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省電力性に優れたCPU設計思想。スマートフォンとMac Apple Siliconの基盤となる現代の主要CPUアーキテクチャ。
詳しい解説
ARM(Advanced RISC Machine)アーキテクチャとは、英Arm Holdings社が設計するCPU命令セットアーキテクチャ(ISA)の総称で、RISC(Reduced Instruction Set Computing:縮小命令セット)思想に基づく省電力性に優れたCPU設計です。1980年代に英Acorn Computers社(後のArm社)で誕生し、現代では世界中のスマートフォン・タブレット・組み込み機器・Apple Silicon Mac・Snapdragon Windows PCなど、数百億台のデバイスに採用されています。
ARMの最大の特徴は「電力効率」です。x86(Intel・AMD系)と比べて、同じ処理性能あたりの消費電力が劇的に低く、バッテリー駆動デバイスに最適です。スマートフォンが一日中使えるバッテリー駆動を実現できるのは、ARM CPUの省電力性の恩恵が大きいです。
Appleは2020年にMacのCPUをIntel x86からApple Silicon(ARMベース)に移行し、MacBook Airがファンレスで4Kビデオ編集できる程の性能と15時間超のバッテリー駆動を両立しました。M1〜M4と世代を重ねるたびに性能向上し、2026年時点ではIntel機を完全に置き換える形となっています。
Windows側でも「Windows on ARM」が普及し、Snapdragon Xシリーズ搭載ノートPCがバッテリー20時間超で軽量・高性能を実現しています。ARMベースのCopilot+ PCは、Windows 11+AI機能のフラッグシップとして展開されています。
注意点として、x86向けに作られた一部の古いソフトウェアはARMで動作しない場合があり、エミュレーション(macOSの「Rosetta 2」、Windowsの「Prism」)を介して実行されます。新規開発ソフトウェアはARMネイティブ対応が前提となりつつあります。
MacBook Air M2を購入したユーザーが、長年愛用してきたWindows用業務ソフトをVMware Fusion + Windows 11 ARMで動かしたいケースを想定します。x86ネイティブ版Windowsは動かないため、Microsoftが公式提供するWindows 11 ARM版をダウンロード→VMware FusionでARM仮想マシンとして起動→x86業務ソフトは内蔵Prismエミュレーターで実行、というスタックで動かせます。Apple Silicon登場前は不可能だった「MacでWindows業務ソフト」がARM時代に解決した好例です。
別の呼び方
ARMアーキテクチャ
RISC
Advanced RISC Machine
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