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iPhoneの集中モード(フォーカス)は、仕事中・勉強中・就寝時など、特定の状況に応じて通知を自動的に制御できる強力な機能です。iOS 15から導入され、iOS 18では機能がさらに充実しました。通知の多さで集中力が乱されていると感じている方は、ぜひ集中モードを活用してみてください。本記事では、集中モードの基本から応用まで、実際の設定手順をスクリーンショット付きでわかりやすく解説します。
- 集中モードの作成・カスタマイズ方法
- 許可する通知・アプリ・連絡先の細かい設定
- ホーム画面を集中モードに連動させる方法
- 時刻・場所・アプリによる自動起動(オートメーション)の設定
- 集中モードフィルターの活用法
- おやすみモードとの違いと使い分け

iPhoneの集中モード(フォーカス)とは?基本を理解しよう
集中モードは、iPhone上で特定の状況に合わせて通知や着信をコントロールするための機能です。Apple Watch・iPad・MacなどAppleデバイス間で同期でき、ひとつのデバイスで集中モードを有効にすると、他のデバイスにも自動で反映されます。
iOS 15以降で大幅に強化されており、以下のようなプリセットが最初から用意されています。
| プリセット名 | 主な用途 | デフォルトの動作 |
|---|---|---|
| おやすみモード | 就寝・睡眠 | すべての通知をミュート |
| 仕事 | 業務時間中 | 仕事関連の通知のみ許可 |
| パーソナル | プライベート時間 | 個人的な連絡のみ許可 |
| 運転中 | 車の運転 | 重要な通知のみ(自動返信あり) |
| フィットネス | 運動中 | フィットネス関連通知のみ |
| ゲーム | ゲームプレイ中 | ゲーム以外の通知をミュート |
| 読書 | 読書・勉強 | すべての通知を最小化 |
プリセットをそのまま使うこともできますが、自分だけのカスタム集中モードを作ることで、より細かいコントロールが可能になります。
集中モードの作成方法(新規作成・カスタマイズ)
まず、オリジナルの集中モードを新規作成する手順を説明します。
新しい集中モードを作成する手順
- 「設定」アプリを開く
- 「集中モード」をタップ
- 右上の「+」ボタンをタップ
- 「カスタム」を選択(または既存のプリセットを選択)
- 名前・色・アイコンを設定して「次へ」
- 許可する通知・アプリを順番に設定して「完了」
作成後は「設定」→「集中モード」から各モードの詳細をいつでも変更できます。
許可する通知の設定(連絡先・アプリ)
集中モードでは、「許可する通知」として連絡先とアプリをそれぞれ指定できます。
許可する連絡先の設定方法
- 作成した集中モードをタップ
- 「通知を許可する人」→「人を追加」
- 連絡先から許可したい相手を選択
「全員を許可」「誰も許可しない」「お気に入りのみ」など、グループ単位での設定も可能です。特定のグループ(家族・同僚など)だけを許可する場合は「グループ」から選択してください。
許可するアプリの設定方法
- 「通知を許可するアプリ」→「アプリを追加」
- 許可したいアプリを選択
「緊急の連絡先からの通知は許可する」というオプションもあります。これをオンにすると、許可リストにない相手でも、同じ相手から1時間以内に2回着信があった場合は通知が届きます。
ホーム画面のカスタマイズ
iOS 16以降では、集中モードごとに異なるホーム画面を表示させることができます。仕事モードのときは仕事用アプリのみ表示、プライベートモードのときは趣味のアプリを前面に出す、といった使い分けができます。
- 集中モードの設定画面で「ホーム画面をカスタマイズ」をタップ
- 「ホーム画面を選択」をオンにする
- 表示させたいホーム画面のページを選択
ホーム画面のページを事前に集中モード用に用意しておくと、切り替え時に一気にアプリの配置が変わって便利です。
集中モードの自動起動(オートメーション)設定
集中モードは手動で切り替えることもできますが、時刻・場所・アプリ起動などをトリガーにして自動的にオン/オフすることが可能です。
時刻で自動起動する方法
- 集中モードの設定画面→「オートメーションを追加」
- 「時刻」を選択
- 開始時刻と終了時刻を設定
- 繰り返す曜日を選択して「完了」
例:平日の9:00〜18:00は「仕事」モードを自動的にオンにする、23:00〜7:00は「おやすみモード」を自動起動する、といった使い方ができます。
場所で自動起動する方法
- 「オートメーションを追加」→「場所」を選択
- 到着時・出発時のいずれかを選択
- マップで場所を検索・選択
- 範囲を調整して「完了」
例:会社に到着したら自動で「仕事」モードをオン、自宅に戻ったら「パーソナル」モードに切り替え、といった地理的なトリガーが設定できます。
アプリ起動で自動起動する方法
- 「オートメーションを追加」→「アプリ」を選択
- トリガーになるアプリを選択
- 「開いたとき」または「閉じたとき」を選択
例:Netflixを開いたときに「エンターテインメント」モード(通知なし)に切り替える、Kindleを開いたら「読書」モードに自動切り替えするなど、アプリ使用状況に連動した設定が可能です。
集中モードフィルターの活用(iOS 16以降)
iOS 16で追加された「集中モードフィルター」は、集中モード中にアプリの動作を変える機能です。単に通知を減らすだけでなく、アプリ自体の表示内容もカスタマイズできます。
対応しているシステムフィルター
| フィルター名 | 効果 |
|---|---|
| システム外観 | ライト/ダークモードを切り替え |
| 低電力モード | 集中モード中は低電力モードをオン |
| Night Shift | Night Shiftをオン/オフ |
| 文字サイズ | テキストサイズを変更 |
| Safariタブグループ | 特定のタブグループを自動で開く |
| メールアカウント | 表示するメールアカウントを絞り込む |
| カレンダー | 特定のカレンダーだけを表示 |
| メッセージ | 特定の連絡先との会話のみ表示 |
集中モードフィルターの設定方法
- 集中モードの設定画面→「フィルターを追加」
- 使いたいフィルターを選択
- 各フィルターの詳細を設定して保存
たとえば「仕事」モードのSafariフィルターで「仕事用タブグループ」を設定すると、仕事モード中にSafariを開いたとき、自動で仕事用のタブグループが表示されます。プライベートなタブが誤って映ってしまうリスクを防ぎます。

集中モードとおやすみモードの違い
「おやすみモード」は「集中モード」の一種です。混同しがちなので、機能の関係性を整理しておきましょう。
| 項目 | おやすみモード | カスタム集中モード |
|---|---|---|
| 目的 | 就寝・睡眠中の通知遮断 | 任意の状況でのカスタム制御 |
| 通知の扱い | デフォルトでほぼ全遮断 | 許可リストで細かく設定可能 |
| ホーム画面 | 暗い表示(おやすみモード用) | 自由に設定 |
| 自動起動 | 就寝スケジュールと連動 | 時刻・場所・アプリで設定 |
| ロック画面 | 専用のおやすみモード画面 | 専用のロック画面を設定可能 |
おやすみモードは「睡眠スケジュール」(ヘルスケアアプリの就寝スケジュール)と連動しており、就寝・起床時刻に応じて自動でオン/オフされます。カスタム集中モードはより柔軟な設定が可能で、日常のさまざまなシーンに対応できます。
集中モードの共有(ステータスの通知)
集中モードが有効なとき、メッセージアプリなどで「○○は集中モード中です」という通知を相手に送ることができます。この機能により、相手に返信が遅れる理由を伝えられます。
ステータス共有の設定方法
- 集中モードの設定画面→「集中モードのステータス」
- 「集中モードのステータスを共有」をオン
相手のiPhoneでもこの機能が有効になっている場合、メッセージアプリの会話画面に「集中モード中」と表示されます。なお、どの集中モードを使用中かの詳細は相手に伝わりません。
集中モードを素早く切り替えるコントロールセンターの使い方
コントロールセンターから集中モードを即座に切り替えることができます。
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 「集中モード」ボタン(三日月またはカスタムアイコン)をタップ
- 一覧から切り替えたい集中モードを選択
長押しすると1時間後まで・今日の終わりまでといった一時的な有効時間も選択できます。
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よくある質問(FAQ)
Q. 集中モード中でも緊急の電話は受け取れますか?
A. はい。「緊急電話を許可」オプションをオンにしておくと、日本の緊急電話(110・119・118)は集中モード中でも着信します。また「繰り返し電話を許可」をオンにすると、3分以内に同じ人から2回電話があった場合も着信します。
Q. 集中モードはApple Watchにも反映されますか?
A. はい。iPhoneとApple Watchが同じApple IDでサインインしていれば、集中モードは自動的に同期されます。「設定」→「集中モード」→「デバイス間で共有」がオンになっていることを確認してください。
Q. 集中モード中に届かなかった通知はどこで確認できますか?
A. 集中モード終了後、通知センター(画面上部から下にスワイプ)に「集中モード中の通知」としてまとめて表示されます。見逃した通知をあとでまとめて確認できます。
Q. 集中モード中もロック画面に通知を表示させたい場合は?
A. 集中モードの設定→「ロック画面の通知」をオンにすれば、ロック画面にも通知の概要を表示させることができます。ただし、許可リストに含まれないアプリの通知は引き続き表示されません。
Q. 集中モードを削除するには?
A. 「設定」→「集中モード」→削除したい集中モードをタップ→一番下の「集中モードを削除」をタップします。なお「おやすみモード」など、Appleが用意したプリセットは削除できません(無効にすることは可能)。
Q. 集中モードが自動起動しない場合の対処法は?
A. 以下を確認してください。①「集中モード」の設定で対象のモードが有効になっているか、②オートメーションの時刻・場所・アプリ設定が正しいか、③「おやすみモード」など別の集中モードが重複して有効になっていないか。
まとめ
iPhoneの集中モード(フォーカス)は、通知の管理をはるかに超えた、生活スタイルに合わせたiPhone体験のカスタマイズツールです。今回解説したポイントを振り返りましょう。
- 集中モードはプリセット7種類+自由に追加可能なカスタムモードで構成される
- 許可する連絡先・アプリを細かく設定でき、必要な通知だけを受け取れる
- ホーム画面を集中モードごとに変えると、アプリ切り替えがスムーズになる
- 時刻・場所・アプリ起動をトリガーにした自動起動(オートメーション)が強力
- 集中モードフィルター(iOS 16以降)でSafari・メール・カレンダーなどの表示も制御できる
- おやすみモードは集中モードの一種で、睡眠スケジュールと連動する
最初は「仕事」「おやすみ」の2モードだけから試してみるのがおすすめです。慣れてきたら自分のライフスタイルに合ったカスタムモードを追加して、iPhoneをより自分らしく使いこなしてください。
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