)

Q. 突然認識しなくなった場合はどうする?

まず落ち着いて、以下の順序で切り分けます。

  1. ケーブルの差し直し(1回だけ)
  2. 別のUSBポートへ接続
  3. 別のケーブルで接続
  4. 別のPCで接続

別のPCでも認識されなければSSD本体の故障の可能性が高いです。大切なデータがある場合は「フォーマットしますか?」の表示で絶対にフォーマットせず、ケーブルの抜き差しも最小限にしてください。

Q. WindowsとMac両方で使うにはどうすれば?

exFATでフォーマットするのが最善の方法です。macOS側でexFATフォーマットするとWindowsで認識されないケースが報告されているため、Windows側でフォーマットすることを推奨します。

exFATはジャーナリング非対応のため、安全な取り外しとこまめなバックアップをセットで運用してください。

Q. 速度を測定する方法は?

Windows: CrystalDiskMark(無料、crystalmark.info)が定番です。対象ドライブを選んで「All」ボタンを押すだけ。結果のSEQ1M Q8T1がパッケージ記載の最大速度に対応し、RND4K Q1T1が日常使用の体感速度に最も近い値です。

macOS: AmorphousDiskMark(Mac App Store、無料)またはBlackmagic Disk Speed Testが使えます。

Q. SSDの寿命はどのくらい?

メーカー保証は通常3〜5年ですが、実使用では5年以上持つことが多いです。寿命を延ばすコツは、空き容量を10〜20%以上確保する、デフラグを実行しない(Windows 11はSSD向けTRIM最適化を自動実行)、安全な取り外しを必ず行う、の3点です。


よくある誤解と訂正

よくある誤解 実際はこうです 安全な考え方
USB-Cなら高速 形が同じでも中身がUSB 2.0〜USB4まである 速度表記(USB 10Gbps等)で揃える
認識しない=故障 OS管理画面に出るが未割り当て等のケースが多い まずディスク管理/ディスクユーティリティで確認
「初期化しますか?」→OKで直る 初期化/フォーマットはデータ消去につながる データが必要なら実行せず回復優先
exFATは万能で安全 ジャーナリング非対応で破損リスクが高い 安全な取り外し+バックアップ頻度を上げる
「安全な取り外し」はもう不要 書き込み中の取り外しは依然として危険 速度優先ならポリシー変更+安全な取り外し徹底
M.2 SSDは全部同じ NVMeとSATAで互換性がない ケースとSSDの規格一致を必ず確認

2024〜2025年の最新動向

Windows 11 24H2のSSD関連不具合

2024年10月リリースのWindows 11 24H2では、SSD関連の深刻な問題が複数報告されました。WD_BLACK SN770等のSSDでブルースクリーンが発生する問題(HMB実装変更が原因)や、2025年の累積更新プログラム適用後に大容量ファイル書き込み時にSSDが認識されなくなる事象などです。

対策: Windows Updateを最新まで適用し、SSDのファームウェアもメーカーサイトで最新版に更新してください。

USB4・Thunderbolt 5対応製品の登場

USB4対応の外付けSSDが日本市場にも続々登場しています。IODATA R-SSPT-UFシリーズ(読み込み最大4,000MB/s)、エレコム ESD-EHAシリーズ(温度検知ファン搭載)、SanDisk エクストリームプロUSB4などが入手可能です。

さらに2025年にはThunderbolt 5対応製品も登場。IODATA SSPU-TFCシリーズは国内メーカー初のTB5認証を取得し、読み込み最大6,000MB/sを実現します。

NANDフラッシュ価格の高騰

2025年後半からNANDフラッシュ価格が急騰しており、AI需要爆発と協調減産が原因で1TB TLCチップ価格が半年で約123%上昇しています。SSDの購入は必要なタイミングで早めに検討するのが賢明です。


予防メンテナンスとバックアップ

バックアップは「最後の砦」

情報処理推進機構(IPA)は、ランサムウェア等による破壊に備え、外部媒体への定期バックアップと**「3-2-1ルール」**を推奨しています。

3-2-1ルールとは:運用データ1つ+バックアップ2つ、異種媒体を2つ使い、うち1つは別の場所に保管する方法です。

家庭で実行しやすい最小セットはこちらです。

  • macOS: Time Machineで外付けストレージにバックアップ(「システム設定 → 一般 → Time Machine → バックアップディスクを追加」)
  • Windows: ファイル履歴で外付けドライブにバックアップ(「コントロールパネル → システムとセキュリティ → ファイル履歴」で有効化)

オフライン保管のコツ: 「バックアップ用のSSD/HDDを普段は外して保管し、週1回だけつないでバックアップ→終わったら取り外す」が現実的な運用方法です。IPAも「外部記憶装置に保管し、取得時以外は物理的に接続を切る」趣旨を示しています。

続けやすいメンテナンス計画

「毎日完璧」より「続けられる」ことが大切です。

頻度 やること
毎週 バックアップ実行(Time Machine / ファイル履歴)
毎月 ケーブル・端子の目視点検、空き容量チェック(10%以上)
3か月ごと 速度低下の有無チェック(同条件でコピーしてみる)
半年ごと 重要データの復元テスト(バックアップが読めるか確認)

まとめ

外付けSSDの「認識しない」「速度が遅い」トラブルは、ほとんどの場合ユーザー自身で解決できます。ポイントは3つ。

1. データ保護が最優先。 「初期化しますか?」に安易にOKしない。データが必要なら書き込みを止めて回復手段を探す。

2. 物理接続の確認 → OS管理画面での状態確認 → 設定の見直し。 この3ステップで大半が解決します。速度問題はUSB規格のミスマッチ確認が最優先。

3. 予防が最強の対策。 ケーブルを速度表記で管理する、安全な取り外しを徹底する、定期バックアップを習慣にする——この3つだけで、トラブルの再発リスクは大幅に下がります。

2025年以降はUSB4やThunderbolt 5の普及により、外付けSSDの速度が内蔵SSDに匹敵する時代に入りつつあります。接続規格への理解がますます重要になる一方、Windows 11 24H2のSSD関連不具合のように、OSアップデート後の問題にもアンテナを張り、ファームウェアを最新に保つ習慣を大切にしましょう。

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