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今回はWindowsのアップデートを実行中によく起きる問題に対しての対処方法についてご紹介します。
◆更新プログラムをインストールしようとしたが、インストールされなかった場合
◆更新時に、パソコンの電源が切れていた場合
◆更新プログラム確認中またはインストール中にパソコンが応答しなくなった場合
◆以前に非表示にした更新プログラムをインストールすることが必要になった場合
◆インストールを完了するためにパソコンを再起動するようメッセージがでる場合
◆必要のない更新プログラムや削除した更新プログラムがWindowsから提供される場合についての対処方法になります。
これらの問題・不具合はアップデートの際によく起こることも多いため、経験したことがある人も多いはずです。対処方法に関しては、信頼性の高いWindowsの提供元マイクロソフト社の公表しているものをベースに紹介しています。困った経験などある方は、ぜひ、ご覧ください。
この記事のまとめ:
この記事のまとめ:
更新プログラムをインストールしようとしたが、インストールされなかった場合
更新プログラムを手動でもう1度インストールしてみる
エラーの種類によっては、ウェブサイトがビジー状態である、インターネット接続の速度が低下しているなど、単にタイミングの問題で様々な問題が発生したことも考えられます。このような問題は、更新プログラムのインストールを再試行すると解決できる可能性があります。
マイクロソフトソフトウェアライセンス条項に同意する
まだ同意していない場合は、更新プログラムをもう1度インストールし、ライセンス条項を確認して同意してください。
パソコンに十分な空きディスク領域を確保する
ドライブの空き領域を増やす昼用がある場合は、アプリのインストール、インターネット一時ファイルの削除、使わないファイルの削除、ゴミ箱を空にするなどの操作をしてから、再び更新プログラムのインストールの実行が必要となる可能性があります。
ドライブに十分な空き領域があるかどうかをチェックし、どの領域を解放できるかを確認するには、Windowsに組み込まれているディスククリーンアップツールを使うことができます。
●デスクトップから【ディスククリーンアップ】を開くには、画面の右端からスワイプして【設定】をタップし、もしくはクリックします。【コントロールパネル】をタップまたはクリックし、検索ボックスに【管理】と入力し、【管理ツール】をタップまたはクリックし、【ディスククリーンアップ】をダブルクリックします。
インストール処理を中止するか、インターネットの接続を切断する
この操作を行った場合、オンラインに戻った時にもう1度、更新プログラムをチェックし、取り消された更新プログラムまたは中断された更新プログラムを全てインストールしてください。
ドライバーの更新プログラムをインストールする
ビデオカードのようなデバイス用のドライバーの更新プログラムは、インストールされたファイルが破損していたり、ご利用のWindowsのオペレーティングシステムに適切なファイルではなかったりしてエラーになることがあります。Windows Updateでは、ご利用のWindowsオペレーティングシステム用の最新のドライバーが提供されます。ただし、Windows Updateからデバイスドライバーをインストールする際に問題が発生する場合は、デバイスの製造元に問い合わせてください。
更新時に、パソコンの電源が切れていた場合
更新プログラムのインストールをスケジュールに従って実行できなかった場合は、パソコンを再起動したときに、Windowsによって更新プログラムのチェックが行われます。
更新プログラムのインストールはすぐに実行することも後で実行することもできます。次回予定されている更新時にパソコンの電源が入っていれば、そのときに更新プログラムがインストールされます。
また、パソコンのシャットダウン時に、利用可能な更新プログラムをインストールすることもできます。
更新プログラム確認中またはインストール中にパソコンが応答しなくなった場合
更新プログラムを確認している最中、もしくはインストール中にパソコンが応答しなくなる場合は、次の操作を実行します。
再起動した後の更新プログラムのインストール中にパソコンが応答しなくなる
システムの復元を使用して、パソコンを以前の時点の状態に戻します。
①電源ボタンを押してパソコンの電源をオフにし、もう1度電源ボタンを押してパソコンの電源をオンにします。
②自動修復画面が表示されるのを待ちます。表示されない場合は、表示されるまで①を繰り返します。
③システムの復元の横にある、復元をクリックし、もう1度更新プログラムのインストールをやり直します。
以前に非表示にした更新プログラムをインストールすることが必要になった場合
更新プログラムを一覧に復元してからインストールする必要があります。
更新プログラムを復元するには
①コントロールパネルを開くには、画面の右端からスワイプして【検索】をタップもしくはクリックします。検索ボックスに【コントロールパネル】と入力し、【コントロールパネル】をタップまたはクリックします。
②【システムとセキュリティ】をタップまたはクリックし、【Windows Update】をタップまたはクリックします。
③【非表示の更新プログラムの再表示】をタップまたはクリックします。
④インストールする更新プログラムを選び、【復元】をタップまたはクリックします。 Windowsにより自動的に更新プログラムがチェックされ、復元した更新プログラムと利用可能な全ての新しい更新プログラムをインストールするようにメッセージが表示されます。
インストールを完了するためにパソコンを再起動するようメッセージがでる場合
更新プログラムの中には、Windowsで使用中のファイルまたはサービスに適用されるものがあります。そのような更新プログラムはWindows実行中にインストールすることができません。作業内容を保存し、開いている全てのアプリを閉じてから、パソコンを再起動し、更新処理を進め完了させます。
必要のない更新プログラムや削除した更新プログラムがWindowsから提供される場合
更新プログラムを非表示にすると、復元しない限り、Windows Updateで提供されることはありません。
更新プログラムを非表示にするには
①画面の右端からスワイプし【検索】を選択します。
②検索ボックスに「更新プログラムの非表示または表示」と入力し、【更新プログラムの非表示または表示】をタップまたはクリックします。
③次のいずれかの操作を行います。●重要な更新プログラムがある場合は、利用できる重要な更新プログラムのリンクをクリックします。●オプションの更新プログラムがある場合は、利用できるオプションの更新プログラムのリンクをクリックします。
④非表示にする更新プログラムを選択し、長押しかクリックし、【更新プログラムの非表示】をタップまたはクリックします。
WindowsUpdateはセキュリティ対策のためにも必須
WindowsUpdateは毎月定期的にMicrosoftよりリリースされており、セキュリティの脆弱性を修正するなど、重要な更新を私たちに提供してくれています。
更新によって不具合が発生することがあったり、更新作業に時間を取られてしまうことがあるため、WindowsUpdateの利用をしないという人もいますが、それはシステム内にある脆弱性を放置することであり、問題が顕在化した時には大きな代償を払わなければならないリスクです。
そのため、更新によって不具合が発生するデメリットがあったとしても、安定的な作業環境を長期的な視点で構築するという視点でみれば、WindowsUpdateはきちんと作業環境に対して適用することが望ましいです。
更新の通知が来ても常に無視してしまっている場合は、ぜひ一度システム更新の意義について検討してみてください。
Windows 11時代の最新アップデートトラブル対策(2024年版)
近年、Windows 11の普及に伴い、新たなアップデートの問題が報告されています。以下の対策と注意点を把握しておくと安心です。
自動更新のスケジュール管理
Windows 11では、更新プログラムのインストール時間をより柔軟に設定できるようになりました。
- アクティブ時間の設定
- スタートメニュー → 設定 → Windows Update
- 「アクティブ時間の変更」をクリック
- 普段PCを使用する時間帯を指定することで、その時間帯での自動更新を回避
- バンド幅の制限設定
- 更新プログラムのダウンロードによるネットワーク速度低下を防ぐ
- 設定 → Windows Update → 詳細設定 → 配信の最適化
- バックグラウンドでのダウンロード制限値を設定可能
ストレージセンサーの活用
Windows 11の新機能「ストレージセンサー」を使用することで、更新に必要な空き容量を自動的に確保できます:
- 設定アプリを開く
- システム → ストレージを選択
- 「ストレージセンサー」を有効化
- 「今すぐ実行」で即座にクリーンアップ実施
最新の更新トラブル対策
- TPM 2.0関連の問題
- Windows 11要件のTPM 2.0が正しく認識されない場合の対処
- BIOSアップデートの実施
- セキュア ブートの確認と有効化
- グラフィックドライバーの互換性問題
- 更新後の画面表示不具合への対処
- セーフモードでのドライバーロールバック手順
- 製造元提供の最新ドライバーの入手方法
トラブルシューティングの新機能
Windows 11では、以下の機能が追加され、トラブルシューティングが容易になりました:
- 修復アシスタント
- スタートメニュー → 設定 → システム → トラブルシューティング
- 「その他のトラブルシューティング」から「Windows Update」を選択
- 自動診断と修復の実行
- 更新履歴の詳細確認
- 失敗した更新の詳細なエラーコード確認
- KB番号による具体的な問題の特定方法
- マイクロソフトサポートページとの連携
セキュリティ更新プログラムの優先度
重要度に応じた更新プログラムの分類と対応:
- 緊急(Critical)
- セキュリティ上の重大な脆弱性に対する修正
- 可能な限り即座の適用を推奨
- 重要(Important)
- システムの安定性に関わる更新
- 計画的なアップデートを推奨
- オプション(Optional)
- 機能追加や軽微な改善
- 必要に応じて適用を検討
よくある質問と回答
Q1: WindowsUpdateは本当に必要ですか? A1: はい、セキュリティの脆弱性を修正する重要な更新であり、システムの安全性を保つために必須です。
Q2: 更新プログラムのインストールに失敗する場合はどうすればよいですか? A2: 手動での再インストール、ディスク容量の確保、ドライバーの更新などの方法を試してください。
Q3: 更新中にPCがフリーズした場合の対処法は? A3: システムの復元を使用して以前の状態に戻し、その後で更新を再試行することをお勧めします。
まとめ
今回は、Windowsのアップデートの最中に起きる不具合・問題に対する対する対処方法の一部をご紹介しました。実際は、細かい不具合や問題を含めればかなり多くのケースがあるかと思いますが、あくまでよくある問題の一部を紹介しました。ここに載っていない問題や細かいイレギュラーケースなどに関しては、直接マイクロソフト社へお問い合わせください。ソフトウェアに問題や不具合は付きものですが、いつかは問題・不具合が起きないソフトウェアの提供がなされるといいですね。