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【完全ガイド】DVDの種類と選び方|容量・互換性・おすすめ製品を徹底解説

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一言にDVDディスクといっても様々な種類があるのはご存知ですか?種類によって容量も違いますし、書き換えできる回数なども異なります。

DVDディスクの種類について知ることで、「できるだけ大量のデータを記録したい」「繰り返し何度でも記録ができるDVDディスクが欲しい」など、そのときのニーズに合わせて最適なディスクを選べるようになります。

そこでこの記事では、DVDディスクの種類や容量の違い、注意点やパソコンとDVDの計算方法の違いなどをご紹介します。

DVDディスクの購入を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。

この記事のまとめ:

この記事のまとめ:

DVDディスクには様々な種類があり、用途に応じて最適なものを選ぶことが重要です。主な種類として、DVD-R/+R(1回のみ書き込み可能)、DVD-RW/+RW(約1,000回書き換え可能)、DVD-RAM(約10万回書き換え可能)があります。容量は記録層によって異なり、片面1層(4.7GB)から両面2層(17.08GB)まであります。 選ぶ際の注意点として、録画用とデータ用の区別、レコーダーの対応状況(「+」「-」の互換性)、記録速度の確認が必要です。また、DVDの規格(1GB=1000MB)とパソコンの計算(1GB=1024MB)で容量表示が異なるため、4.7GBのディスクがパソコンでは4.38GBと表示されることがあります。 市場では、VerbatimやMaxell、Victor、パナソニックなど、様々なメーカーの製品が販売されており、用途や予算に応じて選択できます。

DVDの記録層で決まる容量

DVDディスクは、ディスクによって記録面や記録層が異なります。一般的なディスクは片面に1層の記録層を持ち、容量は4.7GBです。

そのほか、片方に2層を持つ「片面2層」、両面に1層ずつ備える「両面1層」、両面に2層ある「両面2層」が存在。容量で見た場合は、多い順で「両面2層」「両面1層」「片面2層」「片面1層」と並べられます。

1.片面一層

片面一層は容量4.7GBで、片面に1層の記録層を持ち、残りの片面には記録ができないダミーディスクを貼って作られています。DVDディスクの一般的な容量サイズとなっています。

2.片面二層

片面二層は容量8.54GBで、片面に2層の記録層を持っていて、残りの片面には記録ができないダミーディスクを貼り合わせて作られています。

片面一層よりも容量が大きいため、多くの情報を記録することが可能です。

3.両面一層

両面一層は容量9.4GBです。両面に1層の記録層を持つディスクが2枚貼り合わされて作られていて、片面一層や片面二層よりも多くの情報を記録することができます。

4.両面二層

両面二層は容量17.08GBです。

両面に2層の記録層を持つディスクが2枚貼り合わされて作られていて、片面一層や片面二層、さらに両面一層よりも容量が大きいため、非常に多くの情報を記録する際に適しています。

ただし、ディスクの裏面を使う際、ディスクを裏返して使用する必要があります。

BDは片面最大25GB

DVDの上位互換として注目されているBDでは、片面の容量が25GBとDVDのおよそ5倍ほどとなりました。

最近はパソコンでもBD対応しているものが多いので、今後はBDが主流になっていくことでしょう。

DVDの主な種類と3つの使い道

DVDにはいくつもの種類があり、それぞれで容量や繰り返し書き込みの可否などが異なります。

ここでは、主な種類であるDVD-R,DVD+R・DVD-RW,DVD+RW・DVD-RAMの特徴や用途をご紹介します。

1.DVD-R,DVD+R

DVD-Rとは、容量が4.7GBで1度だけ書き込みが可能なディスクのことです。1度だけの書き込みのため、書き込んだ情報をあとで削除することができず、書き換えすることもできません。

そのため、長期に保存したいデータの記録用に適しています。

また、DVD-Rに書き込みをしたり、読み込みをするためにはDVD-Rに対応した専用ドライブが必要です。DVD+RもDVD-R同様、容量が4.7GBで、1度だけデータの書き込みができるディスクのことです。

書き込んだ情報については書き換えや削除ができず、書き込み・読み込みをするには専用のDVD+Rに対応した専用ドライブが必要になります。

DVD-RとDVD+Rは似ていますが、規格が違い互換性はありません。どちらも一部のDVDプレーヤーで読み込みのみ可能です。

DVD-R,DVD+Rともに価格が安い点も特徴としてあげることができます。

2.DVD-RW,DVD+RW

DVD-RWは、容量4.7GBで約1,000回の書き込みが可能なため、繰り返しデータの書き込みをすることができるディスクです。

DVD-RWで書き込みや読み込みをするには、対応した専用のドライブが必要になります。著作権保護規格にも対応しており、一部のDVDプレーヤーでも読み込みのみであれば可能です。

長期に保存したいデータを記録するよりも、削除をしても問題ない一時的なデータの保存に適しています。

DVD+RWも、DVD-RW同様、容量4.7GBで約1,000回の書き込みが可能です。記録したデータの書き換えも削除も可能で、繰り返し書き込みすることができます。

書き込みや読み込みをしたい場合は、DVD+RWに対応した専用ドライブが必要です。DVD-RWとできることは似ていますが、規格が違うため互換性はありません。

3.DVD-RAM

DVD-RAMは容量片面4.7GB、両面で9.4GBで、約10万回繰り返しデータの書き込みが可能なディスクです。

著作権保護規格にも対応しており、書き換え・削除が何度もできるため短期間記録しておきたいデータの記録用に適しています。

DVD-RAMの書き込みや読み込みをするためには、専用のドライブが必要になってきます。ただし、一部のDVDプレーヤーやDVD-ROMドライブでは読み込みだけであれば可能です。

また、DVD-ROMになると書き込みはできず読み込みのみができるディスクとなるため、DVD-RAMとDVD-ROMに違いがあることは認識しておきましょう。

DVDディスクを選ぶときの注意点

DVDデイスクには、上記のように「-」や「+」、「R」や「R DL」、「RW」、「RAM」など、多数の種類が存在します。

ディスクの種類によって書き込み回数や対応しているプレーヤーが異なるため、事前に確認したうえで選ぶようにしましょう。

また、「録画用」と「データ用」の2種類があるため、テレビ番組などを録画したい場合は録画用、パソコンのデータなどを記録したい場合はデータ用を選ぶ必要があります。

録画用のディスクのパッケージには「録画時間●●分」、「録画用」など容量の記載があり、データ用ディスクのパッケージには「データ用 ●●GB」など容量の記載があるため比較的簡単に選ぶことができます。

記録速度もチェック

DVDディスクのパッケージで見ておきたいのが記録速度。1倍から16倍など様々な表記がされており、記録速度が速いほど容量の大きなデータでもさくさく記録を終わらせられます。

特に何時間もある録画データを倍速なしで記録しようものなら相当時間かかるので、注意が必要です。

なお、DVDディスクの記録速度だけでなく読み込みに使用するレコーダー側がその速度に対応している必要もあります。レコーダー側が対応していなければDVDディスク自体を認識しない可能性があるからです。

また認識した場合でも、記録速度はディスクではなくレコーダー側の対応速度に合わせられます。よいDVDディスクを購入する場合は、レコーダー側も古すぎないものを用意してください。

レコーダーの「+̠」「-」対応状況もチェック

上記でも書いていますが、DVDには「+」「-」の表記があります。これらは策定した団体が異なっており、再生は互換性があっても記録や録画には互換性がありません

そのため、レコーダー側が対応しているかどうかのチェックを事前にしておく必要があります。DVDディスクを購入する際によくあることですが、この確認を怠ったことでエラーが出てまったく使い物にならないというパターンも存在。

「+」「-」は盲点でもあるので、確認を心がけてください。対応状態がわからなければ、お持ちのレコーダーの型番などからスペックをネットで検索して調べてみましょう。

DVDの使用可能容量は実際は少ない?

DVDディスクの使用可能容量は、記載されている(4.7GBなど)容量よりも少なく表示される傾向があります。

たとえば、4.7GBのディスクをパソコンに挿入した場合、4.7GBではなく4.38GBとして認識されてしまいます。

なぜ、実際の使用可能容量は少なくなるのでしょうか?

ここではその理由をご紹介します。

DVD・パソコン上のデータ計算の違い

DVDディスクの使用可能容量が実際は少なくなる理由が、DVDとパソコンでデータ計算に違いがあるためです。

たとえば、パソコンでは1KB=1024Bですが、DVDの規格では1KB=1000Bです。1GBに関してもパソコンでは1024MBですが、DVD規格は1000MBになります。

そのため、DVD規格では4.7GBでもパソコンでは4.38GBと認識されるなど、違いが表れます。

これは、パソコンやDVDが故障していたり、DVDの表記(4.7GB)が嘘ではなく、それぞれで計算方法が異なるために違いが生じているだけです。

パソコンとDVD規格の場合の容量の違いは以下の通りです。

■パソコンの場合

  • 1KB=1024B
  • 1MB=1024KB
  • 1GB=1024MB

■DVD規格の場合

  • 1KB=1000B
  • 1MB=1000KB
  • 1GB=1000MB

DVDとパソコンでは計算上の違いから、認識・表示されるデータ容量に違いがあることを覚えておきましょう。

おすすめのDVDディスクを紹介

DVDディスクにはいろんな種類・容量があり、選び方もあることがわかったと思います。とはいえ、どれを購入すればいいのかまだ迷っているという方もおられるあずです。

そこで今回は、市販されている人気のDVDディスクをいくつかピックアップして紹介します。

三菱ケミカルメディア Verbatim 1回録画用 DVD-R

50年の歴史を持つバーベイタムの録画用DVD-R。片面2層で215分の録画ができ、10枚で約1,000円で購入できる安さが魅力です。

アイオー・データが販売するドライブはバーベイタムのディスクでテストしているようで、相性がよいとお墨付き。ただしソニー製やシャープ製のレコーダーではエラーが出るとの口コミも存在します。

maxell 録画用 CPRM対応 DVD-R

maxellが販売する録画用DVD-R。50枚入りで1枚あたり30円を切っており、コスパの高さが魅力です。

表面はホワイトカラーで、インクジェットプリンタにも対応。焼いたDVDにプリンタで模様をつけられるのもポイントです。

倍速は1から16倍まで対応しています。

ビクター Victor くり返し録画用 DVD-RW

お手軽価格で購入できる繰り返し録画対応DVD-RW。20枚入りで1,000円程度で購入可能です。倍速は2倍までですが、DVD-RWは大抵このスペックです。

 

パナソニック 3倍速対応DVD-RAM

パナソニックが販売する人気の録画用DVD-RAM。評価も悪くなく、Amazonのベストセラーなので選ぶ価値があります。RAMなので用途としては何度も録画を繰り返すという方におすすめ。

20枚あたり4,000円と価格は高いですが、そもそもDVD-RAMはディスクのなかでも高価なので無難な値段です。3倍速に対応、印刷はできません。

シリコンパワー データ用DVD-R

 

シリコンパワーのデータ用VD-R。100枚入りで2,000円程度で購入できる圧倒的なコスパが魅力です。表面は白で、インクジェットプリンタにも対応。

半額で50枚のタイプもあるので、そこまで使わないという方にも向いています。評価も悪くなく、パソコンのデータを保存しておきたい方におすすめです。

DVDメディアの寿命と正しい保管方法

DVDの寿命は保管状態によって大きく変わります。以下の方法で寿命を最大限延ばすことができます:

推奨される保管条件

  • 温度:10℃〜15℃
  • 湿度:30%〜40%
  • 直射日光を避ける
  • 専用のケースに入れて保管

メーカー別の推定寿命

  1. 太陽誘電製:50〜100年
  2. Verbatim(三菱ケミカルメディア):30〜100年
  3. TDK:30〜70年

具体的な劣化予防策

  1. ケース収納時の注意点
    • ディスクを垂直に立てて保管
    • ケースはポリカーボネート製を推奨
  2. 定期的なメンテナンス
    • 年1回程度のエラーチェック
    • 必要に応じてデータの再コピー
  3. 業務での使用例
    • 医療機関での患者データバックアップ
    • 法律事務所での契約書保管
    • 写真スタジオでの画像アーカイブ

トラブルシューティング

よくある問題と対処法:

  1. 読み込みエラー
    • レンズクリーニング
    • 別のドライブでの読み込み試行
  2. 書き込みエラー
    • 書き込み速度を下げる
    • 高品質なディスクを使用
症状 考えられる原因 対処法
認識しない ドライブの劣化 ドライブの交換
書き込みエラー ディスク不良 新しいディスクに交換
読み込み遅い レンズの汚れ クリーニング

よくある質問:

Q1: DVD-RとDVD+Rの違いは何ですか? A1: 規格が異なるため互換性がありません。使用前にレコーダーの対応状況を確認する必要があります。

Q2: どのDVDが長期保存に適していますか? A2: 1回のみ書き込み可能なDVD-R/+Rが、データの変更や消去ができないため長期保存に適しています。

Q3: DVDの実際の容量が表示より少ないのはなぜですか? A3: DVDとパソコンでデータ容量の計算方法が異なるためです。

まとめ

いかがでしたか?

DVDディスクにはいろいろな種類があり、それぞれで容量や書き換え回数などが異なります。これらの種類の違いを把握し、目的に合ったディスク選びができるようにしましょう。

より多くのデータを保存してい方は記録用としてDVDディスクを購入してみてはいかがでしょうか。

 

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