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【2026年最新版】MacのAutomatorで作業を自動化する方法【完全ガイド】
「毎回同じ手順でファイルを整理するのが面倒」「大量の画像を一括変換するたびに時間がかかる」という悩みはありませんか?macOSには標準で「Automator」という自動化ツールが搭載されており、プログラミングの知識がなくても繰り返し作業を自動化できます。
この記事では、Automatorの基本概念から実際のワークフロー作成手順、ファイルの一括リネーム・PDF結合・画像の一括変換といった実用的な使い方まで、丁寧に解説します。

- Automatorとは何か・何ができるのか
- ワークフロー・アプリ・クイックアクションの違い
- 基本的なワークフローの作成手順
- ファイルの一括リネームを自動化する方法
- 複数のPDFを1つに結合する方法
- 大量の画像を一括でフォーマット変換する方法
- ショートカット(Shortcuts)アプリとの連携方法
Automatorとは何か
AutomatorはAppleがmacOSに標準搭載している自動化ツールです。アプリケーションフォルダの中に「Automator.app」として入っており、追加インストール不要ですぐに使い始められます。
Automatorの特徴は、「アクション」と呼ばれる処理ブロックをパズルのように組み合わせるだけで自動化の流れ(ワークフロー)を作れる点です。プログラミングの知識がなくても、GUI操作だけで複雑な自動処理を作れます。
Automatorでできること(主な例)
- ファイルやフォルダを一括でリネーム・移動・コピー
- 複数のPDFファイルを1つに結合する
- JPEG・PNG・HEICなど画像フォーマットを一括変換
- テキストの文字コード変換・整形
- Webページのコンテンツを自動取得
- メールに添付ファイルを自動で付けて送信
- カレンダーやリマインダーへの自動登録
Automatorのドキュメントの種類
Automatorでは作成目的に応じて6種類のドキュメントタイプを選べます。よく使う3種類を理解しておきましょう。
| 種類 | 特徴 | 使い方 |
|---|---|---|
| ワークフロー | Automatorアプリ内でのみ実行可能な最もシンプルな形式 | 動作確認・テスト用。Automatorを開いて「実行」ボタンを押す |
| アプリケーション | ダブルクリックで単独起動できる.appファイルとして保存 | ファイルをアプリにドラッグ&ドロップするだけで処理実行 |
| クイックアクション | Finderの右クリックメニューに追加できるサービス | ファイルを選択→右クリック→「クイックアクション」から実行 |
初心者は最初に「ワークフロー」で動作確認し、使いやすい形式に作り直すのがおすすめです。
Automatorの基本的な使い方
Automatorを起動する
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開きます
- 「Automator.app」をダブルクリックして起動します
- またはSpotlight(Command + スペース)で「Automator」と入力して起動することもできます
新規ドキュメントの作成
- Automatorが起動すると、ドキュメントタイプの選択画面が表示されます
- 目的に合ったタイプを選んで「選択」をクリックします
- メインウィンドウが開き、左側に「アクション」パネル、右側に「ワークフロー」エリアが表示されます
アクションの追加方法
- 左上の検索ボックスにアクション名を入力して検索します(例:「ファイル」「PDF」「画像」)
- 使いたいアクションをワークフローエリアにドラッグ&ドロップします
- アクションの設定パネルで詳細オプションを調整します
- 複数のアクションを追加すると、上から順番に実行されます

実用例1:ファイルの一括リネーム
「IMG_0001.jpg、IMG_0002.jpg…」のようなファイル名を「2026-05-旅行_001.jpg」のように一括変更する方法です。
手順
- Automatorで「クイックアクション」を選択して新規作成します
- 「ワークフローが受け取るもの」を「ファイルとフォルダ」に設定します
- アクション検索で「Finderの項目の名前を変更」を検索してワークフローに追加します
- 変更タイプのプルダウンから目的の形式を選びます:
- 「テキストを追加」:ファイル名の前後に文字を追加
- 「連続番号を追加」:末尾に連番(001、002…)を追加
- 「テキストを置き換える」:特定の文字を別の文字に置き換える
- 「日付またはリスト(または両方)を追加」:日付を追加
- Command + Sでクイックアクションとして保存します
- Finderでリネームしたいファイルを選択→右クリック→「クイックアクション」から実行できます
実用例2:複数のPDFを1つに結合
複数のPDFファイルを1つのファイルにまとめる自動化です。
手順
- Automatorで「アプリケーション」を選択して新規作成します
- アクション検索で「PDFページを結合」を検索して追加します
- 「シャッフル」のチェックは外したままにして順序通りに結合されるようにします
- 次に「Finderの項目を移動」アクションを追加します
- 保存先フォルダを指定します(例:デスクトップやドキュメントフォルダ)
- Command + Sで「PDF結合.app」として保存します
- 使い方:結合したいPDFファイルを複数選択して、作成した「PDF結合.app」にドラッグ&ドロップするだけです
実用例3:画像を一括フォーマット変換
HEICやPNGの画像をまとめてJPEGに変換する方法です。
手順
- Automatorで「クイックアクション」を選択して新規作成します
- 「ワークフローが受け取るもの」を「ファイルとフォルダ」に設定します
- アクション検索で「イメージのタイプを変更」を検索して追加します
- 「種類」プルダウンで変換後のフォーマットを選択します(JPEG、PNG、TIFF、GIF、BMP)
- 「コピーを作成」のチェックを入れると元ファイルを残したまま変換できます(推奨)
- 保存してFinderから右クリック実行で使えます

ショートカット(Shortcuts)アプリとの使い分け
macOS Monterey以降では「ショートカット.app」も利用できます。AutomatorとShortcutsの使い分けの目安を整理します。
| 比較項目 | Automator | ショートカット |
|---|---|---|
| 対象OS | macOSのみ | macOS/iOS/iPadOS連携可 |
| 得意な処理 | ファイル操作・PDF・画像 | アプリ連携・Webサービス・通知 |
| 学習コスト | やや高め | シンプルで直感的 |
| Finder統合 | ○(クイックアクション) | ○(macOS Monterey以降) |
| AppleScript連携 | ○ | △(限定的) |
ファイル操作の自動化にはAutomator、iPhoneとも連携する自動化にはショートカットを使うというのが基本の使い分けです。
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よくある質問(FAQ)
A. はい、macOS Sonoma(14系)を含む最新のmacOSでも引き続き利用できます。ただし、Appleはショートカット.appへの移行を推奨しており、将来的に廃止される可能性もゼロではありません。既存のワークフローはショートカットに変換する機能も用意されています。
A. 作成した.appファイルを別のMacにコピーすれば基本的には動作します。ただし、使用しているアクションがそのMacにインストールされているアプリに依存している場合は、同じアプリが必要です。
A. Automatorウィンドウ下部のログパネルにエラーの詳細が表示されます。「アクションの結果を見る」オプションを有効にすると、どのアクションで問題が起きているか確認しやすくなります。多くの場合はアクションの設定値を見直すことで解決します。
A. はい、「シェルスクリプトを実行」アクションを使うとbash・zshスクリプトをワークフロー内で実行できます。より高度な自動化をしたい場合に有効です。
A. macOS Monterey以降では、Automatorのワークフローファイルをショートカット.appにドラッグするか、Automatorのメニューから変換機能を使うことで移行できます。すべてのアクションが完全に変換されるわけではない点に注意してください。
まとめ
AutomatorはmacOSに標準搭載された強力な自動化ツールで、プログラミングの知識がなくても繰り返し作業を大幅に効率化できます。まずはファイルの一括リネームや画像の一括変換など、シンプルなクイックアクションから試してみることをおすすめします。
使い慣れてきたら、アクションを組み合わせてより複雑な自動処理にも挑戦してみましょう。定型業務の自動化は一度作ってしまえばずっと使い続けられる投資です。ショートカット.appとも組み合わせることで、Mac上のあらゆる繰り返し作業を自動化できます。
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