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Windows 11でスタートメニューが開かない時の修復方法【完全ガイド】

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Windows 11でスタートメニューが開かない時の修復方法【完全ガイド】

「スタートボタンをクリックしてもメニューが出てこない…」

Windows 11を使っていて、こんな経験はありませんか?パソコン初心者にとってスタートメニューが突然開かなくなるのは焦ってしまうトラブルですよね。スタートメニューはアプリの起動や設定へのアクセスに欠かせない重要な機能ですから、使えないととても不便です。

でも安心してください。この問題はほとんどの場合、エクスプローラーの再起動やシステムファイルの修復で解決できます。

じつはこの不具合、2024年〜2026年にかけてWindows Updateの影響で大量に報告されており、あなただけに起きている問題ではありません。Microsoftも公式に問題を認めているほどです。

この記事では、パソコンにあまり詳しくない方でも安心して試せるように、簡単な方法から順番にステップバイステップで解説します。すべての手順を試しても解決しない場合の「最終手段」まで網羅しているので、上から順に試していけばほぼ確実にスタートメニューが元通り使えるようになりますよ。


よくある症状と考えられる原因

まず最初に、スタートメニューが開かないときによく見られる症状と主な原因を確認しておきましょう。症状を把握し原因の見当をつけておくと、適切な対処がしやすくなります。

よくある症状

スタートメニューが開かないトラブルには、いくつか共通したパターンがあります。

  • スタートボタンをクリックしてもまったく反応しない(メニューが表示されない)
  • スタートメニューが一瞬表示された後すぐ消えてしまう
  • キーボードのWindowsキー(⊞)を押してもスタートメニューが開かない
  • タスクバー自体は表示されているのに、スタートボタンだけ反応しない
  • スタートボタンを右クリックして出るはずのメニュー(いわゆるWin+Xメニュー)も表示されない
  • スタートメニューは開くが、検索バーが機能しない・表示がおかしい

こうした症状が見られる場合、本記事で解説する修復手順がきっと役立ちます。

考えられる原因

スタートメニューが開かなくなる原因は一つではなく、いくつかの可能性があります。代表的なものを以下にまとめました。

エクスプローラーやスタート関連プロセスの不具合が最も多い原因です。エクスプローラー(explorer.exe)とは、デスクトップの表示、タスクバー、そしてスタートメニューを動かしているWindowsの中核プログラムのことです。これが何らかの理由でフリーズ(固まること)すると、スタートメニューが反応しなくなります。この場合は再起動だけで直ることがほとんどです。

Windows Updateの不具合も頻繁に報告されています。Windowsの更新プログラム適用後に、画面UIの構成情報が正しく引き継がれないことがあります。特に2024年12月と2025年7〜11月にかけて大規模な不具合が発生しました(詳しくは記事後半の「最新の不具合情報」で解説します)。

システムファイルの破損もやや多い原因です。Windowsの重要なシステムファイルが壊れると、スタートメニューを含む基本機能に影響が出ます。ウイルスの影響や予期せぬシャットダウン、ディスクエラーなどでファイル破損が起こることがあります。

サードパーティアプリ(Microsoft以外の会社が作ったソフト)の干渉も時々発生します。特にExplorerPatcher、StartAllBack、Start11、Open-Shellといったスタートメニューのカスタマイズツールや、一部のセキュリティソフトが干渉しやすいことが知られています。

そのほか、ユーザープロファイル(アカウントの設定データ)の破損や、グラフィックドライバー(画面表示を担当するソフト)の不具合がまれに原因となることもあります。

原因 発生頻度 難易度
エクスプローラーの一時的な停止 とても多い 簡単に直る
Windows Updateの不具合 多い 更新で直ることが多い
システムファイルの破損 やや多い コマンド操作が必要
サードパーティアプリの干渉 時々ある アプリの特定が必要
ユーザープロファイルの破損 まれ 新アカウント作成が必要
レジストリ(設定データベース)の問題 まれ 上級者向け操作が必要

初心者の方は難しく考えなくても大丈夫です。要は「Windows自身や周辺のプログラムに一時的な不具合が起きてスタートメニューが固まっている」ことが多いので、次から紹介する解決策を順番に試してみてください。


スタートメニュー問題の修復手順

それでは、スタートメニューが開かなくなったときの具体的な修復手順をステップごとに解説します。簡単にできる対処から順に、徐々に高度な方法を紹介していきます。なるべく専門用語は噛み砕いて説明しますので、落ち着いて取り組んでみてください。

※作業を始める前に: 念のため現在開いているアプリや編集中のファイルがあればすべて保存しておきましょう。不意にパソコンを再起動する場面もあるので、データを失わないようご注意ください。


ステップ1:パソコンを再起動してみる

最初に試すべき定番の対処法は、シンプルにPCを再起動することです。パソコン全体を再起動することで一時的な不具合が解消し、スタートメニューが復活する場合があります。実際、Windowsの不調の多くは再起動するだけで改善します。一時的な不具合の約7割はこの再起動だけで解決するとも言われています。

スタートメニューが開かない状態では通常の手順で再起動ができないため、以下の方法を使います。

方法A:Ctrl+Alt+Deleteで再起動する(推奨)

  1. キーボードの 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」 を同時に押します
  2. 画面が切り替わったら、右下にある 電源マーク(丸に縦線のアイコン)をクリックします
  3. 表示されたメニューから 「再起動」 をクリックします

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:Ctrl+Alt+Delete画面の電源アイコン –>

方法B:Windows+Xメニューを使う

  1. キーボードの 「Windows」キー+「X」 を同時に押します
  2. 表示されたメニューから 「シャットダウンまたはサインアウト」 にカーソルを合わせます
  3. 「再起動」 をクリックします

方法C:デスクトップでAlt+F4を使う

  1. 「Windows」キー+「D」 を押してデスクトップを表示します
  2. 「Alt」+「F4」 を押します
  3. 「Windowsのシャットダウン」ダイアログが表示されるので、ドロップダウンから 「再起動」 を選んで 「OK」 をクリックします

ポイント: シャットダウンではなく**「再起動」**を選ぶのがコツです。Windows 11では通常のシャットダウン時に「高速スタートアップ」機能が働き、完全に電源オフしない場合があります。再起動の方がシステムを一度リフレッシュする効果が高いので、不具合解消には再起動が有効です。万一キー操作が効かない場合は、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切り、数十秒待ってから再度起動する方法でも構いません。

再起動後、再びWindowsにサインインしたらスタートメニューが正常に開くか確認してみましょう。


ステップ2:エクスプローラーを再起動する

PCの再起動でも直らない場合、次にエクスプローラー(explorer.exe)の再起動を試します。

エクスプローラーとは、ファイルやフォルダ、タスクバーやスタートメニューなどWindowsの画面周りを管理するプログラムです。スタートメニューが反応しないときは、このエクスプローラーが一時的に不調をきたしている可能性があります。エクスプローラーだけを再起動すれば、Windows全体を再起動するより手軽に問題を解決できることがあります。

手順:

  1. キーボードの 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」 を同時に押して、タスクマネージャーを開きます
    • もし開かない場合は「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押して「タスクマネージャー」を選択してください
  2. タスクマネージャーの 「プロセス」タブ を選択します
  3. 一覧の中から 「Windowsエクスプローラー」(黄色いフォルダのアイコン)を探します
    • 見つけにくい場合は、画面上部の「名前」をクリックして名前順に並び替えると探しやすいです
  4. 「Windowsエクスプローラー」を 右クリック して、「再起動」 を選択します

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:タスクマネージャーでWindowsエクスプローラーを右クリックした画面 –>

画面が一瞬真っ暗になりますが、これは正常な動作です。数秒後にタスクバーとデスクトップが再表示されます。スタートボタンをクリックして、メニューが開くか確認してください。

「Windowsエクスプローラー」が見つからない場合: タスクマネージャーの上部メニュー「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択し、名前欄に explorer.exe と入力して「OK」をクリックしてください。これでエクスプローラーを起動し直すことができます。


ステップ3:タスクバーやスタートメニューの設定を確認する

続いて、Windowsの設定でスタートメニュー周りに問題がないか簡単に確認してみましょう。

タスクバーの自動非表示をチェック: タスクバーの設定で「自動的に非表示」がオンになっていると、スタートメニューが開かないと錯覚する場合があります。通常、自動非表示でもマウスカーソルを画面下端に移動すればタスクバーは表示されますが、何らかの不具合で表示されなくなるとスタートボタンがクリックできません。

  1. キーボードの 「Windows」+「I」 を押して設定を開きます
    • 開かない場合は「Windows」+「R」を押し、ms-settings: と入力して「OK」をクリック
  2. 「個人用設定」→「タスクバー」 を開きます
  3. 「タスクバーの動作」の中にある 「デスクトップモードでタスクバーを自動的に非表示にする」 のチェックをオフにします

オンになっていた場合はオフにすることで、タスクバーとスタートボタンが常に表示されるようになります。


ステップ4:Windows Updateを確認して最新の状態にする

スタートメニューの不具合がWindows Updateのバグに起因している場合、Microsoftが修正パッチをすでに配布している可能性があります。システムが古いバージョンのままだったり、既知の不具合が修正されていないケースも多いので、最新の状態に更新することは重要な対処法です。

手順:

  1. キーボードの 「Windows」キー+「I」 を同時に押して 「設定」 を開きます
    • 開かない場合は「Windows」+「R」を押し、ms-settings:windowsupdate と入力して「OK」をクリック
  2. 左側のメニューから 「Windows Update」 を選択します
  3. 「更新プログラムのチェック」 ボタンをクリックします
  4. 利用可能な更新プログラムが表示されたら、「ダウンロードしてインストール」 をクリックします
  5. インストール完了後、「今すぐ再起動」 をクリックしてパソコンを再起動します

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:Windows Update画面 –>

再起動後にスタートメニューの動作を確認してください。Windows 11自体の不具合でスタートメニューが開かなくなっていた場合、最新アップデートの適用で問題が解決する可能性があります。特に2025年以降もWindows 11には継続して改善アップデートが提供されていますので、常に最新にしておくことが予防にもなります。


ステップ5:システムファイルをスキャンして修復する(SFC・DISM)

ここからは**コマンド(文字を入力して命令する方式)**を使う方法です。少し難しそうに見えますが、コマンド自体はコピー&ペーストで実行できるので初心者の方でも大丈夫です。

Windowsには以下の2つの修復ツールが備わっています。

  • SFC(System File Checker):Windowsの重要ファイルを検査し、問題があれば自動修復します
  • DISM(Deployment Image Servicing and Management):SFCの修復に使うデータそのものに問題がある場合に使う、より強力な修復ツールです

Microsoft公式でもこの2つの組み合わせが推奨されています。

手順(DISMを先に実行し、次にSFCを実行します):

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動します
    • 「Windows」キー+「X」 を押して、「ターミナル(管理者)」 を選択
    • 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら 「はい」 をクリック
    • 上記で開けない場合は、「Windows」+「R」 を押し「cmd」と入力して Ctrl+Shift+Enter を押します
  2. まず以下のコマンドを入力して Enterキー を押します:
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  1. 処理が始まります。完了まで10〜30分ほどかかります。 途中で止まったように見えても、絶対にウィンドウを閉じないでください
  2. 「操作は正常に完了しました」と表示されたら、続けて以下のコマンドを入力してEnterを押します:
sfc /scannow
  1. スキャンが完了するまで待ちます(5〜15分程度)
  2. 完了後のメッセージを確認します:
    • 「整合性違反を検出しませんでした」 → ファイルの破損はありません。次の対処法へ
    • 「破損したファイルが見つかり、正常に修復されました」 → 修復成功!パソコンを再起動してください
    • 「一部は修復できませんでした」 → 次の対処法へ進みます

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:SFCコマンド実行中の画面 –>


ステップ6:PowerShellでスタートメニューを再登録する

ここからは中級者向けの操作になりますが、手順どおりにやれば問題ありません。

スタートメニューはWindowsの「アプリパッケージ」として管理されており、その登録情報が壊れると正常に動かなくなります。**PowerShell(パワーシェル)**というツールを使って、この登録情報をリセットできます。

手順:

  1. タスクマネージャーを開きます(Ctrl+Shift+Esc)
  2. 「ファイル」→ 「新しいタスクの実行」 をクリックします
  3. powershell と入力し、「このタスクに管理者特権を付与して作成します」 にチェックを入れて「OK」をクリック
  4. 青い画面(PowerShell)が開いたら、以下のコマンドをそのままコピーして貼り付け、Enterを押します:
powershell
Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
  1. 処理中に赤い文字のエラーメッセージが表示されることがありますが、これは正常です。 すべてのアプリについて処理が行われるため、一部のアプリでエラーが出るのは想定内です
  2. 処理が完了したら(文字の入力ができる状態に戻ったら)、パソコンを再起動します

この操作は、Windowsに最初から入っているアプリ(スタートメニューを含む)の登録情報を全てやり直す処理です。個人のデータやファイルには影響しませんので安心してください。

もし上記のコマンドで解決しない場合は、スタートメニュー専用の再登録コマンドも試してみてください:

powershell
Get-AppxPackage Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost | Reset-AppxPackage

ステップ7:クリーンブートで原因のアプリを特定する

クリーンブートとは、Microsoft以外のサービスやアプリをすべて無効にした状態でパソコンを起動する診断方法です。この状態でスタートメニューが動くなら、原因はサードパーティのアプリにあると分かります。

手順:

  1. 「Windows」+「R」 を押し、msconfig と入力して「OK」をクリックします
  2. 「サービス」タブ を選択します
  3. 左下の 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れます(重要!これを忘れると大事なサービスまで止めてしまいます)
  4. 「すべて無効」 をクリックし、「適用」 をクリックします
  5. 「スタートアップ」タブ を選択し、「タスクマネージャーを開く」 をクリックします
  6. タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、「有効」になっている項目をひとつずつ選択して 「無効にする」 をクリックします(どれを無効にしたかメモしておきましょう)
  7. タスクマネージャーを閉じ、msconfigで 「OK」 →パソコンを再起動

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:msconfigのサービスタブ画面 –>

再起動後にスタートメニューが正常に動けば、無効にしたアプリのどれかが原因です。サービスを半分ずつ有効に戻して再起動を繰り返すことで、犯人を特定できます。

クリーンブートを元に戻す方法: msconfigの「全般」タブで 「通常スタートアップ」 を選択し、「OK」→再起動すれば元に戻ります。元に戻すのを忘れないようにしましょう。


ステップ8:新しいユーザーアカウントを試す

ここまで試してもうまくいかない場合、現在のユーザーアカウント自体に問題があるかを疑ってみます。別のユーザーでログインするとスタートメニューが正常に動作するケースがあり、その場合はユーザーアカウントの不具合と判明します。

手順:

  1. 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」 でタスクマネージャーを開きます
  2. 「ファイル」→「新しいタスクの実行」で cmd と入力し、管理者にチェックを入れて「OK」
  3. 以下のコマンドを1行ずつ入力してEnterを押します:
net user TestUser パスワード /add
net localgroup administrators TestUser /add

(「パスワード」の部分は、任意のパスワードに置き換えてください。例:net user TestUser abc123 /add)

  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」→「サインアウト」で現在のアカウントからサインアウトします
  2. サインイン画面で TestUser を選択してログインします
  3. スタートメニューが動くか確認します

結果の見方:

  • 新しいユーザーでスタートメニューが動く場合 → 元のユーザープロファイルに原因があります。新規アカウント側に必要なファイルや設定を移して引き継ぎ、古いアカウントを使わないようにすることで解決できます
  • 新しいユーザーでも同じ症状が出る場合 → ユーザー固有の問題ではなく、Windowsシステム全体の不調です。次の「最終手段」に進みます

2024年〜2025年に発生した最新のスタートメニュー不具合情報

最近のWindows Updateが原因でスタートメニューが開かなくなるケースが複数報告されています。自分のパソコンがどのケースに当てはまるか確認してみてください。

2024年12月の大規模不具合(KB5048667/KB5048685)

最も広く影響したケースです。スタートメニューが完全に無反応になる、検索バーがダークテーマなのに白く表示される、検索機能が動かないといった症状が報告されました。

対処法: 2025年1月のアップデート(KB5050009/KB5050021)で改善されています。Windows Updateを最新にすることが最も効果的です。

2025年7月以降のXAMLパッケージ障害(KB5062553)

さらに深刻な不具合で、スタートメニューだけでなくタスクバー、エクスプローラー、設定アプリまで動かなくなる症状が発生しました。Microsoftは2025年11月にKB5072911で公式に問題を認知しています。主に企業のVDI(仮想デスクトップ)環境で発生しますが、一般のパソコンでもゼロではありません。

対処法: 該当する場合は、管理者権限のPowerShellで以下のコマンドを実行してください:

powershell
Add-AppxPackage -Register -Path "C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml" -DisableDevelopmentMode
Add-AppxPackage -Register -Path "C:\Windows\SystemApps\Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml" -DisableDevelopmentMode
Add-AppxPackage -Register -Path "C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml" -DisableDevelopmentMode

2025年10月以降の新スタートメニューの不具合(KB5067036以降)

Windows 11のスタートメニューのデザインが変更された後、下の方のアプリをクリックすると勝手に一番上にスクロールして別のアプリが開いてしまうバグが報告されています。

対処法: この問題はパソコン起動後の初回のみ発生します。一度スタートメニューを開閉してから操作するという回避策が有効です。

日本語ユーザー特有の注意点

日本語IME(文字入力システム)使用時にアプリがクラッシュする不具合が2024年6月以降に発生しています。この問題はMicrosoftのKnown Issue Rollbackで修正済みですが、環境によってはまだ影響が残っている場合があります。スタートメニューの検索窓で日本語入力した際にクラッシュする場合は、この問題が疑われます。


どうしても直らないときの最終手段

上記のあらゆる対策を試してもスタートメニューが復活しない場合、より踏み込んだ対処が必要です。データの損失リスクがあるため、必ず重要なファイルをUSBメモリや外付けハードディスクにバックアップしてから実行してください。

最終手段①:システムの復元を使う

システムの復元とは、パソコンを「問題が起きる前の状態」に巻き戻す機能です。個人ファイル(文書、写真など)は消えませんが、復元ポイント以降にインストールしたアプリは削除されます。

  1. 「Windows」+「R」 を押し、rstrui.exe と入力して「OK」をクリックします
  2. 「システムの復元」画面が開いたら「次へ」をクリック
  3. 問題が発生する前の日付の 復元ポイント を選択します
  4. 「影響を受けるプログラムの検出」をクリックすると、削除されるアプリを事前確認できます
  5. 「次へ」→「完了」→「はい」で実行します

⚠️ 注意: システムの復元は初期設定では無効になっている場合があります。復元ポイントが一つもない場合は、この方法は使えません。

最終手段②:インプレースアップグレード(上書きインストール)— 最もおすすめ

インプレースアップグレードとは、現在のWindows 11の上にもう一度Windows 11をインストールする方法です。アプリ、ファイル、設定がすべて保持されたまま、壊れたシステムファイルだけが新しいコピーに置き換えられます。 リセットよりもデータが保たれるため、最終手段としては最もおすすめの方法です。

  1. Microsoftの公式ダウンロードページにアクセスします
  2. 「Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロード」から Windows 11 を選択してダウンロードします
  3. ダウンロードしたISOファイルを 右クリック →「マウント」を選択します
  4. 開いたフォルダ内の setup.exe をダブルクリックします
  5. 画面の指示に従い、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」 が選択されていることを確認して「インストール」をクリック
  6. パソコンが数回再起動します。電源を絶対に切らないでください
  7. 完了まで2〜4時間程度かかります

<!– 📸 スクリーンショット挿入位置:ISOファイルのマウントとsetup.exe実行画面 –>

最終手段③:パソコンを初期状態に戻す(リセット)

上記の方法でも解決しない場合の最後の手段です。インストールしたアプリはすべて削除されますが、「個人用ファイルを保持する」を選べば文書や写真は残ります。

  1. 「Windows」+「I」 で設定を開きます
  2. 「システム」→「回復」 を選択します
  3. 「このPCをリセットする」の 「PCをリセットする」 をクリックします
  4. 「個人用ファイルを保持する」 を選択します
  5. 「クラウドからダウンロード」 を選択します(推奨。ネット接続が必要です)
  6. 「次へ」→「リセット」で実行します
最終手段 データへの影響 所要時間 おすすめ度
システムの復元 復元後にインストールしたアプリが消える 30〜60分 ★★★★☆
インプレースアップグレード アプリ・ファイル・設定すべて保持 2〜4時間 ★★★★★
PCのリセット(ファイル保持) アプリが全削除、ファイルは保持 30〜60分 ★★★☆☆

専門のサポートに問い合わせる

ここまでの方法をすべて試しても解決しない場合は、お使いのパソコンのメーカーサポートMicrosoftのサポート窓口に問い合わせてみましょう。ハードウェア固有の問題や、既知の不具合情報が提供されるかもしれません。特に購入から日が浅いPCであればメーカーサポートを利用する価値があります。Microsoftのサポートページ(support.microsoft.com)では、チャットや電話でのサポートも受けられます。


今後の問題を防ぐための予防策

スタートメニューのトラブルを未然に防ぐために、日常的に心がけたいポイントをまとめます。

Windows Updateは定期的に適用しましょう。 ただし、大型アップデート(年に1〜2回の大きな更新)を適用する前には、システムの復元ポイントを手動で作成するのが安全です。設定の検索で「復元ポイントの作成」と入力し、Cドライブの「保護」を有効にしておくと、問題発生時に巻き戻しができます。

スタートメニューのカスタマイズツールは注意して使いましょう。 ExplorerPatcher、StartAllBack、Open-Shellなどのアプリは便利ですが、Windows Updateのたびに互換性の問題が起きやすく、スタートメニュートラブルの常連原因です。

月に1回程度、SFCスキャンを実行するのもおすすめです。管理者権限のコマンドプロンプトで sfc /scannow を実行するだけで、破損したシステムファイルを早期に検知・修復できます。

重要なデータは外付けドライブやクラウドに定期的にバックアップしてください。スタートメニューの問題自体でデータが消えることはまずありませんが、最終手段(リセットなど)を使う際にバックアップがあると安心です。

不要なスタートアップアプリを無効にしておくことも全体的な安定性の向上につながります。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブから、使わないアプリの自動起動を「無効」にしましょう。

デバイスドライバー(特にグラフィック関係)を最新に保つことも大切です。古いドライバーが画面表示の不具合を引き起こし、間接的にスタートメニューに影響することがあります。


まとめ:対処法チェックリスト

対処法は上から順番に試すのが鉄則です。簡単な方法で直ることが多いので、いきなり難しい操作に飛ばないようにしましょう。

  1. ✅ パソコンを再起動する(Ctrl+Alt+Delete → 電源 → 再起動)
  2. ✅ エクスプローラーを再起動する(Ctrl+Shift+Esc → Windowsエクスプローラー → 再起動)
  3. ✅ タスクバーの設定を確認する(自動非表示がオンになっていないか)
  4. ✅ Windows Updateを確認・適用する(Windows+I → Windows Update)
  5. ✅ DISM・SFCスキャンでシステムファイルを修復する
  6. ✅ PowerShellでスタートメニューを再登録する
  7. ✅ クリーンブートで干渉アプリを特定する
  8. ✅ 新しいユーザーアカウントでログインして切り分ける
  9. ✅ システムの復元で問題発生前に戻す
  10. ✅ インプレースアップグレード(上書きインストール)を実行する
  11. ✅ パソコンを初期状態にリセットする

ステップ1〜4で解決するケースが全体の約8割を占めます。焦らず、一つずつ確実に試していきましょう。

スタートメニューはWindowsの要とも言える機能なので、不調になると戸惑いますが、落ち着いて対処すれば必ず直せます。今後の予防策としても、Windowsやデバイスドライバーを最新に保ち、不要なソフトは入れないようにするなど心がけましょう。

それでも解決しないときは焦らず、専門家の力を借りたりシステムのリフレッシュを行うことで環境を整え直すこともできます。ぜひ本記事を参考に、ひとつひとつ試してみてくださいね。快適なWindowsライフが戻ってきますように!

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