※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
【2026年最新版】Wi-FiのIPアドレスを固定(静的IP)に設定する方法完全ガイド
「プリンターが突然認識されなくなった」「NASへのアクセスが不安定」——これらの問題の原因がIPアドレスの変動である場合は少なくありません。
家庭内ネットワークでは通常、ルーターがDHCPという仕組みで各デバイスにIPアドレスを自動配布します。この仕組みは便利ですが、ルーター再起動のたびにIPアドレスが変わってしまうことがあります。IPアドレスを固定(静的IP設定)することで、こうした問題を根本から解決できます。
本記事では、スマホ(iPhone/Android)とWindowsパソコンでの静的IP設定手順、ルーターのDHCP予約との違い、設定後に繋がらない場合の対処法まで徹底解説します。

この記事でわかること
- DHCPと静的IPの違い(基本の仕組み)
- iPhone/AndroidでIPアドレスを固定する手順
- WindowsパソコンでIPアドレスを固定する手順
- ルーターのDHCP予約との違いと使い分け
- 固定設定後に繋がらない場合の対処法
- NAS・プリンター接続での活用例
DHCPと静的IPの違い
IPアドレスの割り当て方には大きく2種類あります。
DHCP(動的IP)
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、デバイスがネットワークに接続したときにルーターが自動でIPアドレスを割り当てる仕組みです。スマホやパソコンの初期設定では通常DHCPが有効になっています。
メリットは設定不要で接続できること。デメリットはルーターの再起動やリース期間の満了時にIPアドレスが変わってしまう可能性があることです。
静的IP(固定IP)
静的IP(Static IP)は、デバイス側で固定のIPアドレスを手動設定する方法です。一度設定すれば、ルーターの再起動後もアドレスが変わりません。
| 項目 | DHCP(動的IP) | 静的IP(固定IP) |
|---|---|---|
| 設定の手間 | 不要(自動) | 手動設定が必要 |
| IPアドレスの安定性 | 変わる可能性あり | 常に同じアドレス |
| 向いているデバイス | スマホ・一般PC | NAS・プリンター・監視カメラ |
| IPアドレス競合リスク | 低い(ルーターが管理) | 設定を誤ると競合する |
設定前に確認すること
静的IPを設定する前に、以下の情報をメモしておきます。
- 現在のIPアドレス(例:192.168.1.5)
- サブネットマスク(例:255.255.255.0)
- デフォルトゲートウェイ(ルーターのアドレス、例:192.168.1.1)
- DNSサーバー(例:192.168.1.1 またはGoogle DNS 8.8.8.8)
これらはルーターの管理画面または現在の接続情報から確認できます。固定するアドレスは、DHCPの割り当て範囲外にすると競合リスクを避けられます(例:ルーターが192.168.1.2〜200を自動配布している場合は192.168.1.201以降を使用)。
iPhoneでIPアドレスを固定する方法
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 固定したいWi-Fiネットワーク名の右にある「ⓘ」をタップ
- 「IPv4を構成」をタップ
- 「手動」を選択
- 「IPアドレス」「サブネットマスク」「ルーター」を入力
- 「DNSを構成」→「手動」でDNSサーバーを入力(省略するとDHCPのDNSが使用される)
- 右上の「保存」をタップ

AndroidでIPアドレスを固定する方法
Androidはメーカーによって画面が異なりますが、基本的な手順は共通です。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」をタップ
- 接続中のWi-Fiネットワーク名を長押し(またはタップ)→「ネットワークを変更」または「詳細設定」
- 「IP設定」を「静的」に変更
- 「IPアドレス」「ゲートウェイ」「サブネットプレフィックス長」「DNS 1」を入力
- 「保存」をタップ
「サブネットプレフィックス長」は255.255.255.0の場合「24」と入力します(/24表記)。
WindowsでIPアドレスを固定する方法
Windows 11の手順
- 「スタートメニュー」→「設定」(歯車アイコン)を開く
- 「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「Wi-Fi」または「イーサネット」→接続中のネットワーク名をクリック
- 「IPの割り当て」の「編集」ボタンをクリック
- ドロップダウンから「手動」を選択
- 「IPv4」のトグルをオンにする
- 「IPアドレス」「サブネットマスク」「ゲートウェイ」「優先DNS」を入力
- 「保存」をクリック
Windows 10の手順
- 「スタートメニュー」→「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「アダプターのオプションを変更する」をクリック
- 対象のネットワークアダプターを右クリック→「プロパティ」
- 「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択→「プロパティ」
- 「次のIPアドレスを使う」を選択し各情報を入力
- 「OK」をクリック
ルーターのDHCP予約との違いと使い分け
静的IPと似た機能に、ルーター側で設定する「DHCP予約(IPアドレス固定予約)」があります。
| 方法 | 設定場所 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| デバイス側で静的IP設定 | 各デバイスの設定 | デバイスが自分でアドレスを保持 | ルーターへのアクセス権限がない場合 |
| ルーターのDHCP予約 | ルーターの管理画面 | MACアドレスで特定デバイスに同じIPを配布 | 多数のデバイスを一元管理したい場合 |
家庭内ではルーターのDHCP予約の方が管理しやすくトラブルも少ないため推奨されます。デバイス側での静的IP設定は、ルーター管理画面にアクセスできない場合(会社のネットワーク等)や、素早く設定したい場合に適しています。

固定後に繋がらない場合の対処法
静的IP設定後にWi-Fiに接続できなくなった場合は、以下の順番で確認します。
- IPアドレスの競合チェック:設定したIPアドレスが他のデバイスと重複していないか確認。ルーターの管理画面でDHCP割り当て済みアドレス一覧を確認する
- サブネットマスクの確認:通常は255.255.255.0(/24)。誤って255.255.0.0等を入力していないか確認
- ゲートウェイアドレスの確認:ルーターのIPアドレスと一致しているか確認。通常192.168.1.1または192.168.0.1
- DNSサーバーの確認:空欄の場合は8.8.8.8(Google DNS)を入力してみる
- 設定をDHCPに戻す:上記で解決しない場合は一旦「自動(DHCP)」に戻し、現在の割り当てアドレスを確認した上で再設定
NAS・プリンター接続での活用例
NAS(ネットワーク接続ストレージ)
NASをネットワークドライブとしてマウントする場合、接続先のIPアドレスを指定します。NASのIPが変わるとドライブのマウントが外れてしまいます。NAS本体またはルーターのDHCP予約でIPを固定することで、毎回手動で再接続する手間を省けます。
ネットワークプリンター
ネットワークプリンターのIPが変わると、PCから印刷できなくなります。プリンターのIPを固定することで、ドライバーの再設定やポート変更の手間がなくなります。多くのプリンターはWeb管理画面から静的IP設定が可能です。
ネットワーク監視カメラ・スマートホームデバイス
IPアドレスでアクセスするタイプの監視カメラやスマートホームハブは、IPが変わるとアプリから接続できなくなります。静的IPまたはDHCP予約で固定することが推奨されます。
この記事に関連するおすすめ商品
TP-Link WiFi ルーター Wi-Fi 6 AX3000 自動チャンネル選択
約6,000〜10,000円
DHCP予約(静的IPバインディング)機能搭載で固定IP設定が簡単
WiFi チェッカー 電波テスター ネットワーク診断
約3,000〜6,000円
固定IP設定後のネットワーク接続確認・IP競合の診断に
有線LANケーブル Cat8 フラット 10Gbps 1m 高速
約1,000〜2,500円
固定IP設定の安定性を有線でさらに高めるCat8ケーブル
※ 価格は変動する場合があります。最新価格はリンク先でご確認ください
よくある質問(FAQ)
Q. 静的IPに設定するとインターネットが遅くなる?
A. いいえ、通信速度には影響しません。静的IPはアドレスの割り当て方法の違いであり、通信の速度や品質とは無関係です。
Q. 設定するIPアドレスは何番台を使えばよい?
A. ルーターのDHCP割り当て範囲外のアドレスを選ぶのが安全です。例えばDHCPが192.168.1.2〜192.168.1.200を配布している場合は、192.168.1.201〜192.168.1.254の中から使用する。ルーター管理画面でDHCP範囲を確認してください。
Q. 自宅のルーターのIPアドレスを調べる方法は?
A. Windowsはコマンドプロンプトで「ipconfig」と入力し「デフォルトゲートウェイ」を確認します。iPhoneは「設定」→「Wi-Fi」→「ⓘ」→「ルーター」の値を確認します。
Q. 外出先のWi-Fiでも静的IP設定は有効?
A. 静的IPはそのネットワーク(Wi-Fi)専用の設定です。iPhoneおよびAndroidでは、Wi-Fiごとに個別に設定できます。外出先のWi-Fiでは別のネットワーク帯域のため、通常接続できなくなります。外出先用はDHCPのままにするのが一般的です。
Q. IPv6でも同様に設定できる?
A. IPv6でも静的アドレスの設定は可能ですが、アドレスの形式が異なります(例:2001:db8::1/64)。家庭用途では通常IPv4の設定で十分です。IPv6固定設定が必要な場合は、使用しているルーターのマニュアルを参照してください。
まとめ
Wi-FiのIPアドレスを固定することで、NASやプリンターへの接続が安定し、ネットワーク設定のトラブルを大幅に減らせます。
- DHCPは自動配布で便利だが、IPが変わる可能性がある
- 静的IP設定は「固定したいアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ・DNS」の4つを入力するだけ
- 設定するIPはDHCPの配布範囲外を選ぶと競合リスクを回避できる
- ルーター管理画面にアクセスできるならDHCP予約がより簡単で管理しやすい
- 接続できなくなったらまず競合チェックとゲートウェイアドレスを確認
手順自体はシンプルで、正しい情報さえ揃っていれば数分で設定できます。NASやプリンターを安定運用したい方はぜひ試してみてください。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!