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【2026年最新版】WindowsのPINログイン設定・変更・削除完全ガイド
WindowsのPINログインは、長いパスワードを毎回入力する手間を省き、4桁以上の短い番号でサインインできる機能です。「PIN はこのデバイスにのみ紐づく」という設計のため、万が一PINが漏れても別のデバイスから不正アクセスされるリスクがなく、Microsoftパスワードより安全とされています。
「PINの設定方法がわからない」「数字だけでなく英字も使いたい」「PINを忘れてしまった」「PINをやめてパスワードに戻したい」という疑問を持つ方も多いはずです。
この記事では、Windows Hello PINに関するあらゆる設定を体系的に解説します。基本的なPIN設定から英数字・絵文字PIN、変更・削除手順、忘れた場合のリセット方法、顔認証・指紋認証との組み合わせまで、初心者でも迷わず設定できるよう丁寧に説明します。

- Windows Hello PINの基本設定手順(数字4桁/英数字/絵文字)
- パスワードからPINへの切り替え方法
- PINの変更・削除手順
- PINを忘れた場合のリセット・復旧方法
- 顔認証・指紋認証との組み合わせ設定
- PINが設定できない・使えない場合のトラブルシューティング
- PINのセキュリティの仕組みと安全性
Windows Hello PINとは?パスワードとの違い
Windows Hello PINは、単純な「パスワードの簡略版」ではなく、セキュリティ設計が根本的に異なります。
| 比較項目 | Microsoftアカウントパスワード | Windows Hello PIN |
|---|---|---|
| 有効範囲 | すべてのデバイス・Web | 設定したデバイスのみ |
| 漏洩リスク | 漏洩すると全サービスに影響 | そのデバイスのみへの影響 |
| 保存場所 | Microsoftサーバー(クラウド) | デバイス内のTPMチップ |
| ネットワーク依存 | オフライン時に制限あり | オフラインでも使用可能 |
| 使いやすさ | 長い文字列の入力が必要 | 短い数字(または英数字)で素早く入力 |
PINはデバイス内のTPM(Trusted Platform Module)チップに保護されており、インターネットを通じてMicrosoftのサーバーに送信されることはありません。そのためフィッシング攻撃やサーバー側の情報漏洩の影響を受けません。
PINの設定方法(初回設定)
Windows 11でPINを設定する手順
- スタートメニューを開き、「設定」(歯車アイコン)をクリック
- 左サイドバーから「アカウント」を選択
- 「サインイン オプション」をクリック
- 「PIN(Windows Hello)」の項目を展開
- 「設定する」ボタンをクリック
- Microsoftアカウントのパスワードを入力して確認
- 「新しいPIN」と「PINの確認入力」に4桁以上の数字を入力
- 「OK」をクリックして完了
Windows 10でPINを設定する手順
- スタートメニュー → 「設定」
- 「アカウント」をクリック
- 左メニューから「サインイン オプション」
- 「Windows Hello PIN」の「追加」ボタンをクリック
- アカウントパスワードで本人確認
- PIN(4桁以上)を入力して「OK」

PINの種類と設定:数字・英数字・絵文字PIN
数字のみのPIN(デフォルト)
標準設定では数字のみのPINが使用できます。最低4桁から設定でき、桁数に上限はありません。6桁以上にすることでセキュリティが高まります。
英数字・記号を含むPIN(英数字PIN)
PINに英字・記号を含めることでより複雑なPINを設定できます。実質的に「このデバイス専用の複雑なパスワード」として機能します。
英数字PINの設定手順:
- 「サインイン オプション」→「PIN(Windows Hello)」の設定画面を開く
- PINの入力フォームの下にある「PINの要件」または「英字と記号を含める」のチェックボックスをオンにする
- 英数字・記号を組み合わせたPINを設定する
英数字PINを設定するとサインイン画面のキーボードが切り替わり、テキスト入力モードになります。
絵文字PIN
Windows 11(バージョン22H2以降)では、PINに絵文字を含めることができます。絵文字はタッチスクリーンデバイスでの入力に特に便利です。
絵文字PINの設定手順:
- 英数字PINの設定モードを有効にする
- PIN入力フォームにフォーカスを当て、Windows + ピリオド(.)キーで絵文字キーボードを開く
- お好みの絵文字を選択してPINに組み込む
- 英数字と絵文字を組み合わせたPINを設定する
PINの変更手順
定期的にPINを変更することをおすすめします。特に誰かに見られた可能性がある場合は、速やかに変更してください。
Windows 11でPINを変更する手順
- 設定 → アカウント → サインイン オプション
- 「PIN(Windows Hello)」を展開
- 「PINの変更」をクリック
- 現在のPINを入力
- 新しいPINを2回入力
- 「OK」をクリックして完了
ロック画面からPINを変更する方法
サインイン画面(ロック画面)からもPINを変更できます。
- サインイン画面でPINの入力フォームの下にある「PINを忘れた場合」をクリック
- Microsoftアカウントのパスワードを入力
- 新しいPINを設定する
PINの削除手順
PINを削除してパスワードのみでのサインインに戻すことができます。
Windows 11でPINを削除する手順
- 設定 → アカウント → サインイン オプション
- 「PIN(Windows Hello)」を展開
- 「削除」ボタンをクリック
- 確認ダイアログで「削除」を選択
- Microsoftアカウントのパスワードを入力して確認
注意:組織(会社・学校)のアカウントでは、管理者のポリシーによりPINの削除が禁止されている場合があります。その場合は「削除」ボタンがグレーアウトして操作できません。
ローカルアカウントでのPIN削除
Microsoftアカウントではなくローカルアカウントを使用している場合も同様の手順で削除できますが、PINを削除するとパスワードなしサインインになる可能性があります。セキュリティのためパスワードを設定しておくことを推奨します。

PINを忘れた場合のリセット方法
PINを忘れてしまった場合でも、Microsoftアカウントのパスワードを使えばリセットできます。
サインイン画面からリセットする手順
- Windowsのサインイン画面(ロック画面)でPINの入力フォームを表示する
- 入力フォームの下にある「PINを忘れた場合」をクリック
- 「続行」または「Microsoftアカウントでサインインする」をクリック
- Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力
- 本人確認のコード(メールまたはSMSに送信)を入力
- 新しいPINを設定する
ローカルアカウントでPINを忘れた場合
ローカルアカウントではMicrosoftのクラウドを使ったリセットができません。以下の方法で対応します。
- セキュリティの質問を設定済みの場合:サインイン画面で「パスワードのオプション」→「セキュリティの質問」から回答してパスワードでサインイン後にPINをリセット
- 別の管理者アカウントがある場合:別のアカウントでサインインし、設定からPINをリセット
- どちらもない場合:Windowsの回復オプションから対応が必要(上級者向けの手順が必要)
生体認証(顔認証・指紋認証)との組み合わせ
Windows Helloでは、PINに加えて顔認証・指紋認証も設定できます。これらは互いの「バックアップ」として機能します。
| 認証方法 | 必要なハードウェア | 特徴 |
|---|---|---|
| PIN | なし(すべてのPCで使用可能) | 他の認証のバックアップとして常に必須 |
| 顔認証 | Windows Hello対応赤外線カメラ | 手を触れずに認証。マスク着用時は精度が下がる場合あり |
| 指紋認証 | 指紋センサー内蔵PCまたは外付けリーダー | 素早く確実。手の汚れ・乾燥で精度が下がることがある |
顔認証の設定手順
- 設定 → アカウント → サインイン オプション
- 「顔認識(Windows Hello)」を展開
- 「設定する」をクリック
- カメラに顔を向けて登録(数秒で完了)
- 必要に応じて「精度を高める」で追加登録
指紋認証の設定手順
- 設定 → アカウント → サインイン オプション
- 「指紋認識(Windows Hello)」を展開
- 「設定する」をクリック
- 指紋センサーに指を繰り返し当てて登録
- 複数の指を「別の指を追加」で登録可能
重要:顔認証・指紋認証を使うには、先にPINが設定されている必要があります。生体認証が失敗した場合のフォールバックとしてPINが機能します。
PINが設定できない場合のトラブルシューティング
よくある問題と対処法
| 問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 「設定する」ボタンがグレーアウト | 組織ポリシーによる制限 | IT管理者に問い合わせる |
| PIN設定後もパスワード入力が必要 | サインイン オプションの設定 | 「セキュリティ上の理由からWindowsのサインイン…」の設定を確認 |
| PINが「このオプションは現在使用できません」 | TPMの問題またはグループポリシー | TPMの状態確認(tpm.msc)・Windowsアップデート |
| 再起動後にPINが削除されている | Windows Updateの影響 | アップデート後に再設定する |
| 「PINはデバイスに固有です」エラー | 別デバイスのPINを同期しようとした | 各デバイスで個別にPINを設定する(仕様) |
TPM(トラステッドプラットフォームモジュール)の確認
Windows Hello PINはTPMチップを使用します。TPMが無効な場合や問題がある場合、PINの設定ができないことがあります。
- Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
tpm.mscと入力してOK- 「TPMの管理」ウィンドウでステータスを確認
- 「TPMの準備ができています」と表示されればOK
- 問題がある場合はTPMのクリア(設定の消去)を試みる
PINのセキュリティを高めるポイント
- 桁数を増やす:4桁より6桁以上のほうが安全。英数字PINであれば8文字以上が推奨
- 誕生日・電話番号を避ける:推測されやすい数列は使わない
- 定期的に変更する:3〜6ヶ月を目安に変更する習慣をつける
- 入力を見られない環境で使う:PINはデバイス固有だが、入力を盗み見られると意味がない
- 生体認証と組み合わせる:顔認証・指紋認証を主に使い、PINはバックアップとして機能させる
よくある質問(FAQ)
- Q. PINは何桁まで設定できますか?
- A. 数字のみのPINは最低4桁で、上限はありません(127文字まで)。ただし、長すぎると入力が手間になるため6〜8桁が実用的です。英数字PINの場合も同様です。
- Q. PINはMicrosoftアカウントのパスワードと同じにできますか?
- A. 設定としては可能ですが、セキュリティ上おすすめしません。PINとパスワードは別々に設定することで、一方が漏洩しても他方のセキュリティが保たれます。
- Q. PINを設定するとパスワードサインインはできなくなりますか?
- A. いいえ。PINを設定してもパスワードでのサインインは引き続き可能です。サインイン画面で「サインイン オプション」から切り替えられます。
- Q. 複数のユーザーアカウントがある場合、PINは共有されますか?
- A. いいえ。PINは各ユーザーアカウントに個別に設定されます。同じデバイスを使う家族がいる場合、各自のアカウントで別々にPINを設定してください。
- Q. Microsoftアカウントなしでもピン(PIN)は設定できますか?
- A. はい、ローカルアカウントでもPINを設定できます。ただし、PINを忘れた場合のオンラインリセット機能が使えないため、セキュリティの質問を設定しておくか、別の管理者アカウントを用意しておくことを推奨します。
- Q. 会社の管理されたPCでPINは使えますか?
- A. 組織のIT管理者のポリシーによります。多くの企業環境ではWindows Hello PINが利用可能ですが、セキュリティポリシーで最低桁数・英数字必須などの要件が設定されている場合があります。
まとめ
Windows Hello PINは、デバイス固有のセキュリティ設計により、Microsoftアカウントのパスワードよりも安全なサインイン手段です。設定はWindowsの「サインイン オプション」から数分で完了し、数字のみの4桁PINから英数字・絵文字を含む複雑なPINまで柔軟に選択できます。
PINを忘れてしまった場合でも、Microsoftアカウントのパスワードを使ってサインイン画面からリセットできます。顔認証や指紋認証と組み合わせることで、PINをバックアップとして運用しながら、日常的には生体認証で快適にサインインできます。
PINが設定できない場合はTPMの状態確認や組織ポリシーの確認が必要です。6桁以上のPINを設定し、定期的に変更することで、より安全なWindowsの利用環境を整えましょう。
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