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Windows 11で突然音が出なくなった方へ
Windows 11を使用していて、突然スピーカーやヘッドフォンから音が出なくなった、タスクバーの音量アイコンに「×」マークが付いている、またはデバイスマネージャーにオーディオドライバーの警告が表示されている、という経験はないでしょうか。
オーディオドライバーの不具合はWindows Updateのタイミングや、新しいデバイスの接続後に突然発生することが多く、特にWindows 11バージョン24H2以降のアップデートで報告が増えています。本記事では原因の特定から解決まで、具体的な手順を初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
- Windows 11でオーディオドライバーが機能しなくなる主な原因
- デバイスマネージャーを使ったドライバー問題の確認方法
- ドライバーの更新・ロールバック・再インストールの手順
- Windows オーディオトラブルシューターの使い方
- それでも解決しない場合の高度な対処法
オーディオドライバーとは:基礎知識
ドライバーの役割
オーディオドライバーは、Windows 11とPCのサウンドカード・オーディオチップが通信するための「翻訳プログラム」です。ドライバーが正常に動作していないと、Windowsはオーディオデバイスを認識できず、音が出なくなります。
Windows 11では主に以下のオーディオシステムが使われています。
- Realtek High Definition Audio:最も多くのPC(特にデスクトップ・ノートPC)に搭載
- Intel Smart Sound Technology(SST):IntelチップセットのPCに搭載
- Conexant SmartAudio:一部のノートPCに搭載
- NVIDIA/AMD HDMIオーディオ:外部ディスプレイへのHDMI接続時に使用
よく発生するオーディオドライバーの不具合パターン
| 症状 | 考えられる原因 | 優先度 |
|---|---|---|
| 音量アイコンに×マーク | ドライバーが認識されていない・無効化されている | 高 |
| 音は出るが非常に小さい | ドライバーの設定不整合・拡張機能の誤設定 | 中 |
| 特定のアプリでのみ音が出ない | アプリ別音量設定・排他モードの競合 | 中 |
| HDMI接続で音が出ない | HDMI オーディオデバイスが既定になっていない | 中 |
| Windows Update後から音が出ない | アップデートによるドライバー上書き・競合 | 高 |
| デバイスマネージャーに黄色の!マーク | ドライバーの破損・互換性問題 | 高 |
Windows 11でオーディオドライバーが機能しない時の対処法【ステップ別】
対処法1:オーディオトラブルシューターを実行する
Windowsには音声の問題を自動診断・修復するトラブルシューターが搭載されています。まず最初にこれを試してください。
手順:
- 「スタート」ボタンを右クリックして「設定」を開く
- 「システム」→「トラブルシューティング」をクリック
- 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリック
- 「オーディオの再生」の右にある「実行」ボタンをクリック
- トラブルシューターの指示に従って操作する
- 完了後に音が出るか確認する
Windows 11 24H2以降では、トラブルシューターの場所が「設定」→「システム」→「サウンド」→「一般的な問題のトラブルシューティング」に移動している場合があります。
対処法2:Windowsオーディオサービスを再起動する
Windowsのオーディオサービスが停止・クラッシュしていると音が出なくなります。サービスを再起動することで改善することが多いです。
手順:
- 「Windows」キー+「R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「services.msc」と入力してEnterを押す
- サービス一覧から「Windows Audio」を探す
- 「Windows Audio」を右クリックして「再起動」を選択
- 同様に「Windows Audio Endpoint Builder」も再起動する
- 再起動後に音が出るか確認する
サービスの状態が「停止」になっている場合は「開始」を選択し、スタートアップの種類が「手動」または「無効」になっている場合は「自動」に変更してください。

対処法3:デバイスマネージャーでドライバーを確認する
デバイスマネージャーでオーディオデバイスの状態を確認し、問題があるドライバーを特定します。
手順:
- 「Windows」キー+「X」を押してメニューを開く
- 「デバイス マネージャー」をクリック
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」をクリックして展開する
- デバイス名を確認する(Realtek、Intel SST、Conexantなど)
- 黄色の「!」マークや赤い「×」マークがあれば問題あり
- 問題のあるデバイスをダブルクリックして詳細を確認する
デバイスに問題がある場合、「デバイスの状態」欄にエラーコードが表示されます。よく見られるエラーコードと意味は以下のとおりです。
- コード10:デバイスを開始できない(ドライバーの再インストールで解決することが多い)
- コード28:デバイスのドライバーがインストールされていない
- コード43:デバイスに障害が発生した(ハードウェア問題の可能性あり)
対処法4:オーディオドライバーを更新する
最新のドライバーに更新することで、Windows 11との互換性問題が解決することがあります。
デバイスマネージャーからの更新手順:
- デバイスマネージャーを開く(対処法3の手順1〜2)
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開する
- 問題のあるオーディオデバイスを右クリックする
- 「ドライバーの更新」を選択する
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択する
- 更新が見つかった場合はインストールする
- 完了後に再起動して確認する
メーカー公式サイトからのダウンロードと手動更新(推奨):
Windowsの自動検索では最新ドライバーが見つからない場合があります。PCメーカー(Dell、HP、Lenovo、ASUS、富士通など)の公式サポートページからモデル番号を入力してドライバーをダウンロードし、インストーラーを実行する方法がより確実です。
対処法5:ドライバーを以前のバージョンにロールバックする
Windows Updateによってドライバーが更新され、それが原因で音が出なくなった場合は、以前のバージョンに戻すことで解決します。
手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 問題のあるオーディオデバイスをダブルクリックしてプロパティを開く
- 「ドライバー」タブをクリックする
- 「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリックする(グレーアウトしている場合はロールバック不可)
- ロールバックの理由を選択して「はい」をクリックする
- 完了後にPCを再起動する
対処法6:オーディオドライバーを完全に再インストールする
ドライバーが破損している場合は、一度完全に削除してから新しくインストールする方法が効果的です。
手順:
- デバイスマネージャーを開く
- 問題のあるオーディオデバイスを右クリックする
- 「デバイスのアンインストール」を選択する
- 「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「アンインストール」をクリックする
- PCを再起動する(Windowsが自動的に基本ドライバーをインストールする)
- 再起動後に音が出るか確認し、出ない場合はメーカー公式ドライバーをインストールする
対処法7:既定のオーディオデバイスを正しく設定する
Windowsが誤ったデバイスを既定のオーディオ出力として認識している場合、音が出ないことがあります。
手順:
- タスクバーの音量アイコンを右クリックする
- 「サウンドの設定を開く」を選択する
- 「出力」セクションで使用したいデバイスが選択されているか確認する
- 別のデバイス(例:スピーカー、ヘッドフォン)が選択されている場合は正しいものに変更する
- 変更後に音量スライダーを動かして音が出るか確認する
また、コントロールパネルの従来のサウンド設定からも確認できます。「スタート」→「Windowsシステムツール」→「コントロール パネル」→「ハードウェアとサウンド」→「サウンド」を開き、「再生」タブで使用したいデバイスを右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択してください。

対処法8:Windows Updateを確認する
Microsoftはオーディオドライバーの問題を修正するWindowsパッチを定期的にリリースしています。
手順:
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムの確認」をクリックする
- 利用可能なアップデートをすべてインストールする
- 「詳細オプション」→「オプションの更新プログラム」→「ドライバーの更新プログラム」も確認する
- オーディオ関連のドライバー更新があればインストールする
- インストール後にPCを再起動する
対処法9:アプリ別の音量設定を確認する
特定のアプリだけ音が出ない場合は、Windowsのアプリ別音量設定が原因の可能性があります。
手順:
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 下部の「音量ミキサー」をクリックする
- 各アプリの音量スライダーを確認する
- 音が出ないアプリの音量がゼロまたは非常に低い場合は上げる
- ミュートになっている場合はミュートを解除する
Windows UpdateによるKBアップデートが原因の場合
特定のWindows Updateが原因でオーディオが停止する既知の問題がいくつか報告されています。問題のあるKBアップデートをアンインストールすることで一時的に解決できますが、セキュリティパッチを含む場合は注意が必要です。
更新プログラムのアンインストール手順:
- 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開く
- 「更新プログラムをアンインストールする」をクリックする
- 音が出なくなった時期と近い日付の更新プログラムを確認する
- 問題のある更新プログラムを右クリックして「アンインストール」を選択する
- 完了後にPCを再起動して音が出るか確認する
この操作はセキュリティリスクを伴う場合があります。Microsoftが修正パッチをリリースした後は、再度アップデートを適用することをお勧めします。
よくある質問(FAQ)
Q:デバイスマネージャーにオーディオデバイスが表示されません
A:「表示」→「非表示のデバイスの表示」をクリックして、非表示になっているデバイスを表示させてください。それでも表示されない場合は、「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」を実行します。ハードウェアの物理的な問題(サウンドカードの接触不良など)の可能性もあります。
Q:Realtek Audio Consoleが「デバイスが接続されていません」と表示されます
A:Realtek Audio Consoleアプリをアンインストールし、MicrosoftストアまたはRealtek公式サイトから最新版を再インストールすることで解決することがあります。また、BIOSでオーディオが有効になっているかも確認してください。
Q:HDMI接続のモニタースピーカーから音が出ません
A:Windowsが内蔵スピーカーまたは別のデバイスを既定として認識している可能性があります。対処法7の手順で「HDMI」または「ディスプレイ名」が表示されるデバイスを既定に設定してください。NVIDIA/AMDのGPUドライバーに含まれるHDMIオーディオドライバーの更新も効果的です。
Q:Bluetooth接続のヘッドフォンで音が出ません
A:Bluetoothオーディオデバイスは独自のドライバーを使用します。デバイスを一度ペアリング解除してから再ペアリングし、サウンド設定で既定のデバイスに設定されているか確認してください。Bluetoothドライバー自体の更新も試してください。
Q:音は出るのに音量が最大でも小さすぎます
A:オーディオドライバーの「拡張機能」設定で「ラウドネス等化」を有効にすることで改善することがあります。コントロールパネル→サウンド→再生タブで使用デバイスのプロパティを開き、「拡張機能」タブから設定できます。また、イコライザー設定が低音量に設定されている場合もあります。
Q:ゲームプレイ中だけ音が途切れます
A:ゲームの「排他モード」がオーディオドライバーと競合している可能性があります。コントロールパネル→サウンド→再生タブで使用デバイスのプロパティを開き、「詳細」タブで「アプリケーションによるこのデバイスの排他的制御を許可する」のチェックを外してみてください。
対処法の比較:難易度と効果
| 対処法 | 難易度 | 所要時間 | 解決率の目安 |
|---|---|---|---|
| オーディオトラブルシューター | 低 | 5分 | 30〜40% |
| Windowsオーディオサービス再起動 | 低 | 5分 | 25〜35% |
| ドライバーの更新 | 中 | 15〜30分 | 40〜50% |
| ドライバーのロールバック | 中 | 10分 | 50〜70%(更新後の問題の場合) |
| ドライバーの再インストール | 中〜高 | 20〜40分 | 60〜75% |
| 既定デバイスの設定確認 | 低 | 5分 | 20〜30% |
まとめ:Windows 11でオーディオドライバーが機能しない時の対処法
Windows 11でオーディオドライバーが機能しない場合、まずWindows標準のオーディオトラブルシューターを実行し、次にWindowsオーディオサービスを再起動してみてください。これだけで解決するケースも多くあります。
Windows Update後に問題が発生した場合は、ドライバーのロールバックが最も効果的です。また、デバイスマネージャーで警告マークが表示されている場合は、ドライバーの再インストールを試してください。メーカー公式サイトからドライバーをダウンロードして手動インストールすると、より確実に問題を解決できます。
複数の対処法を試しても改善しない場合は、PCのメーカーサポートへ問い合わせることを検討してください。特にデバイスマネージャーでコード43エラーが表示される場合は、ハードウェア自体に問題がある可能性もあります。保証期間内であればメーカー修理を利用することも選択肢の一つです。
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