※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
iPhoneとAndroidのデータ移行:失敗しない完全ガイド【2026年最新版】
スマートフォンの機種変更で最も不安なのが「データ移行」です。iPhoneからAndroid、またはAndroidからiPhoneへの乗り換えでは、写真・連絡先・LINEのトーク履歴など大切なデータをきちんと引き継ぐ必要があります。
iPhone⇄Androidの移行で失敗しやすい最大の理由は、”全部まとめて移る”と思い込むことです。 実際には、移行方法によって移せるデータがはっきり違い、特にメッセージ・通話履歴・メモ・音楽・パスワード・アプリ内データが落とし穴になります。
2024〜2025年にかけて移行ツールは大きく進化し、LINEの異なるOS間でのトーク履歴完全移行やApple・Googleの新しい移行機能など、かつてないほどスムーズにデータを引き継げるようになりました。この記事では、初心者の方でも安心して機種変更できるよう、すべての手順をわかりやすく解説していきます。
まず「自分に合うルート」を選びましょう
迷ったら、このフローチャートに沿って進めれば大丈夫です。
スタート:iPhone⇄Androidでデータ移行したい
↓
【移行方向は?】
↓ ↓
Android→iPhone iPhone→Android
↓ ↓
新しいiPhoneは 新しいAndroidは
初期設定前? 初期設定中?
↓ ↓ ↓ ↓
はい いいえ はい いいえ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
Move to 初期化して ケーブル ワイヤレス クラウド
iOS一択 やり直し 接続推奨 (移行範囲 /手動対応
は少なめ)
初心者に最も安全で成功率が高い原則は、次の2点です。
- 新端末の初期設定中に、公式の移行ツールを使う
- 可能ならケーブル接続を選ぶ(移行できるデータの種類が増える)
データ移行の前に必ず確認しておきたい事前準備
「面倒だな」と思うかもしれませんが、ここを丁寧にやるほど移行の成功率が上がります。特に初心者は「移行を始める前」に勝負が決まります。
バックアップを最新の状態にしておきましょう
iPhoneの場合:
Wi-Fi接続→「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」をタップします。iCloudの無料容量は5GBまでです。容量が足りない場合は、50GB(月額130円)などの有料プランを一時的に利用するのもおすすめです。
さらに確実にするなら、パソコンのFinder(Mac)またはiTunes(Windows)でローカルバックアップを作成しましょう。「暗号化バックアップ」をオンにすると、Wi-Fiパスワードやヘルスケアデータも含まれます(パスワードを絶対に忘れないように!)。
Androidの場合:
「設定」→「Google」→「バックアップ」→「Google Oneバックアップ」をオン→「今すぐバックアップ」をタップします。Googleの無料ストレージは15GB(Gmail・Googleドライブ・Googleフォトと共有)です。初回バックアップや大容量の場合は完了まで最大24時間程度かかり得るため、移行直前にオンにしても間に合わないことがあります。
物理・環境面の準備チェック
- 充電は80%以上にしておく(電源に接続しながらの作業がベスト)
- 安定したWi-Fi環境を確保する(モバイルデータ通信での移行は非推奨)
- 新しい端末のストレージ容量が、旧端末の使用量以上であることを確認する(容量不足は「途中までしか移らない」の原因)
- Apple IDとGoogleアカウントのメールアドレス・パスワードを控えておく
- ケーブルを用意できるなら用意(移行できるデータ種類が増え、速度も上がる)
⚠️ 二段階認証アプリの移行を忘れずに!
Google Authenticatorなどの認証アプリを移行せずに旧端末を初期化してしまうと、各サービスにログインできなくなる恐れがあります。旧端末のGoogle Authenticatorアプリで「アカウントを移行」→「アカウントのエクスポート」からQRコードを表示し、新端末で読み取って移行しておきましょう。
⚠️【iPhone→Androidの方は必須】iMessage/FaceTimeをオフに!
これを怠ると、iPhoneを持つ友人からのメッセージがAndroidに届かないトラブルが起きます。 移行の最重要ポイントの一つです。
iPhoneが手元にある場合:
- 「設定」→「アプリ」→「メッセージ」→ iMessageをオフ
- 「設定」→「アプリ」→「FaceTime」→ FaceTimeをオフ
iPhoneが手元にない場合:
- selfsolve.apple.com/deregister-imessage にアクセスします
- 電話番号と国を入力し、SMSで届く確認コードを入力して登録解除します
Android→iPhoneへの移行方法
公式ツール「iOSに移行(Move to iOS)」で一括移行【初心者の最優先】
AppleとGoogleが共同で提供する最もおすすめの方法です。新しいiPhoneの初期設定中にのみ使用できる点にご注意ください。すでにiPhoneの設定が完了している場合は、一度初期化する必要があります。
前提条件(必須):
- iPhone側は初期設定中(設定済みなら基本は初期化してやり直し)
- Wi-Fiオン、両端末を電源接続
- 移行データが新iPhoneの容量に収まること
移行手順:
- 新しいiPhoneの初期設定を進め、「アプリとデータを転送」画面で「Androidから」を選択します
- Android側にGoogle Playから「iOSに移行」アプリをインストールして起動します(iPhoneに表示されるQRコードからもインストール可)
- 利用規約に同意し、位置情報・通知などの許可を進めます
- iPhoneに表示された6桁または10桁のコードをAndroid側に入力します
- iPhoneが作る一時的なWi-FiにAndroidが自動接続されます
- Android側で転送するデータの種類を選択し「続ける」をタップします
- iPhone側のバーが最後まで終わるまで、絶対に両端末を触らないでください
- 完了後、iPhone側で「続ける」をタップして初期設定を進めます
移行できる主なデータ: 連絡先、メッセージ履歴/SMS、写真/動画、ファイル/フォルダ、カレンダー、通話履歴、ボイスメモ、WhatsAppメッセージとメディアなど。
移行されないもの(手動対応が必要): 音楽、ブック、PDF、パスワード、有料アプリ/アプリ内データ。
💡 ケーブル接続も可能! USB-Cケーブルを使って有線接続すると、ワイヤレスよりも高速で安定した転送が可能です。
所要時間の目安: データ量によって異なりますが、一般的に30分〜数時間かかります。
失敗しやすいポイントと対処法:
- 転送中に他アプリを開いたり電話を取ると失敗する → 転送中はMove to iOSを画面に出したまま放置
- AndroidのWi-Fi自動切替機能で通信が不安定になる → 該当機能を無効化し、再試行
- iPhone容量不足で途中停止 → iPhoneを消去し、容量を確保してやり直し
Googleアカウントのデータをそのまま使う
AndroidでGmailやGoogleカレンダーを使っていた方は、iPhoneにGoogleアカウントを追加するだけで、メール・カレンダー・連絡先がそのまま同期されます。
- iPhoneの「設定」→「メール」→「アカウント」→「アカウントを追加」→「Google」を選択
- メールアドレスとパスワードでログインします
- 同期する項目(メール・連絡先・カレンダー・メモ)をオンにします
Google ドライブやGoogleフォトもApp Storeからアプリをインストールすれば、今まで通り利用できます。
GoogleフォトをiCloud写真に転送したい場合
- takeout.google.com にアクセスし、「Googleフォト」を選択します
- 転送先として「Apple – iCloud Photos」を選択します
- Appleアカウントでサインインし、共有許可を付与します
- 転送が自動スタートします(数時間〜数日かかります)
もちろん、iPhoneでGoogleフォトアプリをそのまま使い続けることも可能です。
iPhone→Androidへの移行方法
Androidの公式「アプリとデータをコピー」でケーブル移行【おすすめ】
前提条件(重要):
- 新しいAndroidの初期設定中に実施(機種によってはセットアップ後数日以内ならケーブル移行できる場合あり)
- ワイヤレス移行には iPhoneがiOS 15以降、AndroidがAndroid 12以降が必要
- iPhoneのiMessageを事前にオフにする
ケーブル移行の手順:
- 新しいAndroidを起動し、「アプリとデータをコピー」を選択します
- USB-C–Lightning(または変換アダプタ)でiPhoneとAndroidを接続します(iPhone 15以降はUSB-C to USB-Cケーブル)
- iPhone側に「信頼しますか?」が表示されたら「信頼」をタップし、画面ロック解除状態を保ちます
- AndroidでGoogleアカウントにログインします(ログインしないと転送できない項目があります)
- コピーするデータ種類を選択し「コピー」をタップします
- 完了まで画面をそのまま放置してください
ケーブル接続で移行できるデータ: 連絡先、写真/動画、カレンダー、無料アプリ(Google Playにもあるもの)、音楽、テキストメッセージ(iMessage含む多くのコンテンツ)、メモ、壁紙、通話履歴、WhatsAppなど。
ワイヤレスだと移行できるのは: 連絡先・写真/動画・カレンダーに限定されます。
移行されないもの(別対応が必要): iCloudにしかない写真/動画、有料アプリ/アプリ内購入、パスワード、Safariブックマーク、ボイスメモ。
💡 100均のケーブルは認識不良を起こすことがあるため、純正品またはMFi認証品の使用をおすすめします。
移行後の注意: 「メッセージが表示されるまで最大48時間かかる」など遅延があり得るため、完了直後に焦って旧端末を初期化しないようにしましょう。
iCloud写真をGoogleフォトに転送する方法
iCloud写真にしかない写真・動画は、ケーブル移行の対象外です。公式の回避策として、Appleのプライバシーページから直接転送できます。
- privacy.apple.com にアクセスし、Apple IDでログインします
- 「データのコピーを転送」を選択します
- 転送先に「Google Photos」を選択します
- Googleアカウントにログインし、Appleからのアクセスを許可します
- 「転送を確認」をクリックします
転送には3〜7日ほどかかります。完了するとメールで通知が届きます。iCloud側の写真は削除されません。
連絡先の移行はvCardエクスポートが確実
パソコンを使った方法が最も確実で、OSの違いに左右されません。
- iCloud.com にログインし、「連絡先」を開きます
- Ctrl+A(Mac:Command+A)で全選択→メニューから「vCardを書き出す」を選択し、.vcfファイルを保存します
- contacts.google.com にアクセスし、「インポート」をクリックします
- 保存した.vcfファイルを選択して「インポート」を実行します
- AndroidでGoogleアカウントにログインすれば、連絡先が自動同期されます
Apple Musicのプレイリストを移行したい場合
- privacy.apple.com にApple IDでログインします
- 「データのコピーを転送」→ Apple Musicのプレイリストを選択します
- 転送先にYouTube Musicを指定し、Googleアカウントにログインします
- 通常数分〜数時間で完了します
なお、AndroidでもApple Musicアプリは利用可能ですので、そのまま使い続けることもできます。
Apple Watch・AirPodsをお使いの方へ
Apple WatchはAndroidスマホとはペアリングできません。乗り換え前に必ずペアリングを解除しましょう。iPhoneの「Watch」アプリ→「マイウォッチ」→解除したいApple Watchの「i」をタップ→「ペアリングを解除」。Apple PayのSuica/PASMOも事前に削除しておいてください。
AirPodsはBluetoothイヤホンとしてAndroidでも使えますが、自動耳検出・空間オーディオ・バッテリー残量の詳細表示・「探す」機能などは使えなくなります。
クラウドで補完する方法(一括移行で”移らないもの”を救済)
| データ種別 | iPhone→Androidのおすすめ方法 | Android→iPhoneのおすすめ方法 |
|---|---|---|
| 写真・動画(クラウド分) | privacy.apple.com → Googleフォト転送 | takeout.google.com → iCloud Photos転送 |
| 連絡先 | iCloud.com → vCard → Google連絡先 | Google同期またはvCard書き出し→iCloud |
| カレンダー | ICS書き出し → Googleカレンダーに取込 | Google同期またはICS → iCloudカレンダー |
| ファイル | iCloud Drive → Googleドライブ | Googleドライブ → iCloud Drive |
| 音楽 | PC経由 or Apple Music/YouTube Music継続 | PC経由 or Spotifyなどストリーミングに移行 |
カレンダー(ICS)の注意点: iCloud.comでカレンダーを一時的に公開してICSファイルを取得する方法がありますが、共有URL(webcal)を放置するとリンクを知っている人が閲覧できる可能性があります。取得後は必ず共有をオフにしてください。
LINEのトーク履歴を移行する方法【2025年最新】
LINEの引き継ぎは多くの方が最も心配されるポイントです。2025年時点では「かんたん引き継ぎQRコード」が基本ですが、有料サービスを使えば異なるOS間でも全履歴を完全移行できます。
無料でできる「かんたん引き継ぎQRコード」
直近14日間のトーク履歴(テキスト・写真・動画・ファイル・ボイスメッセージ)を移行できます。LINEバージョン12.10.0以降で利用可能です。
手順(iPhone↔Android共通):
- 旧端末・新端末ともにLINEアプリを最新バージョンにアップデートします
- 新しい端末でLINEを起動→「ログイン」→「QRコードでログイン」→「QRコードをスキャン」をタップします
- 旧端末でLINEを起動→「ホーム」→右上の歯車アイコン(設定)→「バックアップ・引き継ぎ」→「かんたん引き継ぎQRコード」をタップし、QRコードを表示します
- 新端末で旧端末のQRコードを読み取ります
- 旧端末の確認画面で「はい、スキャンしました」にチェック→「次へ」→パスコードまたは生体認証で本人確認します
- 新端末で「ログイン」→トーク履歴の復元画面で「次へ」を選択します
💡 事前にLINEの「設定」→「トークのバックアップ」→「PINコードを作成して今すぐバックアップ」でPINコードを設定しておくと、直近14日間のトーク履歴が自動で引き継がれます。
全トーク履歴を移行したいなら「プレミアムバックアップ」
2025年5月末から提供が始まった**「プレミアムバックアップ」**は、LYPプレミアム(月額508円・税込)の会員限定機能です。最大の特徴は、異なるOS間(iPhone↔Android)でも14日以上前のトーク履歴を含む全データを完全に移行できる点です。
- テキスト・写真・動画・ファイル・ボイスメッセージをすべてバックアップ
- 100GBのストレージが付与され、リアルタイムで自動バックアップ
- 移行完了後にLYPプレミアムを退会しても、移行済みデータは保持される
トーク履歴を絶対に失いたくない方は、機種変更のタイミングだけLYPプレミアムに加入するという使い方も有効です。
LINEで引き継げるもの・引き継げないもの
| データの種類 | 同じOS間 | 異なるOS間(無料) | 異なるOS間(プレミアム) |
|---|---|---|---|
| 友だちリスト・グループ | ✅ | ✅ | ✅ |
| プロフィール情報 | ✅ | ✅ | ✅ |
| アルバム・ノートのデータ | ✅ | ✅ | ✅ |
| トーク履歴(全期間) | ✅ | ❌ | ✅ |
| トーク履歴(直近14日間) | ✅ | ✅ | ✅ |
| 購入スタンプ(再ダウンロード) | ✅ | ✅ | ✅ |
| LINEコイン残高 | ✅ | ❌ | ❌ |
| トーク背景・通知音設定 | ❌ | ❌ | ❌ |
⚠️ LINEコインの残高は異なるOS間では引き継ぎできません。移行前に使い切ることをおすすめします。
モバイルSuica・キャッシュレス決済の引き継ぎ
キャッシュレス決済の移行は、サービスごとに個別の手続きが必要です。一括移行はできないので、一つずつ確実に行いましょう。
モバイルSuicaの移行手順
モバイルSuicaは、旧端末からサーバーにSuicaを「預けて」、新端末で「受け取る」方式です。残高や定期券の情報もきちんと引き継がれます。
旧端末がiPhoneの場合:
- 「Wallet」アプリ→Suicaを選択→「…」→「カードの詳細」→「このカードを削除」をタップ(サーバーに退避されます)
旧端末がAndroidの場合:
- 「おサイフケータイ」アプリ→「マイサービス」→Suicaの「カードを預ける(機種変更)」をタップ
新端末がiPhoneの場合:
- App Storeから「Suica」アプリをダウンロード→「機種変更」をタップ→ログイン→Suicaを受け取り
新端末がAndroidの場合:
- 「モバイルSuica」アプリ→「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」→ログイン→Suicaを受け取り
⚠️ 重要:改札内にいる状態では手続きできません。メンテナンス時間(毎日2:00〜4:00頃)も手続き不可です。機種変更手続きをせずに端末を交換してしまうと、異なるOS間では再発行ができず、退会手続きが必要になるケースがあります。必ず事前に預け入れを行ってください。
楽天Edy・nanaco・WAONについて: iPhoneのApple Payでは楽天Edyに対応していないため、残高の移行ができません。移行前にAndroid側で使い切ってください。nanacoとWAONはiPhoneのApple Payに対応していますが、Android側でサーバーに預ける操作が事前に必要です。
PayPay・楽天ペイ・d払いなどの引き継ぎ
これらはクラウドでデータ管理されているため、基本的に新端末でアプリをインストールしてログインするだけで引き継ぎが完了します。
- PayPay:登録済みの電話番号とパスワードでログイン→SMS認証で完了。電話番号が変わる場合は、旧端末のPayPayアプリから事前に電話番号を変更しておきましょう。絶対に新規アカウントを作成しないでください(旧アカウントの残高が戻せなくなります)。
- 楽天ペイ:楽天会員IDとパスワードでログイン→SMS認証→完了。楽天ポイント・楽天キャッシュもすべて引き継がれます。
- d払い:dアカウントにログインするだけで完了。dポイントもそのまま引き継がれます。
- メルペイ:メルカリアプリにメールアドレスまたは電話番号でログインすれば完了です。
銀行アプリ・証券アプリの移行で気をつけること
金融系アプリは、セキュリティの関係で機種変更時に特別な手続きが必要になることが多いです。ワンタイムパスワード(OTP)の移行が最も重要なポイントです。
三菱UFJ銀行は、新端末でワンタイムパスワードアプリの利用登録を再度行う必要があります。電話番号が変わる場合は、マイナンバーカードや免許証のICカード読み取り、または設定用ハガキの郵送(1〜2週間)が必要です。
三井住友銀行は、新端末でワンタイムパスワードの利用登録(有効化)を行えばOKです。SMBCセーフティパス利用者は旧端末で事前に解除してから新端末で再登録が必要です。
みずほ銀行はやや煩雑で、ワンタイムパスワードアプリの再申請後にハガキで届く「利用登録用パスワード」を使って再設定する必要があり、約2週間かかることがあります。
共通の注意点: 生体認証(指紋・顔認証)は新端末ですべて再設定が必要。金融アプリはiCloudバックアップやGoogleバックアップの対象外であることが多いため、個別に対応しましょう。移行前に保有資産の状況をスクリーンショットで記録しておくと安心です。
キャリア提供のデータ移行ツール
各携帯キャリアでも、データ移行をサポートする独自ツールを提供しています。写真・動画・連絡先などの基本データの移行に便利です。
au:データお引っ越しアプリ au IDでログインし、旧端末のデータをサーバーに「預けて」、新端末で「復元」する方式。対応データは写真・動画・アドレス帳で、サーバーに8日間・最大50GBまで預けられます。
ソフトバンク:かんたんデータコピー 旧端末・新端末の両方にアプリをインストールし、QRコードで接続してデータをコピーします。サーバーを経由せず端末同士で直接通信するため高速。ソフトバンク以外のユーザーも利用できます。
ドコモ:データコピー(サービス終了) ドコモの「データコピー」アプリは2024年にサービスを終了しています。現在はGoogle/Appleの標準移行機能の利用が推奨されています。
メーカー独自の移行ツール
Samsung Smart Switch(Galaxyユーザー向け) SamsungのSmart Switchは、旧端末(iPhone含む)からGalaxyへの移行を支援し、写真・連絡先・予定表・メモ等を移行できます。移行先がGalaxyなら、まずSmart Switchを検討するのが合理的です。
Xperia(Sonyユーザー向け) Xperia Transfer 2はサービスを終了しており、現在はAndroid標準のセットアップ画面での移行(Android OS機能)利用が推奨されています。
データ種別別の移行方法まとめ
| データ種別 | Android→iPhone(おすすめ) | iPhone→Android(おすすめ) | 失敗しやすいポイント |
|---|---|---|---|
| 連絡先 | Move to iOSで一括 / Google同期 | ケーブルコピー / vCard→Google連絡先 | iCloud/Google/SIM混在しがち |
| 写真・動画 | Move to iOS / Googleフォト→iCloud転送 | ケーブルコピー+iCloud→Googleフォト転送 | iCloud/Googleフォトに”だけ”ある分は別途対応必要 |
| メッセージ(SMS/iMessage) | Move to iOS(SMS/履歴) | ケーブルコピー推奨 | iMessage解除を忘れると受信トラブル |
| 通話履歴 | Move to iOSで対象 | ケーブルコピーで対象 | ワイヤレス移行だと対象外になりやすい |
| カレンダー | Move to iOS / アカウント同期 / ICS | ケーブルコピー / ICS→Googleカレンダー | ICS公開リンクを放置すると漏えいリスク |
| メモ | Move to iOSで対象になり得る | ケーブルコピーで対象になり得る | “どのサービスのメモか”で扱いが変わる |
| アプリ | 同名の無料アプリは再取得を支援 | 無料アプリの一部は転送対象 | 有料アプリやストアにないアプリは移らない |
| アプリデータ | アプリごとの引き継ぎ(クラウドログイン等) | アプリごとの引き継ぎ | “アプリ内データは移る”と思い込みがち |
| パスワード/アカウント | パスワードマネージャへ移す | CSV書き出し(取扱注意!)/ 手動ログイン | CSVは暗号化されないため要注意 |
| 音楽 | PC経由 / ストリーミングは再ログイン | ケーブルコピーで対象になり得る | 形式/DRM/保存場所で差が大きい |
| ファイル(書類) | PC経由またはクラウド | Google公式コピーでは移行されない→クラウド/PCを併用 | Downloads/書類の所在が不明で抜けやすい |
| LINE | QRコード引き継ぎ(14日分)/ プレミアムで全履歴 | QRコード引き継ぎ(14日分)/ プレミアムで全履歴 | LINEコイン残高は異なるOS間で引き継ぎ不可 |
| モバイルSuica | サーバーに預け→新端末で受取 | サーバーに預け→新端末で受取 | 事前預け入れ忘れると再発行不可のケースあり |
| 銀行アプリ | 各行の手続きを個別に実施 | 各行の手続きを個別に実施 | ワンタイムパスワードの移行が最重要 |
よくある誤解と、その訂正
誤解:移行アプリを使えば、パスワードも全部移る 訂正:公式のiPhone→Androidコピーでは「パスワードやログイン情報は移行されない」と明記されています。必要ならiPhone側でCSVに書き出せますが、暗号化されないため取り扱い注意です。書き出したら即パスワードマネージャに取り込み、ファイルはすぐ削除してください。
誤解:iCloud写真は”ケーブル移行”で全部移る 訂正:iCloudに保存されている写真/動画は、ケーブル移行の対象外として明示されています。公式ルートとしてprivacy.apple.com経由の転送を使いましょう。
誤解:iPhoneからAndroidに変えても、iMessageはそのままでいい 訂正:非Apple端末へ切り替えた後にiMessageを解除しないと、iPhone仲間からのSMS/MMSが受信できないトラブルが起き得ます。
誤解:LINE移行でアプリを入れなおせばデータも戻る 訂正:LINEは単純なアプリ再インストールではデータは戻りません。「かんたん引き継ぎQRコード」もしくは「プレミアムバックアップ」の手順が必要です。
誤解:アプリのデータは自動で移る 訂正:アプリデータの移行は原則「アプリごとの個別対応」です。ゲーム進行状況や設定データは、クラウドセーブ対応アプリ以外は移りません。
トラブルシューティングFAQ
Q:Move to iOS(iOSに移行)で途中停止します。何を見直す? A:公式の注意点として、転送が終わるまでMove to iOSを画面に出したまま放置し、途中で別アプリを使ったり電話を受けたりしないことが挙げられています。Wi-Fi切替系の機能/アプリを無効化し、モバイルデータ通信をオフにして再試行。両端末の再起動も有効です。
Q:iPhone→Androidでメッセージが届かない・移ってない A:iMessage/FaceTimeのオフと登録解除が最優先です。Androidの公式手順でも必須として案内されています。反映に最大48時間かかる場合があるため、完了直後に焦らないでください。
Q:iPhone→Androidで写真が足りない。原因は? A:「iCloudに保存されている写真/動画」はケーブル移行の対象外と明記されています。対処として、privacy.apple.comからGoogleフォトへコピー転送をリクエストする公式手段があります(3〜7日かかることがあります。iCloud側の写真は削除されません)。
Q:LINE移行したらトーク履歴が15日分しかなかった A:無料の「かんたん引き継ぎQRコード」では直近14日間のみが対象です。全履歴を移行したい場合は、LYPプレミアム(月額508円)の「プレミアムバックアップ」を利用してください。
Q:モバイルSuicaを預け忘れて旧端末を手放してしまいました A:まず旧端末のキャリアまたはモバイルSuicaサポートに連絡してください。端末紛失扱いの手続きで対応できる場合があります。ただし、OS間の壁があると再発行ができないケースもあるため、早めに相談することが重要です。
Q:銀行アプリが新端末で使えない A:各銀行のワンタイムパスワード(OTP)アプリの再設定が必要です。電話番号が変わっていない場合は比較的スムーズですが、変わった場合は各銀行のサポートへ連絡してください。
Q:Google Oneバックアップが”復元候補”に出ない A:Androidのバックアップは初回設定後に反映まで時間がかかる場合があり、最大24時間程度かかり得ます。バックアップ保護のためPIN/パターン/パスワードの画面ロックが必要です。
Q:移行アプリを探していたら”セキュリティ警告”が出てアプリを入れろと言われた A:IPAも注意喚起している、偽の警告から公式ストアのアプリへ誘導して継続課金につなげる手口です。移行は原則、公式ツール(Move to iOS / Androidのコピー / メーカー公式)で進めてください。
Q:ゲームのデータが移行できなかった A:ゲームごとに引き継ぎ方法が異なります。事前に各ゲームの公式サポートページで「機種変更時の引き継ぎ方法」を確認し、引き継ぎコードの発行やアカウント連携(Google・Apple IDなど)を行っておきましょう。ゲーム内の有償通貨(石など)は異なるOS間では引き継げないことが多いため、使い切ることをおすすめします。
移行方法の比較表
| 方法 | 対応データ種別(代表例) | 所要時間の目安 | 難易度 | 費用 | 推奨度 |
|---|---|---|---|---|---|
| Move to iOS(Android→iPhone) | 連絡先/SMS/写真/動画/ファイル/通話履歴等(広い) | 30分〜数時間 | 低〜中 | 無料 | ◎ |
| Androidの「アプリとデータをコピー」ケーブル(iPhone→Android) | 連絡先/写真/動画/カレンダー/無料アプリ/音楽/メッセージ/通話履歴等 | 30分〜数時間 | 中 | ケーブル代のみ | ◎ |
| Android Switch(ワイヤレス) | 連絡先/写真/動画/カレンダー中心 | 比較的短め | 低〜中 | 無料 | ○ |
| iCloud⇄Googleフォト公式転送 | 写真・動画 | 数時間〜7日 | 中 | 容量次第 | ○ |
| iCloud.com(vCard/ICS/Drive) | 連絡先/カレンダー/ファイル | 中 | 中 | 無料〜 | ○ |
| Google Takeout(エクスポート) | Google側データの避難(写真/連絡先/カレンダー等) | 中〜長 | 中 | 無料〜 | △(保険向け) |
| メーカー独自(Smart Switch/Xperia等) | メーカーにより広い | 中 | 中 | 無料 | ○(条件一致なら) |
| LINE プレミアムバックアップ | LINEトーク履歴(全期間・異なるOS間も可) | 設定:数分 | 低 | 月額508円 | ◎(全履歴移行したい方) |
| サードパーティ移行アプリ | 製品次第 | 不明確 | 中〜高 | 有料あり | △(最終手段) |
2025年のデータ移行における最新トピック
LINEの「プレミアムバックアップ」で異OS間移行の壁がなくなった
2025年5月末にスタートしたこの機能は、長年の課題だった「iPhone↔Android間でのトーク履歴完全移行」を実現しました。LYPプレミアム(月額508円)への加入が必要ですが、移行後に退会してもデータは保持されるため、機種変更のタイミングだけ加入するのが賢い使い方です。
「iOSに移行」アプリv4.0の大幅進化
2024年秋のv4.0では、USB-C有線接続での高速転送、通話履歴・デュアルSIMラベル・音声録音ファイルの移行対応など、大幅な機能強化が行われました。
iOS 26.3の「Transfer to Android」機能
2026年2月リリースのiOS 26.3では、AppleとGoogleの共同開発による「Transfer to Android」機能が搭載されました。iPhoneの「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」から利用でき、写真・メッセージ・連絡先・アプリ・パスワードなどをBluetoothとWi-Fiで直接Androidに転送できます。
移行の所要時間の目安
| 移行方法 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| ケーブル接続(「iOSに移行」「Android公式コピー」) | 30分〜数時間 |
| ワイヤレス接続(Wi-Fi経由) | 45分〜数時間 |
| iCloud→Googleフォト直接転送 | 3〜7日 |
| Google Takeout→iCloud転送 | 数時間〜数日 |
| LINEのかんたん引き継ぎQRコード | 5〜15分 |
| LINEのプレミアムバックアップ設定 | 数分(バックアップ後) |
| モバイルSuicaの移行 | 10〜30分 |
| キャリア移行ツール | 約10分 |
| 銀行アプリのワンタイムパスワード再設定 | 数日〜2週間(ハガキが必要な場合) |
全体として、基本的なデータ移行に加えてLINEやSuica、各種アプリの個別移行まで含めると、半日〜1日程度の余裕を見ておくと安心です。
まとめ:データ移行成功のための最終チェックリスト
移行前に必ずやること
| フェーズ | チェック項目 | 目的・理由 |
|---|---|---|
| 移行前 | □ 両端末を80%以上充電し、電源に接続 | 途中停止を防ぐ |
| 移行前 | □ 新端末の空き容量を確認 | 容量不足で途中失敗しやすい |
| 移行前 | □ iPhoneはiCloudバックアップ実施(余裕があればPCバックアップも) | 最悪時に戻せる保険 |
| 移行前 | □ AndroidはGoogle Oneバックアップを確認(初回は時間がかかる) | 復元候補が出ない事故を防ぐ |
| 移行前 | □ iPhone→AndroidならiMessage/FaceTimeをオフ+登録解除 | SMS受信トラブルを防ぐ |
| 移行前 | □ LINEのトーク履歴をバックアップし、PINコードを設定 | 機種変更後の引き継ぎを確実に |
| 移行前 | □ モバイルSuica・電子マネーをサーバーに預ける | 事前預け入れ忘れると大変 |
| 移行前 | □ 銀行アプリのワンタイムパスワード移行手続きを確認 | 気づかずに窓口に行く羽目を防ぐ |
| 移行前 | □ 二段階認証アプリのエクスポートを行う | 旧端末なしでログイン不能になる事故を防ぐ |
| 移行前 | □ ゲームアプリの引き継ぎコード発行・アカウント連携を確認 | 一番取り返しがつかない失敗 |
| 移行中 | □ 可能ならケーブル接続を選ぶ | 移行できるデータが増える |
| 移行中 | □ 転送中は画面ロック解除を維持し、他アプリを触らない | 転送中断の典型原因 |
| 移行中 | □ 移行対象の選択で「メッセージ」「通話履歴」等を見落とさない | 後から取り返しにくい |
| 移行後 | □ 写真/メッセージ/通話履歴/カレンダーを”数件開いて”確認 | “見た目だけ移った”を防ぐ |
| 移行後 | □ iCloud写真だけの分は、公式転送を追加で実施 | 取りこぼし救済 |
| 移行後 | □ LINE・Suica・各種アプリの引き継ぎを完了する | — |
| 移行後 | □ 銀行・証券アプリの再設定・生体認証の登録 | — |
| 移行後 | □ 主要アプリへ再ログイン(パスワード移行は慎重に) | ログイン情報は基本移らない |
| 移行後 | □ 旧端末は1週間程度使用して問題ないことを確認してから初期化 | 設定/2FA/認証の抜けを発見しやすい |
iPhoneとAndroidの間のデータ移行は、2025年時点では公式ツールの進化によりかなりスムーズに行えるようになっています。特にLINEのプレミアムバックアップやMove to iOS v4.0の登場で、以前は大きな壁だった異なるOS間の移行がぐっと楽になりました。
最も大切なのは、旧端末を手放す前にすべての移行が完了していることを確認することです。焦らず一つずつ丁寧に進めていけば、大切なデータをしっかり引き継いで新しいスマートフォンライフを始められます。ぜひこの記事を参考に、安心して機種変更に臨んでください!
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!