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【完全ガイド】Androidテザリングの設定方法と注意点 – Wi-Fi/Bluetooth/USB別に解説

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USBでのテザリングは、Android端末とインターネットを使いたいスマホ・パソコン・パソコンをUSBケーブルで有線接続する方式。有線で接続するためBluetooth・Wi-Fiと比較すると安定して使える傾向にあります。

USBケーブルや接続機器が充電機能に対応している場合、テザリングの親機のチャージができるのも魅力。テザリングは電池消費量も大きいため、有線接続のUSB方式は何かと快適に使えます。

USBでのテザリングを使う場合は、先にUSBケーブルでテザリングする機器同士を接続。それからテザリングの項目を開き、設定をオンにすれば簡単に利用可能です。機器同士を接続していない状態では選択できません。

Android端末でテザリングする際の注意点

Android端末でテザリングする際に注意しておきたい項目について紹介します。

バッテリーの消費量が増加

スマホ・タブレットの端末は、何もしていない状態よりも通信が発生していたほうがバッテリーを素早く消費します。テザリング機能を使った場合も同様で、バッテリーはいつも以上に早く消費するため電池残量に注意が必要です。

スマホのバッテリーが切れた場合は当然テザリングが使えなくなるのも難点。対策としてはモバイルバッテリーを持ち歩いたり充電できるときにチャージしておいたりする方法があるので、テザリングの際はこまめに確認してみてください。

できればテザリングを使用する時には充電している状態で利用するようにしましょう。

テザリングができない場合もある

テザリングは最近のスマホであれば標準搭載されていると思われますが、実際は使えないこともありえます。実際には契約している通信会社による部分が大きく、三大キャリアであればドコモが標準で利用可能、auとソフトバンクは別料金がかかる項目です。

そのほか格安SIMを使っている場合でも使えたり、オプションになっていたりする可能性も存在。お使いの端末で契約している通信会社がどこなのかを見たうえ、使えるなら使ってみてください。

使えない場合はテザリングに関するオプションを問い合わせたり確認し、納得がいくなら契約などしましょう。

自動同期に注意

自動同期とは、Google DriveやDropboxといったクラウドストレージを使っている場合に行われるもの。ファイルの更新があった場合に自動同期されるのが通常で、このとき通信が入るので無駄に大きく通信量を増やす可能性があります。

基本的に端末側で自動同期はオフにするか、Wi-Fiを使っているときだけ適用するかなどを選択することで対処可能。しかしテザリングの場合は子機として使用する側が自動同期になっていると使われる場合があります。

以上より、テザリングを使用する場合は接続する側の機器の自動同期などをオフにしたうえで接続するのが安心です。

通信量に注意

Android端末でテザリングする場合には、通信量にも注意する必要があります。テザリングを使用する場合は親機だけでなく子機でも通信が発生するため、単純に通信量が増加するためです。

使い方にもよりますが、テザリングだからといって動画を見たりファイルをダウンロードしていたりすると通信量の増加による支払い費用のアップや制限がかかってネットを快適に使えなくなる可能性も存在。

あくまでテザリングはAndroid端末で契約している会社の回線を使用することになるので、使い方に注意してください。

Wi-fiテザリングでは複雑なパスワードを設定する

Wi-fiテザリングを使用する場合、アクセスポイントのパスワードを複雑なものに設定することはとても大切です。

パスワードを設定していなかったり、推測可能な単純なものに設定してしまっていると、外部から接続されてしまい無断でただ乗りされてしまう可能性があります。

また、任意で設定できるアクセスポイント名も外部から見ることができますので、氏名など個人情報に関わるものは利用しないようにしましょう。

テザリングを多用するなら「povo」がおすすめ

3大キャリアの新プランが巷では話題になっていますが、linemo、ahamo、povoのいずれもテザリングは無料で利用することができます。

しかし、もしモバイルWi-fiの代わりにスマートフォンのテザリング機能の利用を考えている場合には、「povo」の利用がおすすめです。

povoには「トッピング」というオプションサービスがあり、この中に月額200円で24時間ネット使い放題になるトッピングサービスが提供されています。

もちろん、混雑時間帯や短時間での大量通信などが発生した場合は、通信速度制限がかけられるなどの制約はありますが、普通に使う分には20GBを超えた容量でもテザリングで快適な通信を利用することができます。

そのため、Androidのテザリング機能を使って、パソコンや他の通信端末のネットワークを確保しようと考えている方には、「povo」とネット使い放題のトッピングがおすすめの組み合わせです。

2024年最新:5Gテザリングの実力と活用法

5G通信の普及に伴い、テザリングの性能も大きく向上しています。2024年現在、主要キャリアの5G対応スマートフォンでは、5Gネットワークを利用したテザリングが可能になっています。

5Gテザリングの速度

5Gテザリングでは、理論上最大20Gbpsの通信速度が実現可能です。実際の使用環境では、場所や時間帯によって変動しますが、多くの場合4G LTEと比較して10倍以上の速度が出ています。

具体的な速度例(2024年4月、東京都内での測定):

  • ダウンロード速度:平均1.5Gbps~2Gbps
  • アップロード速度:平均200Mbps~300Mbps

これらの速度は、4K動画のストリーミングや大容量ファイルの高速ダウンロードを可能にし、在宅勤務やリモート会議などでも快適に利用できます。

5Gテザリングの対応機種

2024年4月現在、以下の機種で5Gテザリングが利用可能です:

  • iPhone 15シリーズ以降
  • Galaxy S24シリーズ
  • Xperia 1 VIなど

※具体的な対応機種は各キャリアのウェブサイトで確認してください。

5Gテザリングの注意点

  1. バッテリー消費:5G通信は4G LTEよりもバッテリー消費が大きいため、長時間利用する場合は外部電源の使用を推奨します。
  2. 発熱:高速通信時に端末の発熱が見られる場合があります。ケースを外すなど、放熱対策を行うことをおすすめします。
  3. データ通信量:高速通信により、短時間で大量のデータを消費する可能性があります。データ使用量の監視が重要です。
  4. エリア制限:5Gの利用可能エリアは拡大中ですが、まだ4G LTEほど広くありません。利用前に自分の地域のカバレッジを確認しましょう。

活用シーン

  1. リモートワーク:大容量ファイルの送受信やビデオ会議が快適に行えます。
  2. モバイルゲーミング:低遅延の5G通信により、オンラインゲームのレスポンスが向上します。
  3. 屋外でのライブストリーミング:高画質な動画配信が可能になります。
  4. 災害時の通信手段:緊急時に高速かつ安定した通信環境を確保できます。

5Gテザリングは、モバイル環境でのインターネット利用に革新をもたらしています。ただし、利用にあたっては通信量やバッテリー消費に注意が必要です。各自の利用状況に合わせて、適切なプランを選択することが重要です。

テザリングの省電力テクニック

テザリングはバッテリー消費が大きな課題ですが、以下の方法で消費を抑えることができます:

  1. 画面輝度を下げる:テザリング中はスマートフォンの画面を使用しないため、輝度を最小に設定します。
  2. バックグラウンドアプリを制限:不要なアプリを終了し、バックグラウンド更新を制限します。
  3. 省電力モードを活用:多くのAndroid端末に搭載されている省電力モードを有効にします。
  4. 通信帯域を制限:設定で通信速度を制限することで、電力消費を抑えられる場合があります。
  5. Wi-Fiの周波数帯を2.4GHzに:5GHz帯よりも2.4GHz帯の方が省電力です。

テザリングのセキュリティ強化

セキュリティリスクを最小限に抑えるための具体的な方法を紹介します:

  1. WPA3の使用:可能な場合、最新の暗号化規格であるWPA3を使用します。
  2. MACアドレスフィルタリング:接続を許可するデバイスのMACアドレスを指定します。
  3. SSIDの非表示:ネットワーク名を非表示にし、第三者からの発見を困難にします。
  4. 定期的なパスワード変更:少なくとも月に1回はパスワードを変更します。
  5. ファイアウォールの活用:テザリング時もファイアウォールを有効にします。

テザリングの異なるユースケースと最適設定

  1. ビジネス利用:
    • 高セキュリティ設定
    • VPNの使用
    • 帯域制限を解除し最高速度で利用
  2. 旅行中の利用:
    • データ使用量の制限設定
    • 省電力モードの活用
    • オフラインマップのダウンロード
  3. 緊急時の利用:
    • バッテリー消費を最小限に
    • 2.4GHz帯のみを使用
    • 必要最小限のアプリのみ起動
  4. 複数人での共有:
    • 帯域制限の設定
    • ゲストモードの活用(可能な場合)
    • 接続デバイス数の制限

最新のテザリング関連技術動向

  1. Wi-Fi 6E対応:6GHz帯を使用し、さらに高速で安定した接続が可能になっています。
  2. eSIM技術の進化:物理的なSIMカードなしでテザリングが可能になり、複数のプランを柔軟に切り替えられます。
  3. AI搭載テザリング最適化:一部の最新端末では、AIが使用状況を学習し、最適な設定を自動的に調整します。
  4. mmWave 5Gテザリング:超高速だが短距離の5G通信をテザリングで活用する技術が登場しています。
  5. サテライトテザリング:一部の最新スマートフォンでは、衛星通信を利用したテザリングが可能になりつつあります。

テザリングとモバイルルーターの比較

特徴 テザリング モバイルルーター
初期コスト 低(既存のスマホを利用) 高(専用機器の購入が必要)
バッテリー持続時間 短い 長い(専用バッテリー)
同時接続数 少ない(5-10台程度) 多い(10-20台以上)
設定の手軽さ 簡単 やや複雑
通信の安定性 やや不安定 安定
機能の多様性 限定的 豊富(VPN機能など)

これらの追加情報により、テザリングに関するより包括的で実用的な知識を提供できるはずです。ユーザーの様々なニーズや状況に対応し、テザリングを最大限に活用するための具体的なガイダンスとなっています。

よくある質問と回答

Q: テザリングは無料で使えますか? A: 通信会社によって異なります。ドコモは標準で利用可能ですが、auやソフトバンクは別料金が必要な場合があります。

Q: テザリングを使うとバッテリーはどれくらい持ちますか? A: 通常使用時より早く消費します。モバイルバッテリーの携帯や、可能な場合は充電しながらの使用をおすすめします。

Q: テザリング中にデータ通信量を節約する方法はありますか? A: 接続するデバイスの自動同期をオフにしたり、大容量のダウンロードや動画視聴を控えることで節約できます。

Androidでのテザリング方法のまとめ

以上の手順でかんたんにテザリングを利用することができますが、iOSではitunesをOSのバージョンによってはUSBドライバをインストールする必要があるなど、利用環境によって違いがあるので、操作方法はお使いの機種を確認してから利用してください。

また、その月に利用したパケット(データ通信)量を確認するためには、「設定」「データ使用」もしくは「無線とネットワーク」「データ使用」で表示されるグラフで見ることができます。

Android9の場合は「設定」「ネットワークとインターネット」「データ使用」からキャリアの通信量を確認可能です。

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