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Windows 11 Updateエラー完全修復ガイド:エラーコード別対処法と初心者向けステップバイステップ手順

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Windows 11 Updateエラー完全修復ガイド:エラーコード別対処法と初心者向けステップバイステップ手順

Windows Updateを実行したら、画面に0x800704220x80073712のような謎の英数字が表示されて更新が止まってしまった……そんな経験はありませんか?

こうしたエラーコードは一見すると暗号のように見えますが、実はそれぞれに明確な原因があり、適切な対処法も存在します。しかも大半のケースは「トラブルシューティングツール→DISM/SFC→コンポーネントリセット」という共通の修復フローで解決でき、それでも直らない場合はインプレースアップグレード(上書きインストール)が最終手段となります。

本ガイドでは、Windows 11のWindows Updateで発生する主要な13種類のエラーコードについて、原因と修復手順をエラーコード別に辞書形式で整理しました。「コマンドプロンプトって何?」という方でも大丈夫。基本的な対処法から順番に、具体的な操作パスを示しながら丁寧に解説します。

焦らず、ひとつずつ試していきましょう。それではトラブル解決に取り組んでみましょう!


Windows Updateのエラーコードとは?よくある原因パターン

Windows Updateのエラーコードは、0x8007XXXX0x8024XXXXといった形式で表示されます。これは16進数(hexadecimal)と呼ばれる表記で、Windowsが内部的に問題を識別するための番号です。

一見難解ですが、エラーが発生する原因は大きく4つのパターンに集約されます。

原因カテゴリ 説明
⚙️ サービスの問題 Windows UpdateやBITSなどの関連サービスが停止・無効化されている
⚠️ 他ソフトの干渉 ウイルス対策ソフトやVPNが更新プロセスをブロック
💾 環境要因 ディスク容量不足、ネットワーク不安定、日時設定のずれ
🔧 システム破損 システムファイルやコンポーネントストアの破損

これから、**「まず試す基本の対処法」→「エラーコード別の専用対処法」→「汎用修復コマンド」→「最終手段」**の順で解説していきます。多くのエラーは最初の基本対処で解決しますので、上から順に試してみてください。


まず試すべき基本の対処法(全エラーコード共通)

エラーコードに関係なく、まずは以下の基本対処を順番に試してみましょう。意外とこれだけで解決するケースも多いです。

1. パソコンを再起動する

一番シンプルで、一番効果的な方法です。再起動によって、一時的な不具合やバックグラウンドで引っかかっていたプロセスがリセットされます。

操作: 操作中のアプリケーションは一度閉じて、「スタート」メニュー → 電源アイコン → 「再起動」をクリック

再起動後、改めてWindows Updateを実行してください。これだけで直ればラッキーです。

2. インターネット接続を確認する

更新プログラムのダウンロードには安定したネット接続が不可欠です。ウェブページが正常に表示できるか確認し、可能であればWi-Fiではなく有線LAN接続で試してみてください。VPNやプロキシを使っている場合は一時的にオフにしましょう。

ネットワークが不安定だと、ダウンロード途中でファイルが破損してエラーになることがあります。

3. 日付と時刻の設定を確認する

PCの時計が大きくずれていると、Microsoftサーバーとの暗号検証に失敗してエラーになることがあります。意外な盲点です。

操作: 設定 → 時刻と言語 → 日付と時刻 → 「時刻を自動的に設定する」をオン → 「今すぐ同期」をクリック

4. ディスクの空き容量をチェックする

ストレージの空き容量不足も更新失敗のよくある原因です。通常の累積更新で最低20GB、大型機能更新(24H2等)で30〜40GBの空き容量が推奨されます。

操作: 設定 → システム → 記憶域 → 「一時ファイル」から不要ファイルを削除

エクスプローラーでCドライブのプロパティを開き、空き領域を確認しましょう。必要に応じて、不要なファイルの削除やディスククリーンアップ(cleanmgr)を行って容量を確保してください。

5. Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する

Windowsには**自動修復ツール(トラブルシューティングツール)**が用意されています。初心者の方でもボタン操作だけでWindows Update周りの問題を検出・修正できる便利な機能です。

操作: 設定 → システム → トラブルシューティング → その他のトラブルシューティング → Windows Update → 「実行」

ツールが自動的に問題をチェックし、修復可能な項目を適用してくれます。完了したらPCを再起動して、再度アップデートを試してみてください。多くの場合、この操作だけで問題が解決します。

6. Windows Update関連サービスを確認する

Windows Updateを動かすには、いくつかの「サービス」(裏方で動くシステム機能)が正しく動作している必要があります。特にエラー0x80070422はサービスが無効になっていることが直接の原因です。

操作: キーボードでWin+Rservices.mscと入力してEnter

サービス管理画面が開いたら、以下のサービスをそれぞれダブルクリックして確認します。

サービス名 スタートアップの種類 役割
Windows Update 自動(遅延開始) 更新のダウンロード・インストール
Background Intelligent Transfer Service 自動 更新ファイルのバックグラウンド転送
暗号化サービス(Cryptographic Services) 自動 更新プログラムの署名検証
Windows Update Medic Service 自動 Windows Updateの自動修復
Windows Installer 手動 インストール処理の実行

それぞれ「スタートアップの種類」が上記の設定になっているか確認し、「停止」になっていれば「開始」ボタンをクリックしてください。設定を変更したら「適用」→「OK」を押してからPCを再起動します。

7. セキュリティソフトを一時的に無効化する

Norton、McAfee、Kaspersky、ESETなどのサードパーティ製ウイルス対策ソフトが、Windows Updateのファイルをブロックしているケースが非常に多いです。特にエラー0x800700200x80080005が出る場合はこれを疑いましょう。

タスクトレイのアイコンを右クリックして一時的に保護を停止するか、コントロールパネルから完全にアンインストールしてからWindows Updateを試してください。各ベンダーの公式削除ツールの使用を推奨します。更新が成功したら、セキュリティソフトを必ず再有効化または再インストールしてください。

💡 ポイント: 基本対処の1〜7を試しても解決しない場合は、次の「エラーコード別対処法」であなたのエラーコードを探してみてください。エラーコードごとに固有の対策がある場合があります。


エラーコード別 原因と対処法辞典

以下、Windows 11で報告頻度の高いエラーコードを一覧にまとめました。あなたの画面に表示されているエラーコードを探して、対応するセクションの対処法を試してください。

エラーコード 原因の概要 難易度
0x80070002 ファイル欠損・日時設定・キャッシュ破損
0x800f0922 .NET Framework・タスク破損・VPN干渉 ★★
0x80073712 コンポーネントストアの深刻な破損 ★★★
0x80070070 ディスク容量不足
0x8007000d データ無効・ドライバー競合 ★★
0x80244019 HTTP通信エラー・ネットワーク問題
0x80070422 Windows Updateサービスが無効
0x800f081f ソースファイル欠損・ACRバグ ★★
0x80080005 セキュリティソフトの干渉
0x80070020 他プログラムがファイルをロック
0x80242006 メタデータ破損・BITS停止
0x800736b3 アセンブリ欠損(24H2特有) ★★★
0x80248007 データストア破損・サービス停止
0x8024402f サーバーとの通信障害

難易度:★ = 基本対処で解決しやすい / ★★ = コマンド操作が必要 / ★★★ = インプレースアップグレードが必要な場合あり


エラー 0x80070422 — Windows Updateサービスが無効

原因

Windows Updateサービスが「無効」に設定されているか、停止しています。Windows Updateブロッカーツールやサードパーティのカスタマイズツール、グループポリシーで無効化されていることが多いです。関連サービス(BITS、暗号化サービス、Windows Update Medic Service)の停止も含みます。

対処法

上記「基本の対処法 6」のサービス確認手順がそのまま解決策です。services.mscでWindows Updateサービスのスタートアップの種類を「自動(遅延開始)」に設定し、「開始」をクリック。

「アクセスが拒否されました」と表示される場合は、レジストリエディタ(regedit)で以下のキーを修正します。

HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\wuauserv

Start 値を 2(自動)に変更してください。またWindows Updateブロッカーツールがインストールされていないか確認し、存在すればアンインストールします。

⚠️ レジストリ編集の注意: 必ず事前にレジストリのバックアップを取ること(レジストリエディタの「ファイル → エクスポート」で全体をエクスポート)。誤った編集はWindowsが起動不能になる原因となるため、手順を正確に実行し、指定されたキー以外は変更しないでください。


エラー 0x80070020 — 他プログラムがファイルをロック

原因

別のプログラム(多くの場合セキュリティソフト)が、Windows Updateが必要とするファイルを使用中(ロック)しています。ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンが更新ファイルをスキャン・隔離することで発生するケースが最も多いです。

対処法

上記「基本の対処法 7」でセキュリティソフトを一時的にアンインストールし、Windows Updateを再試行してください。それでもダメな場合は、後述の「クリーンブート」でどのプログラムが干渉しているか特定します。

今後の対策として、そのソフトの設定でWindows Updateを信頼対象に追加するか、Windows標準のMicrosoft Defenderに乗り換えるのも一案です。


エラー 0x80070002 — ファイルが見つからない

原因

更新プロセスに必要なシステムファイルが欠損または破損しています。不完全な以前の更新、SoftwareDistributionフォルダ内のキャッシュ破損、システム日時の不正設定(暗号検証の失敗)が主要因です。

対処法

まず日付と時刻を確認し「時刻を自動的に設定する」を有効にする。次に後述の「DISM / SFC修復コマンド」と「Windows Updateコンポーネントリセット」を実行します。解決しない場合はMicrosoft Update Catalogからエラーの出ている更新プログラムを手動ダウンロード・インストールすることも有効です。


エラー 0x800f0922 — インストーラー実行失敗

原因

.NET Framework 3.5の未インストールまたは破損、SecureBootEncodeUEFIタスクの破損(Microsoft公式に文書化された既知の原因)、EFIパーティションの容量不足、VPN/ファイアウォールによる通信遮断が主要因です。ダウンロードは成功するが、インストール中(37〜40%付近)に失敗するパターンが多いです。

対処法

.NET Framework 3.5を有効にします(appwiz.cpl → 「Windowsの機能の有効化または無効化」)。VPNを切断しファイアウォールを一時無効化。それでもダメな場合は、後述のDISM/SFC修復コマンドを実行してください。

SecureBootEncodeUEFIタスクが原因の場合は以下のレジストリ操作で破損タスクを削除します。

cmd
reg query "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\TaskCache\Tree\Microsoft\Windows\PI\SecureBootEncodeUEFI" /v ID

取得したGUIDを使い、関連する4つのレジストリキー(Maintenance、Plain、Tasks、Tree配下)を reg delete で削除する。


エラー 0x80073712 — コンポーネントストア破損

原因

Windowsコンポーネントストア(WinSxSフォルダ)の一貫性が失われています。深刻な破損であり、以前のDISMクリーンアップ操作(/StartComponentCleanup /ResetBase)が原因となるケースも報告されています。

対処法

DISM /RestoreHealth → SFCを実行。ディスククリーンアップで「Windows Updateのクリーンアップ」を削除。これらで解決しない場合は、後述の**「インプレースアップグレード」が最も確実な修復手段**です。


エラー 0x80070070 — ディスク容量不足

原因・対処法

上記「基本の対処法 4」がそのまま解決策です。最も単純なエラーですが見落としがちです。「設定 → システム → 記憶域 → 一時ファイル」から不要ファイルを削除。ディスククリーンアップ(cleanmgr)で「システムファイルのクリーンアップ」を実行し「Windows Updateのクリーンアップ」「以前のWindowsのインストール」にチェック。空き容量が確保できない場合は、10GB以上のUSBドライブを更新用に接続するという方法もあります。


エラー 0x8007000d — データが無効

原因

CBSレジストリキーの破損、更新キャッシュファイルの破損、NVIDIAドライバー / GeForce Experienceとの競合が特に報告されています。

対処法

DISM/SFCとコンポーネントリセットを実行。NVIDIAソフトウェアを一時的にアンインストール(コントロールパネル、GeForce Experience、ドライバーすべて)してから更新を試行し、成功後に再インストールする方法が多くのユーザーで有効と報告されています。


エラー 0x80244019 — HTTP通信エラー

原因・対処法

Windows Updateサーバーがリソースを見つけられないネットワーク系エラーです。インターネット接続を確認しルーターを再起動。VPNを切断しプロキシを無効化(設定 → ネットワークとインターネット → プロキシ)。DNSをGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)に変更するのも効果的です。


エラー 0x800f081f — ソースファイルが見つからない

原因

.NET Framework 3.5の未インストールが主因。またWindows 11 24H2では、ACR(自動コンポーネント修復)プロセスが言語パックや機能ペイロードを誤って削除するMicrosoft公認のバグが存在し、KB5067036で修正されました。

対処法

.NET Framework 3.5を有効化。持続的な場合はISOをマウントしてDISMでオフラインインストール:

cmd
DISM /Online /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3 /All /Source:D:\sources\sxs /LimitAccess

またはインプレースアップグレードが最も確実です。


エラー 0x80080005 — サーバー実行失敗

原因・対処法

サードパーティ製ウイルス対策ソフトの干渉が最も疑わしい原因です。「基本の対処法 7」でセキュリティソフトをアンインストールし、DISM/SFC実行後にコンポーネントリセットを行ってください。クリーンブートでの更新試行も有効です。


エラー 0x80242006 — 無効なメタデータ

原因・対処法

更新プログラムのメタデータが破損しています。services.mscでBITSサービスが「自動」かつ「実行中」であることを確認。SoftwareDistributionフォルダの内容を削除(後述のコンポーネントリセット参照)。Microsoft Update Catalogからの手動インストールも有効です。


エラー 0x800736b3 — アセンブリが見つからない

原因

Side-by-Side(SxS)アセンブリの欠損。Windows 11 24H2ではチェックポイント累積更新モデルの導入により、前提となるチェックポイントLCUが未インストールの場合にこのエラーが発生します。

対処法

DISM/SFCを実行。24H2のチェックポイント問題の場合は、前提更新を先にインストールする必要があります。

powershell
Add-WindowsPackage -Online -PackagePath .\windows11.0-kb5043080-x64.msu
Add-WindowsPackage -Online -PackagePath .\windows11.0-kb5058411-x64.msu

DISM/SFCで解決しない場合はインプレースアップグレードが最も確実な手段です。


エラー 0x80248007 — データストアに情報がない

原因・対処法

Windows Updateローカルデータストアの破損。services.mscWindows Installerサービスが「手動」に設定され、起動可能であることを確認(無効になっていれば変更)。VPN切断、プロキシ無効化、コンポーネントリセットを実行。


エラー 0x8024402f — サーバーとの通信障害

原因・対処法

Windows Updateクライアントと更新サーバー間の通信障害。まず10〜15分待ってから再試行する(一時的な通信障害の場合は自動解決する)。VPN切断、DNSをGoogle Public DNSに変更、Wi-Fiと有線接続を切り替えて試行してください。


汎用修復コマンド集

エラーコード別の専用対処で解決しない場合、以下の汎用修復コマンドを順番に実行してください。すべてのコマンドは「管理者として実行」したコマンドプロンプトで実行します。

⚠️ 管理者としてコマンドプロンプトを開く方法: タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力 → 表示された「コマンドプロンプト」を右クリック → 「管理者として実行」を選択。通常権限では多くのコマンドが「アクセスが拒否されました」で失敗します。

DISM → SFC 修復コマンド

Microsoft公式の推奨順序はDISMを先に実行 → その後にSFCです。DISMがコンポーネントストア(SFCが参照する「マスターコピー」)を修復した後にSFCを実行することで効果が最大化されます。

cmd
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

CheckHealth→ScanHealth→RestoreHealthの順に1行ずつ入力してEnterキー。RestoreHealthはインターネット経由で修復するため時間がかかりますが、途中で止まっているように見えても絶対に中断しないでください。100%と表示され正常完了のメッセージが出れば次へ進みます。

オフライン環境の場合: インターネットに接続できない場合は、Windows 11のISOをマウントして代替ソースを指定します。

cmd
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:D:\sources\install.wim /LimitAccess

DISMが完了したら、続けてSFCを実行します。

cmd
sfc /scannow

「破損したファイルが修復されました」と表示されれば修復成功です。「破損ファイルが見つかりましたが、修復できませんでした」と表示された場合はDISMを再度実行してからSFCを再試行してください。完了後、PCを再起動してWindows Updateを再試行してください。

Windows Updateコンポーネントの完全リセット

更新キャッシュと関連サービスを初期化する強力な手順です。以下を順番に実行してください。

▶ ステップ1:サービスの停止

cmd
net stop bits
net stop wuauserv
net stop cryptsvc
net stop appidsvc

▶ ステップ2:キャッシュフォルダのリネーム

cmd
ren %SystemRoot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %SystemRoot%\System32\catroot2 catroot2.old

※ 削除ではなく名前変更に留めるのは、万一必要な場合に元に戻せるようにするためです。

▶ ステップ3:サービスの再開

cmd
net start bits
net start wuauserv
net start cryptsvc
net start appidsvc

実行後は必ずPCを再起動してください。 再起動後、Windows Updateを実行すると、新たにクリーンな環境で更新ファイルのダウンロードが行われます。

上記で解決しない場合は、DLLの再登録とWinsockリセットも追加します。

cmd
cd /d %windir%\system32
regsvr32.exe wuapi.dll
regsvr32.exe wuaueng.dll
regsvr32.exe wups.dll
regsvr32.exe wups2.dll
regsvr32.exe wuweb.dll
regsvr32.exe qmgr.dll
regsvr32.exe qmgrprxy.dll
regsvr32.exe wucltux.dll
regsvr32.exe muweb.dll
regsvr32.exe wuwebv.dll
netsh winsock reset

各コマンドで確認ダイアログが表示されたら「OK」をクリックしてください。完了後にPCを再起動します。

クリーンブートでソフトの干渉を調査

Windowsを最小限のサービスとドライバーだけで起動し、他のソフトの影響でアップデートが失敗しているか切り分ける方法です。

  1. Win+Rmsconfig と入力してEnter
  2. 「サービス」タブ → 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック → 「すべて無効」をクリック
  3. 「スタートアップ」タブ → 「タスクマネージャーを開く」→ 有効な項目をすべて無効化
  4. PCを再起動し、クリーンブート状態でWindows Updateを実行

これでエラーが出なければ、通常起動時に動いている何らかのプログラムが原因です。再度msconfigで通常起動に戻しつつ、疑わしいソフト(最近インストールしたツールやウイルス対策ソフト等)をアンインストールするか設定変更してください。

逆にクリーンブートでもエラーが再現する場合は、アプリの干渉ではなくWindows自体の問題です。前述のシステム修復やコンポーネントリセットを改めて確認するか、次項のインプレースアップグレードを検討しましょう。

⚠️ 重要: トラブルシューティング完了後は必ずmsconfigで元の設定に戻してください。クリーンブートのまま使い続けると、一部のソフトウェアが正常に動作しません。


最終手段:インプレースアップグレード(上書きインストール)

すべての標準的な修復手順で解決しない場合、Windows 11を現在のインストールの上に再インストールする「インプレースアップグレード」が最も強力な修復手段です。個人ファイル、インストール済みアプリ、ほとんどの設定が保持されたまま、破損したシステムファイルが正常なコピーに置き換わります。

事前準備

  • 管理者アカウントでサインイン
  • Cドライブに**最低20GB(推奨25〜30GB)**の空き容量を確保
  • サードパーティ製ウイルス対策をアンインストール
  • 不要な周辺機器(USBドライブ、プリンター等)を取り外し
  • ノートPCは電源に接続
  • 重要データのバックアップ(万一に備えて)

手順(方法A:ISOを使用 — 推奨)

  1. Microsoft公式サイト(microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11)からWindows 11のISOをダウンロード
  2. ISOファイルを右クリック → 「マウント」
  3. マウントされたドライブ内の setup.exe をダブルクリック
  4. 「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックし「今は実行しない」を選択
  5. ライセンス条項に同意
  6. 「インストールする準備ができました」画面で**「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」**が選択されていることを確認。されていなければ「引き継ぐものを変更」をクリックして選択
  7. 「インストール」をクリック。複数回再起動が行われますが、PCの電源を絶対に切らないでください
  8. 完了後ロック画面が表示されるので、既存アカウントでログイン

手順(方法B:設定から — 22H2以降で利用可能)

操作: 設定 → システム → 回復 → 「Windows Updateを使用した問題の修正」→ 「今すぐ再インストール」

この方法はファイル・アプリ・設定を保持したまま、Windows Update経由でOSを再インストールします。ISOダウンロードが不要なので、こちらのほうが簡単です。

保持されるもの・リセットされる可能性があるもの

保持されるもの: 個人ファイル、インストール済みアプリ、ユーザーアカウント、ネットワーク接続設定

リセットされる場合があるもの: カスタムフォントやアイコン設定、レジストリカスタマイズ、カスタムファイアウォールルール、ディスプレイスケーリング設定。サードパーティウイルス対策は再インストールが必要なことがあります。

旧インストールファイルは Windows.old として残るため、完了後にディスククリーンアップで10〜20GBを回収できます。


2024〜2025年に報告された重大な更新トラブル

Windows 11 24H2のリリース以降、深刻な更新トラブルが多発しました。「自分のせいではなく、Microsoft側の問題」というケースもあるので、最新情報を把握しておくことが大切です。

  • KB5074109(2026年1月) — 起動不能(BSOD)、Nvidia GPUで15〜20FPS低下、Outlookフリーズ。Nvidiaがアンインストールを公式推奨
  • KB5058411(2025年5月) — Windows DefenderがCPU 15%・ディスク70〜100%を消費する異常動作
  • KB5062553/KB5060842(2025年6〜7月) — スタートメニュー、タスクバー、設定アプリなどXAML依存のUI要素がクラッシュする深刻な問題
  • KB5066835(2025年10月) — localhostへの通信が遮断され、ローカル開発環境が使用不能に
  • KB5036893(2024年4月) — VPN接続が完全に機能しなくなるバグ
  • 24H2機能更新自体 — Intel SSTオーディオドライバーにBSOD、Easy Anti-Cheat互換性問題

最新の既知の問題はMicrosoft公式のWindows 11リリースヘルスダッシュボード(learn.microsoft.com/windows/release-health)で確認できます。Microsoftは既知の問題ロールバック(KIR)機能でサーバー側から問題のある変更を巻き戻すほか、緊急の帯域外(OOB)更新プログラムで対処する場合もあります。更新前に確認する習慣をつけましょう。


エラーを予防するためのヒント

トラブルが解決した後は、今後同じエラーに悩まされないよう予防策も押さえておきましょう。以下のポイントに気をつけるだけで、Windows Updateのエラー発生率をぐっと下げられます。

こまめなアップデート適用

更新プログラムは溜め込みすぎず、月に一度はWindows Updateをチェックする習慣がおすすめです。長期間未適用だと大量の更新を一度に適用することになり、不具合が起きやすくなります。

電源と通信を安定させる

アップデート実行中は途中でPCの電源を切らないよう注意します(ノートPCの場合はバッテリー切れ防止のため電源ケーブルを繋いでおく)。Wi-Fiなら電波状況の良い場所に置くか有線接続し、通信が途切れにくい環境で実施しましょう。アップデート中にネットが切れるとファイル破損の原因になります。

ストレージの空き容量確保

Cドライブの空きが常に20GB以上あるように保ちましょう。不要なデータは定期的に整理し、外付けドライブやクラウドを活用するのも良い方法です。

信頼できるセキュリティ対策

Windows標準のMicrosoft Defenderはシステムとの相性が良く、Windows Updateと競合することがほぼありません。サードパーティ製を使う場合は、自動更新の邪魔をしない設定になっているか確認しましょう。

公式情報のチェック

大型アップデートの直後は、稀に不具合が報告されることがあります。Microsoft公式のリリースヘルスダッシュボードや信頼できるニュースサイトで最新情報を確認し、不具合が確認されている更新プログラムは修正版が出るまで適用を見送る判断も必要に応じて行いましょう。

こうした工夫で日頃から環境を整えておけば、Windows Updateエラーの予防につながります。それでも起きてしまうことはありますが、慌てず対処すれば大丈夫です。


それでも直らないときは?プロに相談するタイミング

ご紹介した対処法を一通り試してもエラーが解消しない場合や、「手順が多くて不安、難しい…」と感じる場合は、無理をせず専門家の力を借りることも大切です。

  • メーカーやMicrosoftサポートへの相談 — 最新の情報に基づいたアドバイスが得られます。特に原因が特定しづらいエラーの場合、プロの視点で診断してもらうのが確実です
  • パソコン修理業者に依頼 — レジストリの修正やOSの再インストールなども安全に対応してくれるでしょう
  • 重要データのバックアップ — 相談に出す前に念のため重要なファイルのバックアップを取っておきましょう。万一最終手段でWindowsの初期化や再インストールが必要となっても、データさえ守られていれば安心です

「自分で解決できなかったらどうしよう…」と不安になるかもしれませんが、適切なサポートを受ければ必ず解決に近づきます。困ったときは遠慮なくプロに頼ってください。


Windows Updateはお使いのPCを安全に保つために欠かせない大事な仕組みです。エラーに負けず、しっかりアップデートを適用していきましょう。何かトラブルが起きても今回のガイドを思い出していただければ幸いです。一緒に安全で快適なパソコン環境を保ちましょう!

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