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Windows上でLinuxをそのまま動かせるMicrosoft公式機能。開発者がWindowsとLinuxを同時に使える。
詳しい解説
WSLは『Windows Subsystem for Linux』の略で、Windows上でLinuxをネイティブに近い速度で動かせる公式機能です。仮想マシン(VirtualBox等)と異なり、Windowsと同じデスクトップから `bash` や `apt` などのLinuxコマンドをシームレスに使えるのが最大の特徴で、開発者のWindows活用を一変させた機能として評価されています。
WSLには2つのバージョンがあります。①WSL 1は、LinuxシステムコールをWindows APIに変換するエミュレーション方式で、ファイルI/Oが速い特徴があります。②WSL 2は、軽量なHyper-V仮想マシン上で本物のLinuxカーネルを動かす方式で、Docker対応や互換性が高く、現在はこちらが推奨されています。
インストールは極めて簡単で、管理者権限のコマンドプロンプトまたはPowerShellで `wsl –install` と実行するだけです。既定ではUbuntuがインストールされ、初回起動時にユーザー名とパスワードを設定すれば完了です。他のディストリビューション(Debian, Kali, openSUSE等)はMicrosoft Storeから入手できます。
主な用途は、①Webアプリ開発(Node.js・Python・Rubyの開発環境)、②Docker開発(Docker Desktop for Windowsの推奨バックエンド)、③SSH・サーバー管理(Linuxサーバーの操作)、④機械学習開発(TensorFlow・PyTorchのGPU活用)です。特にVS CodeとのRemote-WSL連携は強力で、Linuxの中で直接ファイルを編集・デバッグできます。
トラブルとしては『起動しない』『GPUが使えない』『パフォーマンスが遅い』などがあり、ほとんどはWSLカーネルの更新(`wsl –update`)、仮想化支援(VT-x/AMD-V)のBIOS有効化、Windowsのバージョン確認(Windows 10 2004以降必要)で解決します。
WindowsマシンでPython機械学習プロジェクトを進めたい開発者を想像してください。管理者PowerShellで `wsl –install` を実行しUbuntuを入れ、VS Codeから『Remote – WSL』拡張を使って接続すれば、WindowsのデスクトップのままLinux環境で `pip install` や `python train.py` が可能です。Docker Desktopと連携すれば本番環境と同じコンテナで開発・テストができ、開発体験が飛躍的に向上します。
別の呼び方
WSL2
Linux for Windows
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