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Windowsパフォーマンスモニター(perfmon.exe)は、PCのCPU・メモリ・ディスク・ネットワークなどのリソースをリアルタイムで監視・記録できる高機能ツールです。「PCが重くなった原因を特定したい」「システムのボトルネックを探したい」「長期的なパフォーマンスデータを記録したい」という方に最適なツールです。
本記事では、Windowsパフォーマンスモニターの基本的な起動方法から、実用的なデータコレクターセットの作成、レポート生成まで、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
- Windowsパフォーマンスモニターの起動方法
- リアルタイムモニタリングでCPU・メモリ・ディスクを監視する方法
- データコレクターセットでパフォーマンスデータを記録する手順
- レポートを生成して分析する方法
- タスクマネージャーとの違いと使い分け
Windowsパフォーマンスモニターとは?
パフォーマンスモニター(perfmon.exe)は、Windowsに標準搭載されているシステム監視ツールです。タスクマネージャーよりも詳細なデータを取得・記録でき、特定の問題発生時間帯のデータを後から分析することが可能です。
タスクマネージャーとの違い
| 機能 | タスクマネージャー | パフォーマンスモニター |
|---|---|---|
| リアルタイム監視 | ○(シンプル) | ○(詳細) |
| データの記録・保存 | × | ○ |
| カスタムカウンター | × | ○(200種類以上) |
| レポート生成 | × | ○ |
| スケジュール実行 | × | ○ |
| 操作の難易度 | 簡単 | 中〜高 |
タスクマネージャーは日常的な確認に向いており、パフォーマンスモニターは詳細分析や長期的な記録に適しています。
パフォーマンスモニターの起動方法
パフォーマンスモニターはいくつかの方法で起動できます。
方法1:検索から起動
- タスクバーの検索ボックスに「パフォーマンスモニター」または「perfmon」と入力
- 検索結果の「パフォーマンスモニター」をクリック
方法2:ファイル名を指定して実行
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「perfmon」と入力してEnterを押す
方法3:コンピューターの管理から開く
- スタートボタンを右クリック→「コンピューターの管理」をクリック
- 左ツリーの「パフォーマンス」を展開
- 「パフォーマンスモニター」をクリック
# コマンドプロンプトからも起動可能
perfmon.exe
パフォーマンスモニターの画面構成
パフォーマンスモニターを起動すると、左サイドバーと右のグラフエリアが表示されます。
左サイドバーの構成
- パフォーマンスモニター:リアルタイムグラフを表示
- データコレクターセット:記録設定の管理
- ユーザー定義:自分で作成したセット
- システム:Windowsが用意したセット
- レポート:収集したデータのレポートを表示

リアルタイムモニタリングの使い方
パフォーマンスモニターの「パフォーマンスモニター」セクションでは、リアルタイムでグラフを確認できます。
監視するカウンターを追加する手順
- 左サイドバーの「パフォーマンスモニター」をクリックする
- グラフ上部の「+」ボタンをクリック、または右クリック→「カウンターの追加」を選択
- 「カウンターの追加」ダイアログが開く
- 監視したいカテゴリを選択する(例:Processor、Memory、PhysicalDiskなど)
- 具体的なカウンターを選択して「追加」をクリックする
- 「OK」をクリックして確定する
よく使うカウンター一覧
| カテゴリ | カウンター名 | 監視できる内容 |
|---|---|---|
| Processor | % Processor Time | CPU使用率(全コア平均) |
| Processor | % Idle Time | CPUアイドル時間の割合 |
| Memory | Available MBytes | 利用可能な物理メモリ量(MB) |
| Memory | Pages/sec | メモリスワップの頻度(高いとメモリ不足) |
| PhysicalDisk | % Disk Time | ディスクアクセス率 |
| PhysicalDisk | Avg. Disk Queue Length | ディスクの処理待ちキュー(2以上で問題) |
| Network Interface | Bytes Total/sec | ネットワーク通信量(バイト/秒) |
グラフの表示設定変更
グラフの表示形式は変更できます。右クリック→「グラフの種類を変更」から選択してください。
- 折れ線グラフ:時系列の変化を確認するのに最適(デフォルト)
- ヒストグラムバー:現在値を棒グラフで比較
- レポート:数値のみをテキストで表示
データコレクターセットの作成・設定
データコレクターセットを使うと、特定の期間のパフォーマンスデータを自動で記録・保存できます。問題が発生した後で「あの時間帯のデータ」を確認するのに役立ちます。
データコレクターセットを作成する手順
- 左サイドバーの「データコレクターセット」→「ユーザー定義」を右クリックする
- 「新規」→「データコレクターセット」を選択する
- 名前を入力する(例:「システム監視2026」)
- 「手動で作成する(詳細)」を選択して「次へ」をクリックする
- 作成するデータの種類を選択する(パフォーマンスカウンターを推奨)
- 監視するカウンターを追加して「次へ」をクリックする
- サンプリング間隔を設定する(15秒〜60秒が一般的)
- データの保存先フォルダを指定して「次へ」をクリック
- 「完了」をクリックして作成完了
スケジュール設定
データコレクターセットは特定の時間帯だけ自動で記録開始・停止できます。
- 作成したデータコレクターセットを右クリックする
- 「プロパティ」を選択する
- 「スケジュール」タブをクリックする
- 「追加」をクリックして記録開始時刻を設定する
- 「停止条件」タブで記録終了の条件を設定する
データコレクターセットの開始・停止
# コマンドプロンプトから操作する場合(管理者権限で実行)
# 開始
logman start "セット名"
# 停止
logman stop "セット名"
レポートの生成と分析
データコレクターセットが記録を完了すると、レポートとして確認できます。
レポートを表示する手順
- 左サイドバーの「レポート」→「ユーザー定義」を展開する
- 作成したデータコレクターセットの名前をクリックする
- 記録された日時のレポートをクリックする
- 右側にグラフとデータが表示される
レポートのエクスポート
収集したデータはCSV形式などでエクスポートして、Excelで詳細分析することも可能です。
# データコレクターセットのデータファイルは .blg 形式で保存される
# relog コマンドで CSV 形式に変換できる
relog "C:\PerfLogs\Admin\セット名\データファイル.blg" -f CSV -o "output.csv"

システムデータコレクターセットを使う
Windowsにはあらかじめ用意されたシステムデータコレクターセットがあります。すぐに使えるので初心者にも便利です。
システムパフォーマンスの使い方
- 左サイドバーの「データコレクターセット」→「システム」を展開する
- 「System Performance」を右クリックする
- 「開始」をクリックする(60秒間自動でデータを収集)
- 収集完了後、「レポート」→「システム」→「System Performance」でレポートを確認
このレポートには、CPU・メモリ・ネットワーク・ディスクの使用状況の概要が自動でまとめられています。
パフォーマンス問題の診断方法
CPU使用率が高い場合
「Processor → % Processor Time」を監視します。常時80%以上であれば、重いプロセスが動いている可能性があります。「Processor → % Interrupt Time」が高い場合はドライバーや周辺機器に問題がある可能性があります。
メモリ不足の診断
「Memory → Available MBytes」が500MB以下になっていたり、「Memory → Pages/sec」が頻繁に20以上を示したりする場合はメモリ不足が疑われます。メモリ増設を検討してください。
ディスクのボトルネック診断
「PhysicalDisk → % Disk Time」が常時80%を超えている、または「PhysicalDisk → Avg. Disk Queue Length」が2以上の場合はディスクがボトルネックです。HDDをSSDに換装することで改善できることが多いです。
パフォーマンス診断の目安値
| カウンター | 正常範囲 | 要注意 | 問題あり |
|---|---|---|---|
| CPU使用率 | 0〜60% | 60〜80% | 80%以上が継続 |
| 利用可能メモリ | 1GB以上 | 500MB〜1GB | 500MB未満 |
| ディスク使用率 | 0〜50% | 50〜80% | 80%以上が継続 |
| ディスクキュー | 0〜1 | 1〜2 | 2以上が継続 |
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よくある質問(FAQ)
Q1. パフォーマンスモニターはWindows HomeエディションとProで違いがありますか?
パフォーマンスモニター自体の機能はHomeエディションでもProでも同じです。ただし、グループポリシーと連携する一部の機能はProエディション以上が必要です。基本的な監視機能はHomeでも問題なく使えます。
Q2. データコレクターセットの記録ファイルはどこに保存されますか?
デフォルトでは「C:\PerfLogs\Admin\セット名\」フォルダに保存されます。作成時に保存先を変更することも可能です。ファイルは.blg形式で保存され、パフォーマンスモニターで開けます。
Q3. パフォーマンスモニター自体がPCに負荷をかけますか?
わずかな負荷はかかりますが、通常の使用では無視できるレベルです。監視するカウンター数が増えるほど、また記録間隔が短いほど負荷は増えます。サンプリング間隔は15〜60秒程度に設定することを推奨します。
Q4. 収集したデータはExcelで分析できますか?
はい、可能です。「relog」コマンドを使って.blgファイルをCSV形式に変換すると、Excelで開いてグラフ作成や詳細分析ができます。また、パフォーマンスモニターのデータをExcelに直接貼り付ける機能もあります。
Q5. リモートPCのパフォーマンスを監視することはできますか?
はい、ネットワーク上の別のPCを監視できます。カウンターの追加時に「コンピューターから選択」から対象のPCのコンピューター名を入力してください。ただし、適切なアクセス権限と同一ネットワーク上に接続されていることが必要です。
まとめ
Windowsパフォーマンスモニターは、PCのパフォーマンス問題を深く分析するための強力なツールです。タスクマネージャーでは把握しきれない詳細なデータを記録・分析できます。
- 起動方法:検索で「perfmon」と入力するか、Windowsキー + Rから「perfmon」を実行
- リアルタイム監視:CPU・メモリ・ディスクのカウンターを追加してグラフで監視
- データ記録:データコレクターセットを作成して自動記録・レポート生成
- 問題診断:各カウンターの数値を目安値と比較してボトルネックを特定
PCが重い・遅いと感じたときは、まずパフォーマンスモニターでデータを収集してみましょう。問題の原因を正確に把握することで、効果的な対策(メモリ増設・SSD換装・不要プロセスの停止など)を取ることができます。
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