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ペンタブレットで広く使われる、ペンに電池を入れなくても使える仕組み。タブレット本体からペンへ無線で電力を送り、ペンが位置や筆圧の情報を返すため、ペンの充電・電池交換が不要なのが特徴。
詳しい解説
EMR(Electro-Magnetic Resonance、電磁誘導方式)は、ワコムが開発しXP-PenやHUIONなど多くのペンタブレットでも採用されている、ペンの位置や筆圧を検出する仕組みです。最大の特徴は、ペン側に電池や充電が要らないことです。
仕組みはこうです。タブレット(板)の内部にはアンテナのコイルが張りめぐらされていて、ここから微弱な電磁エネルギーをペンに向けて送ります。ペンの中にはこのエネルギーを受け取って共鳴(resonance)するコイルとコンデンサが入っており、受け取った電力を使って、自分の位置・傾き・筆圧(ペン先の押し込み具合)といった情報を電波としてタブレットに返します。タブレットはその電波を読み取って、画面上のカーソル位置や線の太さに反映します。ペンは『もらった電力で答えるだけ』なので、内部に電池を持つ必要がないのです。
この方式のメリットは、(1)ペンの充電や電池交換が不要、(2)ペンが軽くて細くできる、(3)こまやかな筆圧検知がしやすい、という点です。イラストや漫画制作で長時間使う人にとって、充電切れを気にしなくてよいのは大きな利点です。一方で、一部の液晶タブレットや特定モデルでは、EMRではなく充電式(アクティブペン)を採用していることもあるため、自分のペンが充電式かどうかは取扱説明書で確認すると確実です。
トラブル解決の観点では、EMR方式のペンは電池切れが起きないため、『ペンが反応しない』ときの原因は電池ではなく、ドライバの不具合・USB接続・ペン先の摩耗・他社ドライバとの競合などを先に疑うのが近道です。また、EMRはタブレット周辺の金属や強い磁気の影響を受けることがあり、スチール机の上などでカーソルが乱れる場合は、設置場所を変えると改善することがあります。
XP-Penやワコムのペンタブレットでペンのカーソルがまったく動かないとき、EMR方式のペンは充電不要なので『電池切れ』が原因ではありません。まずはUSBの挿し直しや公式ドライバの再インストール、他社製ペンタブのドライバとの競合がないかを確認するのが効率的です。
別の呼び方
電磁誘導方式
電磁誘導
EMRペン
電池不要ペン
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