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Windows 11でBluetooth機器が突然使えなくなった時の完全ガイド【2026年最新版・初心者向け】

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Windows 11でBluetooth機器が突然使えなくなった時の完全ガイド【2026年最新版・初心者向け】

はじめに

昨日まで問題なく使えていたBluetoothイヤホンやキーボード・マウスが、突然パソコンと繋がらなくなったら不安になりますよね。設定画面にデバイスが表示されなかったり、「接続済み」と出ているのに反応しなかったりする場合もあるでしょう。

「さっきまで普通に使えていたのに…」「何も変えていないのに急に…」——そんな経験をされた方は多いはずです。特にWindows 11では、アップデートや設定の変更をきっかけに、Bluetooth機器が突然使えなくなるトラブルが頻繁に報告されています。

でもご安心ください。Bluetoothのトラブルは、正しい手順で対処すれば、ほとんどの場合自分で解決できます。

この記事では、Windows 11でBluetooth機器が急に使えなくなったときの原因と解決方法を、初心者の方にも分かりやすく丁寧にご紹介します。専門用語にはできるだけ説明を添え、一つひとつ順番に対処方法を試せるようステップバイステップで解説します。「なぜその操作が必要なのか」もあわせて説明していますので、焦らず一緒にトラブルを解決していきましょう。


Windows 11でBluetooth機器が使えなくなる主な原因

まず最初に、突然Bluetooth機器が接続できなくなる一般的な原因を確認しておきましょう。原因がわかれば、適切な対処法を選びやすくなります。

原因1. Bluetooth機能がオフになっている・機内モードになっている

最も基本的な原因ですが、意外と見落としがちです。何らかの拍子にWindowsのBluetooth設定が無効になっていたり、機内モード(飛行機のアイコン)がオンになっていると、Bluetooth接続はできません。Windowsの更新や設定変更の際、意図せずBluetoothをオフにしてしまっていることがあります。まずはBluetoothが有効で機内モードがオフになっているか確認しましょう。

原因2. Windowsアップデートやドライバーの不具合

最も多い原因がこれです。 Windows 11の更新プログラムがインストールされた後、Bluetoothのドライバー(機器を動かすためのソフトウェア)が正しく動作しなくなることがあります。システムの不具合やアップデートにより、Bluetoothを制御するデバイスドライバーが正常に動作しなくなる場合です。

特にWindows 11 24H2へのアップデート後には、Intel製やRealtek製のBluetoothドライバーで深刻な不具合が確認されています。たとえば、Intel Smart Sound Technology(SST)ドライバーのバージョン10.29.0.5152および10.30.0.5152では、Bluetooth音声が徐々に劣化し、最終的に完全に聞こえなくなるという問題がMicrosoftから公式に報告されました。デバイスマネージャーでBluetoothアダプターに「!」マークが表示される場合はドライバー問題の可能性が高いです。

原因3. Bluetooth機器側の問題

パソコン側ではなく、接続したいデバイス(機器)自体に原因があるケースです。例えば:

  • イヤホンやマウスのバッテリー切れや電池残量不足
  • ペアリングモードになっていない(新しく接続待ちの状態になっていない)
  • 他のデバイスに先に接続されている(例えばイヤホンがスマートフォンと接続中だとPCからは繋がらない)

多くのBluetooth機器はペアリング待機中にLEDが点滅するなどの表示があります。機器の説明書で確認してみましょう。

原因4. 電源管理設定による自動切断

Windows 11は、バッテリーを節約するために、一定時間使われていないBluetoothアダプター(Bluetooth信号を送受信する部品)の電源を自動的にオフにすることがあります。これがBluetoothマウスやキーボードの**「突然の切断」の原因になっている場合が非常に多い**です。

日本のPCメーカー(VAIO、NEC LAVIE、富士通FMV、Dynabookなど)のサポートサイトでも、この電源管理設定の変更が最も効果的な対処法として紹介されています。

原因5. Bluetoothサポートサービスの停止

Windowsには「Bluetoothサポートサービス」というプログラムが常に裏で動いており、すべてのBluetooth接続を管理しています。このサービスが何らかの理由で停止したりフリーズしたりすると、Bluetooth全体が使えなくなります。

原因6. 高速スタートアップの影響

Windows 11では「高速スタートアップ」という機能がデフォルトでオンになっています。これはパソコンの起動を速くする機能ですが、シャットダウン時にドライバーの状態を保存して次の起動時に復元するため、Bluetoothドライバーが中途半端な状態で復元されてしまうことがあります。その結果、Bluetoothアダプターがデバイスマネージャーから消えたり、接続できなくなったりします。

原因7. 電波干渉や通信距離の問題

Bluetoothは2.4GHz(ギガヘルツ)という周波数の電波を使っています。実は、Wi-Fiルーター(2.4GHz帯)、電子レンジ、コードレス電話、USB 3.0機器なども同じ周波数帯を使っています。日本の住宅は比較的コンパクトなため、これらの機器が近くにあるとBluetoothの電波が干渉を受け、接続が不安定になったり途切れたりすることがあります。

またBluetoothの通信可能範囲は通常見通し約10メートル程度なので、パソコンとの距離が遠すぎたり壁や障害物があると通信が不安定になります。

原因8. ペアリング情報の破損

パソコンとBluetooth機器の間で記録されている接続情報(ペアリング情報)が破損すると、「接続済み」と表示されているのに使えない、という症状が起こることがあります。特にSonyのWH-1000XM5やApple AirPodsなどでよく報告されている症状です。


【基本編】まず試してほしい解決策

難しい操作は不要です。まずは以下の基本的な対処法から順番に試してみてください。多くの場合、この段階で問題が解決します。 焦らず順番に確認していけば大丈夫です。一緒にやってみましょう!

対処法1. WindowsのBluetooth設定を確認する

まずはパソコン側でBluetooth機能自体が有効になっているか確かめます。Windows 11ではBluetoothをオンにしないと機器を接続できません。

手順:

  1. 画面右下のタスクバーにある音量・ネットワークなどのアイコンをクリックします
  2. 「クイック設定」パネルが開いたら、「Bluetooth」のアイコンを確認します
  3. これが灰色(オフ)になっていたらクリックしてオンにします
  4. また、飛行機マークのアイコン(機内モード)が青くなっていたらクリックしてオフにしてください

※機内モードが有効だとWi-FiだけでなくBluetoothもすべての無線通信が停止してしまいます。

別の確認方法: 「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」を開き、上部にあるBluetoothのトグルスイッチがオン(青色)になっていることを確認しましょう。

対処法2. Bluetooth機器の電源・バッテリーを確認する

次に接続したいイヤホンやマウスなどデバイス側の状態をチェックします。

確認ポイント:

  • 電源が入っているか
  • バッテリー残量は十分か(充電式ならフル充電してみましょう)
  • ペアリングモード(接続待機状態)になっているか(多くの機器はインジケーターランプが点滅する合図があります)
  • 他のデバイスと繋がっていないか(スマホなどで接続中の場合は一旦切断してください)

機器の説明書に従ってペアリングボタンを長押しするなどしてペアリングモードにしてください。

対処法3. Bluetoothのオン・オフを切り替える

最もシンプルですが、意外と効果的な方法です。Bluetoothの通信をリセットすることで、一時的なエラーが解消されます。

手順:

  1. クイック設定または設定アプリからBluetoothを一度オフにします
  2. 10秒ほど待ってから、もう一度Bluetoothをオンに戻します

なぜ効果的か: システム内部でBluetooth接続を再初期化することで、引っかかっていた接続処理が正常に動き出す場合があります。

対処法4. 機内モードのオン・オフで無線機能をリセットする

機内モード(すべての無線通信を一括でオフにする機能)を使うと、Wi-FiとBluetoothの両方を同時にリセットできます。

手順:

  1. キーボードの**「Windows」キー+「A」キー**を同時に押して、クイック設定を開きます
  2. 「機内モード」(飛行機のアイコン)をクリックしてオンにします
  3. 5〜10秒待ちます
  4. もう一度「機内モード」をクリックしてオフに戻します

なぜ効果的か: 機内モードをオン・オフすることで、無線通信の回路全体が初期化されます。Bluetoothアダプターがエラー状態で固まってしまった場合に特に有効です。

対処法5. パソコンとBluetooth機器を再起動する

Bluetoothをオンオフしても直らない場合、PC自体を再起動してみましょう。再起動することで、一時的な不具合やドライバーの読み込みミスが解消されることがあります。実際、Windowsの不調は再起動で改善するケースが少なくありません。

手順:

  1. 「スタート」ボタンをクリックします
  2. 電源アイコンをクリックします
  3. 「再起動」をクリックします

併せて、接続相手のBluetooth機器(イヤホンやマウス側)も一度電源を切ってから入れ直すことをおすすめします。機器側の一時的な不具合もリセットされ、再接続できることがあります。

対処法6. パソコンを「完全シャットダウン」する

通常のシャットダウンとは違い、高速スタートアップの影響を受けない「完全なシャットダウン」を行います。

手順:

  1. 「スタート」ボタンをクリックします
  2. 電源アイコンをクリックします
  3. キーボードの「Shift」キーを押しながら「シャットダウン」をクリックします
  4. パソコンが完全に電源オフになったら、10秒以上待ってから電源ボタンを押して起動します

なぜ効果的か: 「Shift」キーを押しながらシャットダウンすることで、高速スタートアップを一時的に無効にできます。これにより、Bluetoothドライバーが完全に初期化された状態で起動するため、ドライバーの「中途半端な復元」による不具合を解消できます。

対処法7. Bluetooth機器を削除して再ペアリングする

登録情報をリセットしてみましょう。一度Windows側でそのBluetoothデバイスの登録(ペアリング情報)を削除し、改めてペアリングし直す方法です。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイス」を開きます
  2. 問題の機器の名前の右側にある**「・・・」(オプションメニュー)**をクリックします
  3. **「デバイスの削除」**を選択し、「はい」をクリックします
  4. Bluetooth機器側をペアリングモードにします(機器の取扱説明書を確認してください)
  5. パソコン側で**「デバイスの追加」「Bluetooth」**をクリックします
  6. 表示された機器名をクリックして接続を完了します

なぜ効果的か: 古い暗号化キーやペアリング記録が破損している場合、削除して再登録することで新しい接続情報が作成されます。Sony WH-1000XM5やAirPodsなどで「接続済みなのに音が出ない」という場合は、まずこの方法を試してください。

🔧 ポイント: Sony製ヘッドホンの場合は、ヘッドホン側のペアリング情報も初期化することをおすすめします。WH-1000XM5では、電源オフの状態から電源ボタンとNC/AMBボタンを同時に長押しすると初期化できます。削除後に機器の電源を一度切って入れ直してから再ペアリングすると成功しやすいです。

対処法8. Windows Updateを確認する

Bluetoothの不具合はWindowsの更新プログラムで修正されることが多いため、最新の状態にアップデートしましょう。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「Windows Update」を開きます
  2. **「更新プログラムのチェック」**をクリックします
  3. 利用可能な更新プログラムがあればインストールします
  4. さらに、「詳細オプション」→**「オプションの更新プログラム」**も確認し、Bluetoothドライバーの更新があればインストールします
  5. インストール完了後、パソコンを再起動します

【中級編】基本の対処法で解決しない場合の方法

基本的な対処法で改善しなかった場合は、以下の方法を試してみましょう。少し手順が増えますが、画面の案内に沿って進めれば大丈夫です。途中で問題が解決した場合は、残りの手順を行う必要はありません。

対処法9. Windowsトラブルシューティングツールを実行する

Windows 11には、Bluetoothに関する問題を自動的に検出・修正するトラブルシューティングツールが用意されています。これを使ってみましょう。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→**「その他のトラブルシューティング ツール」**と進みます
  2. 一覧から**「Bluetooth」を見つけて、右側の「実行」ボタン**をクリックします
  3. Windowsが自動で診断を行い、考えられる解決策を適用してくれます
  4. 画面の指示に従って診断と修復を進めます

なぜ効果的か: このツールは、Bluetoothサポートサービスの状態、アダプターの初期化状況、設定の矛盾などを自動的にチェックし、問題が見つかれば修復を試みます。処理が完了すると結果が表示され、「問題が解決された」旨のメッセージが出る場合もあります。

※「問題は特定できませんでした」と表示された場合は、このツールでは解決できない原因があります。次の対処法に進んでください。

対処法10. Bluetoothサポートサービスを再起動する

Bluetoothを管理しているWindowsのサービスプログラムを手動で再起動します。

手順:

  1. キーボードの**「Windows」キー+「R」キー**を同時に押します(「ファイル名を指定して実行」が開きます)
  2. 入力欄に services.msc と入力し、「OK」をクリックします
  3. サービスの一覧が表示されたら、「Bluetooth Support Service」(Bluetoothサポートサービス)を探します
  4. 見つけたら右クリックして**「再起動」**を選択します
  5. さらに、そのサービスをダブルクリックして「プロパティ」を開きます
  6. 「スタートアップの種類」を**「自動」**に変更し、「OK」をクリックします

なぜ効果的か: Bluetoothサポートサービス(bthserv)は、WindowsがBluetooth接続を管理するための中核プログラムです。このサービスがフリーズまたは停止すると、すべてのBluetooth機能が使えなくなります。再起動することで、Bluetooth管理システム全体がリフレッシュされます。

📝 補足: 同じサービス一覧にある「Bluetooth Audio Gateway Service」も確認してみてください。こちらも停止していたら「開始」してください。

対処法11. 電源管理設定を変更する(最重要!)

この設定変更は、Bluetoothの「突然の切断」に対して最も効果的な対処法のひとつです。 VAIO、NEC、富士通、Dellなど多くのメーカーのサポートサイトでも推奨されています。

手順:

  1. 「スタート」ボタンを右クリック(または「Windows」キー+「X」キー)して**「デバイスマネージャー」**を選択します
  2. 一覧から**「Bluetooth」**の左側にある「>」をクリックして展開します
  3. Bluetoothアダプター名(例:「Intel(R) Wireless Bluetooth(R)」や「Realtek Bluetooth Adapter」)を右クリックして**「プロパティ」**を選択します
  4. 「電源の管理」タブをクリックします
  5. 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します
  6. 「OK」をクリックします

なぜ効果的か: Windows 11は省電力のために、一定時間使われていないBluetoothアダプターの電源を自動的にオフにすることがあります。特にノートパソコンではこの設定がアグレッシブに働くため、スリープ復帰後にBluetoothマウスが動かない、という症状の原因になります。チェックを外すことで、常にBluetoothアダプターが動作し続けるようになります。

※「電源の管理」タブが表示されない場合もあります。その場合は、お使いのBluetoothアダプターがこの設定に対応していないということですので、次の対処法に進んでください。

対処法12. Bluetoothドライバーを更新する

古いドライバーや互換性のないドライバーは、Bluetooth接続の問題の最も一般的な原因のひとつとMicrosoftも公式に述べています。ドライバーが古かったり不具合を起こしていると、Bluetooth接続に支障をきたすことがあります。

手順:

  1. キーボードで**「Windows」キー+「X」キーを押し、メニューから「デバイスマネージャー」**を選択します
  2. デバイスマネージャーが開いたら一覧から**「Bluetooth」**を探してクリックし、項目を展開します
  3. 表示された中からBluetoothアダプター(例: Intel Wireless Bluetooth など)を右クリックし、**「ドライバーの更新」**を選択してください
  4. **「ドライバーの更新」ウィンドウでは「更新されたドライバー ソフトウェアを自動的に検索する」**をクリックします
  5. インターネット上から最新のドライバーを探してインストールしてくれます
  6. 更新が行われた場合、適用するため再起動を促されることがあります。その際は画面の指示に従ってWindowsを再起動し、Bluetooth機器の接続が改善したか確認しましょう

📝 補足: Windowsが自動で最新ドライバーを見つけられないこともあります。その場合、PCメーカー(またはBluetoothアダプター製造元)の公式サイトから該当モデルの最新Bluetoothドライバーをダウンロードし、手動でインストールしてみてください。

  • Intel製アダプターの場合: Intelの公式サイトから「Intel Wireless Bluetooth」ドライバーをダウンロード
  • Realtek製アダプターの場合: パソコンメーカー(Lenovo、HP、Dell、ASUSなど)のサポートページからダウンロード

⚠️ 重要: Windows 11 24H2でIntel Bluetoothドライバーのバージョン23.110.0.4に問題があることが報告されています。この場合は、バージョン23.60.0.1などの以前のバージョンに戻すと改善する場合があります(次の「ドライバーのロールバック」参照)。

対処法13. Bluetoothドライバーをロールバック(元に戻す)

Windows Updateの後にBluetoothが使えなくなった場合は、ドライバーを以前のバージョンに戻すことで解決できることがあります。

手順:

  1. デバイスマネージャーで**「Bluetooth」**を展開します
  2. Bluetoothアダプターを右クリック→**「プロパティ」**をクリック
  3. 「ドライバー」タブをクリックします
  4. **「ドライバーを元に戻す」**ボタンをクリックします(グレーアウトしている場合は、以前のバージョンが保存されていないため、この方法は使えません)
  5. 理由を選択して「はい」をクリックし、パソコンを再起動します

対処法14. Bluetoothドライバーを再インストールする

ドライバーが破損している場合は、完全に削除してから再インストールすることで問題が解決します。

手順:

  1. デバイスマネージャーで**「Bluetooth」**を展開します
  2. Bluetoothアダプターを右クリック→**「デバイスのアンインストール」**をクリック
  3. 確認画面が表示されたら**「アンインストール」**をクリックします
  4. パソコンをシャットダウンします(再起動ではなく、必ずシャットダウンしてください)
  5. 10秒以上待ってから電源を入れます
  6. Windowsが起動すると、自動的にBluetoothドライバーが再インストールされます

もしBluetoothが自動で再インストールされない場合は、デバイスマネージャーの上部メニューから**「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」**をクリックしてください。

対処法15. SFCとDISMコマンドでシステムファイルを修復する

Windowsのシステムファイルが破損していることが原因でBluetoothが動作しない場合があります。以下のコマンドでシステムファイルを修復できます。

手順:

  1. 「スタート」ボタンを右クリック→**「ターミナル(管理者)」**をクリックします
  2. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら**「はい」**をクリックします
  3. まず、以下のコマンドを入力して「Enter」キーを押します:
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  1. 処理が完了するまで10〜30分ほど待ちます(途中で閉じないでください)
  2. 完了したら、次のコマンドを入力して「Enter」キーを押します:
sfc /scannow
  1. 処理が完了したら、パソコンを再起動します

なぜ効果的か: DISMコマンドはWindowsの「修復用の元データ」を修復し、SFCコマンドは実際のシステムファイルを修復します。この2つを順番に実行することで、破損したBluetooth関連のシステムファイルが正しい状態に復元されます。


【上級編】それでも解決しない場合の高度な対処法

ここからは、より高度な操作が必要な対処法です。操作を間違えるとパソコンに影響が出る場合がありますので、手順をよく読んでから慎重に進めてください。

対処法16. 高速スタートアップを無効にする

前述の「完全シャットダウン」は一時的な対策でしたが、ここでは高速スタートアップ自体を無効にする方法をご紹介します。

手順:

  1. 「スタート」の検索バーに**「コントロールパネル」**と入力して開きます
  2. **「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」**をクリックします
  3. 左側の**「電源ボタンの動作を選択する」**をクリックします
  4. **「現在利用可能ではない設定を変更します」**をクリックします(管理者権限が必要です)
  5. 「シャットダウン設定」の項目から**「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します**
  6. **「変更の保存」**をクリックします

※高速スタートアップを無効にすると、パソコンの起動時間が数秒〜十数秒長くなります。ただし、Bluetoothの安定性は大幅に向上します。

対処法17. Bluetoothデバイスの検出設定を「詳細」に変更する

これはWindows 11 24H2で特に重要な設定です。 24H2では、Bluetoothデバイスの検出方法が変更され、一部のデバイスが「既定」の設定では表示されなくなりました。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイス」を開きます
  2. 画面を下にスクロールし、**「デバイスの設定」**を見つけます
  3. 「Bluetoothデバイスの検出」を「既定」から「詳細」に変更します

また、デバイスを追加する際に「デバイスの追加」→「Bluetooth」の画面で、一覧の一番下に**「すべてのデバイスを表示」**というリンクが表示される場合があります。これをクリックすると、非表示だったデバイスが表示されます。

対処法18. ネットワークのリセット

すべてのネットワーク設定をWindowsの初期状態に戻す方法です。これにより、Bluetoothを含むすべてのネットワークアダプターが再インストールされます。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」
  2. **「ネットワークのリセット」**をクリック
  3. **「今すぐリセット」**をクリックし、確認画面で「はい」をクリック
  4. パソコンが自動的に再起動します

⚠️ 注意: この操作を行うと、Wi-Fiのパスワードやすべてのペアリング情報が消去されます。Wi-Fiのパスワードを事前にメモしておいてください。

対処法19. クリーンブートで原因となるソフトを特定する

他のソフトウェア(セキュリティソフト、VPNソフト、USB管理ツールなど)がBluetoothと競合している場合があります。「クリーンブート」で原因を特定しましょう。

手順:

  1. 「Windows」キー+「R」キーを押し、msconfig と入力して「OK」
  2. 「サービス」タブをクリックします
  3. 左下の**「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック**を入れます
  4. **「すべて無効」**をクリックします
  5. 「スタートアップ」タブ→**「タスクマネージャーを開く」**をクリック
  6. タスクマネージャーで、すべてのスタートアップ項目を**「無効」**にします
  7. パソコンを再起動します
  8. Bluetoothが正常に動作するか確認します

正常に動作する場合は、無効にしたサービスやスタートアップ項目を半分ずつ有効に戻していき、問題の原因となっているプログラムを特定します。

対処法20. BIOS/UEFIでBluetoothの設定を確認する

BIOS(バイオス)とは、パソコンの最も基本的な設定画面で、Windowsが起動する前に動作するプログラムです。ここでBluetoothが無効にされていると、Windows上でいくら設定を変えてもBluetoothは動作しません。

手順:

  1. パソコンを再起動します
  2. 起動直後にBIOSキーを連打します(メーカーにより異なります):
    • Dell / Lenovo:F2キー
    • HP:F10キー
    • ASUS:DelキーまたはF2キー
    • 富士通 / NEC:F2キー
  3. BIOS画面で「Advanced」や「Integrated Peripherals」「Wireless Configuration」などの項目を探します
  4. **「Bluetooth」または「Internal Bluetooth」が「Enabled」**になっていることを確認します
  5. 変更した場合は「Save and Exit」で保存して終了します

Windows 11 24H2特有のBluetooth問題と対処法

24H2アップデート後の主な不具合

Windows 11の大型アップデート「24H2」(2024年後半リリース)では、以下のBluetooth関連の問題が多数報告されました:

  • Dirac Audio搭載PCで音声が出なくなる問題(2024年12月に確認、2025年9月に修正プログラム配布済み)
  • Intel SST(Smart Sound Technology)ドライバーとの互換性問題(Intel第11世代プロセッサ搭載PCが対象、2025年9月に修正済み)
  • Realtek Bluetooth 5.4アダプターの不具合(23H2から24H2にアップグレード後に発生)
  • Logicool(ロジクール)MXシリーズの自動再接続失敗(電源を入れ直すたびに手動でペアリングが必要になる)

対処法: 24H2にアップデート後10日以内であれば、「設定」→「システム」→「回復」→**「復元」から23H2に戻すことができます。また、「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストールする」**で問題のある更新プログラムだけを削除することも可能です。

「接続済み」なのに音が出ない問題

特にワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで多い問題です。Windows 11の音声設定画面で出力先が正しく設定されていない場合に起こります。

手順:

  1. 「スタート」→「設定」→「システム」→**「サウンド」**を開きます
  2. **「サウンドを再生する場所を選択」**で、Bluetooth機器名が表示されているか確認します
  3. 表示されていたら、クリックして選択します

🔧 ポイント: 「ペアリング済み」と「接続済み」は違います。デバイスの状態が「音声、音楽に接続済み」と表示されていることを確認してください。「ペアリング済み」だけでは音声は再生されません。

ビデオ通話中に音質が悪くなる問題

ZoomやTeamsでビデオ通話をすると、Bluetoothヘッドホンの音質が急に悪くなることがあります。これはWindows 11がマイク使用時に自動的に音声プロファイルを切り替えるために起こります。ステレオ高音質の「A2DP」プロファイルから、モノラル低音質の「HFP(ハンズフリー)」プロファイルに切り替わるのです。

対処法:

  1. 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイス」
  2. 「その他のデバイスとプリンターの設定」をクリック
  3. Bluetoothヘッドホンを右クリック→「プロパティ」
  4. 「サービス」タブで**「ハンズフリーテレフォニー」のチェックを外す**
  5. 「OK」をクリック

※この設定を行うと、Bluetoothヘッドホンのマイク機能が使えなくなります。マイクはパソコン内蔵のものや別の外付けマイクを使ってください。BOSE製ヘッドホン(QC35 II、700など)でTeamsを使う際に特に効果的です。


よくある質問(FAQ)

Q1. デバイスマネージャーにBluetoothの項目が表示されません

A. まずデバイスマネージャーの「表示」メニューから**「非表示のデバイスの表示」**をクリックしてください。それでも表示されない場合は、BIOSでBluetoothが無効になっている可能性があります。「対処法20」のBIOS確認手順を試してください。また、ノートパソコンの場合は本体の側面や前面に物理的なワイヤレススイッチがないかも確認してください。

Q2. AirPodsがWindows 11でうまく接続できません

A. AirPodsとWindows 11の組み合わせは、残念ながら多くの問題が報告されています。まず、AirPodsを充電ケースに入れた状態で背面の設定ボタンを長押しして初期化してください。その後、iPhoneなど他のデバイスとの接続を解除してから、Windows 11側で「デバイスの追加」→「Bluetooth」でペアリングし直してください。「Bluetoothデバイスの検出」を「詳細」に設定することも忘れずに。

Q3. Bluetoothマウスがスリープ復帰後に動かなくなります

A. 最も多い原因は電源管理設定です。「対処法11」の手順で、Bluetoothアダプターの「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外してください。あわせて「対処法16」で高速スタートアップの無効化も行うと、より安定します。

Q4. 複数のBluetooth機器を同時に使うと不安定になります

A. Bluetooth機器を同時に多数接続すると、2.4GHz帯の電波が混雑して不安定になることがあります。使わない機器のBluetoothをオフにする、Wi-Fiを5GHz帯に切り替える、USB 3.0機器をBluetooth機器から離す、といった対策が有効です。特にマウスやキーボードなど入力遅延が気になる機器は、USBレシーバー(Logicool Bolt/Unifyingなど)接続に切り替えることをおすすめします。

Q5. Windows 11のバージョンを確認する方法は?

A. 「Windows」キー+「R」キーを押し、winver と入力して「OK」をクリックすると、現在のWindowsのバージョン(23H2、24H2など)とビルド番号が確認できます。


どうしても直らないときの対処(サポートやハードの確認など)

上記の手順をすべて試しても問題が解決しない場合は、以下のような対応を検討します。

Bluetoothアダプター(ハードウェア)の状態を確認する

パソコンのBluetooth機能自体に問題が生じている可能性があります。デバイスマネージャーを再度開き、「Bluetooth」の項目自体が存在するか確認してください。

もしBluetoothのカテゴリ自体が見当たらない場合、Bluetoothアダプターが無効化されているか、ハードウェア的な故障の可能性があります。ノートPCならハードウェアスイッチがないか確認し、デスクトップでUSB式アダプターをお使いなら差し直しや別のUSBポートに挿してみてください。

Bluetoothアダプターが壊れている場合、外付けのUSB Bluetoothアダプターを購入して代替する方法もあります(比較的安価で挿すだけで使えるものが市販されています。1,000円〜2,000円程度で購入可能)。

システムの復元を試す

最近のWindowsアップデートや設定変更が原因で問題が発生したと疑われる場合、システムの復元を利用してパソコンを以前の正常な状態に戻すことも検討できます。

過去にBluetoothが正常に使えていた時点の復元ポイントが作成されていれば、その状態に戻すことで症状が改善するか確認できます。システムの復元はWindowsの機能で、スタートメニューから「復元ポイントの作成」→「システムの復元」と進むとウィザードが表示されます。画面の指示に従って復元を実行し、完了後にBluetooth機器が再び使えるようになっているか確認してください。

なお、復元を行うとその後インストールしたソフトウェアなどが消える可能性がありますので、必要に応じてバックアップを取ってから実施しましょう。

サポート窓口に相談する

自力で試せることは試したものの改善しない場合、専門家の助けを借りるのも一つの手です。

お使いのパソコンがメーカー製であればメーカーのサポート問い合わせ窓口に相談してみてください。ハードウェア保証期間内であれば修理やBluetoothモジュールの交換対応をしてもらえる可能性があります。実際に、PCメーカーに連絡したところBluetooth用の部品を新品に交換してもらえたケースもあります。

また、Microsoftのサポートに問い合わせてトラブルを報告すれば、ソフトウェア的な既知の問題であれば解決策を教えてくれるかもしれません。どうしても直らないときは一人で抱え込まず、遠慮なく公式のサポートや信頼できるPCショップに相談しましょう。


Bluetoothトラブルを防ぐ予防策とメンテナンス

日頃から以下のポイントを意識しておくと、Bluetoothのトラブルを未然に防ぐことができます。

Windows Updateは計画的に行う

大型アップデート(年1〜2回の機能更新プログラム)はリリース直後にインストールせず、1〜2週間ほど様子を見てから適用することをおすすめします。その間に重大な不具合がMicrosoftから報告・修正される場合があります。毎月の品質更新プログラム(セキュリティパッチ)は通常通り適用して問題ありません。

ドライバーの管理を意識する

パソコンメーカーのサポートサイトを定期的にチェックし、最新のBluetoothドライバーが公開されていないか確認しましょう。Windows Update経由の汎用ドライバーよりも、メーカー提供の専用ドライバーのほうが安定性が高い場合が多いです。

電波環境を整える

  • Wi-Fiルーターは5GHz帯を優先的に使うことで、Bluetoothとの干渉を減らせます
  • 電子レンジ使用中はBluetooth接続が不安定になることがあるため、電子レンジとパソコンの距離をなるべく離しましょう
  • USB 3.0機器(外付けHDDやUSBハブなど)は、Bluetoothアダプターから90cm以上離すか、シールド付きUSBケーブルを使うと干渉が軽減されます

定期的に完全シャットダウンを行う

毎日とは言いませんが、週に1回程度は「Shift」キーを押しながらシャットダウンを行うことで、ドライバーの状態がリフレッシュされ、蓄積された不具合を予防できます。

システムの復元ポイントを作成しておく

大きな設定変更やソフトウェアのインストール前には、システムの復元ポイントを作成しておきましょう。万が一Bluetoothが使えなくなっても、問題が起きる前の状態に戻すことができます。「スタート」の検索バーで「復元ポイントの作成」と入力すると設定画面にアクセスできます。


まとめ

Windows 11でBluetoothが使えなくなる原因は多岐にわたりますが、ほとんどの場合、この記事でご紹介した対処法で解決できます。

まずは基本編の8つの方法を順番に試してみてください。多くの場合、Bluetoothのオン・オフ、機内モードの切り替え、再ペアリング、完全シャットダウンといった基本的な対処で問題は解消します。それでも改善しない場合は、中級編の電源管理設定の変更やドライバーの更新に進みましょう。

特に覚えておいていただきたいのは、次の3つです:

  1. 電源管理設定の変更(対処法11)——突然の切断の最も効果的な対処法
  2. 完全シャットダウン(対処法6)——多くのトラブルをリセットできる万能な対処法
  3. Bluetoothデバイスの検出を「詳細」に変更(対処法17)——Windows 11 24H2で必須の設定

上級者向けの操作(ネットワークのリセット、BIOS設定など)は、基本・中級の対処法で解決しなかった場合にのみ試してください。操作前のバックアップも忘れずに行いましょう。

もし、この記事の対処法をすべて試しても解決しない場合は、Bluetoothアダプター自体のハードウェア故障の可能性があります。その場合は、パソコンメーカーのサポートに問い合わせるか、USB接続の外付けBluetoothアダプター(1,000円〜2,000円程度で購入可能)を試してみるのもひとつの方法です。

Bluetoothのトラブルは焦らず、順番に対処していけば必ず解決の糸口が見つかります。 この記事が、快適なBluetoothライフの回復に役立てば幸いです。お疲れ様でした!


参考文献・情報源: Microsoftサポート情報、国内PCメーカーのサポートページ、技術フォーラムなどを基に作成

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