※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
OneDriveの同期が「処理中」のまま進まないときの原因と対処法【初心者向け完全ガイド】
OneDriveの同期が「処理中」のまま止まる原因は、ファイルサイズ・名前の制限違反、ネットワーク不良、アプリの不具合、容量不足の4つに大別できます。多くの場合、OneDriveの再起動や同期リセットといった簡単な操作で解決でき、データが消えることはありません。本ガイドでは、ITに詳しくない方でも一つずつ確認・対処できるよう、原因の特定から具体的な解決手順、再発防止策までを網羅的に解説します。
はじめに
OneDriveを使っていると、ファイルの同期状況がいつまでも「処理中」のまま進まず、同期が完了しないトラブルに遭遇することがあります。これは一般のパソコンユーザーにとってとても困惑する状況です。「写真や書類をアップロードしたいのに同期が止まったまま…」という経験はありませんか?
本記事では、初心者の方にもわかりやすいように、この問題の主な原因と具体的な対処法を丁寧に解説します。専門用語はできるだけかみ砕き、必要に応じて補足説明を加えています。まずは考えられる原因を挙げ、その後にそれぞれの原因について詳しく説明し、解決策を紹介します。最後には、すべて試してもうまくいかない場合のサポート問い合わせ先も案内します。OneDriveの同期トラブルでお困りの方は、ぜひ順番にチェックしてみてください。
OneDrive同期が「処理中」のまま進まない主な原因
OneDriveの同期が「処理中」のまま進まない背景には、さまざまな原因が考えられます。以下に主な原因を一覧にします。原因がわかれば、対処法もおのずと見えてきます。
- ネットワーク接続の不安定さ
- Microsoftアカウントの認証エラー(サインインの問題)
- OneDriveアプリのバージョンが古い
- Windowsの更新プログラム未適用(OSのアップデート不足)
- ファイル名やパスの問題(文字数制限や使用不可文字など)
- ファイルサイズが大きすぎる(1ファイル250GB上限)
- 容量オーバー(クラウドまたはPCの空き容量不足)
- ファイルが別のアプリで開かれている(ロック状態)
- セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
- 「ファイルオンデマンド」機能の誤設定
- 同期対象のフォルダ設定ミス
- 同期対象のファイル数が多すぎる(30万ファイル超過)
- 一時的なバグや動作不良
では、それぞれの項目について詳細と対処法を見ていきましょう。
1. ネットワーク接続が不安定
OneDriveで同期を行うにはインターネットへの接続が必要不可欠です。ネットワークが不安定だったり通信が途切れていたりすると、OneDriveはファイルをアップロード・ダウンロードできず、同期が進まなくなります。特にWi-Fiを利用している場合は、電波の弱い場所にいたりルーターの調子が悪かったりすると、通信が断続的になり同期が停止しがちです。また、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使っている場合も通信が不安定になる原因になります。
対処法: ネットワーク環境を確認しましょう。
- インターネットに接続できているか確認する: Webサイトを開いてみる、他のオンラインサービスが使えるか試してみます。接続に問題がある場合は、ルーターの再起動やPCのWi-Fi再接続を行ってみてください。
- 通信状態を安定させる: 電波状況の良い場所に移動したり、可能であれば有線LANを利用することで安定した接続が得られます。特に大きなファイルの同期には有線接続が確実です。
- OneDriveの帯域制限設定を確認する: OneDriveにはアップロード/ダウンロード速度を制限する設定があります。これが低速に設定されていると同期が遅れる原因になります。タスクバーのOneDriveアイコンを右クリック→「ヘルプと設定」→「設定」→「同期とバックアップ」→「詳細設定」を開き、「アップロード率」「ダウンロード率」の制限がオフになっていることを確認してください(通常は既定でオフ=制限なしになっています)。
ネットワークが正常に機能していれば、OneDriveは自動的に同期を再開するはずです。
2. Microsoftアカウントの認証エラー
OneDriveはMicrosoftアカウントと紐づいて動作しています。そのため、アカウントの認証エラーが起きると同期が止まってしまうことがあります。たとえば、パスワードを変更したのにOneDriveアプリ側で再ログインしていない場合、二段階認証の設定変更後に認証が切れている場合、アカウント自体が凍結されている場合などです。
対処法: OneDriveアプリのサインイン状態を確認し、必要に応じて再ログインしましょう。
- OneDriveへのサインイン確認: タスクバーの雲のアイコン(OneDriveアイコン)をクリックし、表示されるウィンドウ上部に自分のアカウント名が表示されているか確認します。表示されていない場合やエラーメッセージがある場合は、アカウントの再認証が必要です。
- 一度サインアウトして再度サインイン: OneDriveを右クリックし、「ヘルプと設定」→「設定」→「アカウント」タブで「このPCのリンクを解除する」(サインアウト)を選択し、一旦アカウントのリンクを外します。その後、再度OneDriveにサインインしてアカウントをリンクし直してください。この操作によってデータが失われることはありませんのでご安心ください。リンクを再設定すると、OneDriveが再同期を開始し、問題が解消する場合があります。
- パスワード変更後は再ログイン: 特にMicrosoftアカウントのパスワード変更を最近行った場合、OneDriveアプリでも新しいパスワードでログインし直す必要があります。変更前の認証情報では同期が止まってしまうためです。
3. OneDriveアプリのバージョンが古い
お使いのOneDrive同期アプリのバージョンが古い場合、既知の不具合が残っていたり新しいWindowsとの互換性問題で同期不良が起こることがあります。MicrosoftはOneDriveアプリを定期的にアップデートしていますので、長期間アップデートしていない場合は要注意です。
対処法: OneDriveアプリを最新バージョンに更新しましょう。
- Windows Updateの実行: Windows標準のOneDriveクライアントはWindowsの更新プログラムの一部として提供されることがあります。まずはWindows Updateを実行して保留中の更新プログラムを適用してください。
- バージョン確認: OneDriveの設定画面から現在のバージョンを確認できます。タスクバーのOneDriveアイコン→「ヘルプと設定」→「設定」を開き、一番下にバージョン番号が表示されます。Microsoftのサポートページで最新版のバージョン番号と比較してみましょう。
- Microsoft Store版OneDriveの確認: Windows 10/11では、Microsoft Store経由で配信されているOneDriveアプリも存在します。念のためMicrosoft Storeを開いて「OneDrive」で検索し、更新があれば適用してください。
4. Windowsの更新が適用されていない
OneDrive本体だけでなく、Windows自体が古い状態になっていることも同期トラブルの原因となる場合があります。Windowsのシステムコンポーネントとの連携不具合や、古いOSではOneDriveの新機能がうまく動作しないことがあるためです。また、Windows Update直後にOneDriveが大量の「処理中」を表示する事例も報告されています。
対処法: Windows自体のアップデートを確認・実施しましょう。
- Windows Updateの確認: スタートメニュー→「設定」(歯車アイコン)→「Windows Update」に進み、保留中の更新プログラムがないか確認します。更新が残っている場合はすべて適用し、PCを再起動してください。
- PCの再起動: Windows Updateに限らず、PCを再起動すること自体がシステムの一時的不具合を解消する助けになります。一度シャットダウンまたは再起動を行い、起動直後にOneDriveの同期が進行するか試してみてください。
5. ファイル名やパスの問題(文字数制限・使用不可文字など)
OneDriveで同期しようとしているファイル名やフォルダ名に問題がある場合、それが原因で同期が先に進まなくなることがあります。エラーファイルが1つあると、後続の同期処理が進まなくなることもあります。
使用できない文字が含まれている: OneDriveでは、ファイル名に " * : < > ? / \ | の文字を使うことができません。また、ファイル名の先頭や末尾にスペース(空白)があるのもNGです。
使用できないファイル名: Windowsで予約語となっている CON、PRN、AUX、NUL といった名前や、desktop.ini、~$で始まる一時ファイル名などもOneDrive上では使用できないファイル名です。
パス(フォルダ階層)が長すぎる: OneDriveではファイルのフルパスの長さにも制限があります。フォルダ名とファイル名をすべてつなげた「パス」の長さが400文字以内である必要があります。「パス」とは、たとえば C:\Users\太郎\OneDrive\仕事\プロジェクトA\報告書.docx のようなファイルの「住所」のことです。フォルダを何段にも深く入れ子にしていると、この制限に引っかかりやすくなります。特に日本語や全角文字を使った場合、内部的にパスが長くなりやすいので注意が必要です。
対処法: 問題となっているファイルやフォルダ名を特定し、変更します。
- 同期エラーの確認: タスクバーのOneDriveアイコンをクリックし、同期状況の一覧を確認してください。エラーになっているファイルがあれば「名前に使用できない文字が含まれています」等のメッセージが表示されます。
- ファイル名の変更: 使用不可文字を避けてシンプルなファイル名に変更します。ファイルを右クリック→「名前の変更」(またはF2キー)で修正できます。
- パスの短縮: フォルダ構造が深すぎる場合は、ファイルをもう少し浅い階層に移動するか、フォルダ名を短くしてパス全体の文字数を減らしてください。
- 隠しファイルのチェック: ~$で始まるファイル(Officeが編集中に作る一時ファイルなど)が残っていると同期の邪魔になることがあります。エクスプローラーで隠しファイルの表示をオンにしてOneDriveフォルダ内を確認し、不審な一時ファイルがあれば削除してください。
6. ファイルサイズが大きすぎる
OneDriveにアップロードできるファイルの上限は1ファイルあたり250GBです(2024年7月に100GBから引き上げ)。この上限を超えるファイルは同期できません。また、上限以内でも動画ファイルやOutlookのメールデータ(PST/OSTファイル)など数GB以上のファイルは同期に非常に長い時間がかかり、「処理中」表示が長時間続く原因になります。
対処法: 大きなファイルが同期を止めている場合は、そのファイルをOneDriveフォルダの外に移動するか、ファイルを分割して対応します。大容量の動画ファイルなどは、外付けハードディスクや別のクラウドサービスに保存することも検討してください。
7. 容量オーバー(保存容量の不足)
OneDriveのストレージ容量またはPC側ローカルディスクの空き容量が不足している場合も、同期が停止します。クラウド上もPC上も、データを保存するには十分な空きが必要です。
OneDriveクラウド容量が満杯: 無料プランの容量上限は5GBです。この上限を超えるデータを同期しようとすると、新たなファイルはアップロードできなくなり同期が止まります。有料プラン(Microsoft 365 Personalなら1TB)でも上限に達すると同様です。
PCのローカルディスク容量不足: 同期時には、一時ファイルを含めPC側にも一定の空き容量が必要です。PC側は最低5GB以上の空きが推奨されます。特に、OneDriveの「ファイルオンデマンド」をオフにしている場合はクラウド上の全ファイルをダウンロードするため、ディスク残量が足りないと途中で停止します。
対処法: クラウドとローカル、両方の容量状況を確認し、必要に応じて容量を確保します。
- OneDriveクラウド容量の確認: タスクバーのOneDriveアイコンをクリック→「ヘルプと設定」→「設定」→「ストレージ」欄で確認できます。満杯なら不要なファイルを削除しましょう。削除後は、onedrive.comの「ごみ箱」も空にすることを忘れないでください。ごみ箱にあるファイルも容量を消費しています。
- PCローカルの空き容量確認: エクスプローラーで「PC」を開き、Cドライブの空き容量を確認します。空きがほとんど無い場合は、不要なファイルを削除したり、ディスククリーンアップを実行して容量を確保しましょう。
- アカウントロックへの対処: 容量超過や長期間の未使用によりアカウントがロックされている場合は、Web版OneDriveにサインインして警告を確認し、指示に従って対処してください。
8. ファイルが別のアプリで開かれている(ロック状態)
ExcelやWordでファイルを開いたままだと、そのファイルは「ロック状態」になり同期が保留されます。これ自体は正常な動作ですが、アプリがバックグラウンドで動いたままだと、気づかないうちにロックが残ることがあります。ウイルス対策ソフトやWindowsの検索機能がファイルをロックするケースもあります。
対処法: 同期が停止しているファイルを開いているアプリをすべて閉じてください。どのアプリがファイルを使用しているかわからない場合は、PCを再起動するのが最も確実です。
9. セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
お使いのウイルス対策ソフトやファイアウォール設定が厳しすぎると、OneDriveの通信や動作が妨げられている可能性があります。たとえば、ファイアウォールがOneDriveのアクセスをブロックしていたり、ウイルスバスター、ノートン、ESETなどのセキュリティソフトが同期中のファイルをウイルスと誤認して処理を止めてしまうケースです。新しいセキュリティソフトをインストールした直後に発生しやすい問題です。
対処法: セキュリティソフト・ファイアウォールの設定を確認します。
- Windowsファイアウォールの許可確認: コントロールパネルのファイアウォール設定で「アプリケーションの許可」を開き、OneDriveがブロックされていないことを確認します。
- セキュリティソフトの一時無効化でテスト: 一時的にウイルス対策を無効にして同期が進むか試してみてください。確認後は必ずセキュリティ保護をオンに戻してください。
- 除外設定を利用: セキュリティソフト側でOneDriveのプロセス(OneDrive.exe)やOneDriveフォルダをスキャン除外リストに追加することで、干渉を避けることもできます。
10. 「ファイルオンデマンド」機能の誤設定
**「ファイルオンデマンド」**とは、OneDriveの機能の一つで、必要なときにだけファイルをダウンロードする仕組みです(オフの場合は全ファイルを常にPCに保存)。この設定がユーザーの意図と食い違っていると、「同期されない」「ファイルが見えない」といった混乱を招きます。オンデマンドをオフにしていたために大量のデータをダウンロードしようとして、処理が滞っているケースもあります。
対処法: ファイルオンデマンドの設定を確認し、適切に設定し直しましょう。
- 現在の設定確認: OneDriveアイコンを右クリック→「ヘルプと設定」→「設定」→「同期とバックアップ」で「必要なときにファイルをダウンロードする」のチェックボックスを確認します。
- 初心者にはオンデマンド機能「有効」がおすすめ: PCの容量節約にもなり、必要なファイルはダブルクリックすれば自動でダウンロードされます。オフラインで使いたいファイルだけ、右クリック→「常にこのデバイス上に保持する」と設定しておくと安心です。
- 同期状態の見方: ファイルオンデマンド有効時は、エクスプローラー上のファイルに雲のアイコン(オンラインのみ)や緑のチェック(ローカルにある)といったマークが付きます。それらのステータスアイコンで同期状態を判断できます。
設定変更後、OneDriveがファイルリストを再読み込みし、「処理中」がしばらく表示されることがありますが、プレースホルダー(一覧情報)を同期しているだけなので心配いりません。
11. 同期対象フォルダの設定ミス
OneDriveでは、どのフォルダを同期するかをユーザーが選択できます。この設定を誤っていると、「あるフォルダだけ同期されない」「同期しているつもりのファイルがアップされていない」等の事態になります。また、不要なフォルダにチェックが入っていると、その大量のファイルを同期しようとして処理が滞る原因にもなります。
対処法: OneDriveの同期設定でフォルダ選択を確認・修正しましょう。
- フォルダ選択画面の開き方: OneDriveアイコンを右クリック→「ヘルプと設定」→「設定」→「アカウント」タブ→「フォルダーの選択」ボタンをクリックします。
- 同期対象の見直し: 同期したいフォルダにチェックが入っているか確認します。不要なものはチェックを外しましょう。チェックを外してもクラウド上のデータは残り、PCから消えるだけです。
- 設定ミスの例: 写真を同期したいのに「ピクチャ」フォルダのチェックを外していた場合、いつまで経っても写真がアップロードされません。逆に、大きな動画フォルダは同期しなくて良いのにチェックを入れてしまっていたために延々処理中になっている、ということもあります。
特に複数PCでOneDriveを使っている場合、それぞれのPCごとに同期対象フォルダ設定がある点に注意しましょう。
12. 同期対象のファイル数が多すぎる
Microsoftは、1つのOneDriveで同期するファイル数を30万ファイル以下に押さえることを推奨しています。10万ファイルを超えると同期に非常に時間がかかり始め、30万ファイルを超えるとパフォーマンスに深刻な問題が出ます。
対処法: 同期対象のフォルダを絞り込み、不要なファイルを整理してファイル数を減らしましょう。
13. 一時的なバグや動作不良
特定の原因が見当たらなくても、OneDriveアプリが一時的な不具合を起こして同期が止まってしまう場合があります。たとえばWindowsを長時間起動しっぱなしでメモリが不安定になっていたり、他のソフトとの競合でOneDriveが正しく動作しなくなるケースです。このような「ちょっとした不機嫌」はパソコンでは時々起こります。
対処法は次の「基本の解決ステップ」でまとめて解説します。
まずはこれを試そう——基本の解決ステップ
原因がはっきりしなくても、以下の手順を順番に試していくことで多くのケースが解決します。データが消えることはありませんので、安心して進めてください。
ステップ1:OneDriveを再起動する
最もシンプルで効果的な第一歩です。パソコンの調子が悪いときに再起動するのと同じ感覚で試せます。
画面右下のタスクバー(時計のある場所)にある**OneDriveアイコン(青い雲マーク)**を右クリックします。表示されたメニューから「ヘルプと設定」→「OneDriveの終了」をクリックします。30秒ほど待ってから、画面左下の「スタートメニュー」で「OneDrive」と入力して検索し、表示されたアプリをクリックして再起動します。タスクバーに雲マークが戻り、同期が再開されるか確認してください。
ステップ2:同期を一時停止してから再開する
OneDriveアイコンをクリックし、「ヘルプと設定」→「同期の一時停止」→「2時間」を選びます。少し待ってから、同じメニューで「同期の再開」をクリックします。これだけで同期の詰まりが解消されることがあります。問題のあるファイルが特定できている場合は、一時停止中にそのファイルをOneDriveフォルダの外(たとえばデスクトップ)に一時的に移動してから再開すると効果的です。
ステップ3:OneDriveをリセットする(最も効果的)
上記で解決しない場合、OneDriveのリセットが最も有効な手段です。**リセットしてもファイルやデータは一切消えません。**同期の設定だけがリセットされます。
キーボードのWindowsキー(旗のマーク)とRキーを同時に押すと、「ファイル名を指定して実行」という小さな窓が開きます。そこに以下の文字列をそのままコピーして貼り付け、「OK」を押してください。
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset
「Windowsが見つかりません」というエラーが出た場合は、代わりに次を試してください。
C:\Program Files\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset
実行するとタスクバーからOneDriveのアイコンが一時的に消えます。1〜2分後に自動的に復帰します。戻らない場合は、同じ「ファイル名を指定して実行」から %localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe を実行して手動で起動してください。リセット後は同期フォルダの再選択が必要になる場合があります。再同期にはファイル数に応じて数十分〜数時間かかることがあります。
ステップ4:アカウントのリンクを解除して再接続する
OneDriveアイコンを右クリック→「設定」→「アカウント」タブを開き、「このPCからリンクを解除する」をクリックします。その後、OneDriveアイコンをクリックし「サインイン」から、ご自身のMicrosoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力して再度ログインします。パスワード変更後や認証トラブル時に特に有効です。
ステップ5:OneDriveを再インストールする
最終手段として、OneDriveをアンインストールして再インストールします。「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」(Windows 11)または「アプリと機能」(Windows 10)からOneDriveを探し、「アンインストール」を選択します。その後、Microsoftの公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールし、再度サインインします。アンインストールしてもクラウド上のデータは残るので安心です。
基本的な対処方法まとめ
上記の原因別対処法と解決ステップの中から、特に初心者の方にも実施しやすい基本的な対処をまとめます。困ったときは以下を順番に試すことで、多くの場合問題が解決します。
- OneDriveの再起動 – アプリを一度終了し、再度起動する
- OneDriveからサインアウト→サインイン – アカウント認証を更新する
- OneDriveアプリのリセット – コマンドを使用して初期状態に戻す
- 容量の確認と整理 – クラウドとPCローカルの空き容量をチェック
- 公式トラブルシューティングツールの利用 – Microsoftの自動トラブル解決ツールを試す
- OneDriveの再インストール – アンインストールして再インストール
Windows 10とWindows 11で異なるポイント
基本的な原因と解決策は共通ですが、OSのバージョンによっていくつかの違いがあります。
**Windows 11ではOneDriveがOSに深く統合されています。**エクスプローラーの開始画面にOneDriveが優先表示され、初期セットアップ時にデスクトップ・ドキュメント・ピクチャフォルダのOneDriveバックアップを積極的に促すため、知らないうちにバックアップが有効になっていてストレージが一杯になるケースがあります。
また、Windows 11のストレージセンサー機能がOneDriveの「ローカルで利用可能」なファイルを自動的にクラウドのみに戻してしまうことがあります。ファイル自体は消えていませんが、開こうとするとインターネット接続が必要になるため混乱の原因になります。
**OneDrive設定へのアクセス方法にも差があります。**Windows 10では「設定」→「アプリと機能」からアンインストールを行いますが、Windows 11では「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」と進みます。リセットコマンドのファイルパスも異なる場合があり、Windows 11では C:\Program Files\Microsoft OneDrive\OneDrive.exe /reset が必要なことがあります。
Windows 10はOneDriveとの統合がシンプルなため、同期関連のトラブルが比較的少ないという報告が多いです。一方、Windows 10の古いバージョン(1709以前)では「ファイルオンデマンド」機能が使えないため、すべてのファイルがPCにダウンロードされ、ディスク容量を圧迫しやすくなります。
個人向けOneDriveとOneDrive for Businessの主な違い
家庭で使う個人向けOneDriveと、会社や学校で使うOneDrive for Business(ビジネス版)では、いくつかの重要な違いがあります。
**ストレージ容量が大きく異なります。**個人向け無料プランは5GB、Microsoft 365 Personalは1TBです。ビジネス版はプランにより1TB〜最大25TBまで拡張可能で、IT管理者が容量を設定します。ファイルサイズの上限(250GB)やファイル名の制限は両者共通です。
**ビジネス版ではIT管理者がポリシーを設定しています。**そのため、特定の種類のファイルの同期ブロック、アップロード速度の制限、組織外との共有禁止などが適用されている可能性があります。同期が止まる原因が管理者ポリシーにある場合、ご自身では解決できないためIT部門への相談が必要です。
**ビジネス版はSharePointと連携しています。**SharePoint(チームで共有するファイル置き場)のファイルも同じOneDriveアプリで同期するため、同期対象のファイル数が膨大になりやすく、推奨上限の30万ファイルを超えてパフォーマンス問題が発生するケースがあります。
タスクバーのアイコンで見分けることができ、個人用は白い雲、ビジネス用は青い雲のアイコンで表示されます。1台のPCで両方を同時に使うことも可能です。
トラブルを未然に防ぐベストプラクティス
日頃からいくつかのポイントに気をつけておくだけで、同期トラブルの大部分を予防できます。
- ファイル名はシンプルに、フォルダ階層は浅く保つ: フォルダの入れ子は2〜3段階までに抑え、ファイル名には日本語と英数字のみを使い、記号を避けるのが安全です。パス全体が400文字を超えないよう意識してください。
- ファイルオンデマンド機能を有効のまま使う: PCのディスク容量を大幅に節約でき、同期の負荷も軽減されます。オフラインで使いたいファイルだけ、右クリック→「このデバイス上で常に保持する」と設定しておけば安心です。
- OneDriveアプリとWindowsを常に最新の状態に保つ: 古いバージョンには既知の不具合が含まれていることがあり、アップデートで修正されている場合がほとんどです。
- 定期的にストレージ使用量をチェック: OneDriveアイコンの設定画面やonedrive.comの画面左下で確認できます。容量が80%を超えたら不要なファイルの整理を検討してください。
- 大量ファイルの初回同期には有線LAN接続を使う: Wi-Fiよりも有線LAN接続の方が安定します。
- Microsoftのサーバー障害もチェック: 自分の操作では解決できない場合、サービスの状態を確認し、復旧を待つことも必要です。Microsoftのサービス稼働状況は https://status.cloud.microsoft/ で確認できます。
システムの復元やリセットを検討する場合の注意点
極めて稀ですが、Windows自体の不調やレジストリの問題でOneDriveが正常動作しないケースもあります。その場合、システムの復元機能を使って過去の正常な状態に戻したり、最終手段としてWindowsを初期化(リセット)することで解決を図ることになります。
しかしこれらは高度な対処で、副作用も大きいため注意が必要です。システムの復元を行うと、その間にインストールしたソフトや設定は失われる可能性があります。Windowsのリセット(初期化)は最終手段であり、OneDrive以外にも不調が多い場合に限り検討してください。
いずれの場合も、重要なデータのバックアップを必ず取ってから実行してください。初心者の方は、詳しい人にサポートを依頼するか、Microsoft公式サポートに相談しながら進めることをおすすめします。
Microsoft公式サポートページ一覧
以下はトラブル解決に役立つMicrosoft公式ページです。いずれも最新の情報が掲載されています。
| 用途 | URL |
|---|---|
| 「処理中」で止まる問題の公式ガイド | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/b386b813 |
| OneDrive同期の問題を解決する(総合) | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/0899b115 |
| OneDriveのリセット方法 | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/34701e00 |
| ファイル名・パスの制限事項 | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/64883a5d |
| ストレージ容量の管理 | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/989fce19 |
| OneDriveの既知の問題と修正情報 | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/36110213 |
| Microsoft 365サービス稼働状況 | https://status.cloud.microsoft/ |
| 同期の一時停止と再開の方法 | https://support.microsoft.com/ja-jp/office/2152bfa4 |
上記URLの /ja-jp/ 部分を /en-us/ に変えると英語版が表示されます。日本語訳が不完全な場合は英語版で最新情報を確認できます。
まとめ
OneDriveの「処理中」問題は、深刻なデータ損失につながることはほとんどなく、段階的な対処で解消できるケースが大半です。まずOneDriveの再起動と同期の一時停止・再開を試し、改善しなければリセットコマンドの実行に進むのが最短ルートです。ファイル名の制限違反やストレージ不足といった根本原因を解消しない限り同じ問題が再発するため、原因の特定と修正も忘れずに行いましょう。
日頃からファイル名をシンプルに保ち、フォルダ階層を浅く管理し、ストレージ残量に気を配ることで、同期トラブルの大半は予防できます。
もし上記の対処法をすべて試しても問題が解決しない場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせることを検討しましょう。Microsoftサポートでは、OneDriveの専門的な問い合わせを受け付けており、チャットサポートや電話サポートのオプションが案内されます。必要に応じてリモートサポートで詳しく調査してもらえることもあります。企業や学校のアカウントで利用中の場合は、IT管理者経由でのサポートも可能です。
困ったときにプロに相談するのは恥ずかしいことではありません。むしろ時間を無駄にするより早道です。
OneDriveのデータはクラウド上に安全に保存されているため、焦らず一つずつ確認していくことが最も確実な解決への道です。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!