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【2026年最新版】Windowsでファイル共有ができない・ネットワーク共有エラーの原因と対処法

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Windowsでファイル共有ができない・ネットワーク共有エラーが表示されるトラブルは、Windows 10/11ユーザーに非常に多い問題です。特にWindows 11 24H2へのアップデート後に「共有フォルダにアクセスできなくなった」「ネットワーク資格情報を入力してくださいと表示される」という報告が急増しています。

この記事では、Windowsのファイル共有ができない原因を初心者にもわかりやすく解説し、具体的な対処法をステップ形式でご紹介します。ネットワーク探索の設定からSMBプロトコルの問題、ファイアウォールの設定まで、すべての原因と解決方法を網羅しています。

この記事でわかること

  • Windowsでファイル共有ができない主な原因10個とその見分け方
  • ネットワーク探索を有効にする正しい設定手順
  • Windows 11 24H2アップデート後に共有フォルダが開けない問題の解決方法
  • SMBプロトコル(v1/v2/v3)の確認と設定変更方法
  • ファイアウォール設定でファイル共有を許可する方法
  • 資格情報マネージャーのキャッシュクリアで接続を修復する方法
  • ワークグループ設定の確認と一致させる手順

Windowsでファイル共有ができない主な原因

Windowsのファイル共有トラブルには、さまざまな原因が考えられます。まずは代表的な原因を一覧で確認し、自分の状況に当てはまるものを特定しましょう。

原因 主な症状 該当するケース
ネットワーク探索が無効 他のPCが一覧に表示されない 初期設定のまま使っている場合
ネットワークプロファイルが「パブリック」 共有設定が自動的にオフになる Wi-Fi接続時、新しいネットワーク接続時
ファイアウォールがブロック 接続タイムアウト、アクセス拒否 セキュリティソフト導入後
SMBプロトコルの不一致 古いNASやPCにアクセスできない 古い機器と新しいPCの組み合わせ
ゲストログオンのブロック(24H2) 資格情報の入力を求められる Windows 11 24H2アップデート後
共有フォルダのアクセス権限不足 「アクセスが拒否されました」エラー 新しいユーザーでアクセスする場合
ワークグループ名の不一致 ネットワーク上にPCが見えない 異なるワークグループのPC同士
資格情報のキャッシュ問題 パスワード変更後にアクセスできない パスワード変更後、PC変更後
必要なサービスが停止 共有全般が機能しない サービスの手動停止、システム異常後
同時接続台数の上限超過 一部のPCだけアクセスできない 20台以上で同時アクセスしている場合

それでは、各原因に対する具体的な対処法を順番に解説していきます。簡単にできるものから順に紹介しますので、上から順番に試してみてください。

対処法1:ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更する

Windowsのネットワーク設定が「パブリックネットワーク」になっていると、セキュリティ上の理由でファイル共有が自動的に無効になります。これは最も多い原因のひとつです。

Windows 11での設定手順

  1. 設定アプリを開く:キーボードのWindowsキー + Iを同時に押します
  2. 左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします
  3. 現在接続しているネットワーク(Wi-Fiまたはイーサネット)をクリックします
  4. 「ネットワークプロファイルの種類」という項目を探します
  5. 「プライベートネットワーク」を選択します(「パブリックネットワーク」になっていた場合は切り替えます)

Windows 10での設定手順

  1. 設定アプリを開くWindowsキー + Iを同時に押します
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします
  3. 左側メニューから「状態」をクリックし、「接続プロパティの変更」をクリックします
  4. ネットワークプロファイルで「プライベート」を選択します
注意:パブリックWi-Fi(カフェ、空港など)では、セキュリティのために「パブリックネットワーク」のままにしてください。プライベートネットワークへの変更は、自宅やオフィスなど信頼できるネットワークでのみ行いましょう。

対処法2:ネットワーク探索とファイル共有を有効にする

ネットワーク探索が無効になっていると、同じネットワーク上の他のPCやフォルダが一覧に表示されません。以下の手順で有効化しましょう。

Windows 11での手順

  1. 設定アプリを開くWindowsキー + Iを押します
  2. 「ネットワークとインターネット」「ネットワークの詳細設定」をクリックします
  3. 「共有の詳細設定」をクリックします
  4. 「プライベートネットワーク」のセクションを開きます
  5. 「ネットワーク探索」をオンにします
  6. 「ファイルとプリンターの共有」をオンにします

Windows 10での手順

  1. コントロールパネルを開きます(スタートメニューで「コントロールパネル」と検索)
  2. 「ネットワークとインターネット」「ネットワークと共有センター」をクリックします
  3. 左側の「共有の詳細設定の変更」をクリックします
  4. 「プライベート」のセクションを展開します
  5. 「ネットワーク探索を有効にする」にチェックを入れます
  6. 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックを入れます
  7. 「変更の保存」をクリックします

対処法3:ファイル共有に必要なサービスを起動する

ネットワーク探索を有効にしても、関連するWindowsサービスが停止していると正常に動作しません。特に以下の4つのサービスが重要です。

サービス名 役割 推奨スタートアップ
Function Discovery Provider Host ネットワーク上のデバイスを検出する 自動(遅延開始)
Function Discovery Resource Publication 自分のPCをネットワークに公開する 自動(遅延開始)
SSDP Discovery ネットワーク機器の自動検出 自動
UPnP Device Host UPnPデバイスの管理 自動

サービスの起動手順

  1. キーボードのWindowsキー + Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
  2. services.msc と入力してEnterキーを押します
  3. サービス一覧から「Function Discovery Provider Host」を探してダブルクリックします
  4. 「スタートアップの種類」を「自動(遅延開始)」に変更します
  5. 「サービスの状態」が「停止」の場合は、「開始」ボタンをクリックします
  6. 「OK」をクリックして閉じます
  7. 同様に、残りの3つのサービスについても同じ操作を行います
ポイント:これらのサービスは「WS-Discovery」というプロトコルを使用しており、SMBv1が無効な環境でもネットワーク探索を機能させるために必要です。Windows 10 バージョン1709以降、SMBv1に依存していた旧来のComputer Browserサービスに代わる方式として採用されています。

対処法4:Windows 11 24H2アップデート後のゲストログオン問題を解決する

Windows 11 24H2では、セキュリティ強化のためにゲストログオンがデフォルトでブロックされるようになりました。このため、パスワード不要の共有フォルダにアクセスしようとすると「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされています」というエラーが表示されます。

方法A:ローカルグループポリシーでゲストログオンを許可する(Pro/Enterprise版のみ)

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
  2. gpedit.msc と入力してEnterキーを押します
  3. 左側のツリーで以下の順番に開きます:
    「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「Lanman ワークステーション」
  4. 右側のリストから「安全でないゲストログオンを有効にする」をダブルクリックします
  5. 「有効」を選択して「OK」をクリックします
  6. PCを再起動します

方法B:レジストリエディタで設定する(Home版でも可能)

Windows 11 Homeエディションではグループポリシーエディターが使えないため、レジストリを直接編集します。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
  2. regedit と入力してEnterキーを押します
  3. 以下のパスに移動します:
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\LanmanWorkstation
  4. 「LanmanWorkstation」キーが存在しない場合は、「Windows」を右クリック→「新規」→「キー」で作成します
  5. 右側の空白部分で右クリック→「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します
  6. 名前を「AllowInsecureGuestAuth」に設定します
  7. 作成した値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定してOKをクリックします
  8. PCを再起動します
セキュリティに関する重要な注意:ゲストログオンを有効にすると、ネットワーク上の悪意のあるサーバーにユーザーが気づかないうちに接続させられるリスクがあります。信頼できるネットワーク環境(自宅やオフィス)でのみ設定を変更し、可能であれば共有フォルダ側にパスワード認証を設定することを推奨します。

方法C:デジタル署名を無効にする(方法A/Bで解決しない場合)

ゲストログオンを有効にしてもまだアクセスできない場合は、SMB署名の要件が原因の可能性があります。

  1. Windowsキー + Rgpedit.mscを開きます(Pro/Enterprise版)
  2. 「コンピューターの構成」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」に移動します
  3. 「Microsoftネットワーククライアント: 常に通信にデジタル署名を行う」をダブルクリックします
  4. 「無効」を選択して「OK」をクリックします
  5. PCを再起動します

対処法5:Windows ファイアウォールでファイル共有を許可する

Windowsのファイアウォール設定でファイル共有関連の通信がブロックされている場合、共有フォルダへのアクセスが遮断されます。

設定手順

  1. コントロールパネルを開きます
  2. 「システムとセキュリティ」「Windows Defender ファイアウォール」をクリックします
  3. 左側の「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします
  4. 上部の「設定の変更」ボタンをクリックします(管理者権限が必要)
  5. 一覧から以下の項目にチェックが入っていることを確認します:
    • 「ファイルとプリンターの共有」 →「プライベート」にチェック
    • 「ネットワーク探索」 →「プライベート」にチェック
  6. 「OK」をクリックして設定を保存します
サードパーティ製セキュリティソフトについて:ウイルスバスター、ノートン、ESETなどのセキュリティソフトを使用している場合は、そのソフト独自のファイアウォール設定でもファイル共有が許可されているか確認してください。Windowsファイアウォールの設定だけでは不十分な場合があります。

対処法6:SMBプロトコルの設定を確認・変更する

SMB(Server Message Block)はWindowsのファイル共有で使われるプロトコルです。バージョンの不一致や無効化が原因でアクセスできないケースがあります。

SMBバージョンの違い

バージョン 対応OS 状態
SMBv1 Windows XP以降 セキュリティ上の理由で既定では無効
SMBv2 Windows Vista以降 既定で有効
SMBv3 Windows 8以降 既定で有効(暗号化対応)

古いNASやPCにアクセスする場合(SMBv1の有効化)

古いNAS(ネットワーク対応ハードディスク)や古いバージョンのWindowsを使っている場合、SMBv1が必要になることがあります。

  1. Windowsキー + Rを押してoptionalfeaturesと入力してEnterを押します
  2. 「Windowsの機能の有効化または無効化」画面が表示されます
  3. 一覧から「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を探します
  4. 以下のサブ項目にチェックを入れます:
    • 「SMB 1.0/CIFS クライアント」(他のPCの共有フォルダにアクセスする場合)
    • 「SMB 1.0/CIFS サーバー」(自分のPCの共有フォルダを公開する場合)
  5. 「OK」をクリックします
  6. PCの再起動が求められたら再起動します
セキュリティ警告:SMBv1は過去にWannaCry(ランサムウェア)の攻撃に利用されたプロトコルです。SMBv1の有効化は一時的な措置にとどめ、可能であればNASのファームウェア更新やSMBv2/v3対応機器への買い替えを検討してください。

PowerShellでSMBの状態を確認する方法

PowerShell(管理者)を使って、現在のSMBプロトコルの状態を確認できます。

  1. スタートボタンを右クリック→「ターミナル(管理者)」を選択します
  2. 以下のコマンドを1つずつ入力してEnterを押します:

SMBv1の状態を確認:

Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName SMB1Protocol

SMBv2/v3の状態を確認:

Get-SmbServerConfiguration | Select EnableSMB2Protocol

「State: Enabled」と表示されれば有効、「Disabled」なら無効です。

対処法7:資格情報マネージャーのキャッシュをクリアする

以前アクセスしたことがある共有フォルダのパスワードが変更された場合や、ユーザーアカウントが変更された場合、Windowsに保存されている古い資格情報がアクセスエラーの原因になります。

資格情報を削除する手順

  1. スタートメニューの検索ボックスに「資格情報マネージャー」と入力して開きます
  2. 「Windows 資格情報」タブをクリックします
  3. 一覧から問題のサーバー名やIPアドレスに関連する項目を探します
  4. 該当する項目をクリックして展開します
  5. 「削除」をクリックします
  6. 確認メッセージが表示されたら「はい」をクリックします
  7. 共有フォルダにアクセスし直して、新しい資格情報を入力します

コマンドラインで接続をリセットする方法

コマンドプロンプトを使って、現在のネットワーク接続をすべてリセットすることもできます。

  1. スタートボタンを右クリック→「ターミナル(管理者)」を選択します
  2. 以下のコマンドを入力してEnterを押します:
net use * /delete /yes

これにより、現在接続中のすべてのネットワークドライブとセッションが切断されます。その後、改めて共有フォルダにアクセスすると、新しい認証情報の入力を求められます。

対処法8:共有フォルダのアクセス権限を正しく設定する

Windowsでフォルダを共有する際、「共有タブ」と「セキュリティタブ」の両方で正しいアクセス権限を設定する必要があります。どちらか一方でも権限が不足していると、アクセスが拒否されます。

共有タブでの設定手順

  1. 共有したいフォルダを右クリック→「プロパティ」を選択します
  2. 「共有」タブをクリックします
  3. 「共有…」ボタンをクリックします
  4. ドロップダウンメニューからアクセスを許可するユーザーを選択します:
    • 特定のユーザー:ユーザー名を入力して「追加」をクリック
    • Everyone:すべてのユーザーにアクセスを許可(テスト用)
  5. アクセスレベルを「読み取り」または「読み取り/書き込み」に設定します
  6. 「共有」ボタンをクリックします

セキュリティタブでの設定手順

  1. 同じフォルダのプロパティで「セキュリティ」タブをクリックします
  2. 「編集」ボタンをクリックします
  3. 「追加」をクリックし、アクセスを許可するユーザー名を入力します
  4. 「名前の確認」をクリックして確認し、「OK」をクリックします
  5. 追加されたユーザーに対して必要なアクセス権限(読み取り、変更、フルコントロールなど)にチェックを入れます
  6. 「OK」をクリックして設定を保存します
アクセス権限 できること 推奨ケース
読み取り ファイルの閲覧、コピーのみ 資料の参照だけさせたい場合
変更 読み取りに加え、編集・削除が可能 共同作業でファイルを編集する場合
フルコントロール 権限変更も含むすべての操作 管理者のみ

対処法9:ワークグループ名を確認・統一する

同じネットワーク上のPC同士でファイル共有するには、ワークグループ名が一致している必要があります。Windowsの初期設定では「WORKGROUP」に設定されていますが、変更されている場合があります。

ワークグループ名の確認・変更手順

  1. Windowsキー + Rを押してsysdm.cplと入力し、Enterを押します
  2. 「システムのプロパティ」が開くので、「コンピューター名」タブを確認します
  3. 「ワークグループ」の欄に表示されている名前を確認します
  4. 他のPCと異なる場合は「変更」ボタンをクリックします
  5. 「ワークグループ」の欄に、他のPCと同じ名前(通常は「WORKGROUP」)を入力します
  6. 「OK」をクリックしてPCを再起動します
確認方法(コマンド):コマンドプロンプトで net config workstation と入力すると、現在のワークグループ名を確認できます。

対処法10:ネットワーク設定のリセット

上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、ネットワーク設定そのものをリセットすることで改善される場合があります。

ネットワークリセット手順

  1. Windowsキー + Iで設定アプリを開きます
  2. 「ネットワークとインターネット」をクリックします
  3. 「ネットワークの詳細設定」をクリックします(Windows 11の場合)
  4. 「ネットワークのリセット」をクリックします
  5. 「今すぐリセット」をクリックします
  6. PCが自動的に再起動されます
注意:ネットワークリセットを行うと、Wi-Fiのパスワード、VPN設定、ネットワークアダプタの設定などがすべて初期化されます。リセット後にWi-Fiの再接続やVPNの再設定が必要になりますので、事前にパスワードなどをメモしておいてください。

コマンドでのネットワークリセット

コマンドプロンプト(管理者)で以下のコマンドを順番に実行することでも、ネットワーク設定をリセットできます。

netsh winsock reset
netsh int ip reset
ip​config /flushdns
ip​config /release
ip​config /renew

すべて実行したら、PCを再起動してください。

対処法11:IPアドレスを直接指定してアクセスする

ネットワーク探索でPCが見つからない場合でも、IPアドレスを直接入力してアクセスすることで問題を回避できます。

手順

  1. 共有フォルダがあるPCでWindowsキー + Rcmdでコマンドプロンプトを開きます
  2. ip​config と入力してIPアドレスを確認します(「IPv4 アドレス」の値を控えます。例:192.168.1.10)
  3. アクセスしたいPC側で、Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開きます
  4. \\192.168.1.10(確認したIPアドレス)と入力してEnterを押します
  5. 共有フォルダの一覧が表示されれば成功です

これで成功する場合、名前解決(コンピューター名→IPアドレスの変換)に問題があることがわかります。恒久的な解決策として、hostsファイルにコンピューター名とIPアドレスの対応を追記する方法があります。

対処法12:IPv6を無効にしてみる

一部の環境では、IPv6が有効になっていることでSMBファイル共有に問題が発生するケースが報告されています。

IPv6の無効化手順

  1. コントロールパネルを開きます
  2. 「ネットワークとインターネット」「ネットワークと共有センター」をクリックします
  3. 左側の「アダプターの設定の変更」をクリックします
  4. 使用しているネットワークアダプタを右クリック→「プロパティ」を選択します
  5. 「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外します
  6. 「OK」をクリックして閉じます

この設定で共有フォルダにアクセスできるようになった場合は、IPv6が原因と確定できます。なお、IPv6を無効にしても通常のインターネット接続には影響ありません(ほとんどの家庭・オフィスネットワークはIPv4で動作しています)。

対処法13:パスワード保護共有を確認する

「すべてのネットワーク」の共有設定にある「パスワード保護共有」がオンになっている場合、ユーザーアカウントとパスワードを持たない相手はアクセスできません。

設定確認手順

Windows 11の場合:

  1. 設定→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「共有の詳細設定」
  2. 「すべてのネットワーク」のセクションを開きます
  3. 「パスワード保護共有」の設定を確認します

Windows 10の場合:

  1. コントロールパネル→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」
  2. 「すべてのネットワーク」を展開します
  3. 「パスワード保護共有を無効にする」を選択して「変更の保存」
セキュリティのバランス:パスワード保護共有を無効にすると、誰でもアクセスできるようになります。家庭内の一時的な共有であればOKですが、オフィス環境ではパスワード保護を有効のまま、各ユーザーにアカウントを作成する方法を推奨します。

エラーメッセージ別の対処早見表

表示されるエラーメッセージごとに、最も可能性の高い原因と対処法をまとめました。

エラーメッセージ 主な原因 推奨対処法
ネットワークパスが見つかりません ネットワーク探索が無効、ファイアウォール 対処法2、対処法5
アクセスが拒否されました アクセス権限の不足 対処法8
ネットワーク資格情報の入力 資格情報のキャッシュ問題、24H2のゲストログオンブロック 対処法7、対処法4
組織のセキュリティポリシーによってゲストアクセスがブロック Windows 11 24H2の仕様変更 対処法4
\\コンピューター名 にアクセスできません 名前解決の失敗、サービス停止 対処法11、対処法3
指定されたネットワーク名は利用できません SMBプロトコルの不一致 対処法6
エラー 0x80070035 ネットワークパスが見つからない 対処法2、対処法5、対処法11

よくある質問(FAQ)

Q1. Windows 11 24H2にアップデートしたら急に共有フォルダにアクセスできなくなりました。なぜですか?

Windows 11 24H2では、セキュリティ強化の一環として「安全でないゲストログオン」がデフォルトでブロックされるようになりました。パスワードなしの共有フォルダにアクセスしようとすると、エラーが表示されます。対処法4の手順でゲストログオンを許可するか、共有フォルダ側にユーザー認証を設定してください。

Q2. 共有フォルダにアクセスする際に何度もパスワードを聞かれます。記憶させる方法は?

共有フォルダへの接続時に表示されるダイアログで「資格情報を記憶する」にチェックを入れてください。また、資格情報マネージャーから手動で登録することも可能です。コントロールパネル→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」→「Windows資格情報の追加」から、サーバーアドレス・ユーザー名・パスワードを登録しましょう。

Q3. Windows HomeエディションでもSMBファイル共有は使えますか?

はい、Windows 10/11 Homeエディションでもファイル共有は可能です。ただし、グループポリシーエディター(gpedit.msc)が使えないため、一部の設定変更はレジストリエディタを使用する必要があります(対処法4の方法B参照)。基本的な共有機能自体にはHome版とPro版で違いはありません。

Q4. SMBv1を有効にしても大丈夫ですか?セキュリティリスクはありますか?

SMBv1は過去に大規模なランサムウェア攻撃(WannaCry)に悪用されたプロトコルであり、セキュリティリスクがあります。古いNASや複合機との互換性のために一時的に有効にする場合は問題ありませんが、長期的にはSMBv2/v3に対応した機器への更新を推奨します。SMBv1を有効にする場合は、ルーターのファイアウォール設定を確認し、外部からの不正アクセスを防ぐ対策も行ってください。

Q5. 共有フォルダに同時にアクセスできるPCの台数に制限はありますか?

はい、Windows 10/11の通常版(Home/Pro)では、同時接続が最大20台までに制限されています。20台を超える場合はアクセスが拒否されます。21台以上の同時接続が必要な場合は、Windows ServerやNASの導入を検討してください。

Q6. VPN経由でリモートからファイル共有にアクセスできません。何が原因ですか?

VPN経由でのファイル共有アクセスには、VPN接続がプライベートネットワークとして認識されている必要があります。また、VPNのルーティング設定で社内ネットワークへの通信が許可されているか、ファイアウォールがVPNトンネル経由のSMB通信(ポート445)をブロックしていないかを確認してください。コンピューター名ではなくIPアドレスでのアクセスを試すことも有効です。

Q7. 共有フォルダにアクセスするためのポート番号は何番ですか?

SMBファイル共有では主に以下のポートを使用します:TCP 445(SMBダイレクト、主要なポート)、TCP 139(NetBIOS over TCP/IP)、UDP 137-138(NetBIOSの名前解決)。ファイアウォールの設定でこれらのポートがブロックされていないか確認してください。

Q8. WindowsとMac間でファイル共有は可能ですか?

はい、可能です。macOSはSMBプロトコルに対応しており、FinderからWindowsの共有フォルダにアクセスできます。Finderのメニューバーから「移動」→「サーバへ接続」を選択し、smb://IPアドレスと入力してください。ただし、Windows側でSMBv2以上が有効になっている必要があります。

Q9. ネットワーク探索を有効にしても他のPCが表示されるまで時間がかかります。正常ですか?

はい、ネットワーク探索を有効にした直後は、他のPCが表示されるまで数分から最大15分程度かかることがあります。これは正常な動作です。すぐにアクセスしたい場合は、対処法11のようにIPアドレスを直接入力する方法をお試しください。

Q10. 共有フォルダへのアクセスが非常に遅いです。速度を改善するには?

共有フォルダへのアクセスが遅い場合は、以下を確認してください:(1) ネットワーク接続がWi-Fiの場合は有線LANに変更する、(2) SMBv3の「SMBマルチチャネル」機能が利用可能か確認する、(3) 大量の小さなファイルを一度に転送する場合はZIPにまとめてから転送する、(4) ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンが共有フォルダの通信を検査している場合は除外設定を行う。

まとめ

Windowsでファイル共有ができない問題は、設定の見直しで解決できるケースがほとんどです。最後に、この記事で紹介した対処法を改めて整理します。

対処法 難易度 効果が高いケース
ネットワークプロファイルをプライベートに変更 簡単 初期設定のまま使っている場合
ネットワーク探索・ファイル共有の有効化 簡単 他のPCが一覧に表示されない場合
必要なサービスの起動 普通 設定を変更しても効果がない場合
ゲストログオンの有効化(24H2対策) 普通 24H2アップデート後の問題
ファイアウォール設定の確認 簡単 セキュリティソフト導入後の問題
SMBプロトコルの設定変更 普通 古いNASや機器にアクセスできない場合
資格情報マネージャーのクリア 簡単 パスワード変更後にアクセスできない場合
共有フォルダのアクセス権限設定 普通 「アクセス拒否」エラーの場合
ワークグループ名の統一 簡単 異なるPCグループ間の共有
ネットワーク設定のリセット やや難 何をしても解決しない場合の最終手段

おすすめの順番として、まず対処法1(ネットワークプロファイルの変更)と対処法2(ネットワーク探索の有効化)を試し、それでも解決しない場合は表示されるエラーメッセージを手がかりに該当する対処法を実行してください。

特にWindows 11 24H2にアップデートした直後に問題が発生した場合は、対処法4(ゲストログオンの有効化)が最も効果的です。

それでも解決しない場合は、対処法10(ネットワーク設定のリセット)を最終手段として試してみてください。リセット後は各種設定をやり直す必要がありますが、多くのネットワーク関連の問題を根本的に解消できます。

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